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LINEミニアプリではじめる日本のOMO

Yuki Nakamura
November 14, 2020

 LINEミニアプリではじめる日本のOMO

本セッションでは7月にプレオープン化されたLINEミニアプリをどう作るのか、LINEミニアプリを使ってOMO(Online Merges with Offline)をどう実現していくのかというテーマで発表を行います。

LPF REV UP 2020
https://revup.jp/

Yuki Nakamura

November 14, 2020
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Transcript

  1. 2 ⾃⼰紹介 中村 優輝 クラスメソッド株式会社 CX事業本部 (LINE Technology Partner /

    OMO認定) • CX ORDER プロダクトオーナー • LINE ソリューションアーキテクト • LINE API Expert • LINE Green Badge – LINE公式アカウント Basic
  2. 11 モバイル⽂脈の構造変化=スーパーアプリの登場 デバイス OS/ アプリ ストア アプリ スマホ / タブレット他

    iOS︓App Store Android︓Google Play SNS Facebook Instagram Twitter YouTube TikTok モビリ ティ Uber Lyft DiDi Grab Go-Jek メッセー ジング WeChat LINE Messenger WhatsApp KakaoTalk 決済/送⾦ WeChatPay Alipay PayPay LINE Pay Paytm Venmo スマホ / タブレット他 iOS︓App Store Android︓Google Play ゲーム 動画 写真 モビリティ ライフ スタイル/ コマース WeChat、Alipay Grab、Go-Jek LINE、PayPay スーパー アプリ ミニ アプリ ニュース SNS
  3. 12 モバイル⽂脈の整理(Native app/LINE Mini app/Web) 利⽤開始ハードル(⾼) 利⽤開始ハードル(低) ・1stスクリーンにポジションで きれば有利(TVリモコン同様) ・プッシュ通知可能

    ・サクサク動く(回線依存低) ⼀⽅で、 ・DLハードルが⾼い ・既に1stスクリーンは飽和状態 ネイティブアプリ モバイルWEB ・DL不要で即座に使える ・ブラウザアプリはホームポジ ションを取っている ⼀⽅で、 ・会員登録、ログインが⾯倒 ・プッシュ通知不可 ・継続利⽤には不向き 利 ⽤ 継 続 性 ︵ 低 ︶ 利 ⽤ 継 続 性 ︵ ⾼ ︶ ・LINEアプリはホームポジション を取っている ・8600万MAUの会員基盤有り ・プッシュ通知可能 ・LINE Pay連携などが容易 ⼀⽅で、 ・LINE内での競争がある LINE
  4. 18 LINEミニアプリの主な特徴とメリット Ø アプリのダウンロードが不要 Ø ⽇常使い慣れたLINE内で利⽤可能な 為、利⽤開始ハードルが⾮常に低 い Ø LINEのアカウント情報を利⽤可能な

    為、新規会員登録やID/PW⼊⼒が不 要 Ø ⽇常使い慣れたLINE内で簡単にグ ループや友達シェアができる Ø LINE公式やLINE PayなどのLINEサー ビスとの連携が容易 ユーザー視点のメリット ビジネス視点のメリット Ø 結果、Native app⽐較で開発期間と コストを圧縮可能 Ø WEB appなので1つのソースでIOS、 Android、マルチOS対応が可能 Ø 8600万MAUのユーザー基盤内で⾃社 サービスを展開でき、リーチとエン ゲージメントを最⼤化 Ø 今後Mini appでのみアクセス可能な 機能の拡張(SDK/APIなど) Ø LINE公式やLINE PayなどのLINEサー ビスとの連携が容易
  5. 22 LINEミニアプリ事例︓ Developers.IO CAFE • クラスメソッドが⾃ら運営する「やってみた」系、実験カフェ、Developers.IO CAFEのLINEミニアプリ • クラウド、モバイル、センサー、機械学習などの最先端技術を駆使した、モバイルオーダー、ウォークスルー、レジレス、キャッシュレス などの、新しいデジタル店舗体験をご提供

    • カフェの運営によって、様々なノウハウを蓄積し、より深い顧客課題の発⾒とその解決案を⼩売流通事業者様に還元 Developers.IO CAFE モバイルオーダー(CX ORDERを利⽤) 店舗QR HP/SNS Google MAP LINE公式アカウント ホームタブ/検索 LINEログイン (認証認可) 商品⼀覧 (⼀覧から選択) ⽀払い⽅法 選択 注⽂完了 (受取番号) LINEに通知 (出来上りなど)
  6. 23 LINEミニアプリ導⼊後の反響(数字/声)︓ Developers.IO CAFE Ø アクセス数︓WEBアクセス数千倍、リリース後1週間は来店も2〜3倍に Ø 直帰率︓Native app時代は4割程、Mini appになって1〜2割程に(1/2以下)

    Ø 登録時間︓ Native app時代は3分程、Mini appになって30秒程に(約1/6) Ø リピート率︓ Native app時代と⽐較して1.5〜2倍に 反響︓数字 Ø ユーザー 「初回登録&注⽂、再注⽂も断然楽になった(常連さん)」 「サービスとしてのミニアプリが使いやすい為、LINE Payも利⽤したくなる」 Ø スタッフ 「ほとんどのユーザーが⽇常的にLINEを利⽤している為、とにかく案内が楽に なった。アプリDL不要で登録も早い。」 「LINE内のサービスとして利⽤できます、と説明するとお互いに安⼼感がある」 反響︓声
  7. 25 LINEミニアプリ導⼊後の反響(数字/声) ︓ PAL様 繊研新聞(2020年6⽉3⽇)︓https://senken.co.jp/posts/palcloset-200603 Ø EC会員数︓PAL CLOSETの3⽉単⽉、新規会員数が前⽉⽐200%増加 3COINSに限ると、新規会員の8割がLINEミニアプリ経由 Ø

    登録時間︓店舗でのQRコード読み込みから会員化までの時間がたったの5秒に Ø 友だち数︓ PAL CLOSETのLINE公式アカウント友達数が、3,000⼈/⽇の増加 たった1ヶ⽉(3⽉単⽉)で、3倍に成⻑(10万⼈増) Ø EC売上︓4-5⽉は新型コロナの影響で店舗休業 2ヶ⽉間のEC売上は前年同期⽐で2倍以上の成⻑ LINEミニアプリ導⼊後、LINE経由のEC売上が前年⽐5倍に成⻑ 反響︓数字 Ø アプリDL 「Native appはアプリDLが必要な為、ライトユーザーや操作に不慣れなお客様に導 ⼊が進まず、スタッフ/ユーザー双⽅に課題感があった」 Ø ユーザー層 「⼀⽅で、元々ロイヤルカスタマーはNative app DL率が⾼く、ご利⽤頻度も多い LINE Mini appはライトユーザーへのリーチ&会員化という棲み分けができた」 反響︓声
  8. 27 Wrap-Up • OMO = オフライン・オンラインの意識なくユー ザーがその時便利な⽅法を選び利⽤できること • サービサーはユーザーのジャーニーとして全体を捉え定義を⾏う必要がある •

    フィードバックと⾏動データでUXアップデートしていくループを構築して いく(データはそのままでは意味がない) • 結果として⾼頻度で利⽤されるサービスへ昇華しよりUXへの還元がなされる • LINEは現時点での最適解 • MAU / Payment / Communicationのバランス • 利⽤ハードル、決済、OAを活⽤したリテンション
  9. 31