Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥

チームでモデリングを育てるうえで 考えたこと・気づいたこと / Cultivating Mod...

チームでモデリングを育てるうえで 考えたこと・気づいたこと / Cultivating Modeling in Teams: Thoughts and Insights

2024年03月24日に開かれた Object-Oriented Conference 2024 での発表資料です。

日時:2024/03/24 13:30〜
会場:Track E(共1-304)

【トーク概要】
https://fortee.jp/oocon-2024/proposal/9d03d0b4-62af-497f-b02e-ad0e09e616c9

【イベント connpass ページ】
https://ooc.connpass.com/event/305241/

【OOC 公式サイト】
https://ooc.dev/2024/

mackey0225

March 24, 2024
Tweet

More Decks by mackey0225

Other Decks in Programming

Transcript

  1. チームでモデリングを育てるうえで考えたこと・気づいたこと 育てるために考えたこと 5W1H に沿って考えた When Where Who What Why How

    対象を「どの形式で」管理するか 「どこで保管・管理」するか 「どのタイミング」で作成・更新するか 「誰が」作成・更新するか 「なぜ」行うのか 「どのような運用・手順で」行うのか
  2. チームでモデリングを育てるうえで考えたこと・気づいたこと Why - なぜ行うのか 前提に立ち返って、何のために育てるのかは明文化する • 複数人で意思を統一させる • 手段と目的の逆転に気づく •

    定期的に活動を振り返り、「向き直り」を図る 自分・あなたがいなくなっても、モデル図は生き続ける 目的を見失うと、すぐに破綻する
  3. チームでモデリングを育てるうえで考えたこと・気づいたこと When/How - どのタイミングでどう更新するか • 定期:一定期間ごとに見直す ▪ 個人ワーク / モブワーク

    / スプリントレビュー • 不定期:日々の開発スプリント内で見直す ▪ 改修時のプルリクエスト ▪ ソースコードから生成(cf. JIG)
  4. チームでモデリングを育てるうえで考えたこと・気づいたこと When/How - どのタイミングでどう更新するか • 定期:一定期間ごとに見直す ▪ 個人ワーク / モブワーク

    / スプリントレビュー • 不定期:日々の開発スプリント内で見直す ▪ 改修時のプルリクエスト ▪ ソースコードから生成(cf. JIG) メンテナンスにかかるコストと負荷が 目的(Why)に見合っているかを考慮する
  5. チームでモデリングを育てるうえで考えたこと・気づいたこと Where/What - どこにどの形式で管理するか(1) • フォーマットと管理場所は強い結びつきがある ▪ draw.io ↔ Google

    Drive / Notion ↔ Mermaid • 学習コストや保守性も考慮 ▪ PlantUML や Mermaid は開発組織外だとつらい ▪ GUI か、テキストベースか ▪ 版管理ができるか(Git管理、ツールの機能)
  6. チームでモデリングを育てるうえで考えたこと・気づいたこと Where/What - どこにどの形式で管理するか(2) • 将来的な人数も考慮 ▪ 同期方法の有無 ▪ 同時接続の可否

    ▪ 費用面、ライセンス管理の負荷 メンバーと運用タイミングに応じて選択する 学習コストや将来的な負荷も加味しておく
  7. チームでモデリングを育てるうえで考えたこと・気づいたこと 課題 • リソースの確保 ▪ モブワークで定期的に工数が必要 ▪ 開発の優先度と調整になる • コストメリットがまだ出ない

    ▪ モデル図だけではサービスへの還元にはならない ▪ 顧客課題がすこしでも早く解決するにはまだ先 • あるべき姿の見直し ▪ まだそこまでたどり着けていない
  8. チームでモデリングを育てるうえで考えたこと・気づいたこと まとめ • Why(目的)から始める • Who が決まれば、方法や手段が決まる • 運用設計でも MVP

    の考えは有用 • リファクタリングに近い副次効果がある • 運用する際は努力ではなく仕組み化を考える • ドキュメントも負債、バランスが重要