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「軸足」は 固定しなくていい - 熱量と強みで描く、しなやかなキャリアの形
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KAKEHASHI
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June 28, 2026
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「軸足」は 固定しなくていい - 熱量と強みで描く、しなやかなキャリアの形
きのこカンファレンス2026
https://kinoko-conf.dev/
での登壇資料です
KAKEHASHI
PRO
June 28, 2026
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Transcript
「軸⾜」は 固定しなくていい 熱量と強みで描く、しなやかなキャリアの形 2026/06/28 きのこカンファレンス 2026 ⽵本 暁 © All
Rights Reserved.
⾃⼰紹介 ⽵本 暁(Takemoto Satoshi) 株式会社カケハシ Musubi機能開発チーム エンジニア X: @aka70__
突然ですが、 皆様に質問です。
Q. ⾃分のこの先の キャリアをどうしていきたい と考えられていますか?
• 専⾨性と強みがないと⽣き残っていけないという感覚 • ⾃分は業務で必要なことをやっていて、軸がない • 仕事はうまくいっている、でもモヤモヤが解消されない ⾃分はこの問いにずっと悩まされた
それでも何とか⽣き残っている • 失敗も遠回りも経験した。 • そのたびに周りの⼈に相談に乗ってもらった。 • ⾃分なりの考え⽅を確⽴できた。
今⽇話すこと ⾃分の実体験をベースに、⾃分のキャリアに対する考え⽅がどのような 変遷を辿ってきたのかと、そこから得られた知⾒を共有します。
この発表を届けたい⼈ これからキャリアを形づくっていく、 20代のエンジニアを想定しています。 30代前半の⾃分が、 キャリアに悩み、選択してきた経験を、 少し先を歩く⼀⼈として共有します。
⾃分のキャリア ⾼専 -> ⾼専専攻科 (⾊々あって9年在籍) SESの会社 (⼤⼿SIerに派遣) ⼩さな事業会社 上場企業 事業会社
現職 サーバーサイドエンジニア サーバーサイドエンジニア -> フロントエンドエンジニア フルスタックエンジニア フルスタックエンジニア -> チームの文化づくりをする人
⾃分のキャリアの転換期 ⼤きな転換期が3つありました。
1. 受け身のSESから、自発的に 学ぶエンジニアになれた
この仕事楽しいかもと思えた瞬間 新卒。エクセルにスクショを貼りまくる、 承認ハンコを貰うために社内を巡る。全然楽しくない。 たまたまPHPカンファレンスに参加する。 PHPと技術コミュニティを好きになれた。 狂ったようにQiitaを読み、Xでエンジニアをフォローしまくった。
結果、好きを仕事にすることができた PHPとサーバーサイド開発を独学し、 晴れて事業会社に転職することができた。 作業者から脱却し、技術的な課題を解くエンジニアになれた。 好きなことを仕事にすることができた。
学び: 技術⼒は評価される 技術⼒が上がると分かりやすく評価されるようになった。 難易度の⾼い改修案件にアサインされるようになり、他の⼈より⼀⾜先に 案件の相談をされることもあった。 この時は⾃分がいかにスキルアップして、 オイシイ案件を担当できるかをずっと考えていた。
2. 事業の課題から考えて行動 できるようになった
フルリプレース案件が⽴ち上がる 2社⽬。動画配信サービスの会社 C# + SilverlightのPCアプリをリプレースする必要が出てきた。 Electron + WebストリーミングでPCアプリを作ることに。 モダンフロントエンドと PCアプリとWebストリーミングを全て独学。
1⼈で企画からリリースまでやり切った。
モチベーション とにかく経験値が欲しかった。 当時、フロントエンドの進化が早く、 モダンフロントエンドを実務で触ってみたかった。 プロダクトのゼロイチ開発をしたことがあると履歴書に書きたかった。
会社からは「新しい技術を使える⼈」ではなく「課題を解決した⼈」 として開発以外の⼈からも評価された。 課題のゴール設定と他者を巻き込んで⾏動できる⼒は強いと感じた。 この時から普段の業務でも何が課題となっていて、 それを解決すると誰が喜んでくれるのかを意識して考えるようになった。 学び: 課題を解決できると評価される
3. チームで成果を意識するよう になった
周囲の困りごとを観察してみた 動画プレイヤーのリプレイスで、職種の違う⼈と話すようになる。 3社⽬の会社はハイブリッド出社だったので、 よく出社して、隣のチームや職種の違う⼈と話してた。 結果、周囲の困りごとが⾒えるようになってきた。
困り事は意外とある 誰かが困っていることは、他の誰かも困っていることが多い。 しかし、なかなか解消できないこともある。 • リモートワーク等で他の⼈も困っていることを共有できていない • うちの会社はずっとこうしてきたかたら、これが普通 • 案件が優先されて、困りごとが課題に昇華されないまま放置される
困り事を拾うようにした 動作確認に⼀⼿間かかるサービスのデバッグツールを作ったり、 開発フローのやり⽅を変えてボトルネックを解消したり、 案件のブロッカーになりそうな部分を詳しそうな⼈に聞きに⾏ったり ⾃分は苦に感じなかったが、周りからは感謝された。 ⼈によってはかなりエネルギーを使う仕事だということが分かった。
学び1: ⾃分の強みを知ることが できた 他の⼈にとってはエネルギーのいる仕事でも、 ⾃分にとっては楽にこなせる仕事もある。 ⾃分にとってそれが「浮いてるボールを拾う」こと だということに気づけた。
学び2: 利他的でいると可能性が 広がる 利⼰的な思考でいると⾃分の課題しか⾒えなくなる。 利他的に考えるようにすると他⼈の課題‧組織の課題が⾒えやすくなり、 より⼤きな課題を解決するチャンスが巡ってくる。 あと困った時に誰かが助けてくれる。
現職でチームの⽂化作りにチャレンジ ⼈が増えるフェーズで、チームの⽂化作りが課題に。 現チームは技術に強い⼈がすでにいる。 ⾃分の強みと組織の課題を踏まえて、EMが新しいキャリアの可能性を提案 してくれた。 次の軸⾜として挑戦することに。
学びの多いキャリアを歩んで きました
軸⾜は変わった。 でも、変わらないものもあった。 これまで会社、技術、役割は変わった。 ⼀⽅で、⼩さく現実的に解く、周囲が動きやすい状態を作る、事業やチー ムに必要なことを考える、という部分はずっと変わらなかった。 軸⾜は変わっても価値の出し⽅には⼀貫性があったと気づいた。
軸⾜は変えても良いということに 気づけた キャリアには流れのようなものが存在していて、 その流れに乗れると⼤きくステップアップできる。 その流れは組織や事業の課題から⽣まれることも多い。 軸⾜を変えることは迷⾛ではなく適応だと思えた。
キャリア = 熱量 × 強み × 課題 熱量 放っておいても 気になってしまうこと
頼まれなくても 改善したくなること 強み ⾃分にとっては 普通だが、 周囲から評価されたり 頼られたりする⾏動 課題 ⾃分がやりたいことで はなく、⽬の前の組織 やプロダクトが本当に 困っていること
3つが重なる点が次のキャリアの⼀歩 熱量が湧き、強みが活き、組織に必要とされる課題が次の軸⾜となる。 なのでキャリアをコントロールしようと思わなくて良い。 あくまで考え⽅の⼀例ですが、⾃分はこう考えるようにしてから ⼼が軽くなりました。
最後に • キャリアの選択は、その時に⾃分がこれだと思うものを選んでも良い • 迷った時は⾃分と⾃分の周囲の課題を観察してみるとヒントが⾒つか るかも • キャリアに正解はないので、選んだ道を正解にする気持ちの⽅が⼤切