初めて「論文」を書こうとしている人向けの、主にメンタル面(気持ち)の対処をメインにした書き方の指南書。
(ただし、メンタル面だけでなく書き方全般についても説明しています。)
筆者が査読付き論文を書くときに経験した最も大変だった(辛かった)ことは、研究の中身や書き方自体ではなく、諦めずに論文を書き上げて提出しようという意思を保ち続けること、つまりモチベーションの維持でした。モチベーションの維持は、個人の気持ちの持ちようとして片付けられがちに感じます。しかし対処方法は少しながらあるように思うのです。
本資料が、論文書きを諦めてしまおうとしている、あるいは諦めてしまった過去がある人への励ましになることを期待しています。
(10/6追記:本資料内での「レビュアー」は、自分が書いている原稿を添削指導してくれる人のことを指しています。しかし一般的にはレビュアーとは査読者のことを指す場合が多いのでちょっと混乱を招く書き方でした。)