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課題定義の解像度 × 高速MVP × 一次情報獲得 ─ Chat × BPaaS 戦略の実践

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December 16, 2025

課題定義の解像度 × 高速MVP × 一次情報獲得 ─ Chat × BPaaS 戦略の実践

2025年12月4日に開催されたpmconf2025「課題定義の解像度 × 高速MVP × 一次情報獲得 ─ Chat × BPaaS 戦略の実践」における発表資料です。
イベントページ:https://2025.pmconf.jp/
登壇概要:https://2025.pmconf.jp/event-tokyo/session-5
登壇者:株式会社kubell CPO 徳原 希望 

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December 16, 2025
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  1. 課題定義の解像度 × 高速MVP × 一次情報獲得 ─ Chat × BPaaS 戦略の実践

    株式会社kubell 執行役員CPO 徳原 希望 2025年12月4日 1
  2. アジェンダ AGENDA 01. ChatworkとBPaaS 02. Chat UI × BPaaS ×

    AI Agentの体験設計 03. A2A/A2Hを中核に据えた体験の実現
  3. Profile 3 役職:執行役員CPO 専門領域:プロダクト開発および新規事業開発 職歴: • 学生起業を経てプロダクト領域と新規事業開発を軸に、複数の企業で事業成長に貢献 • 株式会社良品計画(CPO 兼

    新規事業開発部長)として、無印良品のデジタル領域と新規事業 開発を牽引 • LINE株式会社(現 LINEヤフー株式会社)にて、BtoB向けミニアプリ・Official Account、 BtoC向けチャットルームのマネタイズやヘルスケアなど専門家マッチング事業の立上げや グロースを推進 • 出前館(投資事業)でクイックコマース・フードテックを成長させ、プロダクトマネジメント 本部長としてグロースを牽引 • プライム上場企業からスタートアップまで、複数社のプロダクト顧問として幅広く貢献 • その他:グリー、グルーポン・ジャパン、リクルートといった企業などでも経験 • 2025年1月に株式会社kubellへ参画、同年7月に執行役員CPOに就任 徳原 希望 (Tokuhara Nozomi)
  4. 働く4.0の世界を広げる 食べるために 働く 原始時代 狩猟、農耕など、食料 をいかに確保するか。 働くとは、食料を手に 入れること。 働く4.0 働く4.0を1人でも多く広げ、「働く歴史」を前進させる

    kubellが目指すこと 守るために 働く 戦国時代 ムラ、国など、所属する コミュニティを守る。 働くとは、戦うこと。 お金のために 働く 資本主義社会 安定した生活を営むた めに仕事をする。 働くとは、お金を稼ぐ こと。 楽しむために 働く 創造社会 社会を豊かにするため に楽しく創造する。 働くとは、価値を創造 すること。 働く3.0 働く2.0 働く1.0 6
  5. 事業概要 • 国内最大級のビジネスチャット「Chatwork」を展開。業界のパイオニアであり国内利用者数No.1*1、導入社数は95.3万社*2を突破 • 圧倒的な顧客基盤のあるプラットフォームを背景に、チャット経由で業務を請け負いDXを推進するBPaaSを展開  ビジネスチャット「Chatwork」 BPaaS (Business Process as

    a Service) 8 • 国内利用者数No.1*1 有料ユーザーの97%が中小企業ユーザー • 日本の1/5を占める導入社数95.3万社以上*2 792万ユーザー • 全業界・全職種の方が日常的に使うプラットフォーム *1 Nielsen NetView 及びNielsen Mobile NetView Customized Report 2024年4月度調べ月次利用者(MAU:Monthly Active User)調査。 調査対象はChatwork、Microsoft Teams、Slack、LINE WORKS、Skypeを含む41サービスを株式会社kubellにて選定。 *2 2025年9月末時点。 チャット経由で業務を請け負いDXを推進 業務代行 経理・総務・事務など幅広い業務に対応 人事・労務など専門性の高い業務に対応 採用 経理・会計 労務 営業事務 AI・SaaSを徹底活用
  6. オンプレミス IaaS Infrastructure as a Service PaaS Platform as a

    Service SaaS Software as a Service BPaaS Business Process as a Service DX人材 DX人材 DX人材 DX人材 DX人材 業務オペレーション 業務オペレーション 業務オペレーション 業務オペレーション 業務オペレーション アプリケーション アプリケーション アプリケーション アプリケーション アプリケーション データ データ データ データ データ ミドルウェア ミドルウェア ミドルウェア ミドルウェア ミドルウェア OS OS OS OS OS サーバー サーバー サーバー サーバー サーバー ストレージ ストレージ ストレージ ストレージ ストレージ ネットワーク ネットワーク ネットワーク ネットワーク ネットワーク =ユーザーが管理 =サービス提供者が管理 BPO Business Process Outsourcing DX人材 アプリケーション データ ミドルウェア OS サーバー ストレージ ネットワーク 業務オペレーション BPaaSが提供する範囲 • クラウド上でDX人材と業務オペレーションまで提供するため、ユーザーの管理コストが大幅に低減 • システムの導入・運用が進まない、社内にDX人材が不足している企業もDXが可能になる 9
  7. BPaaSは、中小企業のマジョリティ層DXの本命 BPaaS SaaS 業務代行 CRM/SFA Web会議 ストレージ SaaS向きユーザー ・自力でツールを選定できる ・経営陣も従業員も使いこなせる

    業務プロセスごと依頼・DXも外部に依頼 DXによる業務課題解決を自力で 自社で選定・ 使いこなす ITに詳しい先進層 BPaaS向きユーザー ・SaaS導入の意思決定が困難 ・使いこなしが困難 マジョリティ市場 タスク管理 プロジェクト管理 ドキュメント 管理 10 • SaaSを選定し使いこなせるのは、ITに詳しい先進層のユーザーが中心 • 人口の3分の2以上を占めるマジョリティ市場のユーザーは、使い勝手が異なる多数のSaaSプロダクトを使い分けることは困難 • マジョリティ市場のDX実現には、業務プロセスごと巻き取り顧客に代わりSaaSやAIを使いDXを推進するBPaaSが有効 代行する業務の中で SaaSやAIを積極活用 採用 経理・会計 労務 営業事務
  8. AIエージェント時代におけるSaaSへの影響 AIエージェントの仕組み AIエージェントによりSaaSは裏方へ • AI技術の発展に伴い、複数のLLM*1が協調して精度の高いアウトプットを生み出すAIエージェントが台頭 • SaaSベンダーが直接の顧客接点を持てなくなり「SaaS is Dead*2」(SaaSの時代は終わった)という見方が業界で広がりつつある •

    ChatworkはコミュニケーションサービスのためAIエージェントにより代替されず、チャットUIがあるためAIと親和性が高い 従来の生成AI AI • Web検索 • データベース検索 • SaaSの操作 質問 回答 AIエージェント AIエージェント 複数のLLMが ワークフロー上で 協調動作 質問・依頼 従来のAI 高品質の回答 アウトプット 必要に応じて 外部データを 参照 ユーザー インターフェース DB 入力 結果 AIエー ジェント API実行 結果 従来のSaaS AIエージェントがSaaSを操作 Chatwork チャットUI ユーザーがSaaSを直接操作しなくなる = SaaS is Dead ユーザー ユーザー ユーザーA ユーザー API DB SaaS 計画 DB検索 アウトプット生成 Web検索 SaaS操作 LLM(A) LLM(B) ワークフローを実行 操作 依頼 ユーザーB チャットUI 対話 対話 直接会話することに意味がある (AIエージェントに代替されない) *1 Large Language Model (大規模言語モデル) の略で、大量のテキストデータを使ってトレーニングされた自然言語処理のモデル *2 2024年12月に公開されたMicrosoft CEOであるサティア・ナデラ氏のポッドキャストでの発言から、テックメディアやブログが大きく取り上げたことで話題となった
  9. 実現する世界観 経理領域 請求書発行・管理、経費 精算、予算管理、会計処 理、税務申告サポート 採用領域 求人掲載、応募者管理、 面接調整、内定手続き、 入社手続きサポート 給与計算領域

    勤怠管理、給与計算、賞 与計算、源泉徴収、年末 調整処理 労務手続き領域 社会保険手続き、雇用契 約書作成、就業規則更 新、労基署対応 クリエイティブ領域 資料作成、提案書デザイ ン、ウェブコンテンツ制 作、画像・動画編集 Chatwork × BPaaS × AI 統合プラットフォーム 様々な業務領域をChatworkに依頼するだけで完結。AIエージェントとBPaaSが統合的に連携し、データ処理から申請、 承認、支払いまでを一気通貫で実行。BPaaSが背後で実務を担うことで、信頼性と拡張性を保証します。    依頼 クライアント企業が Chatworkで業務を依頼す るだけ。複雑な手続きは 必要ありません。    AI処理 コーディネーターエー ジェントがユーザーの指 示を理解し、A2AとA2H の組み合わせを判断しま す。    BPaaS実行 専門エージェントとアシ スタントがBPaaSの実務 を担当し、業務プロセス を正確かつ効率的に実行 します。    完了・報告 業務完了後、結果を Chatworkで報告。履歴は 自動で記録・保存されま す。 業務オペレーション領域
  10. 取引先コミュニケーションとタスク実行支援 Chatworkでの会話中にAIエージェントが業務遂行を支援したり、タスク実行をサポート 行ったりきたりしながら業務遂行をサポート 【役割・見え方】 業務を行うときに、それ自体を サポートしてくれる秘書的な機 能。作業内容は、自分にしか見 えてない [成果物をチャットへ投稿する] 【具体的な機能イメージ】

    取引先リサーチ、取引内容・方 向性を優位にするアドバイス・ サポートを行うなど 【役割・見え方】 • 社内外での会話の間に立っ て、不明点を明確にしたり 取引を進めるためのサポー トを行う • AIエージェントのアクショ ンやメッセージは、他の チャット参加メンバーにも 見える 【具体的な利用イメージ】 • 契約ドラフト、請求、支払 いタスク支援、資料授受な どを支援し、不測不備を指 摘してサポート • 取引先とのNextActionタス クドラフトを生成 AIファシリテーター AI秘書
  11. プロダクト体験の二層構造とトーク起点のタスク化 AIファシリテーター (中央トークルーム) ・合意形成支援:議論の要点を整理し、共通理解を促進 ・次アクション提示:会話内容から必要なアクションを  抽出・提案 ・会議運営:要約/To-Do抽出/アサイン案の生成 トーク起点のタスク化  自然言語での依頼:チャット内の会話から  依頼内容を確定

     A2A/A2H委任:AIエージェントまたは  人的リソースに適切に振り分け  進捗の自動反映:タスク/カレンダーに  進行状況が自動更新  実行状態の可視化:リアルタイムで  ステータスの確認が可能 AI秘書(右サイドパネル) ・非公開の要約/リサーチ:個人向けの情報整理·調査 ・下書き支援:メール·提案文書の素案作成 ・1クリックでエージェント依頼:  必要な作業をコーディネーターAIエージェント  から専門エージェントなどに委任 1 2 3 4 会話 タスク化 実行 完了 ・従来の「依頼→調整→実行→報告→確認→完了」から  高効率・新体験を提供
  12. 例:取引先との未読メッセージへの対応を支援 • 未読チャットがたくさんあり、どこから手をつけたらいいか 分からない • 重要なチャットを見逃してしまい、業務進行に支障が出る 課題 • チャットルームを横断的に探索し、キャッチアップできる •

    内容に応じて、ユーザーが取るべき具体的なアクション (関係者への指示出し等)を提案 提供価値 未読がたくさんある… ※本画面は、社内での研究開発段階のイメージです。将来的な正式実装や一般提供をお約束するものではありません。 ※当社がAI関連機能を提供する際は、関連法令の遵守と、ユーザーのプライバシー保護に最大限配慮してまいります。
  13. 例:取引先に対する過去の対応履歴を踏まえた対応方針を提案 • 期業務(年に一度の決算対応等)について、過去対応時の作業内 容が適切に引き注がれていない(探すのに時間がかかる) • クライアントが不信感を持つ結果となってしまう 課題 • 過去の会話履歴から、前回対応時の注意点やノウハウを認識し、 まとめて提示

    • 過去経緯を踏まえた対応でクライアントからの信頼獲得 提供価値 ※本画面は、社内での研究開発段階のイメージです。将来的な正式実装や一般提供をお約束するものではありません。 ※当社がAI関連機能を提供する際は、関連法令の遵守と、ユーザーのプライバシー保護に最大限配慮してまいります。
  14. 社外取引支援・課題を組み合わせ問題として解くための取り組み 23 LLM RAG 専門エージェント: シート選択 コーディネーター エージェント 専門エージェント: Spreadsheet

    専門エージェント: Box 専門エージェント: 給与更新 専門エージェント: 手当インポート 専門エージェント: 控除インポート 専門エージェント: 退職日チェック Excelからシート名を取得する Spreadsheetから各フォー マットのデータを出力する Boxのエクセルから各フォー マットのデータを出力する 基本給をSaaS APIで更新する 手当をブラウザ操作で 更新する 控除をブラウザ操作で 更新する 退職日をSaaS APIで取得して 未入力をチェックする コーディネーターはユーザー の指示を理解し専門エージェ ントと双方向で通信し、指示 されたタスクを完了させる AI Agent
  15. AI Agent Tool: B 給与計算 SaaS 更新 Tool: A データ読み取り

    社外取引支援・課題を組み合わせ問題として解くための取り組み Func: 手当・控除変換 Func: SaaS更新 Func: Data Format 専門エージェント LLM RAG AI Agent 自然言語で記載された控除や手当 を Pydanticでルール化する Agent用アカウントで特異台帳の データを更新する Tool: B にデータを渡すために JSON フォーマット化する 24
  16. [プロトタイプ紹介1] 特異台帳の内容を読み取り→freeeに入力 • 特異台帳は、自然言語で様々な書 き方をされる • • • それをAIエージェントで賢く読み 取り、freeeに入力

    (例) 昇給のケース ・Aさん昇給10,000円 ・Aさんは来月から1万円昇給です 技術的なチャレンジ 1. スプレッドシート上の特異台帳 の内容を確認 2. AIエージェントを動かし、特異 台帳の内容をfreeeに入力 (昇 給、手当、控除が対象) 3. 特異台帳の内容がfreeeに反映さ れていることを確認 デモ動画の内容 25
  17. [プロトタイプ紹介2] 住民税の決定通知書をOCR読み取り→freeeに入力 26 住民税の決定通知書のOCRでの 読み取り 技術的なチャレンジ 1. freee上の住民税が0になってい ることを確認 2.

    住民税の決定通知書が格納され たGoogleドライブのフォルダの URLをAIエージェントに与え て、「freeeに入力して」と依頼 3. AIエージェントが自動的にOCR 処理を行い、freeeに入力を行う 4. ・4: freeeを開いて、住民税の決 定通知書の内容が記入されてい ることを確認 デモ動画の内容
  18. 住民税や特異台帳情報のSaaS反映をAIエージェントが対応 27 • 特異台帳は、自然言語で様々な書 き方をされる • • • • それをAIエージェントで賢く読み

    取り、freeeに入力 • 住民税の決定通知書のOCRでの読 み取り (例) 昇給のケース ・Aさん昇給10,000円 ・Aさんは来月から1万円昇給です。 技術的なチャレンジ 1.AIエージェントを動かし、特異台帳 の内容をSaaSに入力 (昇給、手当、 控除が対象)。特異台帳の内容が SaaSに反映されていることを確認 2.住民税の決定通知書が格納された GoogleドライブのフォルダのURLを AIエージェントに与えて、「SaaSに 入力して」と指示。AIエージェント が自動的にOCR処理を行い、SaaS への入力を行う デモ動画の内容
  19. AIエージェント導入による効果例: 給与顧問 28 • AIエージェントを導入することで、社労士の工数の最大約30%を削減可能 • 浮いた工数で新たな顧問先の開拓など対応可能に 計算の前提: ・顧問先は社員30人前後の企業が多い社労士事務所 ・社労士の各作業を、AIエージェントでそれぞれ

     30%~50%削減できる計算 (ヒアリング時の期待値) -10.6% -25.7% -29.6% -9.3% -22.5% -25.9% -7.4% -18% -20.7% ・楽観シナリオ: 社労士1人あたりの顧問先40社 ・中間シナリオ: 同35社 ・悲観シナリオ: AIエージェント導入の期待効果を一律20%減 T1 T2 T3 楽観 中間 悲観 特異台帳 読み取り/入力 公的PDF 読み取り/入力 40分→20分 15分→7.5分 データチェック 120分→84分 累計削減時間 不備時の各種対応 10分→7分 名寄せ 自動納品+ 通知 市区町村 問い合わせ 文言作成 10分→5分 5分→2.5分 10分→7分 楽観 中間 悲観 楽観 中間 悲観 27.5分 66.5分 77分 20分 7.5分 36分 3分 3分 2.5分 5分 最大 約 30% 削減 導入で 期待される効果 社労士の工数削減度合い 機能ごとの工数削減度合い
  20. 特定業務ドメイン特化のAI Agent例:Horizontal展開ユースケース カテゴリ 商品コード サービス名称 代表ユースケース 労務 L-01 勤怠チェックエージェント 打刻CSV

    ↔ 規程差分アラート L-02 給与計算・データ投入エージェント 勤怠API→給与CSV自動充填 L-03 社保手続エージェント eGov XML作成・提出 経理 A-01 請求書OCR→仕訳エージェント PDF→OCR→勘定科目推論→API登録 A-02 経費精算エージェント レシートOCR→ルール検査→承認 A-03 月次決算エージェント 仕訳集計→PL/BS/CashFlow自動作成 Web制作 W-01 LPオートジェネレータ 商品説明→Figma API→静的HTML W-02 バナージェネレーター コピー+CI設定→SDXL→サイズ出力 W-03 CMSパブリッシュエージェント Chat投稿→Markdown→Git Push 営業支援 S-01 商談要約エージェント Zoom録音→Whisper→要約→CRM S-02 提案書ドラフトエージェント 要件→SVGスライド→PPT出力 S-03 リレーションフォローエージェント CRMイベント→次アクション生成 採用 R-01 レジュメフィルタエージェント PDF→Embedding判定→ランク付け R-02 面談要約エージェント 面談録画→要点抽出→共有 R-03 オファーレター生成エージェント 報酬・条件→文面生成→送信 R-04 JDオートライター&投稿エージェント 募集要項自動生成+求人媒体への一括投稿
  21. 連絡(納品) 完了 電子申請準備 優先度・高 インプット 従業員データ受領 従業員データ インプット 例:労務手続領域のAIエージェント 30

    従業員情報 管理システム (順次対応する SaaSを増やす) 優先度・中 優先度・低 優先度・低 エージェントの 想定 • 顧客の資料 準備アシス ト • 不足/不備 時の通知 ※要・詳細化 初回のみ 入社する従業員が発生したタイミング 従業員のデータをSaaSへ 従業員の個人情報+賃金 台帳などをベースに社会 保険情報なども入力 管理するSaaSの識別番号 なども揃える 1.受領したデータを 確認 2.顧客に不明点などの 確認 3.従業員情報を入力・ 保管 この情報をもとに手 続きや給与顧問の作 業を行う 優先度・中 優先度が高く汎用的な処理が期待できるところから開発 (赤枠) 従業員データ 受領 従業員情報を受け取る or 管理SaaSから取得する 情報を確認する 顧客に不明点などの確認 社労士側で問い合わせな ども発生 手続きに必要な情報を過不 足なく集める 行政の公的なPDFデータ 処理 連携サービスからの 情報連携 優先度・低 優先度・低 インプットされ た情報をもとに 手続きに必要な 電子申請の下書 きまで終える ※要・詳細化 手続き前の目視 確認は必須 ※要・詳細化 電子申請完了後 の公文書をもと に顧客に手続き 完了の連絡を行 う(管理SaaSが 別の場合に納 品) ※要・詳細化 優先度・高
  22. kubellが展開するBPaaSのイメージ • ビジネスチャットを最大限活用したBPaaSを展開 AIエージェント+SaaS Hub+Humanを組み合わせ、バックオフィス業務の実行までを網羅的に代替 業務発生 Chatwork プロダクト 人事・労務 営業・マーケティング

    経理・財務 調達・購買 総務・その他リサーチ BPaaS窓口 • サービス一覧 • 案件管理・相談 ビジネスチャット • チャット・タスク • 通知(お知らせ・BOT) 34 発生した業務を AIエージェント+SaaS Hub+Humanの 連携で実行 AI エージェント SaaS Hub Human データ処理 通知… 外部ツール 連携… 非定型 専門業務… 業務完了 業務効率化 によるコア業務へ の集中 業務タイプ 業務オペレーション
  23. Vertical Depth × Guarded Precision × Horizontal Scale 37 •

    Business chatを業務エントランス化し、"深さ"で不可逆体験を作り、"速度"で学習し、"広さ"で最大化
  24. 戦略・ビジョンの“重なり”と“違い” 違うところ 重なるところ 対話が起点、エージェントが実行、横断的な検索/連携、ナレッジ活用 • 誰のためのOSか:グローバル・エンタープライズのOSであるか → 私たちは(日本の)中小企業の“業務エントランス”である • 何を成果と呼ぶか(現時点の定義):アプリが“使えるようになる”を成果と呼ぶか

    → 私たちは“仕事が終わる”(BPaaSはリソースも提供)を成果と呼ぶ • 誰が使いこなす前提か:“高リテラシー前提”とするか → 私たちはマジョリティ層に“使いこなし不要”のDXを前提とする • 人の活かし方:人⇄アプリのハブであるか → 私たちは人材/社外プロ/AI Agentの“最適配置”まで踏み込む 組織の配置最適化と採用効率化や、外部の隙間リソースの活用なども含める狙い “アプリ実行ハブ”に対し、人材とAgentの需給をつなぐ層を内包している (=私たちの強み)