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20260512DSDAY04_電通マクロミルインサイト_眞鍋様・IBM_京田

 20260512DSDAY04_電通マクロミルインサイト_眞鍋様・IBM_京田

2026-05-12に開催されたData Science Day 2026のご講演
講演2 株式会社 電通マクロミルインサイト 眞鍋尚行様・日本アイ・ビー・エム株式会社 京田雅弘
ビジネスを変えるデータサイエンス データサイエンス協会理事対談に見る実践と課題
のスライド資料(公開版)です。

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JPSPSS

May 13, 2026

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Transcript

  1. 日本アイ・ビー・エム株式会社 テクノロジー事業本部ソフトウェア・エンジニアリング事業部 データプラットフォーム テクニカルセールス 京田 雅弘 (一般社団法人 データサイエンティスト協会 理事) 業務アプリケーションのSE

    => データ活用EUC 1998年ごろ CRMのコンサルティング業務 2002年ごろ BIツール(Cognos)のプリセールス 2002-2016 The Weather Companyの気象庁への認可登録 2017 統計ツールSPSS Statics およびマイニングツールSPSS Modelerの担当 2018-2020 データプラットフォームの技術営業担当 2020/7月から Speaker
  2. 株式会社電通マクロミルインサイト 代表取締役社長 眞鍋 尚行 (一般社団法人 データサイエンティスト協会 理事) 〇事業会社にてCRMからキャリアスタート 2001年から SPSS祭りの時期

    2002年から 〇シンクタンクへ転職 2005年から コンサルタントとして丁稚奉公 〇(株)電通へ転職 2010年から データアナリスト/データサイエンティストの肩書 データマネジメントプラットフォーム等の開発部長 〇現職にて会社経営 2022年~現在 Speaker
  3. 4 電通の コミュニケーションノウハウ 電通との共同プロジェクトで培った ノウハウを活かした提案が可能です。 マクロミルの 豊富なアセット 国内No.1リサーチ企業のマクロミルの 豊富なアセットを活用できます。 100

    名以上の リサーチャー/アナリスト 専門性の高いリサーチャー/アナリストが貴 社の課題解決を支援します。 01 STRENGT H 02 STRENGT H 03 STRENGT H 電通マクロミルインサイト会社概要 役 員 代表取締役社長 眞鍋 尚行 従業員数 255名 ※2025年4月1日時点 事業内容 マーケティングに関わるプランニング・支援サービス マーケティングリサーチの企画・実施・分析サービス データベースの企画・設計・運営・サポートサービス 加盟団体 社団法人 日本マーケティング協会(JMA) 社団法人 日本マーケティングリサーチ協会(JMRA) ESOMAR(ヨーロッパ世論・市場調査協会) 日本マーケティングサイエンス学会 第三者認証 JIS Q 15001 プライバシーマーク ISO/IEC 27001 東京本社 東京都中央区築地4-7-5 築地KYビル 大阪支社 大阪市北区堂島2-1-31 京阪堂島ビル
  4. Copyright © 2026 The Japan DataScientist Society. All Rights Reserved.

    ▪団体名称 和文:一般社団法人 データサイエンティスト協会 英文:The Japan DataScientist Society URL:http://www.datascientist.or.jp ▪設立日 2013年5月15日 ▪目的 社会のビッグデータ化に伴い重要視されているデータサイエンティスト(分析人材)の育成のため、 その技能(スキル)要件の定義・標準化を推進し、社会に対する普及啓蒙活動を行う。 分析技術認定(レベル認定)などの活動を通じて、分析能力の向上を図るための提言や協力を 惜しまない支援機関として、高度人材の育成とデータ分析業界の健全な発展に貢献する。 ▪代表者 高橋 隆史 ▪所在地 東京都港区六本木1-4-5 16F WeWorkアークヒルズサウスタワー ▪会員数 法人会員 約110社、一般会員 約20,000名 データサイエンティスト協会とは 6
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    協会活動の概要 7 社会 法人会員 (民間企業、大学・研究機関・自治体) 一般(個人)会員 データサイエンティスト協会 分析サービスを 必要とする企業 データサイエンティストを 必要とする企業 情報収集 勉強会などへの参画 意見、情報の提供 情報収集 委員会などへの参画 データ、意見、情報の提供 新たな付加価値サービスの提供など 情報交流促進 取引活性化・マッチング支援 関連諸団体 (学会/大学/官公庁/地方自治体等) 連携/協業 情報発信 キャリア形成支援 情報発信 人材育成支援 人材の定義/ 育成/評価 コミュニティ 形成 シンポ ジウム開催 情報発信 就業機会の創出 情報発信 検定 “データサイエンティスト”の職業としての確立と地位の向上に向け、データサイエンティスト人材の定義、技能認定、 勉強会など育成に関わる情報発信、マッチングなどを行っています。
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    3つのスキルセット → つい先日更新しました・・・ 8 ビジネス力 (business problem solving) データ サイエンス (data science) データ エンジニアリング (data engineering) 課題背景を理解した上で、 ビジネス課題を整理し、 解決する力 情報処理、人工知能、 統計学などの情報科学系の 知恵を理解し、使う力 データサイエンスを 意味のある形に使えるようにし、 実装、運用できるようにする力 資料:データサイエンティスト協会プレスリリース (2014.12.10) http://www.datascientist.or.jp/news/2014/pdf/1210.pdf
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    5つのスキルセット群を定義 9 <専門> 価値創造 <専門> データ サイエンス <専門> データ エンジニアリング <専門2>データサイエンス 情報処理、人工知能、統計学など の情報科学系の知恵を理解し、使 う力 <融合> <基盤> <融合> 3つのスキルカテゴリを融合的に発 揮し、AI開発やAI利活用を推進す る力 <専門1>価値創造 AIとデータ利活用の進化を見据え、 戦略立案者、ガバナンスリーダーとして 変革を推進する力 <専門3>データエンジニアリング データサイエンスを意味のある形に使える ようにし、実装、運用できるようにする力 <基盤> 次代を担うデータプロフェッショナル として有すべき基礎的な力
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    10 生成AIの普及で「分析」 はコモディティ化 • モデル選択・特徴量作成・可視化などの従来の“分析業務の一部”はAIで自動化 できる領域に。「分析ができるだけ」では十分な価値にならなくなった • 鍵になるのは “実際に価値が出るまでの一連のプロセス” のリード 価値創造こそがAI活用 の核心に • AI活用が「PoCで終わる」ことへの強い反省 • 企業が求める成果は “モデル精度” ではなく “業務・経営インパクト” に移行 • 従来からある産業のDXではとくに変革推進・課題再定義・ガバナンス・スケール展開 をできる人材が圧倒的に不足 LLM / AIエージェントに よって「価値の源泉」が 構造化・意味設計側へ • モデル構築よりも “何をどう解くか(課題再定義・意味構造設計)” の方が成果 に直結 • AIエージェントはタスクを実行するが、「戦略・意味・ガバナンス」は人が設計しなけれ ば機能しない • DSの強みはまさに構造理解 × データ × 技術 × 組織知の接続 実際のAI案件では“価 値創造の方”が圧倒的 にボトルネック • 「モデルはできたが使われない」「部署に展開できない」 • ボトルネックは、分析ではなく “課題設定・現場変革・スケール展開” にある • つまり、価値創造プロセスを牽引できる人材が成功の90%を占める データサイエンティストの役割は「分析」から「価値創造」へ拡大
  9. DX/データサイエンス人材の階層 ⚫業務がわかるDX人材の内製化が重要 12 ◆DXエキスパート ◆ 最先端手法、アルゴリズムの理解や開発 ◆ スキル:プログラミング、高等数学 ◆ 人材調達:外注も可能

    ◆DXビジネスパーソン(ビジネストランスレーター、シチズンデータサイエンティスト) ◆ ビジネス課題をデータサイエンス課題に翻訳 ◆ ツールを使ったデータ分析 ◆ スキル:ノンコードの分析ツール(SPSS) ◆ 人材調達:内製化が重要 ◆DXビギナー ◆ データドリブンアクションの実施とレポートの理解 ◆ スキル: Excel活用やBIレポートの参照 ◆ 人材調達:一般社員の底上げ DX エキスパート DXビジネスパーソン DXビギナー 業務 データ エンジ ニアリ ング データ サイエ ンス
  10. IT部門 業務部門 A 業務部門 B 業務部門 C 業務部門 D 分析チーム

    集中型組織 IT部門 業務部門 A 業務部門 B 業務部門 C 業務部門 D 分析 担当者 分析 担当者 分析 担当者 分析 担当者 分散型組織 DX/データサイエンス組織
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    この10年のデータサイエンティストに必要なスキルの変化 15 2015 2023 2017 2019 2021 量子コンピュータ クラウド ブロックチェーン 匿名化技術、GDPR 個人情報削除 コンプライアンス・倫理・権利、 UI/UX開発、モニタリング、 プロジェクト要否や終了判断 D S D E B Z 統計数理基礎 知財 コンプライアンス 着想・デザイン 行動規範・論理思考 SQLプログラミング 分析プロセス データの理解・検証 オンプレミス 環境構築 データ収集 基礎数学の重要性見直し 敵対的生成モデル 公平性リスク アノテーション精度 BERT、ResNet p値の限界 機械学習スキルの増加 画像・動画処理 音声/音楽処理の増加 意味合いの抽出 移設 Hadoop、Scala、GPU 非構造化データ処理 AutoML、MLOps、AIOps ノーコード・ローコード 5G、LPWA コンテナ技術、認証、 ゼロトラスト オブジェクト指向言語 分析アプローチ AI活用検討、AI-ready データ・AI倫理 データ入手、PoC サービス維持/完了スキル 対数・指数、集合 「学習」スキル増加 因果推論、標本抽出 自然言語、画像認識 LIME・SHAP 分析プロセス データの理解・検証 見抜くスキル 機械学習 統計学 可視化 移設 移設 タ ス ク Ver.1作成 スキルチェックリストとの整合性 タスクの細分化 評価・改善のタスク ま た が り ス キ ル ・ 必 須 ノ ッ ク ア ウ ト 分析プロセス データの理解・検証 モ デ ル カ リ キ ュ ラ ム と の 整 合 性 生 成 A I へ の 対 応 (DSから移管)統計情報 への正しい理解 ビジネス・技術的な背景理解 から組織全体にまたがるスキル 本質的なAI利活用 プロンプトエンジニアリング 無線通信網をもちいた データ収集 画像・音声・自然言語の 処理 「企画」「実装」「使う」視点 ビジネスデザイン、ユーザ環境 整備 2025 ネットワーク分析、レコメンド ハルシネーションの理解 大規模言語モデル(LLM) ファインチューニング 基 盤 融 合 行動規範、論理的思考 生成AIの基本的な活用 V C 生成AI構造理解 AI活用設計・評価 動画生成 各モダリティ処理 A I 時 代 へ の 定 義 改 革 データ基盤高度化・分散化 クラウドネイティブ化・自動化 セキュアデータ活用・ガバナンス AIシステム設計・運用 AIエージェント、マルチモーダル ロボティクス、IoT、AIガバナンス 「価値創造力」へ刷新し、データ サイエンティストの役割拡張 変革リーダーシップや倫理などを 強化 移設 AIタスクリストを価値創造に適用 PoC、MVP、スケールアップ AI開発、AIエージェント対応 資料:データサイエンティスト協会スキル定義委員会討議
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    たくさんのスキルを定義しています 全体 33 ★ ★★ ★★★ 必須スキル 21 9 3 20 125 ★ ★★ ★★★ 必須スキル 0 47 78 14 354 ★ ★★ ★★★ 必須スキル 108 157 89 77 180 ★ ★★ ★★★ 必須スキル 58 81 41 32 153 ★ ★★ ★★★ 必須スキル 51 51 51 43 融合 基盤 VC DE DS 845 ★(見習い) ★★(一人前) ★★★(棟梁) 必須スキル 238 345 262 186
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    データサイエンティスト協会サイトのニュースタブからダウンロードできます 17 https://www.datascientist.or.jp/news/
  14. 何を課題と捉えるかで、その後の分析の価値が大きく変わる 課題の見極め データで 定義する 分析方針の設計 アクションの提言 データで 証明する データを 特定する

    • 短・長期的な施策を実効性・実現性・制約と合わせ説明できる • かかる労力/コストを定量的に提示できる • 期待効果を定量的に試算できる • 課題に対しリーズナブルな分析アプローチである • PoCを適切に設計し、妥当性がビジネスオーナーと合意されて いる • 課題が整理・構造化され納得感のあるものとなっている • 設定した課題の期待効果が定量化されている(KPI) • 課題を解決した場合のビジネスインパクトが大きい データで 合意する 1 2 3 4 • 予測モデルがビジネスの現実性を考慮している • 得られたモデルの精度と予測誤差をビジネスの言葉で解説 できる 根拠の提示 (PoC) コンテストの4つのフェーズ