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20231012@岡山県社会福祉法人経営青年会研修「CMPJ」の紹介

 20231012@岡山県社会福祉法人経営青年会研修「CMPJ」の紹介

noriaki_koshiba

October 09, 2023
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  1. 3 【仕 事】 ◦社会福祉法人黒部市社会福祉協議会 総務課長補佐 経営戦略 〇一般社団法人SMARTふくしラボ 研究員/プロジェクトマネージャー ◦国立研究開発法人情報通信研究機構 ソーシャルICTシステム研究室

    協力研究員 〇一般財団法人CSOネットワーク リサーチフェロー 【志 事】 ◦NPO法人明日育(あすいく) ◦LINEWORKSアンバサダー 〇CI-labo(community indicators labo)
  2. 5 ICTや新しい技術革新を活かした地域福祉の推進へ shakyo3.0 スマート社協3.0構想 【ビジネスチャット】 コミュニケーションツールで働く人がより働きやすくする。 【地域福祉分野におけるICT利活用実証実験】 支援する人が支援しやすい環境づくり ICTリテラシーが低い、後期高齢者を支える 官民協働のプラットフォーム

    ※国立研究開発法人情報通信研究機構、株式会 社日新システムズ、黒部市社協の三者協定 【LINE botによる相談窓口】 相談のハードルを下げ、早くからの リーチをつなげるしくみ将来的な 情報発信のキーとなるしくみ 【ふくしDX】 業務効率改善を行い福祉 現場での人材不足を解消 民間企業との共同研究PJ 【5goals for 黒部】 市民に分かりやすく伝え、みんな の目指すべきgoalを示す。 【個人活動の可視化】 社会にどう貢献したか、自分自身の活動 ログが見えるようにする。 【ふくしDXの推進基盤】 社団法人を立ち上げふくし全体のデジタ ル化、DX推進を図る組織の立ち上げ。 【SW-MaaSの開発】 トヨタモビリティ基金と福祉版移動シェア サービスの研究開発 一般社団法人 SMARTふくしラボの設立 福祉版移動シェアサービス SW-MaaS Social welfare Mobility as a service
  3. 【福祉分野を「smartふくし」に押し上げるエンジンに】 3年間で一気に、福祉分野をsmart化する。 ※smart(スマート):賢い デジタルやDXを理解し、上手く活かすことのできる状態 福祉団体・組織・法人 Smartふくし 【フェーズ①】 ネットワーク化 課題の棚卸し、整理と集約 【フェーズ②】

    デジタル化 紙からデジタルへの置き換え 【フェーズ③】 DX (デジタルトランスフォーメーション) 業務改革 【フェーズ④】 全体最適化 持続可能な地域・体制整備 Smartふくし Engine 機能強化 【シンクタンク】 データ活用 データの見える化・EBPM 機能強化 【シビックテック】 人材育成・場 活動の担い手、場づくり 【市民参加】 住民主体のまちづくり じぶんのまちを自分たちで良くしていく
  4. 【SMARTふくしラボのポジション】 簡単に言うと、 福祉団体と民間企業・研究機関の間にはコーディネートがいる 福祉団体・組織・法人 SMARTふくしラボ 民間企業・研究機関 困りごとの整理 課題発見 組織内の合意形成 業務改善

    DX支援 福祉ニーズへのマッチング 商品開発 実証実験 販路拡大 ICT※ リテラシー推進 ※福祉寄りに伴走支援していくことが強み 最終目標:smartにつながる状態 ※smart(スマート):賢い デジタルやDXを理解し、上手く活かすことのできる状態 ※ リテラシー:「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に 理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」
  5. SMART ふくしラボ 学び合う場 learning 実験する場 experiment 研究する場 laboratory ビックデータ 蓄積/利活用

    福祉分野の デジタル化・DX 研究 民間企業との 共同研究 地域での 実証実験 フォーラム 開催 リテラシー 向上 ビジネスモデル 事業化 プログラム 開発 セミナー 勉強会 ローカライズ 他地域への 展開 福祉団体支援 【3つの場づくり】Core competenceからの事業展開
  6. ふくしモビリティPJ 送迎のデジタル化 福祉Mover導入支援 新しい福祉サービス 総合事業メニュー開発 大規模法人コンサル ティング事業の開発 シェアリングPJ 食料支援ネットワーク WAWAWAネット

    組織化・法人化 事務局運営 福祉送迎網の活用 SW-MaaS デジふくネットPJ ネットワーク構築 デジタルふくし推進 ネットワーク DX推進PJ 相談支援 デジタル化、DX相談 DX推進・研修 フォーラム、セミナー コンサルタント シンクタンクPJ 調査・研究 データ活用 見える化 福祉分野のデジタル化・DX シェアリング モビリティ 事業構築 支援・コンサル シンクタンク SMARTふくしラボ 全体事業 情報連携 社協連携事業 TMF助成事業 ラボ単独事業 コンサル 調査・研究
  7. ふくしモビリティPJ (トヨタモビリティ基金助成事業) 送迎のデジタル化 福祉Mover導入支援 (3市2町で20法人導入実験) 新しい福祉サービス 総合事業メニュー開発 (Goトレプログラム) 大規模コンサルティング 事業の開発

    (大規模法人での実証実験) 新しい福祉サービスの開発 CROSS MOBILITY PROJECT 福祉Mover(アプリケーション) を活用した 送迎のデジタル化 外出自主トレプログラム 「Goトレ」の開発 法人と連携した 「ふくしDX計画」の策定支援 ふくしDX consulting
  8. 福祉サービスの提供を受けるには? 3択 施設に行く デイサービス 自宅に行く 訪問介護/看護 入所する 入居型施設 国は、在宅へ ニーズは、入所へ

    単独経営(小規模模法人)では、 不採算、人材不足が起こりやすい。 複数経営(大規模模法人)では、 不採算部門からの撤退。人材確保も重なり、入 居施設に力をシフトしている 福祉人材の不足・経営難
  9. 根本的な問い① なぜ、福祉分野の人材不足が起こっているのか? 施設に行く デイサービス 自宅に行く 訪問介護/看護 入所する 入居型施設 職場環境こそが人材不足の切り札 福祉人材の不足

    深刻度 有効求人倍率 14.92倍 2020年度ヘルパー 働きやすい職場・やりがいのある仕事 人材の定着・スキルアップ サービスの質の向上 福祉サービスの持続可能な供給を行うためには、 働きやすい職場づくりを軸に考えていく必要がある。 全分野の有効求人倍率 1.31倍 2023年5月 有効求人倍率 3.90倍 2020年度施設介護員
  10. 根本的な問い② なぜ、福祉分野の人材不足が起こっているのか? 施設に行く デイサービス 自宅に行く 訪問介護/看護 入所する 入居型施設 国の方針 施設から在宅へ

    規制緩和 小規模多機能型施設 小さな拠点には、それぞれ「人、モノ、金」を 揃え、管理する体制が必要になる。 サービス付き高齢者 住宅 集約すれば、一緒にできることもある。 エリア単位での連携や集約、最適化が必要である。 専門職の力が福祉サービスの提供以外で割 かれている可能性
  11. 【年間維持費】 年間1台あたり 合計332,000円 【内訳】 ・燃料費 152 , 000円 ・保険代 50,000円

    ・車検代 53,000円 ・ 自 動車 税 1 1 ,0 00 円 ・修理費 53,000円 ・消耗品 13,000円 【市内全車両に係る年間総額】 (年間維持費+人件費+車両購入代)×210台 ①専従運転手あり 220,500,000円 ②専従運転手なし 149,520,000円 移動リソースの試算とシュミレーション 「集約して一元化すればビジネスになる」 市内の福祉関係施設等が持つ移動リソースを調べ、 集約することで、効率化もしくは車両管理業務 自体をアウトソーシングできるかどうかの調査 + Step1: 4月~7月 黒部市内福祉事業所へ車両状況調査を実施 市内全94事業所 車両見込み台数 全210台 【人件費】 年間1台あたり ①専従運転手あり ②専従運転手なし 合計468,000円 / 合計130,000円 a. 運転手以外で送迎に携わている職員 一人あたりの業務時間 116.6時間/年 1台あたりに係る人件費 116,000円/年 b. 車両1台あたりの事務業務時間 一人あたりの業務時間 14.5時間/年 1台あたりに係る人件費 14,000円/年 c. 専従運転手人件費 235,000円/年 運転従事者その他経費 103,000円/年 【車両購入費】 ハイエース中古車の 相場平均250万 10年使用 年間1台あたり 250,000円 + × 黒部市内福祉事業所における車両管理・車両運行に関する調査 Step2: 実証実験協力事業所(3法人)の車両保険一括管理における金額の試算や新サービス開発についての研究(品川グループと連携) ※送迎業務、車両管理、車両運 行に係る経費に対しての負担感 「非常にそう思う」、「そう思う」 と回答した事業所 約5割 移動にかかる 業務一元化 ※SW-MaaS実証実験に向けての事前アンケート調査結果を基に試算 43
  12. それぞれの地域(市町村)が移動で抱える課題は、ほぼ同じ。 点ではなく面で取り組むことで、課題解決のスピードとインパクトを高める 黒部市エリア 資金面(実証実験)・ノウハウ プロジェクトサポート・連携サポート CROSS MOBILITY PROJECT 魚津市エリア 滑川市エリア

    それぞれのエリアの特性を生かしたしくみづくりノウハウや結果の共有、エビデンスの蓄積 様々な実証実験と実装化に向けての研究 協力・事業所のチャレンジ 本プロジェクトの理念 44 新川介護保険組合エリア 朝日町エリア 入善町エリア 富山市内事業所 ◦◦市(調整中) 協力・事業所のチャレンジ 協力・事業所のチャレンジ 医療・介護事業の送 迎一元管理と外部委 託のしくみづくり 地域の移動支援と福 祉車両の活用 福祉現場の効率化・負担軽減(実態調査・送迎のデジタル化チャレンジ) 新しい福祉サービスの開発(黒部市と市社協と介護保険組合)
  13. トヨタモビリティ基金とSMARTふくしラボの支援体制 CROSS MOBILITY PROJECT 45 実証実験 参画したエリア 実証実験での検証結果共有 事業化(実装)への検討 エリア連携への参画

    支援体制 福祉Moverの提供と導入支援(費用面含む) 実証実験のサポート(企画・マンパワー) 参画エリアの連携の場づくり その他実証実験に係る経費(直接支出) 大学、研究機関 データ分析・検証 実証実験でのデータ分析 事業化への設計 効果検証 ソーシャル アクション機構 福祉Moverの提供
  14. プロジェクトの柱となる 2つのプログラムを各エリアで取り組む (2023年度) ふくしDX(送迎のデジタル化・共同化等)でデイサー ビス業務の約3割と言われる送迎の負担を軽減し、 業務効率を上げ、働きやすい職場、人材の確保に貢 献する。 福祉現場の効率化・負担軽減 効果的な介護予防総合事業のメニュー開発で、 「移動困難となる人≒要支援1.2、要介護1」の

    対象者へ移動手段となるサービスを提供する。 新しい福祉サービスの開発 46 福祉Mover(アプリケーション) を活用した 送迎のデジタル化 20事業所の導入実証実験(予定) 一般社団法人ソーシャルアクション機構HP https://socialaction.net/ ←こちらから福祉Moverの紹介動画がご覧いただけます。
  15. 福祉Moverとは… 利用者宅の地図のコピー ホワイトボード送迎表 送迎業務をデジタル化し、送迎担当者、車両担当者、施設管理者、利用者のストレスを 軽減するアプリサービスです。 送迎担当者スケジュール 簡単作成機能 送迎ナビシステム 土地勘がなく、 道順把握が大変…

    手作業が多くて 工数がかかる… 車両の稼働状況が 分からない… ナビに従うだけで 楽に目的地へ! 工数大幅削減で 業務効率化! 車両の稼働状況を リアルタイム管理! 従来のアナログ管理 福祉Moverによるデジタル管理 48
  16. 福祉現場の効率化・負担軽減による目標設定 目 標① 送迎シフト管理 業務効率化・負担軽減 福祉Moverの導入 送迎シフトのデジタル化 目 標➁ 送迎業務全体

    業務効率化・負担軽減 送迎車両への福祉Mover導入 送迎業務のデジタル化 目 標③ 利用者増(収益UP) 最適配車による利用者増 効率化による経費減 =福祉Moverの導入経費捻出 フェーズ1 (約6か月) フェーズ2 (約3か月) フェーズ3 (約3か月) 50 送迎・車両管理担当の業務デジタル化 ・シフト作成 ・運行管理 ・車両管理 送迎に関わる業務のデジタル化 ・運行確認 ・運行記録 ・利用者情報 目 標④ 介護人材の確保 送迎業務をタクシー等へ委託 介護度の低い利用者の 共同送迎連携
  17. CMPJ3市2町の協力 魚津市:担当課 社会福祉協議会 CMPJ 研究機関 東京大学 フレイル研究 (予定) 朝日町:担当課 社会福祉協議会

    黒部市:担当課 社会福祉協議会 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 福祉現場の効率化・負担軽減 新しい福祉サービスの開発 SMARTふくしラボ 事業主体 SMARTふくしラボ 事業設計 実証実験の中心 51 新川介護保険組合 入善町:担当課 社会福祉協議会 滑川市:担当課 社会福祉協議会 新川介護保険組合管内での協力 新しい福祉サービスの開発については、 黒部市エリアのみで実施します。 ◦対象 ・3市2町のエリアで、介護、 医療等送迎業務を伴う事 業所(95か所)を対象に チャレンジを呼びかけ ◦3期で募集 ・5月スタート ・7月スタート ・8月スタート ◦募集上限 ・20事業所
  18. 送迎業務をすべて委託(タクシー等交通事業者) 送迎業務の一部を委託(タクシー等交通事業者) 「福祉Mover」を導入した事業所の送迎網をデジタル連結 事業所間で共同運行 事業所間で一部を共同運行 二つの方向性を検討 送迎委託モデル 事業所間連携モデル 事業所間で共同運行 同一法人間の送迎マージ

    デイサービス事業 デイリハ事業 「福祉Mover」を導入した事業所の送迎業務のデジタル化 送迎業務の負担軽減・効率化(送迎業務・運行記録) 送迎担当者の負担軽減・効率化(シフト管理・運行管理) 二つの効果 法人内マージモデル デジタル化による業務効率化モデル 福祉現場の効率化・負担軽減のモデル (デジタル連携基盤を活かした、その先の展開) 52
  19. 現場の キャパシティ を増やす 移動リソースの 共有化 移動に必要な 人の共有 移動にかかる 業務一元化 2021-2022_SW-MaaSから

    2023_SC-MaaSへ 共有化実証実験 「一台の車が3つの仕事を組み合わせフル稼働」 福祉センターの定期コース送迎&障がい者の就労支援 先への送迎&高齢者ケアハウス入居者の外出・買い物バス の組み合わせ 人の共有実証実験 「人さえいれば、車を動かし送迎できる」 送迎に必要な車両はあるけれど、それを運転する人or同 乗する人が足りない。送迎できれば利用者を増やすことが でき収益も上がる。 【メリット】 ・車両の削減→コスト減 ・雇用の確保と安定→運転手のフルタイム雇用 【発展的な可能性】 ・福祉路線バス化→公共交通路線バスとの融合 福祉版移動シェアサービス SW-MaaS Social welfare Mobility as a service 【メリット】 ・送迎増→収益UP ・送迎スタッフ派遣→介護職員の新しい仕事 【発展的な可能性】 ・法人間連携で「職員のタイムシェア」サービス 移動リソースの試算とシュミレーション 「集約して一元化すればビジネスになる」 市内の福祉関係施設等が持つ移動リソースを調べ、 集約することで、効率化もしくは車両管理業務 自体をアウトソーシングできるかどうかの調査 車両リースサービス 保険・メンテナンスサービス 送迎業務サービス 【メリット】 ・事務負担軽減→本来業務に注力 ・送迎の質の担保→介護職員の負担軽減 【発展的な可能性】 ・SW-MaaS運営法人の設立(民間との共創) (Social community-MaaS) 〇福祉が持つ移動リソースを地域(community)での移動手 段の一つとしてSC‐MaaSサービスを展開する。 〇公共交通・タクシー・自家用車の移動手段ではない、新しい ソーシャルモビリティ(仮称)の概念を作り出す。 〇社会福祉法人の使命である「地域での公益的な取り組みの 推進」として、社会課題である移動ニーズに答えていく。 54
  20. 福祉施設が福祉送迎網のハブになる プラットフォーム(駅) 人・モノ・〇〇を運ぶ ふくしモビリティネットの構築 「SW-Mobility_NET」 コース最適化・マッチング 送迎業務デジタル化 【キーワード】 福祉施設がコミュニティの要 福祉施設を中心としたコミュニティづくり

    社会福祉法人の地域貢献(義務) 地域リソースの活用 省エネルギー シェア、統合、一本化 持続可能なまちづくり 地域最適化 末端配送 福祉的視点での移動支援 ふくしネットワーク構築とデジタル化 「SW-MaaS実証実験」 目指すべきあり方_福祉送迎網の構築 55
  21. 56 ふくしモビリティネットの構築 「SW-Mobility_NET」 様々な【社会課題】解決を生み出す可能性 「福祉・介護現場のキャパシティ不足」 ・送迎業務をSW-MaaSとして使え(買う) ば、本来業務時間を確 保することが出来る。 「社会福祉法人の連携」 ・社会福祉連携推進法人での事業連携や事業一元化等の集約に

    よる効率化が図れる。 ・集約、効率化による法人の経営改善を図れる。 ・地域での公益的な取り組みとして地域の移動に役立てる可能 性がある。 「CO2削減」 ・シェアリングを行うことで、車両台数の削減、走行距離の減を 図ることができ、コストダウンと共にCO2の削減にも貢献する ことが出来る。 「地域内経済」 ・人々が移動すれば経済は動く(お金が使われる) 「人材活用」 ・副業、セカンドキャリア、外国人人材、人材共有など新しい仕事 を生み出すことが出来る。 「安全管理」 ・一元管理することで、緊急時や災害時に安全な運行管理や状 況把握が出来る。 「ビジネスチャンス」 ・集約することにより福民協働の共創ビジネスで解決出来る。 SW-Mobility_NETの可能性
  22. 64 「Goトレ」での 複合的な課題解決 〇魅力的なメニュー企画 ・地区単位での体操教室のメニューのマンネリ化 ・参加を促す魅力的なメニュー ・介護予防効果のあるもの 〇買い物支援や外出支援のプログラム ・個別対応していると財源が足りない 〇免許返納者への対応

    ・介護予防対象者が免許返納対象者と近い ・公共交通を使ったことがない 〇運営体制の継続(財源・人員) ・持続的に運営していくための財源と体制づくり 市町村・地域での課題 G0 トレ
  23. 【福祉の拠点に福祉の力で人を集め、集まった人を外出させる】 送迎バス網 福祉センター (介護予防拠点・介護予防教室) 徒歩 地区公民館 (サロン・体操教室) 送迎車 デイサービス (非通所日)

    送迎バス網 バス・タクシー 公共交通バス 様々な外出スポット 外出自主トレプログラム 介護予防教室プログラム Go-toトレーニング「Goトレ」 ・外出して動く=運動、脳トレ(買う・話す・歩く) ・移動手段を知る・学ぶ・体験する ・一緒に行く、誘われていく、普段行けない場所に行く ・喜怒哀楽を生み出す ・一緒に行く、誘われていく ・センターで新しいプログラムを体験する ・地区のサロンと違う楽しみ ・車が無くても参加できる ・ルーティン化させる 【共創モビリティ】 連携した移動手段の構築 65 外出先が自主トレーニングのフィールドになる。 公共交通鉄道 ※黒部市で想定している案
  24. 火曜日コース 事業化した際の延べ参加目標 1日10名/週40名/月160名/年間1,920名 コース① 第1週、第3週 ※実施曜日は、体操教室がある火曜日から金曜日までの週4回(月16回)とする。 元気はつらつ体操教室(一般高齢者介護予防事業) 会員1人当たりの利用回数 3ヶ月プログラム/月2回/6回セット 月に2コース

    外出自主トレーニングプログラム「Goトレ」利用者(介護予防総合事業対象者) 66 Goトレの会員へ 介護予防総合事業対象者 (要支援1・2、要介護1) 水曜日コース 木曜日コース 金曜日コース 体操教室会員 40名 体操教室会員 40名 体操教室会員 40名 体操教室会員 40名 Goトレ会員 10名 Goトレ会員 10名 コース② 第2週、第4週 〇事業の目的 (1)効果的な介護予防総合事業のメニュー開発 ・外出することが介護予防につながることの証明 ・参加することへのネガティブなイメージを払拭 (2)移動手段のトレーニング ・自家用車以外での移動手段を使ったことのない人をトレーニング ・移動の選択肢を増やす (3)地域資源・移動資源のフル活用 ・もともとあるものを活かす (タクシー、バス、電車、福祉車両を活用) (地域の魅力的なスポットを外出自主トレ先として活用) 効果:「外出することが介護予防になる」 コンセプト:「月に2回は外出しよう」 ※実証実験時は、対象を広げる(一般高齢者含む)
  25. 67 参加者の流れ 体操教室に参加 黒部市福祉センターへ 送迎バス 自宅 G0 トレ Goトレに参加 タクシーで移動

    フィールドで自主トレ タクシーで移動 黒部市福祉センターへ 送迎バス 自宅 グループで集合 8:55 9:30 10:00ー11:00 11:30 11:40 12:00ー14:00 14:05 14:30 15:30 16:00 9:00 11:35
  26. プログラム 1:送迎バス(自家用車)でセンターまで来る。 8:30ー9:30送迎:マイクロバス2台 2:体操教室に参加 午前中10時~11時まで体操 (介護予防教室) 3:新 外出自主トレーニングプログラム(介護予防総合事業) 11:30-14:30 外出自主トレプログラムとして、センターからお出かけ先へ移動

    ※タクシー2台との委託契約+公共交通による移動も組み合わせる 4:外出先で昼食、活動 14:30までセンターに戻ってくる 外出先で昼食をとったり、ウォーキング、趣味、買い物など=運動、消費行動 (想定案) ◦道の駅⇒昼食、公園ウォーキング、買い物、お話し ◦くろべ市民交流センター⇒読書、町散策、買い物、銀行 ◦魚の駅⇒昼食、買い物、町巡りウォーキング ◦北洋の館⇒昼食、海岸線ウォーキング、灯台トレーニング etc 5:送迎バス(自家用車)で自宅まで帰る。 15:30ー16:30送迎:マイクロバス2台 通常の福祉センターバス(送迎バス)で家まで帰宅 モビリティトレーニングプログラム 【公共交通使ってみよう】 今まで外出の機会が少ない高齢 者に、今後の免許返納などを想定 し、公共交通を使ってお出かけす るプログラムも展開 ◦南北線でYKKセンターパークに 行ってみる。 ◦実際に家までのシュミレーショ ンを考えてみる体験 ◦マイ時刻表の作成 68 ※黒部市で想定している案
  27. 69 全8回(2+6回)のプログラム(案) Goトレ① Goトレ② Goトレ③ Goトレ④ Goトレ⑤ Goトレ⑥ (オリエンテーション) ロコモ診断

    フレイルチェック 身体測定 (効果測定) ロコモ診断 フレイルチェック 身体測定 一人の参加者が3か月間で月2回Goトレで計6回と測定2回のセット パターン:タクシー利用3回、バス1回、鉄道1回、組み合わせ1回 効果測定の軸は、「身体的健康」「精神的健康」「社会的なつながり」 〇身体的健康・・・ウェアラブルによる運動量、ロコモ診断、フレイルチェック ※中長期的には、フレイルIDを活用し、介護度の抑制などを測定 〇精神的健康・・・心情的な変化、第3者の評価 〇社会的つながり・・・移動手段の習得、買い物、外出頻度、会話量
  28. 72 Goトレプログラムの流れ バス・タクシー 公共交通バス ウェアラブル端末 【地域資源の活用】 フィールドは地域のスポット 【運動量の測定】 歩行数 消費カロリー

    心拍 【モビリティトレーニング】 移動手段を知る・学ぶ・体験する 【行動】 外出して動く=運動、脳トレ (買う・話す・歩く) 【データ活用】 ◦利用者 消費行動や、コミュニケーション量、意識変 化などはヒアリング、アンケートで調査 ◦データ管理 ウェアラブルのデータを一元管理 利用者へのフィードバック 移動能力測定(ロコモ) フレイルチェック(ID) 介護予防対象者 ◦◦◦◦ (介護予防拠点) 【自主トレーニング】 データで管理し自主性を活かすしくみ フィードバック 【介護予防効果】 介護予防効果をデータで示す 公共交通鉄道
  29. 73 Goトレ ◦◦◦◦ (介護予防拠点・事業主体) Goトレプログラムの財源構成 後期高齢者等 移動困難者の移動支援財源 バス・タクシー 公共交通 市単独財源

    単発的な助成金 公共交通の充実 移動経費の補助 ≒ 介護予防総合事業対象者 後期高齢者等 移動困難者の移動支援財源 介護予防総合事業費 介護保険の介護予防財源 活用可能な制度 効果測定データ フィードバックデータ 介護費・医療費抑制 公共交通の乗車率アップ 利用料収入増 移動支援と介護予防を同時解決 するしくみと財源の循環 【今までのしくみ】 【新しいしくみ】 健康寿命の延伸 運転免許返納者移動支援費 公共交通利用促進費 自己負担
  30. GoトレMoverアプリ 利用者管理・運行管理 送迎シフト・運行記録 Goトレアプリケーションと効果検証研究 Goトレウェアラブル 利用者プログラム管理 データフィードバック フィールドで自主トレ ウェアラブルでの位置情報管理 アナウンス通知・緊急時連絡

    実績請求 実績報告 個人データのフィードバック Goトレリーダー 会員登録 効果検証研究 EBPM フレイルIDの活用 【役割分担】 GoトレMoverアプリ:SAO Goトレウェアラブル:富士フィルムDS 効果検証研究:カナデル株式会社 全体開発:SMARTふくしラボ G0 トレ 利用者管理・運行管理・効果測定を一体化したアプリの開発
  31. G0 トレ 利用者 利用者管理 AIによるパーソナルで最 適なフィードバック(想定) 運行管理 送迎事業者 自主トレ管理 (安全・運動量)

    データ活用 効果検証 健康寿命の延伸 フィードバックシート 利用実績 送迎費清算 介護予防費 利用者負担 ウェアラブル (富士フィルムDS) 送迎デジタル管理 (ソーシャルアクション機構) 全体設計 (スマートふくしラボ) G0 トレ Goトレアプリ 共同研究開発 調査研究・効果検証 (カナデル)
  32. 82 実証実験のスケジュール(全体) Goトレ 項目別スケジュール 月 週 運行実験 効果検証①外出と介護予防 調査分析①ウェルビーイング 調査分析①ロコモ診断

    調査分析②地域活性化 メニュー化 システム開発①SAO システム開発②富士FDS プラットフォーム会議 広報・イベント 交通事業者との協議 フレイル研究 8 月 事業計画書・予算 第 1 週 コース検討・シュミレーション カナデル株式会社 カナデル株式会社 五省会 カナデル株式会社 黒部市福祉課 見積もり 見積もり 提出(最終) 第 2 週 コース検討・シュミレーション 検討会議・打ち合わせ 検討会議・打ち合わせ 打合せ 検討会議・打ち合わせ 運行日程の調整・費用面の確認 予算確定 第 3 週 参加者募集 検討会議・打ち合わせ 検討会議・打ち合わせ 24、25 ロコモ診断@2日間 検討会議・打ち合わせ ウェアラブル設定・打ち合わせ会議 アプリ・打ち合わせ会議 Goトレ募集チラシ配布 第 4 週 参加とりまとめ 調査フォーマット完成 調査フォーマット完成 29.30 ロコモ診断@2日間 調査フォーマット完成 打ち合わせ会議・協議 実験準備 実験準備 8/31 10:00-プラットフォーム会議① 9 月 第 1 週 参加者調査(現状調査) 調査研究 データ分析 調査研究 実験準備 実験準備 第 2 週 実証実験視察 支援 支援 Goトレ実証スタート プレスリリース 第 3 週 2回(火・木) 体験アンケート 打ち合わせ会議・協議 第 4 週 2回(水・金) 体験アンケート 分析 分析 システム検討 システム検討 運行日程の調整・費用面の確認 10 月 第 1 週 調査研究 トレーニングメニューの検討開発 調査研究 実験準備 実験準備 情報収集 第 2 週 4回(火・水・木・金) 体験アンケート 実証実験視察 支援 支援 東大IOGと協議 第 3 週 メニュー化・予算検討 第 4 週 4回(火・水・木・金) 体験アンケート 分析 分析 システム検討 システム検討 運行日程の調整・費用面の確認 11 月 第 1 週 調査中間まとめ 調査研究 トレーニングメニューの検討開発 調査研究 実験準備 実験準備 情報収集 第 2 週 4回(火・水・木・金) 体験アンケート 支援 支援 東大IOGと協議 第 3 週 4回(火・水・木・金) 体験アンケート 実証実験視察 運行日程の調整・費用面の確認 第 4 週 分析 分析 効果指標設定の検討と協議 システム検討 システム検討 プラットフォーム会議② 中間報告会@11月28日 中間報告会@11月28日 12 月 第 1 週 4回(火・水・木・金) 体験アンケート 調査研究 トレーニングメニューの検討開発 調査研究 実験準備 実験準備 フレイル勉強会 第 2 週 4回(火・水・木・金) 体験アンケート 支援 支援 東大IOGと協議 第 3 週 実証実験視察 第 4 週 分析 分析 効果指標設定の検討と協議 システム検討 システム検討 運行日程の調整・費用面の確認 2024年1 月 第 1 週 調査研究 調査研究 実験準備 実験準備 フレイル勉強会 第 2 週 ロコモ診断@2日間 支援 支援 東大IOGと協議 第 3 週 4回(火・水・木・金) 体験アンケート ロコモ診断@2日間 実証実験視察 次年度に向けての協議 次年度に向けての協議 第 4 週 分析 データ分析 分析 次年度について システム検討 システム検討 プラットフォーム会議③ 最終報告会 最終報告会 2 月 納品完了・支払 第 1 週 調査まとめ まとめ まとめ 調査分析まとめ まとめ 開発完了・納品 開発完了・納品 まとめ まとめ 報告書提出 第 2 週 報告書完了 第 3 週 第 4 週 実証実験期間(国交省モデル事業):8月24日~2月初旬締め ※事実上5か月間で実施
  33. 83 スケジュール(Goトレ運行) 「Goトレ」運行スケジュール(案) 出発は11:30福祉センターを予定 迎えは、14:00行先の現地を予定 月日 曜日 参加想定 参加人数 出発11:30~

    行先(場所) 戻り(場所) ※行先の場所から14時発 タクシー(ジャンボ) 備考 9月19日 火 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 ウェアラブル着用 9月21日 木 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 ウェアラブル着用 9月27日 水 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 ウェアラブル着用 9月29日 金 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 ウェアラブル着用 10月10日 火 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 Goトレ管理アプリ実験 10月11日 水 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 Goトレ管理アプリ実験 10月12日 木 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 Goトレ管理アプリ実験 10月13日 金 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 Goトレ管理アプリ実験 10月24日 火 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 管理体制確認 10月25日 水 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 管理体制確認 10月26日 木 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 管理体制確認 10月27日 金 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 少数による実験 最終確認 11月7日 火 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証① 11月8日 水 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証① 11月9日 木 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証① 11月10日 金 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証① 11月14日 火 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証① 11月15日 水 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証① 11月16日 木 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証① 11月17日 金 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証① 12月5日 火 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証② 12月6日 水 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証② 12月7日 木 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証② 12月8日 金 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証② 12月12日 火 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証② 12月13日 水 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証② 12月14日 木 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証② 12月15日 金 12 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 2台 本格実証② 1月16日 火 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 予備実験・追加実験 1月17日 水 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 予備実験・追加実験 1月18日 木 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 予備実験・追加実験 1月19日 金 7 黒部市福祉センター 黒部市福祉センター 1台 予備実験・追加実験 【フェーズ1】 9月~10月(2か月) ウェアラブル実験 運行管理アプリ実験 管理体制実験 【フェーズ2】 11月~12月(2か月) 本格実証 利用者:月/2回×2か月 【フェーズ3】 1月(1か月) 予備実験、追加実験
  34. 84 スケジュール(Goトレ運行・シュミレーション)詳細版 【フェーズ1】 9月~10月(2か月) ウェアラブル実験 運行管理アプリ実験 管理体制実験 【フェーズ2】 11月~12月(2か月) 本格実証

    利用者:月/2回×2か月 【フェーズ3】 1月(1か月) 予備実験、追加実験 【フェーズ1】の事前準備 9月5日 実証実験参加者へのしおり作成 9月11日 事前アンケート調査の準備、開始 9月11日~15日 職員によるシュミレーション(内部で実施) 桜井交通へ時間、場所等の最終連絡 9月19日、21日、27日、29日 参加者でのGoトレ実証実験(7名) ※場所については、4回とも「道の駅KOKOくろべ」を想定 【フェーズ2】の事前準備 10月 コース検討と確定 11月から12月の2か月間で月2回、計4回のプログラムを実施 アンケート調査、ヒアリング調査 【フェーズ3】 実験後のヒアリング、アンケート調査 ロコモ診断 予備実験、追加実験
  35. 90 【速報と考察】 9月4回の実証実験 1回@5名~7名で実施 〇消費行動 1人当たり@食事、デザート、買い物(お土産)=1500円から3000円程度の消費 〇移動 歩行数1500歩から2000歩@2時間 〇会話 1時間程度会話、談笑は女性にとって長い時間ではない。=脳トレ

    〇グループ 2名から3名でのグループ行動する場合、比較的にアクティブになる。 〇フィールド 毎回変えるのではなく、複数回来ることでいろんなところに行ってみる、お気に入りのルー ティンが出来る。