Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
プロダクトデザイナーに学ぶ、『見る気が起きる』ダッシュボードの作り方 / Creating E...
Search
yamamoto-yuta
December 01, 2025
Design
2
720
プロダクトデザイナーに学ぶ、『見る気が起きる』ダッシュボードの作り方 / Creating Engaging Dashboards: Lessons from Product Designers
primeNumber DATA SUMMIT 2025
Theater Session 登壇資料
https://primenumber.com/data-summit/2025
yamamoto-yuta
December 01, 2025
Tweet
Share
More Decks by yamamoto-yuta
See All by yamamoto-yuta
「必要とされるデータ基盤」であり続けるためにやってきたこと / What We've Done to Make a Needed Data Analytics Platforms Grow
yamamotoyuta
0
520
他チームへ越境したら、生データ提供ソリューションのクエリ費用95%削減へ繋がった話 / Cross-Team Impact: 95% Off Raw Data Query Costs
yamamotoyuta
0
810
プロダクト観点で考えるデータ基盤の育成戦略 / Growth Strategy of Data Analytics Platforms from a Product Perspective
yamamotoyuta
1
2.1k
ヤプリのデータカタログ整備 1年間の歩み / Progress of Building a Data Catalog at Yappli
yamamotoyuta
4
4k
私のdbt布教用資料 〜TROCCOUG Ver.〜 / My Guide to Evangelizing dbt - TROCCOUG Ver.
yamamotoyuta
1
3k
データカタログの最初の一歩 〜データ組織向けに dbt docs を整備している話〜 / Maintaining dbt docs for data organizations
yamamotoyuta
2
3.3k
次の10年を戦える分析用データ基盤構築の第一歩 - dbtによる基盤刷新とクエリ費用90%削減への取り組み -
yamamotoyuta
1
2k
技術書LT #11 実践 Docker - ソフトウェアエンジニアの「Docker よくわからない」を終わりにする本
yamamotoyuta
0
1.6k
Other Decks in Design
See All in Design
「見せる」登壇資料デザインの極意
takanorip
3
690
hicard_credential_202601
hicard
0
210
コンテンツ作成者の体験を設計する
chiilog
0
130
UI/UX & Web Design Portfolio 2025|Madoka Kumagai
madoka_portfolio
3
200
デザインの文脈を理解する:エンジニアがデザインカンファレンスに参加して得た学びと気づき
hypebeans
0
150
Figma MCPを活用するためのデザインハンドブック
vivion
7
14k
生成AIの不確実性を価値に変える、「ビズリーチ」の体験設計 / KNOTS2026
visional_engineering_and_design
6
970
TWCP#21 UXデザインと哲学のはなし
shinn
0
320
AIネイティブスタートアップにおけるプロダクト開発の新常識 / Product Development Tips in AI-Native Startups
saka2jp
2
1.1k
図じゃなく言語で描く - Common Ground for Design AI Operations.
kazukiikeda
2
740
root COMPANY DECK / We are hiring!
root_recruit
2
27k
Storyboard Assignment: Storyboard from Comic Strip
lynteo
3
240
Featured
See All Featured
Highjacked: Video Game Concept Design
rkendrick25
PRO
1
330
Amusing Abliteration
ianozsvald
0
140
BBQ
matthewcrist
89
10k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.2k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
32
2.8k
Joys of Absence: A Defence of Solitary Play
codingconduct
1
330
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
34k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
210
24k
Stewardship and Sustainability of Urban and Community Forests
pwiseman
0
160
Collaborative Software Design: How to facilitate domain modelling decisions
baasie
0
180
SERP Conf. Vienna - Web Accessibility: Optimizing for Inclusivity and SEO
sarafernandez
2
1.4k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
698
190k
Transcript
プロダクトデザイナーに学ぶ、 『⾒る気が起きる』 ダッシュボードの作り⽅ 2025.11.26 in DATA SUMMIT 2025 株式会社ヤプリ ⼭本 雄太
SPEAKER 開発統括本部 プロダクト開発本部 データサイエンス室 ⼭本 雄太 • 2023年に新卒⼊社 • dbt導⼊に際したリリースフロー構築、データカタロ
グ‧ドキュメント整備を担当 • コミュニティ運営にも携わらせていただいてます ◦ primeNumber User Group (pUG) ◦ dbt Tokyo Crew
None
None
None
908
Yappli導⼊顧客向けにアナリティクスサービスを提供 ヤプリの製品 CMSレポート Yappli 管理画⾯に表⽰される レポート画⾯ Yappli Data Hub アプリ内の⾏動データや属性データを
ユーザ単位で分析を可能にする データ連携サービス Yappli Analytics アプリログを網羅した分析や、 機能別に特化した分析が可能な ダッシュボード 無償 有償
None
None
「データ」の話も、 「AI」の話も 全然しません❌
「デザイン」の話をします
Yappli導⼊顧客向けにアナリティクスサービスを提供 ヤプリの製品 CMSレポート Yappli 管理画⾯に表⽰される レポート画⾯ Yappli Data Hub アプリ内の⾏動データや属性データを
ユーザ単位で分析を可能にする データ連携サービス Yappli Analytics アプリログを網羅した分析や、 機能別に特化した分析が可能な ダッシュボード 無償 有償
今年8⽉にビジュアルアップデート ? (後でお⾒せします)
プロダクトデザイナー(PdD)による再デザイン
PdD⽬線でのダッシュボード作りが とても勉強になったので、その学びを共有します!
みなさんのダッシュボードを振り返るきっかけに なれば嬉しいです!
INDEX ⽬次 1. PdD⽬線で⾒たダッシュボードの課題点 2. どう改善したか? 3. PdD⽬線だからできた「データ可視化の⼯夫」
PdD⽬線で⾒た ダッシュボードの課題点
担当PdDに訊きました
Yappli Analyticsを初めて⾒た時、 どう思いましたか?
None
⽔⾊だなぁ…
弊社のブランドカラーをただ使っているだけで、 ⾊に重要度が設定されていない →本当に重要な箇所がどこなのか分かりにくい…
セクション名 ページタイトル コントロールの輪郭線 区切り線 グラフ 注釈 弊社のブランドカラーをただ使っているだけで、 ⾊に重要度が設定されていない →本当に重要な箇所がどこなのか分かりにくい…
None
None
セクション名 ページタイトル グラフ
図表を置いただけ ⾒る⼈のことをしっかり考えきれてなさそう…
サマリー的な情報が 真っ先に⽬に⼊る位置(左上)に 置かれていない →⾒⽅‧⾒る順番が分からない
None
None
② 続いて、詳細 ① まず、サマリー
⾔葉が難しい… これでYappli顧客に通じるんだろうか…
データ分析⽤語‧業界⽤語を使⽤ →Yappli顧客が精通しているとは限らないので伝わらない
Yappli Analyticsを初めて⾒た時の感想 • ブランドカラーをただ使っているだけで、⾊に重要度が設定されていない → 本当に重要な箇所がどこなのか分かりづらい • サマリー的な情報が真っ先に⽬に⼊る位置に置かれていない → ⾒⽅‧⾒る順番が分からない • データ分析⽤語‧業界⽤語を使⽤
→ Yappli顧客が精通しているとは限らないので伝わらない
どう改善しましたか?
前提:PdDへ伝えた制約条件 • 図表の仕様変更などは⾏わず、⾒た⽬の変更だけに留める ◦ そこまで変更してしまうと、顧客やCSMの業務への影響が⼤きすぎるため • ページサイズは変えてOK ◦ ダッシュボード誕⽣当初は印刷‧PDF化して使うシーンを考慮してページサイズを決めていた が、数年運⽤してみてそんなシーンは発⽣しなかったことが分かった
どう改善しましたか?
? こうしました!
こうしました!
Before After
どう改善したか? をお伝えします!
ブランドカラーは 要所だけに絞る
ブランドカラーは要所だけに絞る →「どんなページ?」が直感的に分かるように メニュータイトル ページタイトル グラフの線
他の⾊は、弊社でよく使っている⾊をベースに 背景カラー‧アクセントカラーを選定 メニュー背景 前回値からの増減量 ページ背景⾊
None
サマリー的な情報は 真っ先に⽬に⼊る場所に配置
サマリー的な情報は真っ先に⽬に⼊る場所に配置 →「⾒る順番」を意識する ② 続いて、詳細 ① まず、サマリー
業界⽤語などをあえて使わず、 直感的にわかりやすい⾔葉を選択
業界⽤語などをあえて使わず、直感的にわかりやすい⾔葉を選択 →Yappliで初めてデータ分析に⼊⾨される⽅にも親しみやすく セッション回数 平均セッション時間 セッションあたりの平均スクリーンビュー
使えるスペースが増える = 情報設計の⾃由度が上がり、⾒やすさUP↑ ⾒せたい情報を⼤きく 余⽩を⼗分に取って、 情報をグルーピング ページサイズを拡⼤
改善ポイント • ブランドカラーは要所だけに絞る → 「どんなページ?」が直感的に分かるように • サマリー的な情報は真っ先に⽬に⼊る場所に配置 → 「⾒る順番」を意識する • 業界⽤語などをあえて使わず、直感的にわかりやすい⾔葉を選択 → Yappliで初めてデータに触れる⽅にも親しみやすく
• ページサイズを広くすると、使えるスペースが増える = 情報設計の⾃由度が上がり、⾒やすさUP↑
< 学び💪 > 「データ可視化の⼯夫」以外でも ダッシュボードの利⽤体験は向上できる!
PdD⽬線だからできた 「データ可視化の⼯夫」
「データ可視化の⼯夫」にも PdD⽬線が活きた
None
• Yappliが持つ年間180億件以上の膨⼤な⾏動データと照合 • セッション数、PV数などを全Yappli製アプリの中で相対⽐較 → 約900アプリの中での⾃アプリの⽴ち位置が分かる!
ベンチマークの⾒⽅
ベンチマークの⾒⽅ 指標の値
ベンチマークの⾒⽅ 四分位のどの区分に属しているか? 四分位の各境界値
ベンチマークの⾒⽅ 四分位のどの区分に属しているか? 四分位の各境界値 PdD「⾒⽅が難しい…😣」
ベンチマークの⾒⽅ どっちが⾼い/低いのか分かりづらい… (例: 上位25%の区分は左端/右端どっち?)
ベンチマークの⾒⽅ ⽬盛の⾒⽅で混乱しやすい… (例: 「“75%”の”87.8%”って何…?」)
ベンチマークの⾒⽅ ⾔葉が難しい…
どう改善する?
PdDが考えた改善⽅針 • ベンチマークページで⼀番⼤切なことは? → ⾃アプリの「ポジション」が分かること • それに対して、現状の(デザイン設計上の)課題は? → 「数値」にフォーカスされている 「ポジション」にフォーカスされていない
PdDが考えた改善⽅針 • ベンチマークページで⼀番⼤切なことは? → ⾃アプリの「ポジション」が分かること • それに対して、現状の(デザイン設計上の)課題は? → 「数値」にフォーカスされている 「ポジション」にフォーカスされていない • 「ポジション」が最初に伝わるようにする
• 視覚表現でポジションの「⾼い/低い」を表現する ◦ テキストで意味を補完しすぎない
様々なデザイン検討🙏
再デザインされたベンチマーク
Before After
再デザインされたベンチマーク
再デザインされたベンチマーク 「ポジション」を 最初に⽬に⼊る位置に!
再デザインされたベンチマーク ⾼い/低いが直感的に 分かるように!
再デザインされたベンチマーク ⽬盛は境界値のみ
再デザインされたベンチマーク 7⽇以内再訪率 ⾔葉も分かりやすく
再デザインされたベンチマーク 理解しやすくなった!🥳
PdD⽬線ナシでは出せなかった可視化⽅法
得られた学び💪 • このページ‧図表で⼀番⼤切なことは何か? • それを伝えるためには、何にフォーカスしてデザインを設計すべきか? を意識する
まとめ
まとめ • 「データ可視化の⼯夫」以外でもダッシュボードの利⽤体験は向上できる ◦ ⾊に重要度を設定する ◦ ⾒る順番を意識して図表を配置する ◦ ダッシュボード利⽤者にとって分かりやすい⾔葉を選ぶ •
PdD⽬線で考えることで「データ可視化の⼯夫」もレベルアップできる ◦ このページ‧図表で⼀番⼤切なことは何か? ◦ それを伝えるためには、何にフォーカスしてデザインを設計すべきか?
補⾜:デジタル庁がガイドラインを公開中 https://www.digital.go.jp/resources/dashboard-guidebook
みなさんのダッシュボードを振り返るきっかけに なれば嬉しいです!
FOLLOW ME!! Yappli Tech Blog Yappli Developers カジュアル⾯談 @yappli_dev https://tech.yappli.io/
https://open.talentio.com/r/1/c/yappli/pages/59642