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『Why not?』から読む Agentic AI 時代の AWS

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『Why not?』から読む Agentic AI 時代の AWS

AWSパートナー7社合同 re:Cap2025 in 九州 でお話した内容です。
https://connpass.com/event/375856/

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Kazuhiro Uchimura

January 23, 2026
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Transcript

  1. 3 ⾃⼰紹介 l 内村 和博 p EC サイトなど提供する企業で 18年 Web

    インフラに従事 p 2020年7⽉からサーバーワークスに⼊社 p プロジェクトマネージャー、スクラムマスター、 アカウントマネージャーなど p ⽣まれも育ちも福岡 p 好きな AWS サービス n AWS CloudShell, Kiro CLI
  2. 4 今⽇のゴール l AWS re:Invent 2025 最⼤のテーマ『Agentic AI』 l Why

    not? 〜 AWSは “できない理由” を解消しにきた 〜 l 明⽇からできる「おすすめアクション 3つ」を持ち帰る
  3. 1. 『Why not?』 2. Agentic AI とは 3. Agentic AI

    を⽀える AWS「5つのレイヤー」 4. 主要アップデート 5. ネクストアクション ⽬次
  4. 7 Why not?(なぜやらないのか) l Why not? p 発表で「できない理由」が解消されてきた p これからはユーザー側が問われるのは、

    技術・開発だけでなく、 プロセス・ガバナンスも含めて l 読み解き⽅ p 最⼤のテーマ『Agentic AI』 p AWS は導⼊の障壁(できない理由)を 層(レイヤー)で解消 p 次の差は「どう始めて、どう運⽤に乗せるか」 AWS re:Invent 2025 - Keynote with CEO Matt Garman https://youtu.be/q3Sb9PemsSo?si=oaJjBqM0embCDkhE&t=672
  5. 8 Agentic AIとは︖ l チャットは「答える」、エージェントは「終わらせる」。 l 単発の質問→回答が中⼼(繰り返し) l ツール実⾏は限定的 l

    ⼈が次の⼿順を決める チャット(Chat / Q&A) エージェント(Agentic AI) l ゴールを渡す→⾃律的に段取り l 必要に応じてツール/APIを呼ぶ l 複数ステップで動き続ける ゴール設定 (Goal) タスク分解 (Plan) ツール/API実⾏ (Action) (例)「障害調査を進めて」 仮説を組み⽴て⼿順を整理 複数ステップで実⾏
  6. 9 Agentic AI を⽀える AWS「5つのレイヤー」 l エージェント導⼊に必要な要素(インフラ→実運⽤エージェント)を AWS がまとめて提供 実運⽤エージェント

    (Frontier Agents) お客様データ活⽤ AI インフラ (e.g. Graviton5, Trainium3, S3 Vectors, DB SPs) 推論基盤 (Amazon Bedrock AgentCore) エージェント開発ツール (Strands Agents, AWS Marketplace) l 道具が⾜りないからPoC⽌まり を減らしにきた l 次の差は運⽤(Ops) 権限・監査・評価・改善 l パートナーは設計テンプレが 価値になる ⾒えてくる意図(オピニオン)
  7. 10 主要アップデート(カテゴリ整理) モデル選択肢 1 l Amazon Nova 2(Amazon Bedrockで利⽤) p

    オープンウェイト(Open Weights)モデルも選択 可能(例︓Llamaなど) l ⽤途別(コスト/性能/レイテンシ)で最適化 カスタマイズ 2 l Amazon Nova Forge 専⽤モデルを作る選択肢 l 強化ファインチューニング (RFT: Reinforcement Fine-Tuning) l 要件に合わせた差別化をしやすく エージェント基盤 Amazon Bedrock AgentCore 3 l 実⾏・運⽤に必要な機能を追加 l Observability / Evaluations / Policy など l 「作る」から『回す』へ 開発者体験と実運⽤エージェント 4 l Strands Agents SDK のアップデート l フロンティアエージェント(Frontier Agents) の登場 p e.g. AWS DevOps Agent(Preview)
  8. 12 Amazon Bedrock AgentCore l Amazon Bedrock AgentCore で増えた『運⽤のための機能』 p

    Observability︓トレース/メトリクスを監視 p Evaluations︓定量評価で改善サイクル p Policy︓ツール使⽤の権限・ガードレール p Gateway︓ツール呼び出しを制御/拡張 l なぜ重要︖ p PoC で⽌まりがちな理由 → 「運⽤の不安」 p “権限・ログ・評価” が揃うと⼀気に本番(商⽤利⽤)に近づく p パートナー⽀援は、ここをテンプレ化できると強い エージェントを「作る」だけでなく「安全に回す」ための⼟台を⽤意。
  9. 13 評価(Evaluations)× 監視(Observability) AgentCore Evaluations(定量評価) Observability(トレース/可観測性) l Instruction Following 指⽰に従えているか

    l Tool Use ツール利⽤の指⽰を守れているか l ⼀⾒正しい回答でも⼿順違反なら、 スコア0になり得る l 実⾏トレース(Trace)で原因特定を速く l 改善サイクル 評価→修正→再評価 l 運⽤に耐えるための必須要素 エージェントは「それっぽい」だけだと危険 ⇒ 定量評価 が⼤事
  10. 14 ガードレール(Policy / Gateway) Agent Policy / Gateway Tools /

    APIs l 導⼊時に先に決めたいこと p 許可する操作︓読み取り中⼼ / 変更系は段階的に p 範囲︓AWS アカウント / OU(Organization Unit)/ 環境(Dev/Prod)を絞る p 監査︓ログを 最初から 取る・評価する 「勝⼿にやりすぎない」ために……権限・範囲・監査ログを先に設計
  11. 15 Strands Agents SDK(開発者体験) l ポイント(案) p プロトタイピングがしやすい p 評価(Evaluations)やガードレール(Policy)と合わせて運⽤に寄せられる

    p エージェント実装を「部品化」しやすい l 現場での使いどころ p 薄いユースケースを素早く作る p Evaluations で品質を数値化 p Observability で⾒える化 p Policy で権限を絞って本番へ エージェント開発を素早く・安全に・繰り返しやすく
  12. 16 Frontier Agents(実運⽤エージェント) l Agentic AI を前提にした「⻑時間動くエージェント」の総称 p Kiro Autonomous

    Agent(⾃律エージェント) 開発タスクを⾃律実⾏ p AWS Security Agent 設計〜実装〜運⽤のセキュリティを⾃律⽀援 p AWS DevOps Agent(Preview) インシデント対応・根本原因分析・再発防⽌ l エージェントは「機能」ではなく 「チームメンバー」になっていく 【AWS re:Invent 2025】AWS DevOps Agent (プレビュー) を試してみた - 3⼈⽬ - サーバーワークスエンジニアブログ https://blog.serverworks.co.jp/aws-devops-agent-preview-3
  13. 18 検証 明⽇からできる おすすめアクション 3つ 『Why not?』への最短回答は 「要求を最初から全部やる」ではなく『1つだけ終わらせる』 ユースケースを1つに絞る 例︓社内ナレッジ検索,

    運⽤(Runbook, タスク)補助 薄く始めて学ぶ 1 PoC を運⽤に寄せて検証 Observabilityで⾒える化, Evaluationsで品質を数値化 改善サイクル(カイゼン)を作る 3 ガードレールを先に置く 権限(AWS IAM)と範囲を絞る ログ(Amazon CloudWatch Logs)を必ず最初から取る, 評価を回す 2 ガードレール ユースケース
  14. 19 まとめ l AWS re:Invent 2025 最⼤のテーマ『Agentic AI』 l AWS

    はできない理由を 層(レイヤー)で解消 “Why not?” p Amazon Bedrock AgentCore 「安全に・⼤規模に・運⽤するためのエージェント基盤」 p Strands Agents SDK「素早く・安全に・繰り返しできる開発者体験」 p Frontier Agents 「⾃律的・⼤規模・⻑時間の新クラス」 l 次の差は 運⽤(権限・ログ・評価・改善) l まずはユースケース1つから
  15. 21 【ご案内】オンデマンドセミナー公開中 l 【AWS re:Invent 2025 総括】代表⼤⽯とトップエンジニアが ビジネス⽬線で最新アップデートを振り返る l 【AWS

    re:Invent 2025 re:Cap 】エンジニア⽬線で解説︕分野別で わかる最新AWSアップデート 〜セキュリティ・⽣成AI〜 l その他、サーバーワークスで開催しているイベントやセミナーを ご覧いただけます https://www.serverworks.co.jp/event/
  16. 22 【ご案内】 AWS re:Invent 2025 の最新情報まとめ l AWS re:Invent 2025

    開催前から開催期間中まで、 最新ニュースを更新 l Amazon Bedrock を通じてAnthropic Claude Sonnet を利⽤し、 ⾃動で要約・翻訳 l カテゴリ別で抽出が可能 l CSVダウンロードが可能 l 現地レポート、セッションの解説、 発表内容の技術的な整理などは、 エンジニアブログで公開 https://www.serverworks.co.jp/reinvent/2025/