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Cursor、エンジニアのスイスアーミーナイフ / Cursor, an engineers ...

Cursor、エンジニアのスイスアーミーナイフ / Cursor, an engineers swiss army knife

5月29日に開催される【オフライン開催】Kyoto Tech Talk #8 の登壇資料です。
https://lycorptech-jp.connpass.com/event/354002/

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Money Forward, Inc.

May 29, 2025
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  1. 2 Hi, I’m Ben
 • 2023年6月に株式会社マネーフォワードに入社し、会計PLUSというサービス に携わりました。 • 最初はSREとして勤務し、その後、バックエンドの一部(Ruby on

    Rails)を担 当しました。 • 2024年の8月には、製品をTypeScript、React with NextJS、GraphQLを 使ったモダンなフロントエンドに移行することを目的としたフロントエンドアー キテクチャプロジェクトに移りました。 • 11月からは、フロントエンド再構築のチームリーダーになりました。
  2. 3 Issue 
 リーダーとしての責任 • 知識の源泉となる必要があります。 • 運用知識 • コードベースの知識(フロントエンドと バックエンドの両方)

    • 会社に関する知識 • 質問を投稿する適切なチャネル • 権限を要求する場所 • JIRAチケットを作成する • 新しいメンバーのオンボーディング • 1 on 1 (個別面談) • その他多数 エンジニアとしての責任 • コーディング基準を満たす機能をタイムリー に作成する • 包括的なユニットテストを作成する • コードレビューを実施する • リファインメント、プランニング、レトロに参加 する • シナリオテストを実施する • E2Eテストを作成する • その他多数 技術リーダーとして、私には多くの責任があり、知識の源泉となり、質問に迅速に答えられることが求められます。 また、エンジニアとしての責任も果たす必要があります。
  3. 6 適切な道具を適切な仕事に使う Finding the right tool for the right job

    Cursorには、優れた柔軟性を持ち、 AIが容易に問題を解決できるよ うにする2つの主要な機能があります。 • ルール • .cursor/rulesで複数のルールファイルを定義し、そ れらをネストすることもできます。これにより、プロン プトを焦点の絞られた部分に分割できます。 • “@”を使用してコンテキストを与える • Cursorコンポーザーでは、@を入力しファイル名を入 力することでファイルを参照できます。 • これにより、AIに必要なすべてのコンテキストを簡単 に与えることができます。 これら2つの機能を組み合わせることで、日常的に対応する必要の ある多くのタスクにおいて、 AIが簡単に優れたパフォーマンスを発揮 できるようになります。
  4. 7 コードベースの知識 Code Base knowledge • Which commands to use

    • Directory structure • Style guides • Test style • How to set up and use backend • How to create scenario tests • PR description requirements • 使用すべきコマンド • ディレクトリ構造 • スタイルガイド • テストスタイル • バックエンドのセットアップと使用 方法 • シナリオテストの作成方法 • PRの説明要件
  5. 9 コードレビュー Code Review コードレビューで見つかるいくつかの部分は、AIによって簡単に見つけることができま す。例えば: • コードがスタイル基準を満たしているかどうかの確認 • コードがすべてのテスト状況をカバーしているかの確認

    • コードがきれいであるかの確認 • コードが適切な場所にあるかの確認 これらのルールを概説するルールを作成することにより、例えば、エンジニアは自分 の現在のブランチが問題ないかどうかを簡単に確認できます。
  6. 11 Operational knowledge • コンテキストスイッチの主要な原因の 1つは、STG やAPIへのアクセスなどの運用上の質問に答える ことです。 • これらの割り込みを減らすために、

    Cursorに 「ルール」を作成できます。 • これらのルールには、ドメイン知識が直接含まれ ています。 • 回答が見つからない場合は、MCPを使用して内 部ドキュメントを検索します。 • 例えば、一般的な情報を含む「オンボーディング」 ルールを作成しました。これにより、新旧すべての チームメンバーが独立して回答を見つけることが できます。 • One major source of context switching involves answering operational questions, like accessing STG or APIs. • To lessen these interruptions, "rules" can be made in Cursor. • These rules directly contain domain knowledge. • MCPs are used to search internal documentation when answers are unavailable. • An "Onboarding" rule, with general information, enables independent answer finding for all team members.
  7. 13 ルールを積み重ねることで、メンテナンスを容易にすることができま す。 We can stack our rules to make

    easy to maintain them Cursorのルールは、@記号を使用して他のルールを参照できます。 Cursor rules can reference other rules by using the @ symbol
  8. 14 JIRA ticket generation チケットを書くには多くの時間がかかり ます。IDEとブラウザを切り替えること で、書き方を変えたり、コンテキストを 切り替えたりする必要があります。 Cursorを利用してチケットを書くこと で、構造化され明確なチケットを簡単

    に作成できます。また、@を使ってAIに チケットのコンテキストを与えることもで きます。 It takes a lot of time to write a ticket. Switching between IDE and browser forces me to have change how I write and context switch. By being able to uitilize Cursor to help me write tickets I can easily write tickets that well structured and clear. I can also give the AI context for the ticket using @
  9. 15 The different aspects of work that AI can enhance

    is endless • PR説明 • オンボーディング • ドメイン知識の習得 • コード検索 • シナリオテスト生成 • 計画パートナー • E2E生成 • 標準化を容易に達成可能にする • PR description • Onboarding • Gaining domain knowledge • Code search • Scenario test generation • Planning partner • E2E generation • Enables standardization to be easily achieveable
  10. 16

  11. 17 コンテキストは王様ですが、王様が狂うまでです。 Context is king, until the king goes mad

    • AI’s, like humans, can experience context overload. This begins to lead the AI to hallucinate. • Keep you prompts as short and focused as much as possible. It should be like a class. • AIは、人間と同様に、コンテキ スト過負荷を経験する可能性 があります。これはAIに幻覚 を引き起こし始めます。 • プロンプトは可能な限り短く、 焦点を絞ってください。それは クラスのようであるべきです。
  12. 19 AIの使い方におけるトイルへの対処には、SREアプローチを採用してくださ い。 Take the SRE approach for dealing with

    toil for how to use AI Google’s SRE definition of toil - “manual, repetitive, automatable, tactical, devoid of enduring value,” In the future AI will be able to achieve more complex tasks with a higher degree of efficiency. But currently the most beneficial way of using it is for automating simple tasks that you repetitively deal with that you don’t generally enjoy doing. GoogleのSREによるトイルの定義 - 「手 作業で反復的、自動化可能、戦術的、永 続的な価値に欠ける」 将来、AIはより複雑なタスクをより高い効 率で達成できるようになります。しかし、現 在、それを使用する最も有益な方法は、繰 り返し対処している単純なタスクを自動化 することであり、一般的に行うことを楽しん でいません。
  13. 20 • 生産性の向上: Cursor はコーディング速度と全体的な 効率を向上させます。 • コンテキストスイッチングの削減 : 気を散らすものを最

    小限に抑え、コーディングに集中できます。 コーディング速度を超えて : • Cursor は、次のようなタスクを自動化することで時間を 節約します。 • テストの実行 • 軽微なコードレビューの修正への対処 • JIRA チケットの作成 • 運用上の質問への回答 重要なポイント: Cursor を効果的に使用することで、より集中 的なコーディング時間が得られ、生産性が大幅に向上します。 Conclusion: Cursor の影響 • Increased Productivity: Cursor boosts coding speed and overall efficiency. • Reduced Context Switching: Minimize distractions and stay focused on coding. Beyond Coding Speed: • Cursor frees up time by automating tasks such as: • Running tests • Addressing minor code review adjustments • Creating JIRA tickets • Answering operational questions Key Takeaway: By effectively using Cursor, you gain more focused coding time, significantly enhancing productivity.