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【pmconf2025】PdMの頭の中を見える化する体験構造図

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December 03, 2025

 【pmconf2025】PdMの頭の中を見える化する体験構造図

pmconf2025での登壇スライドです。

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December 03, 2025
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  1. Lorem ipsum dolor sit amet elit 亀田 重幸 ディップ株式会社に新卒入社、約10年新規事業&サービス立ち 上げに従事。バイトルの新規サービス企画や人工知能専門ニュ

    ースメディア「AINOW」などを立ち上げた後に、社内DXのプ ロダクト責任者を担当。自社のSFA/CRM「レコリン」は約 2,000人の営業が毎日利用するプロダクトに仕上げた。現在は 独立して、生成AIを活用したDXとUXコンサル事業に従事。 著書:「いちばんやさしいDXの教本」 HCD−Net認定 人間中心設計専門家 X:@kamechi72 株式会社HuX 代表取締役
  2. 動機 Motivation 実行能力 Ability きっかけ Trigger 行動 Behavor 骨格となるB=MAT どれか1つでも欠けると行動に移すことが難しい

    × × = ユーザーが行動を起こし たいと思う「欲求」 行動の実行のしやすさ 能力があるかどうか 行動を促す合図 MとAが揃うと発動
  3. デザイン性 骨格となるB=MAT Motivation(動機) 行動を起こすための「理由」 動機が強いほど、障壁があっても行動する。 ① 快楽 / 苦痛 ②

    希望 / 恐怖 ③ 承認 / 拒絶 ECサイトでの具体例 希望:似合う服で印象UP スタイリング提案、着用イメージ動画で「素敵な自分」を想像 恐怖:サイズ失敗を避けたい 「返品無料」「サイズ交換OK」の可視化で不安を取り除く 承認:みんなが良いと言っている 高評価レビュー、ランキング、UGC(インスタ投稿)の表示 動機を構成する3つの軸 キャッチコピー 「今すぐ得したい」「損をしたくない」という 原始的な欲求。 「こうなりたい(期待)」 「失敗したくない(不安)」という未来への感情。 「認められたい」「恥をかきたくない」 という社会的欲求。
  4. 簡略化 自働化 既知化 骨格となるB=MAT Ability(実行能力) 行動を実行する「簡単さ」 摩擦(Friction)が低いほど行動しやすい。 ① 時間 時間が掛かる

    ECサイトでの具体例 認知的負荷:どれを選べばいいかわからない 難解なサイズ表 →「あなたへの推奨サイズ:M」を表示 時間:購入手続きが長い 必須会員登録 → ゲスト購入 / ソーシャルログイン(SSO) 金銭:総額がわからず不安 決済直前まで送料不明 → カート画面で送料込み総額を提示 行動を阻害する6つの障壁 ② 金銭 コストが高い ③ 身体的労力 操作が面倒 ④ 認知的負荷 理解が難しい ⑤ 社会的逸脱 常識外れ ⑥ 非ルーチン 習慣にない
  5. 骨格となるB=MAT Trigger(実行能力) 行動するための「きっかけ」 動機と実行能力の成立条件に依存する ECサイトでの具体例 Spark (点火):在庫僅少バッジ / タイムセール 「残り2点」「あと3時間」と表示し、損をしたくない(恐れ)

    や得したい(快楽)を刺激。 Facilitator (支援):固定CTA スクロールしても「カートに入れる」を追従させ思考・操作負荷 を低減。 Signal (合図):再入荷通知 / カゴ落ちメール 欲しくて(M)、買える状態(A)の人に、忘れていたタイミング で「入荷しました」と通知。 3種類のトリガーとタイプ ① Spark (点火) Mが低い時 ② Facilitator (支援) Aが低い時 ③ Signal (合図) M・Aが高い時 動機付けそのものを強化する情報。 「恐怖」「希望」「報酬」などを想起させる。 実行を簡単にする補助。「ここを押すだけ」「続きから 」などハードルを下げる。 単なるリマインダー。やる気も能力もある 状態での「今だよ」という合図。