GMOペパボにおけるAI活用では、コスト管理とセキュリティ対策が重要視されており、Amazon Bedrockを導入することでこれらの課題を解決しています。
**主な知見:**
- **AI活用のコスト管理:**
- 複数の基盤モデルプロバイダーを個別に契約していると、全体のコスト把握やユーザーごとの利用状況追跡が困難になる。
- Amazon Bedrockを利用することで、単一のAPIで多様な基盤モデルを利用でき、AWS Cost Explorerで総利用料を一元管理し、アプリケーション推論プロファイルによってユーザーごとの利用料を把握できる。
- AWS BudgetsやCloudWatch Logsのアラートと連携することで異常なコスト消費を検知可能。
- **セキュリティリスクの考慮:**
- Bedrockを経由することで、やりとりされるデータがモデルの学習やサードパーティープロバイダーに共有されるリスクを低減できる。
- **Claude Code Actionsの活用事例:**
- デザイナーがAPI作成のPRを立てる、開発マネージャーが施策の計画からPR提出・マージまで行うなど、多様な業務に活用されている。
- Figma MCPと連携しデザインシステムを参照することで、プロダクト開発の速度と質の向上に貢献。
- **Devinとの比較:**
- マージ率とコストの2軸で評価されている。
- **AI活用の推進:**
- コスト管理ができるようになることで、作業の並列実行や新入社員へのAI活用基盤の提供など、積極的なAI活用が推進されている。
- 社内共通基盤上にk8sアプリケーションを構築し、Claude CodeをGUI上で並列実行できる環境も整備されている。