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新規プロダクトの立ち上げ~グロースへの移行をスムージングする一つの方法論

kubotaku
June 29, 2024

 新規プロダクトの立ち上げ~グロースへの移行をスムージングする一つの方法論

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June 29, 2024
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  1. © 2024 estie Inc. 1 自己紹介 久保 拓也 株式会社estie 執行役員

    VP of Products マーケットリサーチ事業本部 事業責任者 リクルートにてエンタープライズ領域のセールスマネージャー、SMB領域の 戦略構築、九州拠点長等を担当。 その後ユアマイスター株式会社に参画し、社長室 兼 VP of Productsとして 同社事業とプロダクト全般の戦略立案と実行をリード。 2022年8月にestieへ入社し、同年11月VP of Productsに就任。Whole Product構想の実現に向けプロダクト戦略と遂行を担う。24年4月より現職。 ▼趣味 読書(紙派。無限の積読) / フットサル(estieではフットサル部の部長) / 麻雀(自宅に自動卓あり)/ 旅行(24年は東南アジアの都市を視察)/ ポー カー(数年ぶりに再開。GTO勉強中)/ アニメ / Live参戦など
  2. © 2024 estie Inc. Overview:会社概要 2 会社名 株式会社estie(エスティ) 所在地 東京都港区西新橋1-1-1

    日比谷フォートタワー 設立 2018年12月 資本金 1億円 代表取締役 平井 瑛 株主 経営陣 東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC) グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP) グローバルブレイン 日本政策投資銀行 技術顧問 渡辺 努(東京大学大学院経済学研究科教授)
  3. © 2024 estie Inc. Our Challenge :商業用不動産マーケットの真価を拓く 3 Office オフィス

    Retail 商業施設・アウトレット等 Industrial 物流施設・データセンター等 Hotel ホテル Residential 投資用住宅 社会の価値創造の基盤である商業用不動産マーケットが事業ドメイン
  4. © 2024 estie Inc. Issue and Product:産業課題とプロダクトラインナップ 4 Whole Product構想

    商業用不動産領域の課題をWhole Productで解決するコンパウンドスタートアップ
  5. © 2024 estie Inc. Message : 本セッションでお伝えしたいこと 7 新規プロダクトの立ち上げ~グロースへの 移行をスムージングする一つの方法論

    プロダクト立ち上げ時からグロースに移行するにあたって PMを中心に役割が変化する その過程をスムージングしていくための一つの考え方を共有 ※本セッションはチーム全員で取り組んだものであり、代表して久保が共有させていただきます
  6. © 2024 estie Inc. Premise : 本セッションの前提 9 「プロダクトマネジメントをする」 という職種

    「プロダクトマネージャー」を職種的にではなく、役割的に捉えた内容 「プロダクトマネジメントを 成立させる」という役割
  7. © 2024 estie Inc. Issue:こんなことはありませんか? 10 ✓ 新規プロダクトを立ち上げようとしたが、思うようにスピードが出ない ✓ 立ち上がりは良かったが、その後のグロースでスピードが出ない

    ✓ PMのやることが増えてしまいボトルネックになっている いずれもフェーズに適合したチーム組成が 出来ていない故に発生している「組織課題」の可能性がある
  8. © 2024 estie Inc. About estie : 発生していた問題 11 新規プロダクトを次々に立ち上げるestieにおいては、

    プロダクト立ち上げ~グロースにおける方法論は重要な問題 ユニット 立ち上げ プレセール ス プロダクト 開発 PoC GTM フェーズ 問題 ✓他事業との優先順位や説明責任が 発生し前に進めない ✓初期のチームアサインの理想形が 見えずスピードが上がらない ✓PMの役割変化を適切に捉えられずプロダクト マネジメントトライアングルの維持ができなくなる ✓フェーズが変わったことに気づけず、適切な 投資判断ができない
  9. © 2024 estie Inc. Methodology : estieにおける一つの方法論 12 ユニット 立ち上げ

    プレセールス プロダクト 開発 PoC GTM フェーズ チーム投資 PMの役割 実施事項 ✓ユーザー課題特定 ✓マーケットサイズ の見立て ✓プロダクト開発 ✓課題解決に必要な パートナーはじめリ ソース獲得 ✓特定セグメントへ のセールス ✓売れるプロダクト にするためのプロダ クトマネジメント ✓獲得した顧客との PoC ✓CS支援を通じたプ ロダクト品質の向上 ✓事業計画の作成 ✓セールスが販売可 能にするためのイ ネーブル ✓新たなセグメント への提供と検証 BizDev BizDev+PM Sales+PM CS+PM 営業企画+PM 兼務協力者 エンジニア/デザ イナー1名ずつ CSが営業機会創出 に協力 開発チームの強化 CSを専属チームに 移管、PMまたは セールスアサイン 重要なこと ✓直属のレポートライン以外への説明責任 は発生させない ✓事業計画に組み込まない ✓PM以外のセールスを認めない ✓開発チーム強化を躊躇しない ✓GTMはPoCフェーズから整備 ✓チーム投資を月1以上の頻度 で検討する
  10. © 2024 estie Inc. Summary : 本日のまとめ 13 プロダクトフェーズの変化を理解しながら 適切なチーム体制を作りスムージングする

    ✓ フレームをベースとしながら自社なりのPMFまでの道のりを構造化する ✓ 自社プロダクトのフェーズを理解し、適切な投資判断を行う ✓ プロダクトマネジメントトライアングルが壊れないようにチーム支援を行う