Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

高可用性システム構築 - Oracle Data Guard基本編

高可用性システム構築 - Oracle Data Guard基本編

2024年2月6日開催 Oracle DBaseCampで発表した資料です。
アーカイブ動画:https://youtu.be/GaW8yJTO930

oracle4engineer

February 06, 2024
Tweet

More Decks by oracle4engineer

Other Decks in Education

Transcript

  1. システム運⽤に関する検討事項 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 2 Oracle

    Databaseのアップグレー ド・アップデートが必要。メンテナン スはいつ、どのくらいの時間でできる のか︖ 運⽤システムに対するBCP対策の 要望がある。Oracle Databaseに おけるBCP対策ってそもそもどう考 えたらよいのだろうか︖
  2. システム運⽤に関する検討事項 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 3 構築・復旧⼿順

    データ保護の仕組み コスト 構成 RPO/RTO Oracle Databaseのアップグレー ド・アップデートが必要。メンテナン スはいつ、どのくらいの時間でできる のか︖ 運⽤システムに対するBCP対策の 要望がある。Oracle Databaseに おけるBCP対策ってそもそもどう考 えたらよいのだろうか︖
  3. システム運⽤に関する検討事項 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 4 Oracle

    Data Guard 計画的なメンテナンス 予期せぬ災害等への対策 構築・復旧⼿順 データ保護の仕組み コスト 構成 RPO/RTO Oracle Databaseのアップグレー ド・アップデートが必要。メンテナン スはいつ、どのくらいの時間でできる のか︖ 運⽤システムに対するBCP対策の 要望がある。Oracle Databaseに おけるBCP対策ってそもそもどう考 えたらよいのだろうか︖
  4. 対象者: • Oracle Data Guardをこれから学び始める⽅ • OCI(クラウド)上でOracle Databaseを構築しようとしている⽅ → 皆様の理解促進の⼀助となるようわかりやすく解説します。

    参加者の皆様が習熟できる内容: • Oracle Data Guardのアーキテクチャ → Oracle Data Guardのマニュアル、解説資料を読み解くことができるようになる → Oracle Data Guard構成を実装することができる → 運⽤の勘所がわかるようになる 本セッションの主旨 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 5
  5. 1. 本セッションの主旨 2. Oracle Data Guardの概要 3. Oracle Data Guardのアーキテクチャ(特徴)

    4. Oracle Data Guard環境の構築・運⽤ 5. Demo Agenda Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 6
  6. Oracle Data Guardの歴史 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

    10 2001/9 2007/10 2013/7 2018/2 2019/1 2021/1 2023/9 21c 23c※1 オンプレミス OCI(クラウド) 9i 11g 12c 18c 19c Data Guard Active Data Guard DML Redirection PDB単位の Data Guard (21.7〜) Control PDB Open Order マルチテナント・アーキテクチャ対応 リアルタイム・カスケード スナップショット・スタンバイ ※1: 24/2/6時点ではクラウドのみ対応 https://apex.oracle.com/pls/apex/r/features/dbfeatures/home?p1_search= 2004/4 10g ⾃動フェイルオーバー リアルタイム・クエリ― 2017/9: OCIコンソールで Oracle Data Guard構成可能 2020/9: OCIコンソールでリージョン 別Oracle Data Guard構成可能
  7. Oracle Data Guardのユースケース Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

    11 2001/9 2007/10 2013/7 2018/2 2019/1 2021/1 2023/9 21c 23c※1 オンプレミス OCI(クラウド) 9i 11g 12c 18c 19c Active Data Guard DML Redirection PDB単位の Data Guard (21.7〜) Control PDB Open Order マルチテナント・アーキテクチャ対応 リアルタイム・カスケード スナップショット・スタンバイ ※1: 24/2/6時点ではクラウドのみ対応 https://apex.oracle.com/pls/apex/r/features/dbfeatures/home?p1_search= • メンテナンス • DR構成やHA構成 リソース有効活⽤ (テスト環境, READ WRITE) リソース有効活⽤ (レポーティング, READ ONLY) 2004/4 10g ⾃動フェイルオーバー リアルタイム・クエリ― Data Guard 2017/9: OCIコンソールで Oracle Data Guard構成可能 2020/9: OCIコンソールでリージョン 別Oracle Data Guard構成可能
  8. Oracle Active Data Guard Oracle Databaseのライセンスおよび関連製品 Copyright © 2024, Oracle

    and/or its affiliates 12 Enterprise Edition (EE) Database Core Database Options & Other Products • Oracle Data Guard • パラレル処理 • オンライン索引再ビルド • オンライン表再定義 • データベース・リソース・ マネージャ • SQL計画の管理 • SQLチューニング・セット • ⾼速増分バックアップ • 多重化バックアップ・セット • ブロックレベル・メディア・リカバリ • フラッシュバック・データベース • フラッシュバック・トランザクション 問合せ • Transaction Guard • 問合せ結果キャッシュ • PL/SQLファンクション 結果キャッシュ • 適応実⾏計画 • ファイングレイン監査 • Privilege Analysis • Real Application Security • 仮想プライベート・データベース etc. Standard Edition 2 (SE2) • 基本機能 • PL/SQL • データベース・リンク • 開発機能 etc. Oracle GoldenGate Oracle Partitioning Oracle Database In-Memory Oracle TimesTen Application-Tier Database Cache Oracle On-Line Analytical Processing (OLAP) Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC) Oracle RAC One Node ⾼可⽤性 性能 セキュリティ Oracle Advanced Compression マルチテナント Oracle Advanced Security Oracle Label Security Oracle Key Vault Oracle Audit Vault and Database Firewall Oracle Database Vault Oracle Cloud Management Pack for Oracle Database Oracle Database Lifecycle Management Pack for Oracle Database Oracle Diagnostics Pack Oracle Tuning Pack Oracle Data Masking and Subsetting Pack 運⽤管理 Oracle Multitenant テスト⽀援 Oracle Real Application Testing EEオプション 別売製品
  9. エディションについて Oracle Base Database Service 13 Extreme Performance(EP) High Performance(HP)

    Enterprise Edition(EE) Multitenant Partitioning Advanced Compression Advanced Security, Label Security, Database Vault Real Application Clusters DB In-Memory Active Data Guard • 完全なデータベース・インス タンス • 表領域暗号化 Standard Edition(SE) • 全てのEE 標準機能 - Data Guard - Hybrid Columnar Compression(HCC) - パラレル処理 etc Real Application Testing OLAP Management Packs (Data Masking and Subsetting Pack, Diagnostics and Tuning Packs) 全てのデータベース・オプション機能 が利⽤可能 Oracle Database Cloud では、 全てのエディションで 表領域暗号化機能を提供 主なデータベース・オプション機能 が利⽤可能 Management Packs (Database Lifecycle Management Pack, Cloud Management Pack for Oracle Database) ¥30.1/h ¥124.194/h ¥60.214/h ¥188.174/h * 料⾦︓CPU当たり https://www.oracle.com/cloud/price-list.html Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates クラウド
  10. Oracle Data Guard 構成の管理と監視を、⾃動化・集中化する管理フレームワーク Data Guard構成内の複数データベースを、まとめて管理・監視できるように論理的にグループ化 Oracle Data Guard Broker

    Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 14 管理の簡素化・集中化: Oracle Data Guard構成内にアクセスできればどこからでも操作可能で、複数データーベースの管理 を集中的に⾏える 操作の簡略化: 複雑な⼿順を踏まずに、Oracle Data Guard環境への操作が実⾏可能 健全性監視と⾃動化: 問題の迅速な検出が可能。⾃動フェイルオーバーやアプリケーションへの通知機能なども利⽤可能 プライマリ スタンバイ Oracle Data Guard BrokerによるOracle Data Guard 構成 構成確認 同期状況 切り替え 構成変更 DGMGRL> Enterprise Manager Cloud Control Oracle Cloud Infrastructure の Database Servicesでも利⽤
  11. Data GuardおよびActive Data Guardができること Copyright © 2024, Oracle and/or its

    affiliates 15 運⽤ ⾼可⽤性・データ保護 メンテナンス 監視 リソース活⽤ Standby-Firstパッチ適⽤ Oracle Data Guard Broker リアルタイム・クエリー (READ ONLY) DML Redirection ⾃動データブロック修復 リアルタイム・カスケード スナップショット・スタンバイ (READ WRITE) Block Change Trackingファイルを 使⽤した⾼速増分バックアップ (透過的)アプリケーション・コンティニュイティ 遠隔同期インスタンス Data Guard Active Data Guard REDO転送によるフィ ジカル・スタンバイ・デー タベース スイッチオーバー フェイルオーバー
  12. オラクルの⾼可⽤性(HA) テクノロジーとディザスタ・リカバリ(DR)テクノロジーを統合したベストプラクティス Oracle Maximum Availability Architecture (Oracle MAA) Copyright ©

    2024, Oracle and/or its affiliates 16 Gold構成 https://www.oracle.com/jp/a/ocom/docs/maa-data-sheet-ja.pdf https://docs.oracle.com/cd/F19136_01/haiad/index.html# RTO/RPO MAAベストプラクティス
  13. Oracle Data Guardの概要 • Oracle Data Guardは、2つのOracle Databaseを使った⾼可⽤性を実現するレプリケーション構成 • Oracle

    Data Guardは、⼆⼗数年前(9i)から使われており、オンプレミスだけでなくクラウドでも使える技術 • Oracle Data Guardを利⽤できるOracle Databaseのライセンスおよび Oracle Base Database Serviceのエディション: • Data Guard: • ライセンス: Enterprise Edition • クラウド: Enterprise Edition、 Enterprise Edition High Performance、 Enterprise Edition Extreme Performance • Active Data Guard: • ライセンス: Enterprise Edition + Oracle Active Data Guard オプション • クラウド: Enterprise Edition Extreme Performance • Oracle Data Guard Brokerは、Oracle Data Guard構成および運⽤管理を簡略化できる • オラクルの⾼可⽤性ベストプラクティスのOracle MAAのGold構成にて、Active Data Guardが利⽤される まとめ Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 17
  14. Oracle Data Guardのアーキテクチャ(特徴) Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

    19 • レポーティング(READ ONLY) • テスト環境(READ WRITE) REDO転送・適⽤ プライマリ • REDO転送・適⽤の仕組み • REDO転送モード(同期、準同期、⾮同期) • 保護モード(最⼤可⽤性、最⼤パフォーマン ス、最⼤保護) データ保護 切り替え リソース有効活⽤ • スイッチオーバー: メンテナンス時に使⽤ • Standby-Firstパッチ適⽤ • フェイルオーバー: 障害発⽣時に使⽤ • ⾃動でフェイルオーバーするファスト・スター ト・フェイルオーバー機能も設定可能 • レポーティング(リアルタイム・クエリー、READ ONLY) • テスト環境(スナップショット・スタンバイ、 READ WRITE) • バックアップが可能 ※1 • レポーティング(リアルタイム・クエリ―)時は、REDO転送・適⽤のどちらもされる(同期) • テスト環境(スナップショット・スタンバイ)時は、REDO転送されるが、適⽤はされない スタンバイ プライマリ スタンバイ REDO転送・適⽤※1 プライマリ スタンバイ
  15. REDOログ・ファイル、アーカイブREDOログ・ファイル、SGA、バックグラウンド・プロセス Oracle Data Guardアーキテクチャを理解する上での前知識 Copyright © 2024, Oracle and/or its

    affiliates 20 https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracle-dbasecamp-4?slide=45 ID Col1 0001 AAA ID Col1 0001 BBB 変更履歴例: Col1の「AAA」 が「BBB」へ変更されたことが 記録される
  16. Oracle Data Guardアーキテクチャ Oracle Data Guardにおける同期の仕組み ログ バッファ プライマリ・ データベース

    スタンバイ・ データベース NSS/ TT LGWR RFS データ ファイル データ ファイル アーカイブ REDOログ・ ファイル アーカイブ REDOログ・ ファイル オンライン REDOログ・ ファイル スタンバイ REDOログ・ ファイル REDO転送 REDOを転送、スタンバイ側で受信 REDO適⽤ リカバリの仕組みでREDOを適⽤ ロール変換 スイッチオーバー(計画的) フェイルオーバー(計画外)で ロールを変更 MRP ※各バックグラウンド・プロセスの名称 RFS: リモート・ファイル・サーバー・プロセス MRP: 管理スタンバイ・リカバリ・プロセス ※各バックグラウンド・プロセスの名称 LGWR: ログ・ライター・プロセス NSS: ネットワーク・サーバーSYNCプロセス TT: REDO転送スレーブ・プロセス Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 21
  17. 【特徴】 • Oracle Databaseのメディア・リカバリの仕組みを応⽤ • 物理的なデータベースの複製 • ARCHIVELOGモードによる運⽤ • スタンバイ・データベースはマウント状態で運⽤

    【課題】 • アーカイブREDOログ単位での反映 • リモートサイトにトランザクションが反映されるまで時間がかかる • 災害発⽣時のスタンバイ・データベースのアクティブ化時点で、 反映されていないトランザクションがありうる • スイッチ・オーバー運⽤ができない • スタンバイ・データベースをアクティブ化するとログ情報がリセット (新たなDBとして分岐) • アクティブ化するとスタンバイ・データベース環境の再構築が必要 • スタンバイ側を有効活⽤できない Oracle Data Guard以前のスタンバイ・データベース Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 22 プライマリ・ データベース スタンバイ・ データベース アーカイブ REDOログ・ ファイル アーカイブ REDOログ・ ファイル 転送 REDOログ アーカイブ (マウント状態 & リカバリ・モード) プライマリ・データベースの オフライン・バックアップを 元に⽤意 適⽤ (メデイア・リカバリ) LOG_ARCHIVE_DEST_n初期化パラメータ Oracle Net Services経由でリモートサイトに転送可能
  18. •RFSの応答を待たずにCOMMIT処理継続 •RFSからのCOMMIT ACKを待つ •RFSはスタンバイREDOログ・ファイルに書き 込み開始した時点でCOMMIT ACKを返す •SYNC AFFIRMよりもレイテンシーが⼩さい •Fast SYNCと呼ぶこともある

    プライマリ・データベースのCOMMIT発⾏時の挙動の違い Oracle Data GuardのREDO転送モード Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 23 プライマリ NSS スタンバイ スタンバイ REDOログ・ ファイル RFS COMMIT ACK プライマリ NSS スタンバイ スタンバイ REDOログ・ ファイル RFS COMMIT ACK プライマリ TT スタンバイ スタンバイ REDOログ・ ファイル RFS •RFSからのCOMMIT ACKを待つ •RFSはスタンバイREDOログ・ファイルに書き 込み完了したらCOMMIT ACKを返す SYNC AFFIRM (同期) SYNC NOAFFIRM (同期、準同期とも呼ばれる) ASYNC (⾮同期)
  19. 保護モードによる違い Oracle Data Guardによるデータ保護の仕組み Copyright © 2024, Oracle and/or its

    affiliates 24 ユーザトランザクションがcommit されると 制御はアプリケーションに戻される ASYNC SYNC→ASYNC SYNC AFFIRMの代わりに Fast Sync (SYNC NOAFFIRM) の利⽤も可能 SYNC SYNC パフォーマンス重視 データ保護重視 最⼤保護 最⼤可⽤性 最⼤パフォーマンス(デフォルト) •確実なデータ転送の補償のために、 スタンバイから応答が受信できないと プライマリは処理を停⽌ • (12.2以降)複数スタンバイがある場合、1つ のスタンバイから応答があれば継続 •可⽤性を低下させないように、1つ以上の同 期スタンバイの確認がとれない場合、最⼤パ フォーマンス・モードと同様の動作となる •プライマリの性能を低下させないように、トラン ザクションのコミットとREDO転送・受信は⾮ 同期で⾏われる
  20. 同期⽅式 フィジカル・スタンバイ (物理レプリケーション) ロジカル・スタンバイ (論理レプリケーション) 変更 適⽤⽅法 • REDOでスタンバイ・データベースをリカバリ (RMANリカバリと同じ)

    • REDOから更新内容を抽出し更新SQLを⽣成して スタンバイで実⾏ 同⼀性 • データ・ブロックの内容まで同⼀になる • スタンバイ側だけを更新するのは不可 • レプリケーション対象の表定義が同じ • それ以外の箇所が異なっていてもよい • スタンバイ側のみを更新可能 構成要件 • DBは同⼀バージョン/同⼀パッチ・レベル • パッチ適⽤で⼀時的にパッチ・レベルが異なることは許 容(Standby-First Patch Apply) • 表にプライマリ・キーが必要 • サプリメンタル・ロギング 主⽤途 • ⾼可⽤性レプリケーション • メジャー・アップグレード時にフィジカル・スタンバイから 変換して使⽤ (性質の異なる処理のオフロードはGoldenGateが主) スタンバイの種類 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 25
  21. 切り替え Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 26 プライマリ

    →スタンバイ • 少ないステップでの切り替えが可能(Oracle Data Guard Broker、Enterprise Manager Cloud Control、SQL、 Oracle Data Guardアソシエーション) • 切り替え後の継続運⽤やロールを戻す(スイッチバック)が可能 • Standby-First Patchの適⽤が可能(Doc ID 1265700.1参 照※1) スイッチオーバー (計画停⽌・メンテナンス時) フェイルオーバー (計画外停⽌・障害発⽣時) •少ないステップでの切り替えが可能(Oracle Data Guard Broker、Enterprise Manager Cloud Control、SQL、 Oracle Data Guardアソシエーション) •同期転送(最⼤保護モード)以外はデータ損失可能性あり •フェイルオーバー後に、旧プライマリをフラッシュバック機能を使って 簡単に新スタンバイに変更可能 • プライマリが使⽤できなくなったとき⾃動的にフェイルオーバーする ファスト・スタート・フェイルオーバーという機能がある スタンバイ →プライマリ ※1 Oracle Patch Assurance - Data Guard Standby-First Patch Apply (Doc ID 1265700.1) プライマリ スタンバイ →プライマリ
  22. 障害時に⾃動的にOracle Data Guard の切り替えを実⾏し、可⽤性を⾼め業務を継続 • Oracle Data Guard Broker 構成が有効になっている環

    境で、障害時に監視プロセス(オブザーバー)による⾃動切 り替え機能 • OCIクラウド・ツールは対応していないので、⼿動で設定 • Oracle Data Guard Broker 構成 + オブザーバー • アプリケーションからのコールによる実⾏も可能 • フェイルオーバー時の⾼速アプリケーション通知(FAN) により、クライアントに連携可能 • 旧プライマリの復旧も⾃動で⾏う • フェイルオーバー後に旧プライマリを⾃動で復旧(フラッ シュ・バック)し、スタンバイとしてOracle Data Guard 構 成に組み込む • フラッシュバック・データベースの有効必須 Oracle Data Guard ファスト・スタート・フェイルオーバー Oracle Data Guard Broker 構成 オブザーバー 障害検知→ ⾃動切り替え スタンバイ →プライマリ Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 27 プライマリ
  23. ①プライマリで障害発⽣、フェイルオーバー ②旧プライマリをFlashback Databaseで 障害発⽣前の時点に復旧 ③復旧後、スタンバイとしてOracle Data Guard構成へ追加 過去時点に戻った分のデータ差分は ⾃動で同期 フェイルーバー後の旧プライマリの回復

    Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 28 プライマリ スタンバイ →プライマリ 旧プライマリ プライマリ 同期 スタンバイ プライマリ • フェイルオーバー後、旧プライマリはOracle Data Guard構成から外れるため、スタンバイがない状態 • フェイルオーバーは、プライマリが利⽤できなくなった際にプライマリの継続利⽤を諦めスタンバイに切り替えをおこなう⾏為 そのため、旧プライマリはOracle Data Guard構成から切り離される • 旧プライマリをOracle Data Guard構成に組み戻す「回復」はFlashback Databaseの機能を利⽤した仕組みで、 Oracle Data Guard Brokerによってワンコマンドで実⾏される • OCIコンソール上では「回復」機能で簡単に、旧プライマリをスタンバイとしてデータベースを回復させてOracle Data Guard構成を再編成可能 Oracle Data Guard Broker構成の場合、ワンコマンドで実施
  24. リソース有効活⽤(スタンバイ・データベース) Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 29 同期

    DML転送 リアルタイム・クエリー (レポーティング・分析) スナップショット・スタンバイ (テスト環境) • スタンバイ・データベースをREAD ONLYでOPENできるので SELECT⽂でプライマリで更新された最新に近いデータにアクセス 可能 • 19cからはDMLリダイレクション機能により DML(INSERT/UPDATE等)をプライマリ・データベースにリダイレ クトすることでDMLを「発⾏」可能 • フィジカル・スタンバイから⼀時的に書き込み可能な スナップショット・スタンバイに切り替え • スタンバイ・データベースへのREDO「適⽤」を停⽌し、をREAD WRITEでOPENする • スナップショット・スタンバイからの再同期はFlashback Database で過去に戻すことで可能 プライマリ スタンバイ READ WRITE 同期 (スタンバイREDOログ・ ファイルへため込む。 REDO適⽤は停⽌。) READ ONLY プライマリ スタンバイ
  25. 構成パターン ローカル・スタンバイ 瞬時の切り替えや同期転送が可能な 近距離のスタンバイ 最⼩構成 マルチ・スタンバイ カスケード マルチ・スタンバイ ローカル・リモートともにスタンバイを持ち、状況 に応じて切り替え。スタンバイごとに、同期・⾮

    同期を設定可 カスケード・スタンバイ テスト⽤途などスタンバイとは別に レプリカを持ちたい場合 リモート・スタンバイ ⼤規模障害を⾒据えた災対環境 Far Sync(遠隔同期)スタンバイ 遠隔地スタンバイとの同期転送の中継 サーバーを置き、データ保護を⾼める
  26. 構成パターン ローカル・スタンバイ 瞬時の切り替えや同期転送が可能な 近距離のスタンバイ 最⼩構成 マルチ・スタンバイ カスケード マルチ・スタンバイ ローカル・リモートともにスタンバイを持ち、状況 に応じて切り替え。スタンバイごとに、同期・⾮

    同期を設定可 カスケード・スタンバイ テスト⽤途などスタンバイとは別に レプリカを持ちたい場合 リモート・スタンバイ ⼤規模障害を⾒据えた災対環境 Far Sync(遠隔同期)スタンバイ 遠隔地スタンバイとの同期転送の中継 サーバーを置き、データ保護を⾼める Oracle Data Guardアソシエーションで可能 ⼿動での設定・構築が必要
  27. Oracle Data Guard フィジカル・スタンバイの前提 プライマリとスタンバイで⼀致させる必要があるもの • Oracle Databaseのパッチレベル • データベース構造

    (例:CDB構成 か Non-CDB構成か) • オプション機能のライセンス • Licensing Data Recovery Environments を参照 (⽇本語参考訳) プライマリとスタンバイで⼀致させる必要はないもの • DB以外のS/W・H/Wバージョン (例: GI 19cとGI18c) • インスタンス数(例: RACとシングル、4ノードRACと2ノードRAC) • 仮想環境かベアメタル環境 など Doc ID 2183849.1: Oracle Data Guard Configuration Component Version Interoperability Doc ID 413484.1: Data Guard Support for Heterogeneous Primary and Physical Standbys in Same Data Guard Configuration Oracle Data Guard 利⽤前提(⼀般的な考え⽅) Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 32 サーバー OS Grid Infrastructure Oracle Database サーバー OS Grid Infrastructure Oracle Database Data Guard 構成
  28. * Data Guard対応(ADG or DG)、保護モード、転送モード、DB管理者パスワードの変更が可能 参考) Exadata Cloud API/CLI Alignment

    Matrix (Doc ID 2768569.1) Oracle Data Guard環境の構築・運⽤・監視⼀覧 カテゴリ 内容 クラウド・ツール クラウド以外でも利⽤可能なツール コンソール(UI)/ API/CLI (Oracle Data Guard アソシエーション) OS上のCLI (BaseDB: dbcli ExaDB-D: dbaascli) DG Broker DGMGRL SQL*Plus Enterprise Manager Cloud Control 構築 Oracle Data Guard構成作成 ✔ ✔(DGMGRL) ✔ - ✔ 運⽤ ロール切り替え (スイッチオーバー/フェイルオーバー) ✔ dbcli: - 、dbaascli: ✔ ✔ ✔ ✔ 回復 ✔ dbcli: - 、dbaascli: ✔ ✔ ✔ ✔ スナップショット・スタンバイへの変換 - - ✔ ✔ ✔ Data Guard関連構成/設定変更 ⼀部(*) dbcli: - 、dbaascli: ⼀部(*) ✔ ✔ ✔ ⾃動切換え(ファスト・スタート・フェイルオーバー) - - ✔ - ✔ 監視 同期モードの確認 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ Data Guard関連構成/設定値の確認 - ✔ ✔ ✔ ✔ REDO 転送ラグ - ✔ ✔ ✔ ✔ REDO 適⽤ラグ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ REDO 適⽤性能の確認 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 34
  29. Oracle Data Guard 構成をUI/APIから簡単に、構成・管理・切り替え・障害後の回復が可能 OCI上のOracle Databaseサービスで提供 • Oracle Base Database

    Service (BaseDB) • Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure (ExaDB-D) • Exadata Database Service on Cloud@Customer (ExaC@C) 本機能利⽤時の特徴 • 1つのプライマリ・データベースに対して、1つのフィジカル・スタンバイが管 理可能 • 同⼀コンパートメント内、同⼀サービス間、同⼀DBバージョン間 • 最⼤パフォーマンスモードか最⼤可⽤性モードが選択可 • 管理のためにOracle Data Guard Broker構成が有効化 上記の構成外の場合、⼿動でOracle Data Guard構築が可能 • 別コンパートメント間、異なるサービス間、複数スタンバイ(2〜30)、 オ ンプレミス上のOracle Databaseとの構成など Oracle Data Guardアソシエーション Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 35
  30. Base Database Service IAMサービス・ポリシー • 管理ユーザーのIAMサービス・ポリシーでの権限が付与済 プライマリ⽤のDBシステムが作成済み • 同⼀コンパートメント内にスタンバイ⽤のDBシステムが作られる ⾃動バックアップ

    • UI/API による⾃動バックアップ構成は、スタンバイ・データベースでの有効化は可能だが、スタンバイ・ロールの期間は⾃ 動バックアップは実⾏されない (⾃動バックアップは、プライマリ・ロールの状態でのみの実⾏となる) → バックアップ先がObject Storageの場合、スタンバイ側でのバックアップ・リストアが可能に(2023年12⽉より) DBシステムの削除 • DGアソシエーションが有効な間は、DGアソシエーションに含まれるDBシステムの削除はできない。そのため、削除する場 合は先にスタンバイ・データベースのDBシステム削除(=DGアソシエーションの無効化)が必要 Oracle Data Guardアソシエーション有効化 – 確認事項・注意事項 OCI Documentation Bare Metal and Virtual Machine DB Systems > Manage > Oracle Data Guard Association > Use Oracle Data Guard on a DB systems Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 36
  31. Oracle Data Guardアソシエーション有効化 ネットワークの考慮点 Copyright © 2024, Oracle and/or its

    affiliates 37 リージョンA AD1※1 FD1 FD2 FD3 VCN Subnet プライマリDBが配置されて いるFDとは違うどちらか一 方のFDに配置される ローカル・スタンバイ リモート・スタンバイ ハイブリッド・スタンバイ • VCNは、同じVCN内である必要がある • ADは、同⼀/別どちらでもよい • FDは、別のFDである必要がある※AD同⼀ の場合、⾃動的に別FDに配置 • TCP1521番ポートを許可しておく • リージョン間通信が必要なため、事前に各 リージョンのVCNにDRGをアタッチし、リモート VCNピアリングの設定が必要 • 各リージョンのVCNのCIDR重複しない • TCP1521番ポートを許可しておく • オンプレミスとOCI間通信が必要なため、事 前にオンプレミスのCPEとDRGがアタッチされ たOCI VCNをSite-to-Site VPNまたは、 Fast Connect(専⽤線)の接続が必要 • TCP1521番ポートを許可しておく Data Guard構成 リージョンA AD1※1 FD1, 2 or 3 VCN Subnet Remote VCN Peering DRG リージョンB AD1※1 FD1, 2 or 3 VCN Subnet DRG DRG Data Guard構成 オンプレミス リージョンA AD1※1 FD1, 2 or 3 VCN Subnet DRG DRG Data Guard構成 どちらか一方選択 ・Site-to-Site VPN ・FastConnect CPE ※1 USおよびヨーロッパの一部のリージョンにはADが複数存在 Oracle Data Guardアソシエーションで可能 ⼿動での設定・構築が必要
  32. 参考) 監視項⽬確認イメージ Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 38

    Oracle Data Guardアソシエーション Oracle Data Guard Broker(DGMGRL)
  33. 対象者: • Oracle Data Guardをこれから学び始める⽅ • OCI(クラウド)上でOracle Databaseを構築しようとしている⽅ → 皆様の理解促進の⼀助となるようわかりやすく解説します。

    参加者の皆様が習熟できる内容: • Oracle Data Guardのアーキテクチャ → Oracle Data Guardのマニュアル、解説資料を読み解くことができるようになる → Oracle Data Guard構成を実装することができる → 運⽤の勘所がわかるようになる 本セッションの主旨 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 42