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Auth0ログをEventBridge経由でDatadogで活用する

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May 27, 2025
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 Auth0ログをEventBridge経由でDatadogで活用する

2025年5月28日(水)開催「Japan Datadog User Group Meetup#10 @ 東京」での発表資料です。
イベントページ:https://datadog-jp.connpass.com/event/349693/
登壇者:株式会社kubell 山下 賢治

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May 27, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 2 • 名前: 山下 賢治 (Kenji Yamashita) • 所属:

    株式会社kubell (旧Chatwork株式会社) ◦ 2022年4月 ~ フロントエンド開発部 ◦ 2022年10月 ~ モバイル管理画面チーム ◦ 2023年6月 ~ 認証グループ • SNS: ◦ GitHub: yamakenji24
  2. Auth0管理画面でのモニタリングの制約 Auth0の管理画面でも、モニタリングができる - ログインの成功・失敗数 - Attack Protectionのアクティビティ - Bot Detection,

    Suspicious IP, Brute-force Protection, Breached Password Detection Auth0が管理しており、メンテナンスコストはない一方で、以下の制約も存在する - モニターで閲覧できる期限が限定的 - Attack Protectionは14日以内 - ログイン成功・失敗は14日以内 - ログとしての保持期間が30日 - その他Auth0で取得可能なイベントログをモニターでカスタマイズすることができない - DatadogとAuth0のモニタリングと監視すべき場所が増えてしまう Auth0のログストリーム機能を用いてログを直接Datadogへ送ることはできるが... - コストがかなりかかってしまう - セキュリティ的にログのマスキングも行う必要がある → Auth0のログをAWSのメトリクスにして監視しよう 7
  3. Auth0のログをDatadogでみれて嬉しいこと 15 CloudWatchを経由してメトリクスの長期保存・検索が可能に - CloudWatch Metricsを経由してAuth0だけでは見れなかった過去のメトリクスまで遡ることが可能 - Datadog上で過去の傾向と比較して分析することが容易に 他のアプリケーションログと総合して相関分析が可能に -

    Auth0のログだけでは認証の動きはわかってもその後アプリケーション側がどうなっているかはわからない - アプリケーションのログも一緒のタイムラインで見ることで全体の因果関係が見やすくなる - ex. ログイン成功数が普段より多そう - → デスクトップアプリでのログインが普段より多そう - → デスクトップ周りの調査 アラートを柔軟に設定が可能に - 特定の条件の時にアラートを発火させたり異常な行動を検知した時にモニターでアラートを発火させることも可能に