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Datadog を使ったプロダクトとクラウドの セキュリティモニタリング

mrtc0
September 04, 2024

Datadog を使ったプロダクトとクラウドの セキュリティモニタリング

mrtc0

September 04, 2024
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  1. 市民と行政の接点をデジタルに置き換え、行政手続きの負担をなくす 5 ※2023年6月時点の情報です。サービスの提供状況が変更となる場合があります。 Graffer 手続きガイド ~まずは必要な手続きを簡単に検索~ 1 Graffer スマート申請 ~オンラインで申請から決済まで完結~

    Graffer 窓口予約 ~混雑を避けるため、あらかじめ予約をセット~ Graffer 窓口書類作成 ~窓口でもデジタルで簡単入力~ 2 3 4 選 択 質問に答える 確 認 Graffer市役所 入 力 署 名 決 済 申 請 手続きガイドと連携できる 「書かない窓口」を実現 来庁せずに、スマートフォンで手続きが行える 申請サービス本人確認から決済まですべて手元での実施が可能 簡単な質問に答えていくだけで、 自分に必要な手続きや持ち物が分かる手続き案内サービス 手続きに来庁された市民向けの申請書作成サービス 窓口への来庁予約を簡便に行えるサービス 対面で必要な手続きや相談したい場合 オンラインで できるもの 窓口に 行った後は 日時選択 予約情報入力・確認 完了
  2. Graffer AI Solution 6 事業者向け ①生成AIプロダクト 実際に業務で生成AIを活用していきたい場合に、企業がセキュアな環境で利用できる 「Graffer AI Studio」を提供

    ②生成AI活用伴走支援 生成AIをどう活用して何を解決していきたいか、生成AIによって何ができるようになる のか、課題分析やゴール設定を実施し、活用できるように伴走支援を実施 ③ 生成AI研修・人材育成 一時的にではなく中長期的に、社員一人一人が生成AIを正しく使え、業務で活用できる ようになるための、研修や人材育成のコンテンツを多数ご用意 • 伴走支援や生成AI活用プロダクト、研修まで生成AIを業務で活用するために必要なソリューションを提供
  3. 企業向け生成AI活用プラットフォーム:Graffer AI Studio 7 事業者向け • 汎用的に活用できるチャットサービスを起点としながら、より簡易的に生成AIを活用できるアプリケーションや、高 度な活用や定常業務の効率化につながるような機能を幅広く提供 チャットサービス ChatGPTで利用できるようなマルチターン

    の機能はもちろん、大企業において活用し やすいテンプレート共有機能・アカウント 管理・ログ出力・SSOやIPアドレス制限な ど多数搭載。 データ分析・処理 /ファイル検索 ExcelやCSVなどのファイルを読み込んで集計 処理やデータ分析を行うことが可能。 また、PDFファイルをアップロードして情報 を検索、そこから要約したり文章を生成した りすることも。 カスタムモデル ユーザーが、特定の用途ごとに、入出力の基 盤となる指示などを予め設定したカスタムモ デルを作成可能。 利用時には最低限の入力指示で済むため、テ ンプレート以上に利用難易度の低減や可視性 の向上が見込まれる。 ※2024年6月時点での画面イメージであり、今後変更となる可能性あり
  4. セキュリティモニタリングの構築 ポリシー 組織として守るべきこと 外部から要求されていること MFA を設定する バックアップは N 世代保持 ポートの解放をしないこと

    セキュリティ モニタリング リスクアセスメント どのような脅威が考えられるのか 誤ってバケットを公開する サーバーでのコマンド実行 DoS 監視の種類 アクター 監視の対象 コンポーネント 外部からの攻撃 内部犯 sshd RDS 攻撃の兆候・異常検知 設定不備の検知 イベント・ログ リソースの設定内容 メトリクス サプライチェーン ツールの選定 インシデント対応 監視頻度 監視運用 オーケストレーション アラート化 9
  5. グラファーでのセキュリティモニタリング 各種クラウド・SaaS SaaS も含めてあらゆるセキュリティイベントは Datadog へ集約している。柔軟な検索や可視化が容易であること、部内 全員が一定水準使えるツールであるため。CloudWatch Logs や Athena

    は基本的に使わない。 Log Management CSM Monitor Metrics Integrations アプリケーション・サーバー 🚨アラート 📝定期的な確認 Dashboard ログの収集 構成情報や 脆弱性等の収集 メトリクスの収集 12
  6. ログインイベントログには Datadog が推奨する 下記の属性を含ませている。 • usr.id • evt.name • evt.outcome

    • network.client.ip メトリクス化し、サービスに対する不正ログイ ンが発生していないかを監視。 例1: プロダクトのセキュリティモニタリング プロダクトに対する攻撃の兆候を検知するために、重要なイベントは記録・監視を行っている。 13
  7. 例2: インフラのセキュリティモニタリング 当社は AWS を利用しており、プロダクトは EKS 上で動作している。 Datadog CSM /

    Workload Security によってインフラのセキュリティモニタリングを行っている。 AWS EKS Pod Pod Pod App App App • アプリケーションログ・監査ログ • 悪性なドメインへの接続・システムコール呼び出し • コンテナイメージスキャン • EKS 監査ログ • 構成情報 • アクティビティ・API ログ (CloudTrail) • 脅威検出 (GuardDuty / Access Analyzer) • などなど... GuardDuty や CloudTrail のログは監査用アカウントに集約 → Datadog Forwarder で転送している 各アカウント 監査用アカウント Datadog Forwader 集約 転送 14
  8. 例4: カスタムポリシー クラウドの利用方針・ポリシーを決めても、うっかり設定を忘れてしまったりする可能性が考えられる。 IaC の段階での検知も実施しているが、俯瞰して監査を行うためにも Datadog CSM を利用している。 方針・ポリシーを決める 実装・運用する

    新しいサービスを作るぞ! … … 「🚨新規サービスがポリシーに則っていないぞ!」 ポリシーは Rego で記述し、 CSM のルールは Terraform で管理 防止したい事象例 CSM を使った検知 16
  9. その他の取り組み Kubernetes の Audit Log や ArgoCD のイベ ントなどを集約。Pod へのアタッチなど通常

    行わない API 呼び出しを確認。 アラートに至らなかった不審なイベントを見落とさないようにチームで定期的にダッシュボード等を確認している Kubernetes Audit Logs AWS CloudTrail や GuardDuty の検出を集 約。珍しい API Call がないか、国外から異常 なアクセスがないかなどを確認。 CloudTrail GitHub の Audit Log を Datadog に集約。リ ポジトリへのアクセス、インストールされた GitHub App に不審な点がないかを確認。 GitHub Audit Logs 17