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自分が詳しくない領域でAIを使う #プロヒス2026
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konifar
June 26, 2026
Technology
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自分が詳しくない領域でAIを使う #プロヒス2026
PRODUCT HISTORY CONFERENCE 2026
https://lp-prohis.youtrust.jp/
konifar
June 26, 2026
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Transcript
©2024 Kyash Inc. ©2024 Kyash Inc. 自分が詳しくない領域でAIを使う PRODUCT HISTORY CONFERENCE
2026 2026/06/26 (金) Kyash Inc. VPoE @konifar
©2024 Kyash Inc. 2025年9月 プロヒス にて 2 https://speakerdeck.com/konifar/aide-fu-itashi-jian-de-he-wosuru
©2024 Kyash Inc. 2025年9月 プロヒス にて 3
©2024 Kyash Inc. 当時の “現状" から 9 ヶ月 4 •
2025-10-06 Codex 正式提供 • 2025-10-15 Claude Haiku 4.5 登場。 複数の小型モデルを並列実行する構成が現実的に。 • 2025-10-16 Claude Agent Skills 登場。 手順書、スクリプト、資料を再利用可能に。 • 2025-11-24 Claude Opus 4.5 登場。 コーディング、長時間エージェント、PC操作、資料作成が強化。 • 2025-12-11 GPT-5.2 登場。 専門業務、長文処理、ツール利用、長時間エージェント性能が向上。 • 2026-02-05 GPT-5.3-Codex 登場。 調査、ツール操作、複雑な実装を伴う長時間タスクが強化。 • 2026-02-17 Claude Sonnet 4.6 登場。 コーディング、PC操作、エージェント計画、100万トークンの文脈処理が強化。 • 2026-03-05 GPT-5.4 登場。 汎用モデルに高度なPC操作能力と最大100万トークンのコンテキストが統合。 • 2026-04-16 Claude Opus 4.7 登場。 複数ステップの作業、ツールエラーからの復帰、長時間実行の安定性が向上。 • 2026-04-17 Claude Design プレビュー公開。 画面デザインやプロトタイプ生成が強化。 • 2026-04-23 GPT-5.5 登場。 専門業務、コーディング、ツール利用、長時間エージェント性能がさらに強化。 • 2026-05-28 Claude Opus 4.8 登場。 コーディング、エージェント処理、長いセッションでの一貫性が改善 • 2026-06-09 Claude Fable 5 公開。 3日後に停止。 スゴイネ!
©2024 Kyash Inc. 当時の “現状" から 9 ヶ月 5 >
2025年9月 “(現状は) 自分の理解が足りない領域をAIにお任せするのはあまり筋がよくない" 2026年6月の “現状" はどうか?
©2024 Kyash Inc. ©2024 Kyash Inc. 自分が詳しくない領域でAIを使う PRODUCT HISTORY CONFERENCE
2026 2026/06/26 (金) Kyash Inc. VPoE @konifar
©2024 Kyash Inc. 小西 裕介 (こにふぁー / @konifar) • 株式会社
Kyash で 8年7ヶ月くらい Fintech のプロダクトを作っています • 直近4年半くらいは幅白くマネジメントの役割を担っています • 不正対策、 会計、 データ基盤など、 自分がもともと詳しくない領域も拾いながら何とかやっています 7 よろしくお願いします タノシイ!
©2024 Kyash Inc. 8 目 次 1. 変わったこと、 変わらないこと 2.
疑うこと、 理解すること 3. 試し続けること Table of contents
©2024 Kyash Inc. ©2024 Kyash Inc. 1. 変わったこと、 変わらないこと 9
9
©2024 Kyash Inc. 10 この 9ヶ月 で変わったこと • より賢く、 長く働けるようになった
◦ Claude Opus 4.6 や 4.7 は非常に賢く、 ニンゲンより深く洞察してくれて気づきも多い ◦ モデルごとの特性を理解し、 用途に応じて使い分けることが重要。 たとえば開発の文脈では Claude から Codex にレビュー依頼という役割分担にしている人も多い • 業務を覚えられるようになった ◦ Skills など、 暗黙知を再利用可能な形式知として切り出せるようになった ◦ コマンドと組み合わせて、 より専門的な部下や同僚のような存在として、 “タスク" というより “業務" を 行ってくれる感覚に モデルとツールは劇的に進化。 今後もさらに進化する。 スゴイ!
©2024 Kyash Inc. 11 この 9ヶ月 で変わらないこと • AI は増幅器
(2025年DORAレポート) ◦ AI のアウトプットの精度は上がっているが、 対話的なやりとりは必要 ◦ 単なる思考の委託ではなく、 優秀な “検証装置" として AI を使えるかどうかは使い手次第 • 最終的に判断するのはニンゲン ◦ 判断のための情報収集、 思考のプロセスは飛躍的にやりやすくなった ◦ 一方で、 自分の思考が引っ張られないように気をつけながら “判断" するのは難しくなってきた 最終判断するのはニンゲン。 その能力に大きく依存する。
©2024 Kyash Inc. 12 そもそも変わらないこと • チームメンバーへの指示によってアウトプットが変わる ◦ 指示の内容、 レビューでの軌道修正
など、 ニンゲン相手には当たり前にやってきたこと ◦ AI は質とスピードが大きく違うが、 やっていることは正直変わらない • 正しく疑って理解し、 自分の責任で決定する ◦ 出てきたアウトプットを懐疑的な頭に切り替えてレビューし、 自分が理解したと思えるまで聞いていく ◦ 自分が説明責任を果たせる状態にした上で最終決定は自分がもつ => 2025年2月 EMConf JP 2025 広木大地 さん 基調講演 より 「すべてのエンジニアは、 AIをメンバーに持つ エンジニアリングマネージャになる。」 https://hirokidaichi.github.io/presentation/emconf.html#68 AI 関係なく、 リーダーやマネージャーがやってきたこと。
©2024 Kyash Inc. ©2024 Kyash Inc. 2. 疑うこと、 理解すること 13
13
©2024 Kyash Inc. 14 詳しくない領域に手をつける時、 どういうステップでやっていたか 1. 目的を明確にする ◦ 取り組む内容ではなく、
“なぜ今やる必要があるか" を深掘って自分の言葉で説明できる状態にする 2. 詳しくなる ◦ 公式ドキュメント、 書籍 (古典、最新)、 Web記事、 有識者への相談 などでとにかくインプットする ◦ 全体像を掴み、 単語やトレンド、 判断軸を自分で理解する 3. 広げて畳む (2と反復。たまに1を確認) ◦ 対応の選択肢を広げて考えて、 判断軸を決めて懐疑的に評価し、 他者のレビューも踏まえて絞っていく 4. 決定し遂行する ◦ 自分または意思決定者が決定し、 決まったらやりきる AI と協業する場合も、 大枠のステップは変わらない。
©2024 Kyash Inc. 15 AI に頼るべきところ、 頼ってはいけないところ 1. 目的を明確にする ◦
取り組む内容ではなく、 “なぜ今やる必要があるか" を深掘って自分の言葉で説明できる状態にする 2. 詳しくなる ◦ 公式ドキュメント、 書籍 (古典、最新)、 Web記事、 有識者への相談 などでとにかくインプットする ◦ 全体像を掴み、 単語やトレンド、 判断軸を自分で理解する 3. 広げて畳む (2と反復。たまに1を確認) ◦ 対応の選択肢を広げて考えて、 判断軸を決めて懐疑的に評価し、 他者のレビューも踏まえて絞っていく 4. 決定し遂行する ◦ 自分または意思決定者が決定し、 決まったらやりきる 青字は頼るべき。 赤字はむしろ頼ってはいけない。
©2024 Kyash Inc. “ ” 16 疑うこと、 理解すること
©2024 Kyash Inc. 17 疑うこと、 理解すること が大事。 ここをニンゲンが手放してはいけない • AI
のアウトプットへのレビューとフィードバックは適当になりがち ◦ AI は怒らずに付き合ってくれるので、 神経質な上司を演じる気持ちで “懐疑モード" に切り替えること ◦ その上で、 レビューとフィードバックを楽にする仕組みは作って工夫すること • AI は時を加速させるので、 すぐに “理解した気分" になりがち ◦ AI が言ってきたことを自分の言葉で説明しようとすると意外とできない ◦ 自分が理解していないことにも気づかず、 判断を委ねているのと同じ状態になっていることもある “懐疑モード" を宿し、 理解したと思えるまで理解すること。 ギクッ!
©2024 Kyash Inc. 18 自分がやってる楽にする仕組みの一部紹介 1. 目的を明確にする ◦ 取り組む内容ではなく、 “なぜ今やる必要があるか"
を深掘って自分の言葉で説明できる状態にする 2. 詳しくなる ◦ 公式ドキュメント、 書籍 (古典、最新)、 Web記事、 有識者への相談 などでとにかくインプットする ◦ 全体像を掴み、 単語やトレンド、 判断軸を自分で理解する 3. 広げて畳む (2と反復。たまに1を確認) ◦ 対応の選択肢を広げて考えて、 判断軸を決めて懐疑的に評価し、 他者のレビューも踏まえて絞っていく 4. 決定し遂行する ◦ 自分または意思決定者が決定し、 決まったらやりきる Slack や 社内ドキュメントツールなどは MCPで読める状態に。 /grill-me コマンドで深堀りをサポート。 Claude Opus 4.7 と Codex GPT-5.5 で相 互レビューした上で、 レポートするスキルを用意。 抑えるべき単語、 トレンド などを ニンゲンが読む前提で短くレポート するスキルを用意。 ここは ChatGPT を使うことも多 い。 モデルを使い分ける。
©2024 Kyash Inc. ©2024 Kyash Inc. 疑い、 理解するために よくやっていることの紹介 (正直泥臭くて万人に適用できるものではないかもしれません)
19 19
©2024 Kyash Inc. 20 ① ドキュメントを自分で書き直す • 遠回りなようだが、 自分の言葉で書き直すことで初めてちゃんと理解できる ◦
自分の手を動かすことと思考することは完全に切り離せない感覚がある ◦ AI はすぐに話が長くしがちなので、短く簡潔にまとめられることにもなる • 差分から学習させる ◦ もとの出力と書き直し結果を比較させ、 自己補正できる形でスキルに反映。 次回以降に活かす AI が出力した内容を自分 (ニンゲン) が書き直す イソガバ!
©2024 Kyash Inc. 21 ② 細かくセルフコードレビューをする • 対ニンゲン以上にしつこくレビュー/コメントし、 内容を確認/修正/返信させる ◦
初期段階は https://github.com/yoshiko-pg/difit を使うが、 あえて Pull Request 上でやりとり し記録を残すことも多い。 そのやりとりが残ったほうが、 他のニンゲンがレビューする時にもすでに議論/検 討したことがわかりやすいため • コメントから学習させる ◦ 既存プロジェクトの中で真似てよい部分、 後方互換性に対する考え方 など、 指摘したことを学ばせて少し ずつ育てていく 懐疑的にレビュー/コメントし、 修正/返信させる
©2024 Kyash Inc. 22 ③ 詳しい人とのペアレビューのタイミングを作る • 自分が詳しくない領域でも社内外に詳しい人に頼って一緒にレビューしてもらう ◦ それまでに自分のキャッチアップ、論点の明確化を
AI とやる という割り切り ◦ 「詳しくない人がやる意味があるのか?」 と感じるかもしれないが、 たたき台を作れる人が増えたという意 味では組織的なケイパビリティは向上している • ペアレビュー (またはペアプロ) のやり方は変わった ◦ 明らかにペアレビューのやり方と質が変わっている ◦ 一番の変化は、 ペアレビュー中に指摘されたことをその場で AI に依頼して反映しつつ 他の論点を話すと いった作業の並列化ができるようになったこと。 めちゃくちゃ疲れるけどすごく濃厚でよい 社内外の詳しい人のレビュー日を決めて 逆算し 準備する。
©2024 Kyash Inc. ©2024 Kyash Inc. 3. 試し続けること 23 23
©2024 Kyash Inc. (再掲) 当時の “現状" から 9 ヶ月 24
> 2025年10月 “(現状は) 自分の理解が足りない領域をAIにお任せするのはあまり筋がよくない" 2026年6月の “現状" はどうか?
©2024 Kyash Inc. 25 2026年6月の自分の現状認識 • AI の特性を理解し使いどころを見極めれば、 これまで以上の質とスピードで進められる •
ニンゲンが正しく理解し決定することからは (まだ) 逃れられないが... ◦ もしかしたら、 今後は 今理解し決定すべき粒度の内容はすべて AI に渡してしまい、 よりハイレベルな意思 決定だけをニンゲンがやるという形に変化していく可能性もある 2026年6月時点では、 自分が詳しくない領域に 取り組むことは現実的で、 筋が悪いことでもなくなった。 シンカ!
©2024 Kyash Inc. 26 試し続けることが大事 • 2025年12月に Opus 4.5 が出た頃には、
詳しくない領域もお願いできるようになっていた ◦ 3ヶ月でがらりと前提が変わっていく。 2026年末には、 間違いなく全然ちがう世界になっている • 「あの時できなかったことが今はできるかも?」 と考えて試し続けること ◦ 常に最新情報に追従しなければならないと焦る必要はないが、 そろそろこういう感じでお願いできるよう になったかなと定期的に確認はするべき ◦ 青字で示した AI への頼りどころで 「もっと楽ができないか」 、 赤字で示した AI に頼るべきでないとした 部分が 「そろそろ AI に頼る形に適応できないか」 といった感じで試し続けるのが大事 前提が変わっていくので、 何をどこまでお願いできるかを 常に試し続けなければならない。
©2024 Kyash Inc. “ ” 27 詳しい領域でも そうじゃなくても 自分が説明できるまで理解すること、 意思決定責任は自分が持つこと、
前提を疑って試し続けること、 それが (今は) いちばん大事。 さいごに
©2024 Kyash Inc. ©2024 Kyash Inc. 28 28 来年はどうなっているか楽しみですね! ありがとうございました!
ワクワク!