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PowerAutomateによる社員健康状態集計システム / Employee health ...

masso
June 05, 2020

PowerAutomateによる社員健康状態集計システム / Employee health status tabulation system with Power Automate

本資料は MS Power Automate の使い方を学ぶ為の学習資料である。
社内向けに作成した「社員の健康情報を集計するシステム」を事例として、
Power Automateの使い方を非エンジニア向けに説明する。

masso

June 05, 2020
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  1. 目次 • はじめに:作りたいシステムの全体像 • はじめに:PowerAutomateの基本 • 準備 :Formsで社員健康情報アンケートを作る • 準備

    :Excelでデータを管理する為のテーブルを作る • 本編 :PowerAutomateで社員健康情報集計システムを作る
  2. 目次 • はじめに:作りたいシステムの全体像 • はじめに:PowerAutomateの基本 • 準備 :Formsで社員健康情報アンケートを作る • 準備

    :Excelでデータを管理する為のテーブルを作る • 本編 :PowerAutomateで社員健康情報集計システムを作る
  3. 作りたいシステムの全体像 社員 社員健康情報アンケート 集計フロー データベース メイン 社員情報 ログ アンケート送信先 (Formsサーバー)

    データの流れ ③アンケートの送信を感知+情報取得 ・健康情報 ・メールアドレス ・送信日時
  4. 目次 • はじめに:作りたいシステムの全体像 • はじめに:PowerAutomateの基本 • 準備 :Formsで社員健康情報アンケートを作る • 準備

    :Excelでデータを管理する為のテーブルを作る • 本編 :PowerAutomateで社員健康情報集計システムを作る
  5. 目次 • はじめに:作りたいシステムの全体像 • はじめに:PowerAutomateの基本 • 準備 :Formsで社員健康情報アンケートを作る • 準備

    :Excelでデータを管理する為のテーブルを作る • 本編 :PowerAutomateで社員健康情報集計システムを作る
  6. 準備:Excelでデータを管理する為のテーブルを作る メインテーブルは、集計結果を確認する為のテーブルです。 列名 型 内容 メールアドレス 文字列 社員のメールアドレス 部署名 文字列

    社員の所属部署 名前 文字列 社員の名前 体温 文字列 社員の入力時の体温 体調 文字列 社員の体調に関するコメント 入力日時 日時(YYYY/MM/DD hh:mm) 当該情報をFormsから送信した時刻 メインテーブル 社員情報テーブル ログテーブル ( health_reports ) ( users ) ( health_reports_log )
  7. 準備:Excelでデータを管理する為のテーブルを作る 社員情報テーブルは、社員の基本情報を記したマスタデータです。 列名 型 内容 ユーザーID 文字列 社員ID 氏名 文字列

    社員の名前 メールアドレス 文字列 社員のメールアドレス 部署 文字列 社員の所属部署 メインテーブル 社員情報テーブル ログテーブル ( health_reports ) ( users ) ( health_reports_log )
  8. 準備:Excelでデータを管理する為のテーブルを作る ログテーブルは、集計結果の履歴を保存するテーブルです。 列名 型 内容 メールアドレス 文字列 社員のメールアドレス 部署名 文字列

    社員の所属部署 名前 文字列 社員の名前 体温 文字列 社員の入力時の体温 体調 文字列 社員の体調に関するコメント 入力日時 日時(YYYY/MM/DD hh:mm) 当該情報をFormsから送信した時刻 メインテーブル 社員情報テーブル ログテーブル ( health_reports ) ( users ) ( health_reports_log )
  9. 目次 • はじめに:作りたいシステムの全体像 • はじめに:PowerAutomateの基本 • 準備 :Formsで社員健康情報アンケートを作る • 準備

    :Excelでデータを管理する為のテーブルを作る • 本編 :PowerAutomateで社員健康情報集計システムを作る
  10. ① アンケートの送信を感知する 1 2 3 4 5 6 7 8

    感知したいフォームのIDを入力します 準備の際に作成した「みんなの健康状態調査」を選択します
  11. ② アンケートの送信情報を取得する 1 2 3 4 5 6 7 8

    詳細を取得したいフォームのIDと 取得したい情報(応答ID)を選択します
  12. ③ 送信日時のタイムゾーンを変換する 1 2 3 4 5 6 7 8

    基準時間にFormの送信日時を入力し、 時刻の書式、変換元/先のタイムゾーンを 入力します
  13. ④ データベースを取得する 1 2 3 4 5 6 7 8

    データベース用に作成したエクセルファイルの保存場所と ファイル名を選択します。
  14. ⑤ メールアドレスをキーに社員の所属部署と氏名を取得する 1 2 3 4 5 6 7 8

    社員情報テーブルの格納場所と テーブル名を選択します。
  15. ⑤ メールアドレスをキーに社員の所属部署と氏名を取得する 1 2 3 4 5 6 7 8

    入力した社員のアドレスをキー値として、 Usersテーブルのメールアドレス列で検索します
  16. ⑥ ログテーブルに健康情報を記録 1 2 3 4 5 6 7 8

    収集した情報を 適切な「ファイル」の 適切な「テーブル」の 適切な「列」に配置するだけ 列名
  17. ⑦ メインテーブルの健康情報を更新する 1 2 3 4 5 6 7 8

    各項目に入力する値は、 前項のログテーブルと同一 ただし、 アクション名が「行の更新」 になっている点に注意
  18. ⑦ メインテーブルの健康情報を更新する 1 2 3 4 5 6 7 8

    「行の更新」では、 設定したキー値の行がテーブルに 存在しない場合、このアイテムが エラーを返します。 メールアドレス列にキー値がない場合、 エラーが返ってくる
  19. ⑦ メインテーブルの健康情報を更新する 1 2 3 4 5 6 7 8

    もし、エラーが返った場合、 「行の追加」をするように制御します。 次項よりその制御方法について記載します。
  20. ⑧ メインテーブルに更新対象の情報がない場合は追加する 1 2 3 4 5 6 7 8

    「スイッチ」アクションを追加し、 「実行条件の構成」で 「に失敗しました」にチェックを入れます。 こうすることで、 「行の更新2」が失敗した場合も、 このステップは実行されるようになります。
  21. ⑧ メインテーブルに更新対象の情報がない場合は追加する 1 2 3 4 5 6 7 8

    スイッチアクションの「オン」という項目に式を入力します。 ここでは、「行の更新 2」の実行結果(= statusCode)を outputする命令を記述しています。
  22. ⑧ メインテーブルに更新対象の情報がない場合は追加する 1 2 3 4 5 6 7 8

    NOTE PowerAutomateでは、ステップ名に数字がついている場合(ex. 行の更新 2)は、 内部的には、半角スペースがアンダースコアに置き換わっています。
  23. ⑧ メインテーブルに更新対象の情報がない場合は追加する 1 2 3 4 5 6 7 8

    状態コード=404は、⑦で説明した「行の更新」が失敗したことを意味します。 このときは、「行の更新」ではなく「行を追加」を実行します。
  24. ⑧ メインテーブルに更新対象の情報がない場合は追加する 1 2 3 4 5 6 7 8

    「行を追加」の内容は、 ⑦で説明した「行の更新」と同一です。 ⑦の行の更新と同じ値を設定する