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非同期コミュニケーションの構造 -チャットツールを用いた組織における情報の流れの設計について-

Skipjack
July 04, 2024

非同期コミュニケーションの構造 -チャットツールを用いた組織における情報の流れの設計について-

研究室における非同期コミュニケーションの設計方法、実装方法について自分なりに考えたことと経験から得た知見をまとめました。

Skipjack

July 04, 2024
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  1. おことわり • この発表は自分が所属している研究室におけるコミュニケーションについてあれこれ考えたこと がメインになっています。 • したがって、研究室特有の事例が多く存在します。他の研究分野だとそうじゃないかも…というこ とは当然ありえます。 • 以下に自分の研究分野/研究室のバックグラウンドを明記しておきます。 •

    理学部。 • 対象は地球周辺の宇宙がメイン。地球周辺の宇宙は衛星データ/レーダ観測データとシミュレーションの2本立て で進むことが多いです。実験はマイノリティ。 • 自分の研究室はシミュレーション研究、衛星データ解析が多い。すなわち、研究の大半はパソコンと向き合うデ スクワーク。 • 国立大学の研究室(講座)。 • 今年度の人数構成 : D3-1人、D2-1人、 M2-4人 M1-5人 B4-2人 先生は教授1准教1 非同期コミュニケーションの構造 2
  2. おことわり • 今回のプレゼンは「非同期コミュニケーション」と「チャットツール」についてです。 • 「非同期コミュニケーション」とは以下のことを指します。 • テキストなどを通じて、コミュニケーションするもの同士が時間を同期することなくコミュニケー ションを取ること • 例:メールでのやり取り、Slack等でのチャンネル、DMでのやり取り。

    • 反例:雑談、ミーティング(オンラインも含む)、セミナー(コミュニケーションする者同士の時間が同期 されている。) • 「チャットツール」とは以下のことを指します。 • 業務やコミュニティの運営などを円滑に進めるために使用する、テキストを用いてコミュニケー ションを取るためのツール。Slack、Discordを想定(筆者が使用経験があるため)。 • メールとは異なり、組織として使用すること、チャンネルの機能が存在すること、などの特徴があ る。 • 「組織」は以下を想定します。 • 20人前後の規模 • 割と「チーム」と呼ばれるものに近い 非同期コミュニケーションの構造 3
  3. Contents 1. 組織における情報共有 2. 情報の「流れの設計」 3. 非同期コミュニケーション 4. 非同期コミュニケーションを加味した情報設計/実装方向 5.

    チャットツールを用いた、同期/非同期コミュニケーションの組織への具体的な実 装 1. 非同期の実装例 2. 非同期を実際に実装する際の難しさ 6. まとめ 非同期コミュニケーションの構造 5
  4. 組織と情報のやりとり/共有 • 組織では、所属している人同士の情 報のやりとりが存在している。 • 情報のやり取りは様々な形を取る • 雑談 • ミーティング

    • メール • チャットツールのやりとり • ボディランゲージ 人 人 人 人 人 人 人 人 情報の やりと り 情報A 情報B 情報A 情報B 非同期コミュニケーションの構造 8
  5. 組織と情報の共有 • 情報のやりとりによって情報は共有 される • 情報がやり取りされなければ情報は 共有されない 人 人 人

    人 情報の やりと り 人 人 人 人 情報A 情報B 情報A 情報B 情報B 情報A 情報B 情報B 情報A 非同期コミュニケーションの構造 9
  6. 組織における情報共有と行動 • 組織/組織に所属する人々は共有され た情報をもとにして行動を行う。 • 「情報をやりとりして共有する→共有された情報を 下に行動する」という概念が組織とも言える。 人 人 人

    人 人 人 人 人 情報の やりと り 組織 行動 情報A 情報B 情報A 情報B 情報B 情報A 情報B 情報B 情報A 行動 行動 人の集合 情報のやりとりをして 情報を共有し 行動する 非同期コミュニケーションの構造 10
  7. 情報のやりとりでの設計の例 • 一対一でのやりとりしか許されていないとする • 組織が2人の場合、(1人あたり)1回のやりとりで全ての 情報が共有できる。 • 組織が4人の場合、(1人あたり)3回のやりとりが必要 • 週1回の30分の情報共有を想定すると、2人のときに比べて、

    1週間で1時間負担が増えている(1人あたり!)。 • 人数が増えると回数や負担は上昇する • 一対一でのやりとりのみで、数人以上の組織が回る ことは不可能→他の手段が一般に検討される。 人 人 人 人 人 人 情報の やりと り 情報の やりと り 非同期コミュニケーションの構造 15
  8. 情報のやりとりでの設計の例 • ミーティングを行うこととする • 週に1回全員で集まって数時間程度のミー ティングを行う。 • 悪くない選択肢ではある。 • 欠点:

    • 時間の浪費がはげしくなりがちである。 • 自分にとって重要性が大きくない情報の議論 に巻き込まれる。 • 全員のスケジュールを合わせることのハード ル 人 人 人 人 ミーティング 非同期コミュニケーションの構造 16
  9. 情報のやりとりの理想像 • 欲しい情報にアクセスできる • もっというと、「欲しい情報が存在すること」を認識できる • 班分けされていると、他の班に欲しい情報があってもそれに気づくことは難しい • 欲しい情報にアクセスする効率が良い •

    ミーティングのように、自分にとって重要な情報が来るまで席に座っている必 要があると、時間の浪費が生じる 解決策は? →非同期コミュニケーションはその一つの解となる 非同期コミュニケーションの構造 20
  10. 非同期コミュニケーションとは? • メール(特にCC)や、Slack等チャットツー ルのチャンネルをイメージ • 全員が好きなタイミングで見ることができる 場所(=情報の溜まり場)で、情報のやり取 りを行う • 多数のメンバーが好きなタイミングで欲しい情

    報にアクセスすることが可能 • 流し読み/詳しく読むを使い分けることで、必 要な情報にのみアクセスできる • (これは、UX上メールのCCでは難しい。チャット ツールではメンション等を組み合わせて実現に近づ けることができる。) 人 人 人 人 情報の やりと り 情報の 溜まり場 人 人 非同期コミュニケーションの構造 22
  11. 情報の流れの設計という観点からの 非同期コミュニケーション • 一般的な情報のやりとりは、やり とりする同士が「同期」して(同 じタイミングで)行わなければい けなかった。 • 非同期コミュニケーションは「情 報の溜まり場」という概念を作る

    • 同期せずとも、組織内での情報の流通 を可能にする。 人 人 人 人 情報の やりと り 人 人 人 情報の やりと り 情報の 溜まり場 人 非同期コミュニケーションの構造 23
  12. 非同期コミュニケーションの欠点 • テキストベースのコミュニケーションとなる • Face to faceの方が情報量は多いですよね • そもそもテキストベースのコミュニケーションに慣れている人は本当に少ない(X とかTwitterやりすぎてる人とか…)

    • レスのスピードの問題 • 即レスが帰ってこないため、仕事の進みに滞りが生じると感じる人はいる • 反応がないと意思決定ができない…みたいな事例はよくある。 • 一方で、即レスを強制するともはやそれは「テキストベースの同期コミュニケー ション」になってしまい、非同期ではない。 • 好きな時に情報にアクセスできる、という非同期の良さがなくなってしまう。 非同期コミュニケーションの構造 28
  13. 非同期コミュニケーションの欠点の解決法 • テキストベースのコミュニケーションとなる • レスのスピードの問題 ➢この2つを高い次元で解消し、非同期コミュニケーションをメインで組織を 回すには、「テキストコミュニケーションを使いこなし、組織の情報流通 に対して強い意識を持ってコミットできる人」のみで組織を構成する、と いう方法しかない…たぶん… ➢「GitLabに学ぶ

    世界最先端のリモート組織のつくりかた ドキュメントの活用」という本 があるのですが、結局人材育成や採用の話ばっかりしていたので、まあそうなんだろう なという気持ち。 ➢それは無理だし、つらい。 ➢対面コミュニケーションとうまいこと両立させるのが、現実的な解でしょう。 非同期コミュニケーションの構造 29
  14. 研究室における情報設計 • (自分の研究室における)要請 • 研究は基本学生の個人単位で行われる • ただし、学生は先生からのアドバイスに加え、先輩や同期、後輩からのアドバイスもあると嬉しい。 • 他のメンバーの研究内容がなんとなくわかると、物事を教わりに行く相手がわかりやすい。 •

    研究の議論は、対面で行ったほうがより深い議論になるという傾向もある。 • 自分の研究に役に立つ情報が、他のメンバーの研究の役に立つことは十二分にある。 • 量は多くないが、研究室全体で周知すべき事象は存在する • 研究室全体で意思決定をするタイミングは多くない ➢個人の研究情報がいい感じに溜まり場に漂うと嬉しい ➢研究お役立ち情報も全員がアクセスできる場所に漂っていてほしい。 ➢突っ込んだ議論は対面で行いたい→溜まり場にある情報が対面の議論の きっかけとなると良い ➢運営に関する情報は、確実に周知される必要があるが、議論や意思決定ま で非同期で行う必要性は薄い 非同期コミュニケーションの構造 32
  15. 研究室における情報設計 -実装方向- • 非同期側: チャットツールを使ってみる • 研究の進捗を適宜上げたり、他の人が突っ込める チャンネルを個人ごとに作る • そのチャンネルには誰でも入れる

    • いわゆる「分報」「timesチャンネル」など • 研究に役に立つ情報を共有するチャンネルを作る • 情報の告知をするチャンネルを作る • 同期側: • 研究に関する密な議論(対面やZoom) • 運営に関する話し合い(低頻度) 人 人 研究進捗 議論 研究進捗 議論 研究の役に立つ情報、 Tips 情報の告知 非同期コミュニケーションの構造 34
  16. イベント運営における情報設計 • (アウトリーチイベント等における)要請 • いくつもの作業班(一つの班に1~4人)に別れている • お互いの作業班の間の接触タイミング&接触の必要性が少ない • ただし、たまに接触の必要性が生じる。 •

    接触の際は、互いの作業班のコンテクスト(文脈)を共有する必要がある。 • 作業班の進捗の確認は比較的頻度高くする必要がある。 • 進捗の確認自体にもコンテクスト(文脈)共有の必要性がある。 • 組織全体での意思決定が重要なので。 非同期コミュニケーションの構造 35
  17. イベント運営における情報設計 各作業班ごとの、 対面での作業、 うちあわせ 班リーダーによ るミーティング 意思決定 非同期 同期 人

    進捗 議論 人 人 人 進捗 議論 人 人 人 進捗 議論 人 人 非同期コミュニケーションの構造 36
  18. イベント運営における情報設計 -実装方向- 意思決定 人 進捗 議論 人 人 人 進捗

    議論 人 人 • 非同期側: チャットツールを使ってみる • 各班ごとの連絡、進捗報告チャンネル • 班以外の人も入れる • 全体での連絡チャンネル • 班リーダー同士の連絡 • 同期側: • 班内: 対面での作業&うちあわせ • 全体: 班リーダー同士によるミーティング、意思決定 非同期コミュニケーションの構造 37
  19. 研究室内での情報流通経路 • セミナー(メンバー持ち回りでの研究発表/週一/1人あたり年数回) • ミーティング(各メンバーの進捗報告/週一/1人あたり2週に1回) • 雑談 • Slack •

    個人のdiscussionチャンネル • 情報シェアチャンネル • 連絡チャンネル • (ここからSlackが前提の話になります) 非同期コミュニケーションの構造 41
  20. 個人のdiscussionチャンネル • 研究室における分報、timesチャンネル、個人チャンネル • Discussionという名前にすることでアカデミアの人にも意図を伝わりやすく • 個人の研究進捗、困ったこと、見つけた教科書、論文のメモ、何でも書いてOK • 積極的に書くことを推奨(日に数回~数日に一回の人が多い) •

    ミーティングやセミナー以外でメンバーの研究を知る機会を増やす • 半年に一回のセミナーでないとメンバーの研究を知る機会がないのは寂しすぎる • メンバー同士の会話の機会を増やす • 例:「昨日貼ってた論文面白そうだよね~」、「さっき投稿してた困ってたやつなんだけど~」 • スタンプなどで互いの進捗にリアクション→モチベーションにつなげる • 同じ空間に常にいなくても、メンバーのモチベーションに寄与する事が可能 非同期コミュニケーションの構造 43
  21. 個人のdiscussionチャンネル • 研究室における分報、timesチャンネル、個人チャンネル • Discussionという名前にすることでアカデミアの人にも意図を伝わりやすく • 個人の研究進捗、困ったこと、見つけた教科書、論文のメモ、何でも書いてOK • 積極的に書くことを推奨 •

    ミーティングやセミナー以外でメンバーの研究を知る機会を増やす • 半年に一回のセミナーでないとメンバーの研究を知る機会がないのは寂しすぎる • メンバー同士の会話の機会を増やす • 例:「昨日貼ってた論文面白そうだよね~」、「さっき投稿してた困ってたやつなんだけど~」 • スタンプなどで互いの進捗にリアクション→モチベーションにつなげる • 同じ空間に常にいなくても、メンバーのモチベーションに寄与する事が可能 右図のように、研究に関する情報をお互いに「漂わせる」こと によって、活発な研究活動を目指す 人 人 研究進捗 議論 研究進捗 議論 非同期コミュニケーションの構造 44
  22. 非同期コミュニケーションを実装する時の難しさ • 個人のチャンネルに書き込み続けるだけで研究(や進捗)の仔細を共有できるわけではない • それはそう • 同期コミュニケーション(議論、ミーティング、セミナー)をメインに据えつつ、discussionチャンネルはそれら のきっかけにする。 • テキストで表現することの難しさ

    • 研究の進捗、困ったこと、共有したい情報、そういったぼんやりとしたものをテキストで伝達するのはむずかし い • 概念の言語化というより、ふわっとしたものをふわっとしたまま言葉に載せる能力が必要 • 訓練や同期コミュニケーションでサポートする必要性 • 書き込むハードルの高さ • 非同期コミュニケーションの良さでもある、多くのメンバーからのアクセスが可能であるということ→いろいろ な人が見られるということでもある • 間違ったこと書いたら恥ずかしい… といった感情 • 研究室内での発言や議論に関する心理的な安全性が必須 • 書いても反応がなかったら… という恐怖 • 繰り返すが、誰もがツイッター中毒ではない 非同期コミュニケーションの構造 47
  23. 書き込むハードルが高い話 • 書き込むハードルの高さ • 非同期コミュニケーションの良さでもある、多くのメンバーからのアクセスが可能であるということ→いろいろな人が見られるとい うことでもある • 間違ったこと書いたら恥ずかしい… といった感情 •

    研究室内での発言や議論に関する心理的な安全性が必須 • 書いても反応がなかったら… という恐怖 • 繰り返すが、誰もがツイッター中毒ではない • これは本当に侮れない話 • 非同期コミュニケーションがうまくいくかどうかのかなりの割合をここが占める • これは、非同期コミュニケーションの欠点ではなく、非同期コミュニケーションを実装する際に生 じるドデカ問題という枠組みだと思ってます。 非同期コミュニケーションの構造 48
  24. 私が研究室にSlackを実装する際に気にしていた 点 -通知- • 通知基準の決定 • 極めて重要。「要らない通知が行ったら迷惑かな?」という不安は普遍的 • 「反応すべき通知」「無視していい(機能でミュートを推奨する)通知」の基 準を共有する

    • 例えば、自分の研究室では「メンションは反応すべき通知」「メンションがない(or general チャンネルではない)ポストには反応の義務がない」ということを基準とし ています。 • 自分のチャンネルや情報シェアチャンネルに好き放題書ける空気を目指す 非同期コミュニケーションの構造 49
  25. 私が研究室にSlackを実装する際に気にしていた 点 -反応- • 他者のポストには余裕があり可能であれば、反応すると良い。 • 特に、新しく組織に入ってきた人のポストには優先的に反応する。 • 「ポストしたら誰か見てくれるんだ」という成功体験を積んでほしい。 •

    スタンプや、対面であった際の「昨日のポスト見たよ~」といった反応がベストかなと(個人的に は)思ってます。 • ネガティブな反応や「もっとこうやってポストすればいいよ」という反応はなるべく避ける。 • それは進捗などのポストを気兼ねなく行う習慣がついてからでよい。 • ポストしてくれたこと自体にありがとうのスタンス • 気軽に進捗がポストされる状況が如何に組織にプラスの影響をもたらすかは話してきた通り • 新しく組織に入ってきた人以外の進捗とかにも積極的にスタンプとかつけると、お互いのモ チベにつながるケースは多いかなと思います • スタンプのバリエーションは、この辺に寄与しそう。 非同期コミュニケーションの構造 50
  26. 私が研究室にSlackを実装する際に気にしていた 点 –心理的安全性- • 「ポストした事自体が否定された」と思う経験を生み出さない • 特に、ポスト内容自体にネガティブな反応をする際にはフォローを行いたい。 • 「こんな感じの結果が出ました」みたいなポストに対して、「それは解釈間違ってそう?」みたいな反応を したときは、「結果を共有してくれたことは嬉しい」ということをちゃんと伝えるようにする。(特に組織

    の新人さんに) • ポストのハードルを下げる • ちゃんとした進捗じゃないとポストできない、と思われるとおしまい。 • 自分から積極的に「うまくいかなかった」類のポストをポストする • これ最近できてないので頑張ります…。 • 研究以外の進捗(事務作業などなど)もちゃんとポストして、進捗という概念の幅を確保する。 • 他の人の進捗見て締め切りおもいだすとかあるしね…. 非同期コミュニケーションの構造 52
  27. 私が研究室にSlackを実装する際に気にしていた点 –対 面を否定せず、Slackの意義を強調し続ける- • 初見のツールはみんなだいたい辛い。 • 対面での信頼関係の確保が最優先。 • そのうえで、Slackをうまく使うとなにが嬉しいのかをわかりやすく言い続ける。 •

    僕は研究室にSlackなじませるのに2年はかかったと思います。(先輩も先生もめちゃくちゃ協 力的で本当にありがたかったです。) • 非同期がメインを占めるコミュニケーションは相当な信頼関係がないと、基本無理 だと思っています。 • 対面をベースにして、議論のアーカイブを簡単にSlackに書き残す、あたりからじっくり頑 張っていきましょう。 非同期コミュニケーションの構造 53
  28. まとめ • 組織において、情報のやり取りは最も重要な要素の一つであり、それはコミュニケー ションによって達成される。 • 情報のやりとりは、コミュニケーション手法によって様々な形態を取る。この情報の流 れ方を決定することが組織にとって重要。 • 非同期コミュニケーションを用いると、情報のたまり場を作ることができる。これによ り、多くの情報が組織内の多くの人に渡る事が可能。

    • 非同期コミュニケーションを実際に実装するために、チャットツールを用いる方法があ る。特に、個人チャンネルは有効に機能する可能性がある。 • チャットツールや個人チャンネル、非同期コミュニケーションそのものにも難点がある。 これを直接解決するのは難しく、同期コミュニケーションと合わせるのが良さそう。 非同期コミュニケーションの構造 55