Kotlin Meets Data-Oriented Programming: Kotlinで実践する「データ指向プログラミング」
書籍『データ指向プログラミング』( https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798179797 )は、プログラミング言語Clojureにおいて典型的なプログラミングスタイルの根幹にある考え方を他言語でも応用できる形で抽出し紹介する試みであるということができます。
Clojureを実務や趣味で継続的に利用するとともに比較的最近Kotlinに再入門した立場から、この本で提示されている「データ指向プログラミング」というプログラミングスタイルを概説しながらKotlinらしい実践の可能性について考察します。
データ指向プログラミングの原則:
- 原則 #1: コードをデータから切り離す
- 原則 #2: データを汎用的なデータ構造で表す
- 原則 #3: データはイミュータブルである
- 原則 #4: データスキーマをデータ表現から切り離す