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OCI Database Management サービス詳細

OCI Database Management サービス詳細

オンプレミス、クラウドのOracle Databaseのリソース・性能を監視するクラウドサービスについての紹介

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May 23, 2025
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  1. オンプレミスやクラウド上にあるOracle Databaseのパフォーマンスを 一元的にクラウドで監視する統合サービス CPU、メモリ、Disk I/Oなどデータベースの稼働状況をサマリー 多彩なパフォーマンス分析 • ASH分析、SQLモニタリング、ワークロード、ブロックセッション検出 • SQLチューニング・アドバイザ、ADDMスポットライト等による

    パフォーマンス診断の自動化とチューニング AWRエクスプローラーによるAWRレポートの直感的なビジュアライズ ユーザーや表領域、バックアップなどの運用監視 Monitoring, Ops Insightsなどの他サービスと連携した機能も提供 対象データベース: • BaseDB, ExaDB-D, Autonomous DB, Oracle DB on IaaS • オンプレミスのOracle Database, Exadata • MySQL, MySQL HeatWave Database Management 3 Cloud@Customer Public Cloud On-Premises Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
  2. フリート・サマリー 監視対象のデータベースを状態を可視化したダッシュボード Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its

    affiliates 4 オンプレミス、クラウドに関わらず登録したデータベースの 稼働状況やリソースの使用率などのデータベース全体を把握 個々のデータベースに対してパフォーマンス分析やデータベースの 管理操作をGUIから直感的な操作ができる
  3. Active Session History分析 Active Session History(ASH)は、データベースへの アクティブなセッション情報を毎秒サンプリング スパイクやロックといった発生期間が短い一時的な パフォーマンスの問題の分析に役立つ AWRの上位には出てこない短期間で完了するSQLの

    検索も可能 待機イベント、待機クラス、サービス、モジュール、アクション などの様々なディメンションから原因特定へアプローチ サポートされるバージョン • Oracle Database EE 12.1以降 • Autonomous Database 19c以降 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 5
  4. SQLモニタリング Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

    6 リソースを多く使うSQLのパフォーマンスの計画統計を可視化 5秒以上、パラレル実行されるSQLが対象 サポートされるバージョン • Oracle Database EE 12.1以降 • Autonomous Database 19c以降 大量のリソースを消費する高負荷・長時間の実行中のSQL または実行済みのSQLを特定 索引やソート、パラレル処理などのSQL実行時の計画統計の詳細 各ステップの経過時間、CPU、メモリ、I/Oの詳細データを把握することで チューニングの方向性を検討できる
  5. ワークロード、ブロック・セッションの検出 ワークロード • データベースのワークロードを監視し、スパイクやボトルネックを 識別する4つの統計セット • CPU統計、待機時間の統計、ワークロード・プロファイル、 セッション • サポートされるバージョン

    • Oracle Database EE 21c以降 • Autonomous Database 19c以降 ブロックしているセッションの検出 • ブロックしているセッションと待機中のセッションを階層表示 • ブロックの原因特定及びセッションの強制終了が可能 • サポートされるバージョンは同上 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 7
  6. SQL履歴 Oracle Database 23aiの新機能 SQL履歴に対応 SQL履歴は、DBセッション内で実行されたSQLを追跡可能 各ユーザ・セッションで発行したすべてのSQL (クエリ、DML、DDL) の履歴が記録される DBセッションが切断されるとSQL履歴は消失する

    SQL履歴を使用には、初期化パラメータファイル SQL_HISTORY_ENABLEDをTRUEにする サポートされるバージョン • Oracle Database EE 23ai以降 • Autonomous Databaseは非対応 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 8
  7. RAC・Exadataへの対応 クラスタ・キャッシュ RAC構成時のノード間のグローバル・キャッシュに関連 する情報を表示 サポートされるバージョン • Oracle Database 11.2.0.4以降 Database

    Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 9 Exadata Exadata特有のストレージサーバーのDisk I/Oに関連 する情報を表示 サポートされるバージョン • Oracle Database EE 12.1.0.2以降
  8. SQLチューニング・セット STS (SQLチューニング・セット)は、SQLチューニングを目的に SQL文とその実行統計のセットを収集・保存する STSを作成する方法 • 共有プールのカーソルキャッシュ • AWRのスナップショット •

    異なるデータベースからSTSをインポート 作成したSTSには、SQLとその詳細情報がリスト化されて おり、SQLチューニング・アドバイザはこの内容を基にして チューニングを実行する サポートされるバージョン • Oracle Database SE/EE 11.2.0.4以降 • Autonomous Database 19c以降 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 10
  9. SQLチューニング・アドバイザ 単一のSQLまたはSQLチューニング・セットを対象に SQLチューニングを実行 アドバイスされた内容の実装を判断するために必要な 実行計画やコスト、ベネフィット率が明示化される 提案される主なチューニング項目 - オブジェクト統計の収集 - 索引の作成

    - SQL文のリライト - SQLプロファイルの作成 - SQL計画ベースラインの作成 データベースの自動メンテナンス・タスクを有効化することで 夜間などにSQLチューニング・アドバイザを自動実行 サポートされるバージョン • Oracle Database EE 12.2以降 • Autonomous Database 19c以降 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 11
  10. AWRエクスプローラ Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

    14 データベースのAWRリポジトリを直接参照し ロード・プロファイルや待機イベントといったデータベースの 稼働状況をビジュアライズ スナップショットの時間軸やチャートの追加など 表示したいAWRの情報をカスタマイズ AWR、SQLヘルスチェック、ASHレポートの生成出力 管理エージェントが直接ターゲットDBのAWRを参照 しているので、表示可能なAWRの情報はAWRの リテンションの設定に依存する サポートされるバージョン • Oracle Database EE 12.2以降 • Autonomous Database 19c以降
  11. SQLの検索 AWRやカーソル・キャッシュから直接SQLを検索 指定できるフィルタ条件の例 • スキーマ名、モジュール、アクション • SQLテキスト、SQL ID • 処理された行、CPU時間(秒)

    、経過時間(秒) 検索したSQL結果は、そのままSQLチューニングセット として作成可能 サポートされるバージョン • Oracle Database EE 12.2以降 • Autonomous Databaseは非対応 (2025/5現在) Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 16
  12. セッションの検索 様々なフィルタでデータベース・セッションを検索 指定できるフィルタ条件の例 • SID、DBユーザ名、OSユーザ名 • サーバー、クライアント、プログラム • SQL ID、ブロックしているセッション

    検索結果から詳細なセッション情報の表示 セッションの遮断やセッションに対するSQLトレースも 実行可能 サポートされるバージョン • Oracle Database EE 12.2以降 • Autonomous Databaseは非対応 (2025/5現在) Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 17
  13. 表領域、ユーザーの管理 表領域の詳細及び使用率の表示 表領域の新規作成及び編集などの管理が可能 サポートされるバージョン • Oracle Database SE/EE 11.2.0.4以降 •

    Autonomous Database 19c以降 データベース・ユーザーのステータス一覧 (参照のみ) ユーザーの保有するロール、システム権限、オブジェクト 権限などの詳細情報の表示 サポートされるバージョンは同上 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 18
  14. バックアップの監視 Oracle Databaseのバックアップの取得情報を表示 Data Guard構成のスタンバイDBにも対応 過去7日間のバックアップ状況をサマリー • バックアップの取得時間やサイズ • 高速リカバリ領域の使用量

    • リカバリ・ウィンドウの目標サマリー • フラッシュバックの設定 サポートされるバージョン • Oracle Database SE/EE 11.2.0.4以降 • Autonomous Databaseは対象外 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 20
  15. Data Guardの監視 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its

    affiliates 21 Data Guard構成のプライマリ及びスタンバイ・データベースの可用性を監視 スタンバイ・データベースへのREDOログの転送量やログなどの適用状況を可視化 スタンバイ側の操作は、Read Onlyのみ サポートされるバージョン • Oracle Database EE 11.2.0.4以降 • スタンバイ側はCDBのみ
  16. Monitoringのメトリック Database Managementを有効化すると Monitoringの監視メトリックが使用可能に データベースの監視に必要な20種類を超える メトリックデータが定義されている - 現在のログオン - DB時間

    - CPU使用率 - SQL実行数 - トランザクション数 - 表領域ごとの使用済ストレージ領域 - 生成済REDO - 論理読取り数 - IOPS - IOスループットなど Database Management 22 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
  17. アラーム定義 主要なメトリックに対する推奨アラート定義がプリセット • ブロックセッション数、 CPU使用率、プロセス使用率 • ストレージ使用率、表領域使用率など しきい値やアラートの通知設定などの編集可能 ユーザー独自のカスタムのアラート定義も作成可能 •

    メトリックネームスペース oracle_oci_databaseに対する アラートはこのアラーム定義内に表示される サポートされるバージョン • Oracle Database SE/EE 11.2.0.4以降 • Autonomous Database 19c以降 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 23
  18. SQLインサイト 最大25か月の蓄積可能な長期データに基づいたSQLの パフォーマンス・インサイト V$SQLSTATS等のデータディクショナリから30分毎に 情報取得し蓄積 SQLのパフォーマンスを長期に渡り観測し、カテゴリに識別 • 低下,変動,非効率,計画変更,向上するSQL パフォーマンス統計に基づいた詳細なSQL分析 •

    実行SQLに占めるリソース待機時間やDisk I/O時間 • 実行計画の違いによるSQLパフォーマンス比較 Ops Insightsサービスの有効化が必要 サポートされるバージョン • Oracle Database 12c以降(マルチテナント構成は19c以降) Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 26
  19. 脆弱性の検出 Oracle Databaseのバージョン、パッチの適用状況から 公開されている脆弱性を検出する • CVE ID(共通脆弱性識別子)から脆弱性の内容や 該当するDBコンポーネントを可視化 • CVSS(共通脆弱性評価システム)による脆弱性の深刻度

    Low (0.1-3.9), Medium (4.0-6.9), High (7.0-8.9), Critical (9.0-10.0) Oracle Inventoryやデータ・ディクショナリから情報収集 1日1回のスケジュール実行、またはアドホックに実行可能 サポートされるバージョン • Oracle Database 12.1以降 • 外部データベースのみサポート (※2025/5現在) Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 28
  20. SQL Watch データベースの設定変更によるSQLパフォーマンスの変化を 事前に検証し、変更前後の影響度や性能を可視化 • パッチセットの適用, アップグレードやマイグレーション • 初期化パラメータファイルの変更 •

    アクセス構造の最適化 (Index, Partition, MView等) 変更前後の包括的なワークロード・レポート SQL実行プランと統計に影響を与える変更の詳細なビュー SQL Tuning Advisorと連携しプロアクティブな修復 SQL Watchの実行に必要なデータベース機能 • STS (SQL Tuning Set) : SQLテキストや実行統計を含むSQLワークロード • SPA (SQL Performance Analyzer) : 実際にSTSを実行し性能を比較分析 サポートされるバージョン • 外部データベースのみサポート (※2025/5現在) • Oracle Cloud Databaseは、管理エージェントをインストール して外部DBとして登録すれば利用可能 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 30 STS パフォーマンスを比較分析 SPA (SQL Performance Analyzer )
  21. 外部MySQL及びHeatWave MySQLの監視 オンプレミスやOCI上のMySQLやHeatWave MySQLの パフォーマンスを監視 主要な監視メトリック • CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク使用率 • SQL文の平均レイテンシ・数、行の読み取り・書き込み

    • クラスタノードのCPU、メモリ等 詳細なSQLパフォーマンス分析を提供 • 平均待機時間、実行数に基づいた上位100のSQLサマリー • 索引やソート、一時表領域などSQL実行時の計画情報 サポートされるバージョン • OCI HeatWave MySQL • 外部MySQLは、MySQL 8.0以降、Linux上のMySQLのみ サポート (2025/5現在) ※管理エージェントのインストール必要 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 31
  22. 管理エージェント/ゲートウェイとDatabase Managementの通信 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 32

    Gateway (Optional) HTTP/HTTPS プロキシ (Optional) お客様環境 (オンプレミス/クラウド) 管理 エージェント Database Management 管理 エージェント 管理エージェント データベースの情報を収集 ゲートウェイ Database Managementへの アップロード処理を一元化(Optional) 管理エージェントから 直接通信 Agent/GatewayとDatabase Management の通信はすべてHTTPSで暗号化されている 通信に必要なポート 443 Database Managementから 管理エージェントへのインバウンド通信はない
  23. Tokyo Region OCIの場合の基本構成 管理エージェントの構成例 Copyright © 2025, Oracle and/or its

    affiliates 33 BaseDB, ExaDB-Dは、 Database Managementとの接続に 必要なPrivate Endpointを作成し、直接通信する Autonomous DBは、特別な設定は必要なし IaaS上に直接構築されたOracle Databaseの場合は、 管理エージェントをインストールし、外部データベースとして登録する Database Managementはリージョナルサービスのため 異なるリージョンでは、右記同様の構成が必要 VCN Subnet A Database System Database Management Private Endpoint Subnet B Database on IaaS 管理エージェント Autonomous Database
  24. 2つの管理オプション • 対象機能 - フリートサマリー(DB Managementの専用コンソール)上で 複数のデータベースに対して以下の監視や管理機能を提供 - Basicのパフォーマンス・ハブ、モニタリングのメトリック監視 -

    SQLチューニング・アドバイザー、 SQL管理、オプティマイザ統計 ADDMスポットライト - AWRエクスプローラー、SQL・セッション検索、ジョブの実行 - バックアップ、Data Guardの監視 - アラートログ、表領域・ユーザ、パラメータの監視等 ※各機能は、DBの種類やバージョンによって機能制限あり • 対象データベース - BaseDB(CDB/PDB) , ExaDB-D(CDB/PDB) - Autonomous Database - オンプレミスのOracle DB、Exadata、DB on OCI/他社クラウド • 有償 • 対象機能 - パフォーマンス・ハブ(ASH分析、SQLモニタリング) - モニタリングのメトリック監視 - CPU Utilization - Storage Utilization - Execute Count…(20種類以上) ※上記機能は、Database Cloudの詳細コンソール内の一部として 提供される。フリートサマリーには表示されない • 対象データベース - BaseDB(CDBのみ) , ExaDB-D(CDBのみ) ※PDBは、稼働するCDBをFull Managementにする必要がある パフォーマンス・ハブは、 Enterprise Edition以上 • 無償 Database Management Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 35 Full Management Basic Management
  25. サービス価格 36 サービス 価格 メトリック 月額概算 Cloud Databases ¥7.75 OCPU/時間

    ※ ¥5,766 External Database ¥7.75 Host CPUコア/時間 ¥5,766 External DB BYOL ¥3.875 Host CPUコア/時間 ¥2,883 SQL Performance Watch External DB ¥6,200 Host CPUコア/月 ¥6,200 Vulnerability Detection and Patching – External DB ¥7.75 Host CPUコア/時間 ¥5,766 Vulnerability Detection and Patching – External DB BYOL ¥3.875 Host CPUコア/時間 ¥2,883 MySQL HeatWave ¥2.325 OCPU/時間 ¥1,730 MySQL External – Nonmetered ¥2,325 Host CPUコア/月 ¥2,325 【Database Management】 ※ CDBとPDB数に関係なく、ホストCPU(OCPU)数でカウント 月額概算は、24(時間)×31(日)での1OCP/Host CPU Coreの費用 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
  26. ホスト及びデータベースのリソース使用率を最大25カ月間保存し 長期データから包括的なインサイトを提供 過去のトレンドに基づいてリソースの将来需要を予測 データベース全体のSQLパフォーマンス・トレンドを集約し分析 俯瞰的にリソース稼働率を把握し、ITコストのプラニングに活用 主な機能: • GenAI・コンピュートのインサイト • キャパシティ・プランニング

    • Database インサイト、Exadata インサイト • AWRハブ、ADDMスポットライト 対象となるターゲット • ホスト (Linux, Windows, Solaris, AIX) • Oracle Database 12c以降 (マルチテナント構成は19c以降) • Enterprise Managerで監視するホスト及びデータベース (EM13c R5以降) • Heatwave MySQL, MySQL 8.x以降 (Linuxのみ) • Exadata Database Service on Cloud@Customer Ops Insights 37 メトリック 情報収集 Ops Insights Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
  27. サービス価格 38 【Ops Insights】 サービス 価格 メトリック 月額概算 Oracle Autonomous

    Databases 無償 ※1 Oracle Cloud Databases and Host ¥2.325 OCPU/時間 ¥1,730 External Oracle Databases and Host ¥2.325 Host CPUコア/時間 ¥1,730 Ops Insights for Warehouse - Extract ¥310 GB/月 Ops Insights for Warehouse - Instance ※2 ¥83.344 OCPU/時間 ¥62,008 MySQL HeatWave ¥2.325 OCPU/時間 ¥1,730 MySQL External - Nonmetered ¥2,325 Host CPUコア/月 ¥2,325 ※1 AWR Hubは追加費用必要 ※2 AWRハブを使用する際にAWRのデータを保存するWarehouse 月額概算は、24(時間)×31(日)での1OCP/Host CPU Coreの費用 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
  28. 機能比較 (※2025年5月現在) Enterprise Managerとの主な違い Copyright © 2025, Oracle and/or its

    affiliates 43 Database Management Enterprise Manager (23ai) 提供形態 クラウド オンプレミス製品 (クラウド上に構築可能, Marketplaceからの提供有) サポートするOracle Database Oracle Database 11.2.0.4~(オンプレミス、Cloud) BaseDB, ExaDB-D, Autonomous DB, Exadata Oracle Database 11.2.0.4 ~ (オンプレミス、Cloud) BaseDB, ExaDB-D, Autonomous DB, Exadata 特徴 Oracle Databaseのリソースやパフォーマンス監視に 特化したサーバーレスのクラウドサービス Oracle Databaseの様々な管理業務をGUI操作 同様にOSやOracle Middleware、Application等の管 理も提供する統合運用管理ツール 専用H/W 必要なし 必要 S/Wインストール・設定 必要なし 必要 エージェント 管理エージェント EMエージェント DBの稼働監視 〇 〇 CPU・メモリ監視 〇 〇 メトリック監視・アラート通知 〇 〇 ASH分析, SQLモニタリング 〇 〇 ADDMスポットライト, ワークロード 〇 〇 SQL計画管理・チューニング 〇 〇 SQL履歴 〇(23aiのみ) × AWRレポート生成 〇 〇
  29. 機能比較 (※2025年5月現在) Enterprise Managerとの主な違い Copyright © 2025, Oracle and/or its

    affiliates 44 Database Management Enterprise Manager (23ai) AWRエクスプローラー 〇 × 初期化パラメータ管理 〇 〇 スキーマ管理 △ (ユーザー参照のみ) 〇 Oracle記憶域管理 △ (表領域のみ) 〇 バックアップ・リカバリ管理 △ (バックアップ履歴参照のみ) 〇 SQLジョブ管理 〇 〇 DBセッション管理 〇 〇 Data Guard管理 △ (REDO適用状況の参照のみ) 〇 DBセキュリティ機能管理 × 〇 脆弱性検知 〇 × パッチ管理 〇 〇 アラートログ参照 〇 〇 ログ管理 Logging Analytics連携で実現 Logging Analytics連携で実現 リソース予測 Ops Insights連携で実現 Ops Insights連携で実現 費用 OCI価格 (課金単位: 1時間~) EE+Tuning, Diagnostic Packライセンス (最短契約期間: 1年~)
  30. ユースケース • オンプレミスで稼働するWEBアプリケーションのパフォーマンス問題。 APかDB側の問題の切り分けとパフォーマンス・ボトルネック特定のために、Database ManagementとAPMを 合わせて使用した。平常時は、無効化してコストが発生しないようにしている。 • オンプレミスで稼働させているEMサーバーの更新時期が来たので、H/W + Enterprise

    Managerの保守運用と Database Managementをコスト比較して、クラウドに移行した。 EMの管理機能は、保守期間中は大して使用していないことが分かりDatabase Managementだけで十分と 判断。 • OCIのExaDB-Dの運用管理のために、Enterprise Managerを採用。Enterprise Edition以上は、 Tuning/Diagnostic、Real Application Testingなどのすべての機能が無条件で使用できるので、GUIですべ て網羅できるEnterprise Managerが最適と判断。インストール・環境構築もマーケットプレイスからの クリック・デプロイで簡単だった。 • 保守工数の削減を目的として、クラウドのDatabase Managementを採用。EMの構築や保守の作業工数 (学習コスト)を削減し、クラウドを最大限活用することでエンジニアリソースの最適化と集中を行った。 Enterprise Managerとの違い Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 45
  31. Database Managementの有効化 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 47

    DBCS, ExaCSは、OCI コンソールのデータベース管理の”有効化”から設定 Vaultのシークレットに接続するDBユーザーのパスワードを設定しておき、エンドポイントの作成、管理オプションを指定する ※指定するパスワードに注意 (14文字以上, 2つ以上の大文字、小文字、数字、特殊文字を満たさなければならない)
  32. OCI チュートリアル 運用・管理チュートリアル Qiita OCI Database ManagementでBaseDB/ExaDB-Dのパフォーマンス監視をする Oracle Databaseの運用管理 -

    Enterprise Manager vs. Database Management – Database ManagementによるOracle Databaseのパフォーマンス監視 実践編① Database ManagementによるOracle Databaseのパフォーマンス監視 実践編② Database ManagementによるOracle Databaseのパフォーマンス監視 実践編③ YouTube OCI Database Management ”How-to” LiveLabs 参考情報 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 48