Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
テーブルが200以上あるSaaSでRSCとGraphQLを併用する理由
Search
msickpaler
December 11, 2024
Technology
3
1.8k
テーブルが200以上あるSaaSでRSCとGraphQLを併用する理由
msickpaler
December 11, 2024
Tweet
Share
Other Decks in Technology
See All in Technology
[JAWSDAYS2026][D8]その起票、愛が足りてますか?AWSサポートを味方につける、技術的「ラブレター」の書き方
hirosys_
3
160
AIエージェント時代に備える AWS Organizations とアカウント設計
kossykinto
3
840
Dr. Werner Vogelsの14年のキーノートから紐解くエンジニアリング組織への処方箋@JAWS DAYS 2026
p0n
1
130
事例に見るスマートファクトリーへの道筋〜工場データをAI Readyにする実践ステップ〜
hamadakoji
1
300
親子 or ペアで Mashup for the Future! しゃべって楽しむ 初手AI駆動でものづくり体験
hiroramos4
PRO
0
110
JAWSDAYS2026_A-6_現場SEが語る 回せるセキュリティ運用~設計で可視化、AIで加速する「楽に回る」運用設計のコツ~
shoki_hata
0
3k
Claude Code 2026年 最新アップデート
oikon48
11
8.6k
最強のAIエージェントを諦めたら品質が上がった話 / how quality improved after giving up on the strongest AI agent
kt2mikan
0
160
銀行の内製開発にて2つのプロダクトを1つのチームでスクラムしてみてる話
koba1210
1
110
ナレッジワーク IT情報系キャリア研究セッション資料(情報処理学会 第88回全国大会 )
kworkdev
PRO
0
170
JAWSDAYS2026 [C02] 楽しく学ぼう!AWSとは?AWSの歴史 入門
hiragahh
0
120
OCHaCafe S11 #2 コンテナ時代の次の一手:Wasm 最前線
oracle4engineer
PRO
1
120
Featured
See All Featured
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
59
6.4k
Why Your Marketing Sucks and What You Can Do About It - Sophie Logan
marketingsoph
0
110
WENDY [Excerpt]
tessaabrams
9
36k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.6k
The Anti-SEO Checklist Checklist. Pubcon Cyber Week
ryanjones
0
91
Building Experiences: Design Systems, User Experience, and Full Site Editing
marktimemedia
0
440
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
174
15k
Believing is Seeing
oripsolob
1
80
JAMstack: Web Apps at Ludicrous Speed - All Things Open 2022
reverentgeek
1
390
The SEO Collaboration Effect
kristinabergwall1
0
390
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.8k
A better future with KSS
kneath
240
18k
Transcript
テーブルが200 以上あるSaaS で RSC とGraphQL を併用する理由 by ficilcom 株式会社 msickpaler
自己紹介 現在のポジション ficilcom 株式会社 フロントエンドエンジニア 経歴 フロントエンドエンジニア歴4 年 App Router
をstable release から使っている TypeScript の記事多め 個人開発はRemix
アジェンダ 1. プロダクト紹介 NeX-Ray 2. RSC とGraphQL のおさらい 3. RSC
とGraphQL の併用理由 4. まとめ
NeX-Ray とは あらゆるWeb データをひとつに いろんなメディア情報を一元管理 マーケティングミックスモデリング SaaS での価格モデル ワンクリックでレポート可視化 戦略的なマーケティングを支援
NeX-Ray で頻出する画面
アーキテクチャ
フロントエンドのテックスタック フレームワーク: Next.js(App Router) データフェッチ: GraphQL, Apollo Client RSC とGraphQL
を併用している
前提知識
RSC とは? サーバーで実行されるreact コンポーネント 主な特徴 サーバー側で動作するので同じネットワークやデータセンターでは高速通信できる 一度しかレンダリングされないのでパフォーマンスが良い GraphQL とは? クエリ言語の一種で、必要なデータを1
回のリクエストで取得できる 主な特徴 一度で必要なデータを取得できる 一度GraphQL のスキーマを作ってしまえば、API の変更無しでフロントエンド側で取得するデータを選べる
NeX-Ray の例を紹介していく
NeX-Ray の技術的課題 初期リリース時にテーブル数200 超え(今後も増え続ける) メンテが大変 BtoB SaaS なので会社ごとのセキュリティ担保や権限管理が必要 テナント分離 権限管理
膨大なテーブルのカラム数 MAX 300 カラム超えのテーブルもある
GraphQL の採用理由 スタートアップで200 テーブルを素直に扱うのはメンテコストが高すぎる BtoB SaaS ではテナント分離が重要なのでRLS が必須 カラムの取捨選択をしないと300 カラムすべてを取得することになる
RLS(Row-Level Security) を利用しながらDB スキーマから自動的にGraphQL のAPI を生成できるPostGraphile は 唯一無二の選択肢だった つまりGraphQL の利用はサーバーサイド都合で不可欠だった。 よって、GraphQL 採用は確定
PostGraphile の例 const app = express(); app.use(postgraphile(DATABASE_URL, schemaName)); app.listen(4000);
PostGraphile のデメリット 自動生成故に間にロジックを差し込みにくい NeX-Ray の場合だと、権限やサブスクリプション情報などで条件分岐する場合に実装が面倒くさい
RSC の採用理由 NeX-Ray での活用方法 権限管理ロジック 連携している媒体のアカウントごとのview / edit / admin
権限の制御 組織のグループやユーザーごとのview / edit / admin 権限の制御 サブスクリプションごとの権限の制御 メトリクスの計算ロジック 期間ごとに見たいデータを表示する クリック率, コンバージョン率, インプレッション単価, 成約単価, クリック単価, 予算達成率 …etc. 権限管理をRSC で実行することでPostGraphile のデメリットを補っている
まとめ: RSC とGraphQL の併用した結果 GraphQL(PostGraphile) RLS によるテナント管理のセキュリティ担保 自動生成されたAPI エンドポイント 広告モデルとの相性の良さ
RSC 権限管理をサーバーサイドで行うことでセキュリティ向上 計算をサーバーサイドで行うことでパフォーマンス向上 Nex-Ray では、GraphQL とRSC を適材適所に活用し、併用することで快適な開発 環境を実現できている