Oracle GoldenGate 23ai 導入Tips

Oracle GoldenGate 23ai 導入Tips - 以下の工程について Tips を紹介する資料です。

- 環境確認
- サイジング
- 設定・設計
- 初期ロード (インスタンス化)
- 監視・管理について
- トラブルシュート
- 補足情報

2024/9/30 版 (2025/01/17 一部表現のみ修正)
2024/9/30 版 (2025/02/06 一部表記のみ修正)
2025年4月版 - トラブル・シューティングおよび監視・管理を最新化
2025年4月版 (2025/05/13 一部表記のみ修正)

Transcript

1. Oracle GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認からトラブルシュートまで各フェーズで役立つ技術紹介 – 2025年４月版 日本オラクル株式会社 2025年4月
2. 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明する ものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約に も組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提 供することを確約するものではないため、購買決定を行う際の判断材料に なさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リ リース、時期及び価格については、弊社の裁量により決定され、変更され る可能性があります。 Safe harbor statement 2 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
3. Agenda - GoldenGate 23ai 導入Tips Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 3 3 参考情報 MOS 参考情報 事例およびユースケース OCS 技術支援 2 導入Tips GoldenGate 23ai の 一部の新機能について 解説 1 はじめに 基礎的な技術情報と オンプレミス、OCI GGの 現状について
4. GoldenGate 23ai 導入Tips – はじめに 本資料では Oracle – Oracle の常時レプリケーションを基礎構成として解説します 4 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 連携パターン Oracle から Oracle Non-Oracle (Oracle以外のRDBMSがある) RDBMS以外 (Big Data などが絡む場合) 移行か常時連携か 常時連携 移行案件 変換の有無 表構成はそのまま 表構成が変わる 連携対象数 1:1 1:n や n:1 連携方向 単方向 双方向 CDR(競合) 競合なし 競合あり 常時連携の要件は？ DR (RPO,RTO) Zero Downtimeメンテナンス対応 性能要件(許容できる連携ラグ) 他 本資料の基本的な内容として、Oracle⇨Oracle の 常時レプリケーションを想定したものとしますが、以下についても 参考情報として触れています。 • 双方向(CDR/ACDR) • DB以外(GG4DAA)連携例
5. GoldenGate 23ai 導入Tips – はじめに 詳細なTips項目の紹介 環境確認 •Certification Matrix / サポートの理解 / 多彩な構成 / 異なるテクノロジー / 応用構成 サイジング •データベースに関する要素 / プロセス多重化の指針 / 補足事項 設定・設計 •既存データベースへの設定変更および確認 / GoldenGate の設定 初期ロード (インスタンス化) •初期データロードとは / 様々な初期データロード / Instantiation CSN を使った初期データロード / 他 運用監視と障害対応プロセス •運用監視と障害対応の基本的な流れ、マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 トラブルシューティング・障害事例 •迅速な状況の把握を意識した運用留意点 / トラブルに備える(応用編) 補足情報 •高可用性要件における構成 / 双方向連携 / DB以外のデータ・ソースへ連携 5 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
6. Agenda - GoldenGate 23ai 導入Tips Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 6 3 参考情報 MOS 参考情報 事例およびユースケース OCS 技術支援 2 導入Tips GoldenGate 23ai の 一部の新機能について 解説 1 はじめに 基礎的な技術情報と オンプレミス、OCI GGの 現状について
7. GoldenGate 23ai 導入Tips 詳細なTips項目の紹介 環境確認 •Certification Matrix / サポートの理解 / 多彩な構成 / 異なるテクノロジー / 応用構成 サイジング •データベースに関する要素 / プロセス多重化の指針 / 補足事項 設定・設計 •既存データベースへの設定変更および確認 / GoldenGate の設定 初期ロード (インスタンス化) •初期データロードとは / 様々な初期データロード / Instantiation CSN を使った初期データロード / 他 運用監視と障害対応プロセス •運用監視と障害対応の基本的な流れ、マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 トラブルシューティング・障害事例 •迅速な状況の把握を意識した運用留意点 / トラブルに備える(応用編) 補足情報 •高可用性要件における構成 / 双方向連携 / DB以外のデータ・ソースへ連携 7 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 環境確認 • Certification Matrix - 認定構成の確認 • Recommend Patch についての情報 • Upgrade Support について • オブジェクトのサポートについての理解とCPAT • Database アセスメントサービス(社内限定) • 多彩な構成と各々の特徴 • ローカルおよびリモート構成 • 異なるバージョン間での連携 • HA構成への理解 • その他 • 設計/設定/サイジングなどに影響する要素と考 慮ポイントを列挙
8. GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認 – 公開済みのオンプレミス環境・認定情報 Certification Matrix – 認定情報の開示 8 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates https://www.oracle.com/integration/goldengate/certifications/ オンプレミス・ベースの情報は Excel シートによる情報公開
9. GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認 – OCI GoldenGate のサポート対象情報 Certification Matrix – 認定情報の開示 9 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates OCI GoldenGate は マニュアルの “What‘s supported” へリンク https://www.oracle.com/integration/goldengate/certifications/
10. GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認 – 推奨パッチ情報 Database への Recommend Patch について (オンプレミス・OCI GGで共通) 10 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Oracle GoldenGate -- Oracle RDBMS Server Recommended Patches (Doc ID 1557031.1) • 11gR2 (11.2.0.3 および 11.2.0.4) Latest Oracle GoldenGate For Oracle Database & Oracle Database Patch Recommendations (Doc ID 2193391.1) • 12c 以降 Oracle GoldenGate 19cリリース以上ごとに推奨されるOracle GoldenGate (OGG)パッチをリストするとともに、推奨されるパッチとバ グ修正、機能固有のオプションのバグ修正に関する情報を提示 BugFixesのほとんどは最新バージョンの一部であるため、通常、最 新のデータベース・リリース更新(DBRU)および提供されているパッチを 使用することを推奨する
11. GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認 ～ 対象となるデータベースの実装についてサポート可否確認 • 23ai マニュアルより • サポートされるデータ型やファンクションの確認 • DDL / DML などの精査 • CPATの活用 Cloud Premigration Advisor Tool (CPAT) Analyzes Databases for Suitability of Cloud Migration (Doc ID 2758371.1) Migration Methods By default CPAT assumes that the migration to the cloud instance will be a logical migration done using standard Oracle Data Pump dump files (CPAT does not support physical migration checks at this time). However, if the migration will be done using Oracle Data Pump over a DBLINK or if Oracle GoldenGate will be used in addition to Oracle Data Pump, users should explicitly use the "--migrationmethod" to indicate what methods will be used to perform their migration. For example: specifying "--migrationmethod DATAPUMP_DBLINK GOLDENGATE" would result in CPAT checking for anything in the source database that can be problematic for Oracle Data Pump when used over a DBLINK or when Oracle GoldenGate is employed. ※ migrationmethod で GOLDENGATE を指定するとデータ型の不適合については検 出し、レポートに含める事が可能 11 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates https://docs.oracle.com/en/middleware/goldengate/core/23/coredoc/prepare-oracle- understanding-whats-supported.html#GUID-2F0178C5-B77F-4EF9-A47A-833E904D7691
12. GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認 – 選択可能なGoldenGate実行環境 (ローカル構成とHUB構成) ローカル構成 (DBと併設されるケース) • 同一ノード上だけでなく同一サイト上も含む HUB構成 (DBとは独立した実行環境) – OCI GG 12 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Source Site (Server) Source Database Target Site (Server) Target Database Dist Rec ASYNC Trail transport 実行環境 = GoldenGate Deployment Local Site (DC / Cloud Region) Source Database Target Database ASYNC SourceとTargetが同じTechnology typeで実装可能 異なるTechnology typeでは Deployment が分かれる
13. GoldenGate 23ai 導入Tips [参考情報] 環境確認 – 多彩な構成 (異なるTechnology type) 異なるTechnology type 連携 (DB : non-Oracle) 異なるTechnology type 連携 (Distributed Application) 13 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Source Source Database Target Target Database Dist Rec DB2/z GG for DB (non-Oracle) GG for DB (Oracle) Source Source Database Target Dist Rec GG for DB (Oracle) OCI Streaming GG for DAA (Kafka ハンドラ) GG for DAA (OCI Storage ハンドラ) OCI Object Storage Extract Rec Replicat Replicat
14. GoldenGate 23ai 導入Tips [参考情報] 環境確認 – 認定の差異が構成に与える影響 例) Source Database が古い場合のローカル構成 Source Database で認定されるバージョンが古くなる 例) Source Database が古い場合のHUB構成 HUBの中でDeploymentが分かれる (新旧バージョンの連携が必要) 14 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Source Site (Server) Source Database Target Site (Server) Target Database ASYNC Trail transport Dist Rec Local Site (DC / Cloud Region) Source Database Target Database Dist Rec ASYNC Trail transport または または
15. GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認 – 間接的な抽出環境 ダウンストリーム構成について(基本) 15 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates https://docs.oracle.com/en/middleware/goldengate/core/23/coredoc/extract-downstream-extract.html#GUID-34ACFCA0-17AF-49BA-95D5-883EDBC00C99 上記の図では、CDBNORTH が Source Database 、 CDBSOUTH が Target Database となる。 Source と Target の間に、Downstream (Mining) Database サーバかあり、その Log Mining Server を使用して変更を抽出する。 Source Database への負荷を極小化する事ができるが、Enterprise Edition である必要がある。 また、Mining Database のライセンスが発生する事にも注意が必要である。 Downstream (Mining) Server 注意： GoldenGate 19cまでは、外部サーバ構成としてADGスタ ンバイから Classic Capture で抽出する構成が非推奨な がらも出来ましたが、統合キャプチャに一元化されたので、 技術的にもできなくなりました。ご注意下さい。
16. GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認 – Oracle MAA と GoldenGate 連携について 高可用性要件における通常(ローカル)構成 https://docs.oracle.com/en/database/oracle/oracle-database/23/haovw/ogg- microservices-cloud1.html#GUID-ADF0293B-DD0F-43AC-8DD9-13340B318DF7 高可用性要件におけるHUB構成 16 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Exadata の外でGoldenGate 環境を作る HUB 構成となる --- この構成においてファイルシステム の連携を ACFS / ACFS replication で実現する Exadata に GoldenGate ソ フトウェアを導入し、処理を継 続できるように構成する --- ファイルシステムの共有は DBFS か ACFS
17. 高可用性要件における通常(ローカル)構成：正常系 GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認 – Oracle MAA と GoldenGate 業務継続の例 ローカル構成でADGのF/Oが発生した後の構成例 17 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 正常系： サイト内をADG、サイト間を GoldenGate で構成する ⇨ MAA Platinum 構成 GG GG GG GG Primary Site (DB) 障害： サイト内でADGによるF/Oで 業務継続し、GGの連携も連 動して引き継ぐ構成 Application 切換え発生 Application 通常の処理
18. GoldenGate 23ai 導入Tips 環境確認 ～ その他の確認事項(サンプル) • 以下の確認項目は導入先システムに依存 18 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 対象 項目 解説 備考 可用性 システム障害時のRPOおよびRTO GoldenGateによる連携が出来なくなった場合の業務影響と復旧に費や す事が可能な時間および復旧ポイントについて 全体の構成や設計に影響 運用性 通常業務における計画停止有無 システムに求められる運用性について – DBやApplicationを含めた計画 的なメンテナンスに許容される停止時間など 監視・管理・運用やラグ(サイジング)に影響 性能面 システムの負荷状況と許容される想定ラグ 対象システムで想定される負荷と許容されるラグ(連携差異)の想定される 最大値 サイジングやプロセスの配置および設計に影響 性能面 バッチ処理・ロングトランザクションなどの有無 夜間バッチなど特定に時間帯に起こり得る特殊な処理など サイジングやプロセスの配置および設計に影響 運用性 双方向連携の有無 特に同一レコードの競合解消が必要な場合のビジネス上の解決ルール 設計・設定および運用と障害からの回復に影響 … … … … データ連携の概要(外部)設計に依存
19. GoldenGate 23ai 導入Tips 詳細なTips項目の紹介 環境確認 •Certification Matrix / サポートの理解 / 多彩な構成 / 異なるテクノロジー / 応用構成 サイジング •データベースに関する要素 / プロセス多重化の指針 / 補足事項 設定・設計 •既存データベースへの設定変更および確認 / GoldenGate の設定 初期ロード (インスタンス化) •初期データロードとは / 様々な初期データロード / Instantiation CSN を使った初期データロード / 他 運用監視と障害対応プロセス •運用監視と障害対応の基本的な流れ、マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 トラブルシューティング・障害事例 •迅速な状況の把握を意識した運用留意点 / トラブルに備える(応用編) 補足情報 •高可用性要件における構成 / 双方向連携 / DB以外のデータ・ソースへ連携 19 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates サイジング • はじめに ～ 設計段階のタスクと体制 • サイジング指針 • 一般的な進め方を踏まえた精査ポイント • GoldenGateの各プロセスに影響する要素 • サイジング観点でのプロセス並列化と留意点 • トランザクションの精査 • OLTP / DSS / ロングトランザクション • 証跡ファイルの保持要件 • Extractのメモリに対する留意点 • 統合プロセスとSGAリソース • 統合Extractの詳細
20. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング はじめに ～設計段階のタスクと体制 設計段階のタスクと体制 • 構成の決定と事前情報収集および実装 / 役割の明確化 20 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates (A) 連携目的・ゴール データ活用 / 処理 Offload / DR / 移行 (B) 業務継続 環境構築時に許容される停止時間 既存環境への変更・追加設定の可否 サービス継続と切替え (C) 現行環境の調査 要件(機能・性能) の確認 現行への影響 / 連携における性能 ツールの選定と実現性(データ変換) (D) 実装されるレプリケーション環境 PoC / プロトタイプ・動作検証 監視・管理・運用 連携状態の確認 計画停止・計画外停止への対処 上記を考慮したサイジングが必要になります (A) (B) (C) (D)
21. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング サイジング指針と一般的な進め方 前提条件： • ソース側は既存のDBサーバーにGoldenGateを導入 • ネットワークは既存のものを使用 • ターゲット側はDBサーバーを新規構築 → REDO生成量を使用してラフなサイジングを実施 • 現行のAWRレポートや将来予測値から基準となるREDO生成量を想定 • AWRレポートはデータの取得頻度やピーク、オフピークを意識する • 伝播対象は全ての表か、一部の表かも考慮する 21 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates •REDO生成量 •要件 (性能/可用性/伝播件） •現環境情報 設定・設計 （仮） POC (推奨) 設定・設計 （再） 構築・検証 設定・設計 （本） 導入・稼働 Source側の通常負荷やN/Wコンディションなど変動要素 を加味する必要がある 適用(Replicat)側では変更処理の有無や伝播対象 (Target)の処理能力・チューニングも大きく影響する ピーク? 平均? ① REDO生成量全てが伝播対象か? (+ 安全係数?) ② 全体の流れ(イメージ)
22. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング サイジング指針と一般的な進め方を踏まえた精査ポイント GoldenGate によるレプケーションで費やすリソースと考慮について ～ RPO/RTO や 常時連携で許容される連携ラグ要件にも影響を受ける 22 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates • REDO生成量増加 - Archive Log 運用影響 - Force Logging - サプリメタル・ロギング影響 • GGデプロイメントのリソース消費 - スループットと CPU, RAM • Trail File の保持領域 - 生成量と保持期間 • Trail File 転送の負荷 • 使用可能なN/Wリソース(帯域・距離) • 暗号化/圧縮の有無 • GGデプロイメントのリソース消費 - スループットと CPU, RAM • Target DB側の処理能力 • Trail File の保持領域 - 生成量と保持期間 • レプリケーションの可用性要件
23. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング サイジング指針と一般的な進め方を踏まえた精査ポイント • 業務以外でREDO生成量が増加するポイント 1. Logging 設定 • Nologging 設定の処理をGoldenGateで伝播するにはLogging への変更が必要 • 影響はワークロードに依存するため、環境固有の確認が必要 • まずは Nologging処理の有無を確認 2. データベースに対する最小のサプリメンタル・ロギング 3. サプリメンタル・ロギング • データレプリケーションに必要な情報をREDOログに付加 • キー制約(PK/UK/Unique Index)列または論理キー列値をログに 常に付加 • 10%未満の増量になることがほとんどだが、キー列のない表は増分に 注意 • アーカイブ保存領域の容量がギリギリの場合は拡張または一時退避 先の検討が必要 • Trail File 保持容量に関する考慮 Trailファイルは以下のタイミングで新規ファイルを生成しながら蓄積される • 上限サイズ500MB(デフォルト/変更可) • プロセス再起動 製品機能により、送信が完了したTrailファイルは自動削除可能 • 正常稼働時は大量データは蓄積されない サイジングは想定障害復旧時間からの見積もりが基本 • ローカルTrail : ネットワーク障害の想定復旧時間 • リモートTrail : ターゲットDBの想定復旧時間 • さらに小さくすることも可能だが、手作業が増える サイズ試算例 • 全テーブル伝播想定REDO生成量 × 1.1(サプリメンタル・ロギング増 分) × 0.4 × 想定復旧時間 • 必要に応じて余裕率かける 23 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ※本スライドの情報は実績に基づく傾向ですが、全ての環境で保証するものではありません
24. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング サイジング指針 ～ GoldenGateの各プロセスに影響する要素 • Extract (Capture / Distribution ) プロセス スループット 単一CaptureプロセスでREDO生成が50～80MB/s程度の負荷への対応が見込める (CPU性能を含むリソースに依存するため参考値) Distribution は Capture以上のスループットを実現可能 CPU 単一Captureプロセスで最大1 CPUコア程度のリソース消費は考慮に入れる Oracleのバックグランドプロセス稼働による+αを考慮 (Log Mining Server) DistributionのCPU消費はCaptureに比べ大幅に小さい メモリ Captureのメモリ消費はオープントランザクション量に依存するため見積もりは困難だが、制御は可能 • データローディングや洗い替えなどでラージトランザクションがある場合は、基準とする • CaptureはOSに対して仮想メモリをリクエスト（物理メモリを直接要求しない） • Capture側の設定で仮想メモリリクエストの敷居値を設け、内部ページングさせることも可能 Oracleインスタンスに Mining DB用のメモリ領域 (streams_pool_size) の確保が必要 Distributionのメモリ消費はCaptureに比べ大幅に小さい 24 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ※本スライドの情報は実績に基づく傾向ですが、全ての環境で保証するものではありません
25. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング 【参考資料】 Extract プロセスのメモリ消費について 未コミットの処理が多い、想定したサイジング以上にトランザクションが多い場合には注意が必要 25 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates オンデマンドで 割り当てられる DIMM SWAP OS仮想メモリ空間 CACHESIZE CACHESIZEMAX (CACHESIZEの2倍弱程度) キャッシュ （管理仮想メモリー・プール） Tx1 Tx2 Tx3 Tx4 Txn CACHEDIRECTORY • CACHESIZE/CACHESIZEMAXを 超えると、ディスクに書き出す (ページング） • ページング動作は、各閾値を利用し て2段階で行われる （ページングのデフォルトは <deployment>/var/tmp/ ) 未コミットの トランザクションサイズ https://docs.oracle.com/en/middleware/goldengate/core/23/reference/cachemgr.html#GU ID-B910F3D9-E41C-4335-AC0A-442435481A19 CACHESIZE設定はページングファイルサイ ズと密接なので、ローカルのファイルシステム 領域・性能への影響も考慮すること
26. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング サイジング指針 ～ GoldenGateの各プロセスに影響する要素 • ネットワーク Trailファイルの生成量をベースに帯域におさまるか確認 試算例：REDO生成量 × 1.1(サプリメンタル・ロギング増分を10%と仮定) × 0.4 必要に応じて余裕率かける サプリメンタル・ロギング増分は、ユニークなKeyが無い場合は全カラムが対象となるので大幅に増える可能性を考慮すること 帯域に収まらない場合は転送圧縮機能の使用を検討 ラフな見積もり： Trailファイルをgzipで圧縮 圧縮機能を使用するとData PumpのCPU消費が向上 <参考情報> HUB構成等による Remote Capture の場合は、通常のローカル構成より遅延が起きやすい事に注意 また、ローカルサイトおよびHUB構成においてはDatabaseまでの距離による影響も考慮 26 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ※本スライドの情報は実績に基づく傾向ですが、全ての環境で保証するものではありません 表に対してユニークなキーが存在して いることを前提として 10%増と仮置き
27. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング サイジング指針 ～ GoldenGateの各プロセスに影響する要素 • Replicat プロセス スループット 非統合のReplicat 1プロセスでREDO生成量換算で 30MB/s程度の処理を見込める (あくまで参考値) Replicat プロセスを多重化することでワークロードを分割でき、スループット向上が可能 現状 GoldenGate 23ai では、通常のOLTP系処理のレプリケーションにおいて非統合のパラレル Replicatが推奨となっている CPU/メモリ ターゲットDBは新規構築となるケースが多いため、細かい見積もりは行わない傾向 27 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ※本スライドの情報は実績に基づく傾向ですが、全ての環境で保証するものではありません
28. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング GoldenGateの各プロセスに影響する要素 ～ 多重化するケース 1. 機能・構成観点のプロセス多重化 2. 性能観点でのプロセス多重化 28 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 伝播先が複数?! 特定の列データのみ?! 特定の行データのみ?! 伝播対象や変換に伴ってプロセスを分ける必要がある場合など プロセスの多重化により処理性能向上を目指す スキーマ単位で1プロセス 表単位で1プロセス 何れもプロセスを増やす分 のリソースを考慮する (CPU/RAM/NW) Distribution Distribution Distribution
29. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング サイジング指針 ～トランザクションの精査 レプリケーションに影響を与える一般的なトランザクションの例 29 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates トランザクション 留意点 1 OLTP データの更新量を元にサイジング (Oracle であれば REDO生成量) 許容される連携ラグを考慮した上で、判断基準をREDO生成のピーク、あるいは平均値から判断し、プロセスの数を決定し、そ れに応じたリソースを確保する 2 OLTP + データ変換など GoldenGateにおける変換処理は、列ファンクションを使用したものや SQLEXECでプロシージャを呼び出すものなど様々なケース が考えられるので PoCは必須 TABLE/MAPで使用される SQLEXECでは、特に実データおよび実トランザクション量に近い環境でPoCを実施する事を推奨 3 バッチ処理 夜間バッチなどで実施される大量データの挿入や更新、集計表の再作成などを想定している バッチ・ウィンドウ内で完了すべく、コミット頻度を低くしたケースでは連携ラグが発生し易い事に注意すべき また、未コミットの処理が多いと仮想メモリ(CACHEMGR)の使用領域が増えるため、ディスクの領域確保にも注意が必要 可能であれば、コミット頻度の見直しも検討して欲しい 4 ロング・トランザクション 1つのトランザクションの実行時間が長くかかるもの この場合、3と同様に仮想メモリ(CACHEMGR)に関する注意点と、抽出処理されていない Archive Log ファイルの削除がで きず、領域がひっ迫する可能性がある事を意識する 3 および 4について Bounded Recovery (BR)機能の実装について確認 (https://docs.oracle.com/en/middleware/goldengate/core/23/reference/br.html#GUID-D6BBBB23-9CE3-4FFE-9503-503F05E6FE85)
30. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング サイジング指針 ～ GoldenGateの各プロセスに影響する要素 • Trail File (証跡ファイル) の保持要件 Trailファイルは以下のタイミングで新規ファイルを生成しながら蓄積される 上限サイズ500MB(デフォルト/変更可) - 変更しした場合はプロセス再起動が必要 製品機能により、処理(送信)が完了したTrailファイルは自動削除可能 正常稼働時は大量データは蓄積されない サイジングは想定障害復旧時間からの見積もりが基本 ローカルTrail : ネットワーク障害の想定復旧時間 リモートTrail : ターゲットDBの想定復旧時間 さらに小さくすることも可能だが、手作業が増える サイズ試算例 全テーブル伝播想定REDO生成量 × 1.1(サプリメンタル・ロギング増分) × 0.4 × 想定復旧時間 必要に応じて余裕率かける サプリメンタル・ロギング増分は、ユニークなKeyが無い場合は全カラムが対象となるので大幅に増える可能性を考慮すること 30 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ※本スライドの情報は実績に基づく傾向ですが、全ての環境で保証するものではありません 参考情報： 現環境のアーカイブからTrailを生成する方法 How to Setup extract in-house to Process Customer's Archived Logs (Doc ID 1205843.1) • Trail File を失っても Archive Log から再生成可能 • 一般的には Trail File と Archive Log の重複保持は不要 表に対してユニークなキーが存在して いることを前提として 10%増と仮置き
31. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング サイジング指針 ～ 統合 Extract プロセスの特徴とデータベースのリソース Streams Pool Size Best Practices For Oracle GoldenGate And xStream (Doc ID 2998659.1) 31 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Streamsプールは、ダウンストリーム取得、統合 ReplicatおよびXStreamでのみ必要です。 PDBごとのExtractおよびパラレルReplicatの場 合、Streamsプール(streams_pool_sizeデー タベース・パラメータ)を明示的に設定する必要 はありません。 左の表に、Streamsプールのコンポーネントと使 用の概要を示します。 ルート・レベル抽出は、ダウンストリーム取得での み必要です。デフォルトでは、Streamsプールか ら1GB以上/(1 Extract)が割り当てられます。 (AWRによる確認を推奨) ※ PDBからの抽出の場合は自動共有メモリ構成(SGA_TARGET)による管理が前提 (Log Mining Server による処理は同様なので Extract 単位でメモリは確保される … ハズ ⇦ サイジング観点では Streams_pool_size 確保と同様?!)
32. GoldenGate 23ai 導入Tips [参考情報] 統合(Integrated) Extract の Deep Diveより 統合(Integrated) Extract 32 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Reader Prepare Prepare Prepare Builder Capture Integrated Log Mining Server Log Mining Server 複数のOracleバックグランドプロセス Streams Pool を使用 • Reader: REDOを読み取り、複数に分割 • Preparer: 分割されたREDOをスキャンとパラメータファイルに基く 事前フィルタリングを行う • Builder: Prepare によって処理されたレコードをSCN順に統 合 • Capture: Logical Change Records(LCRs)の形式に変換し GoldenGateプロセスに転送 • LogMining ServerからLCRを取得 • マッピングや変換処理を行う ▪ Trailファイルに書き込む
33. GoldenGate 23ai 導入Tips – サイジング [参考情報] パラレル適用プロセス – Parallel Replicat について non-Integrated Parallel Replicat (非統合パラレル) 1つのReplicat構成内で、複数のインバウンド・サーバー子プロセ ス(適用サーバーと呼ばれる)は、元のトランザクションの一貫性を 維持しながら、トランザクションをパラレルに適用する事ができる。 ※ パラメータに依存してコンピュート・リソースを消費する事を考慮 Mapper: レイルファイルとマップレコードを読み取り、マップされたレコード をマスターに転送 Master (thread-based) : Collater と Scheduler の 2 つのスレッドから構成される • Collater Mapperの管理と通信を行うとともに、マップされたトランザクションを 受信し、それらを1つの順序どおりのストリームに並べ替える • Scheduler アプライヤの管理と通信を行うとともに、コラタからのトランザクションの 読み取り、バッチ処理、およびアプライヤへのスケジューリングを行う Applier: ターゲットデータベースに適用を実行 パラメータの詳細は以下を参照 https://docs.oracle.com/en/middleware/goldengate/core/23/coredoc/replica t-parallel-replicat.html#GUID-F1CD8E03-8DA1-4A78-95D3-C0516F1DA09A 33 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates (サンプル) 以下がデフォルト値: MAP_PARALLELISM 2 APPLY_PARALLELISM 4
34. GoldenGate 23ai 導入Tips 詳細なTips項目の紹介 環境確認 •Certification Matrix / サポートの理解 / 多彩な構成 / 異なるテクノロジー / 応用構成 サイジング •データベースに関する要素 / プロセス多重化の指針 / 補足事項 設定・設計 •既存データベースへの設定変更および確認 / GoldenGate の設定 初期ロード (インスタンス化) •初期データロードとは / 様々な初期データロード / Instantiation CSN を使った初期データロード / 他 運用監視と障害対応プロセス •運用監視と障害対応の基本的な流れ、マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 トラブルシューティング・障害事例 •迅速な状況の把握を意識した運用留意点 / トラブルに備える(応用編) 補足情報 •高可用性要件における構成 / 双方向連携 / DB以外のデータ・ソースへ連携 34 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 設計・設定 • Database の設計・設定 • 初期化パラメータとキャプチャ対象の基礎 • ロギングの必要性とその影響 • TRANDATA 補足情報 • ユニークなKeyの必要性と効果 • 統合キャプチャとプロセスの登録/再登録 • 統合プロセスの監視や評価 / AWR と ヘルスチェック • GoldenGate の設計・設定 • 標準的な構成・設定例 • SUPPRESSTRIGGERS (Replicat) • 各種ファンクション (列・行・SQLEXECなど) • イベントマーカ • Trail File の暗号化と圧縮 • [植田さんコンテンツ] – Trail の自動パージタスク
35. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 Database の設計・設定 Oracle Database の技術的な要件 (認定構成である事の確認と必須および推奨パッチの適用) • 初期化パラメータ enable_goldengate_replication を TRUE に設定 • Source Database (CDB) の アーカイブ・ログ・モード運用が必須 ⇨ 環境確認 を参照 主なロギング・プロパティの構成について 35 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ロギング・オプション コマンド 処理内容 ユースケース データベースへの最小サプリメンタル・ロギング ALTER DATABASE ADD SUPPLEMENTAL LOG DATA 行連鎖情報をREDOログに追加 (Database 23ai からは PDB単位で設定が可能になった ⇨ MOS 3045271.1 ) 必須 強制ロギング・モード ALTER DATABASE FORCE LOGGING; すべてのトランザクションおよびロードのロギングを強制 強く推奨 スキーマ・レベルのサプリメンタル・ロギング ADD SCHEMATRANDATA (Service Manager – DB接続より操作可能) 主キー、一意キー、外部キー等のサプリメンタル・ロギングの 有効化 ⇨ Oracle 推奨 スキーマが将来作成 する表も含む 表レベルのサプリメンタル・ロギング ADD TRANDATA (Service Manager – DB接続より操作可能) 対象表の主キー、一意キー、外部キー等のサプリメンタル・ロ ギングの有効化 スキーマが将来作成 する表は含まれない 詳細については以下を参照 https://docs.oracle.com/en/middleware/goldengate/core/23/coredoc/prepare-transaction-logs-settings-and-requirements-ogg- oracle.html#GUID-5AE33689-FB01-4499-B678-5D5731F39C3B
36. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 Database の設計・設定 36 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ロギング・オプション コマンド データベースへの最小サプリメンタル・ロギング ALTER DATABASE ADD SUPPLEMENTAL LOG DATA 強制ロギング・モード ALTER DATABASE FORCE LOGGING; スキーマ・レベルのサプリメンタル・ロギング ADD SCHEMATRANDATA (Admin Service – DB接続より操作可能) 表レベルのサプリメンタル・ロギング ADD TRANDATA (Admin Service – DB接続より操作可能) DBAとして実行 管理サービス(Admin Service) DB 接続 ⇨ TRANDATA情報 + から設定可能 推奨はスキーマ・レベル
37. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 【補足情報】 表レベルのサプリメンタル・ロギング(ADD TRANDATA)について ADD TRANDATA の確認 • INFO TRANDATA スキーマ.オブジェクト名 AdminClientから実行 [oracle@ggtest bin]$ cd /u01/app/oracle/product/goldengate/23ai/bin [oracle@ggtest bin]$ ./adminclient Oracle GoldenGate Administration Client for Oracle Version 23.4.1.24.05 OGGCORE_23.4.0.0.0OGGR_LINUX.X64_240529.0500_FBO Copyright (C) 1995, 2024, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. Linux, x64, 64bit (optimized) on May 29 2024 09:21:59 オペレーティング・システムの文字セットはUTF-8と識別されました。 OGG (接続されていません) 1> connect http://ggtest:9001 DEPLOYMENT dep01 as ggadmin PASSWORD パスワード OGG (http://ggtest:9001 dep01) 3> DBLOGIN USERIDALIAS PDB データベースに正常にログインしました。 OGG (http://ggtest:9001 dep01 as PDB@ORCL235) 8 > INFO TRANDATA scott.EMP 表SCOTT.EMPのサプリメンタル・トランザクション・ログ・データのロギングは 有効です。 表SCOTT.EMPの論理レプリケーションは有効化されています。 表SCOTT.EMPの列が補足的にログに記録されます: - "EMPNO" 表SCOTT.EMPの準備済CSN: 3917223 表SCOTT.EMPのJSONの部分更新が無効化されています 37 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
38. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 【補足情報】 Database 21c から導入された LOGICAL_REPLICATION句の動作確認 Oracle Database 21cからの新機能 • 表定義にLOGICAL_REPLICATION句を含める Create table foo (pk_col number primary key, b varchar(200)) enable logical replication; これにより ADD TRANDATA する事と同等になる 表を作成直後に INFO TRANDATA を実行 OGG (http://ggtest:9001 dep01 as PDB@ORCL235) 10> INFO TRANDATA scott.foo 表SCOTT.FOOのサプリメンタル・トランザクション・ログ・データのロギングは 有効です。 表SCOTT.FOOの論理レプリケーションは有効化されています。 表SCOTT.FOOの列が補足的にログに記録されます: - "PK_COL" 表SCOTT.FOOの準備済CSN: 13780348 表SCOTT.FOOのJSONの部分更新が無効化されています 38 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
39. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 【補足情報】 GoldenGate 21c から導入されたパラメータ： ENABLE_AUTO_CAPTURE サプリメンタル・ロギングを使用する表の自動Extractのサポート • 論理レプリケーションが有効になっているすべての表の変更をキャプチャする • LIST TABLES AUTO_CAPTUREコマンド・オプションを使用して、自動キャプチャが有効な表をリスト可能 • 自動キャプチャを設定するには、TRANLOGOPTIONS ENABLE_AUTO_CAPTUREオプションを使用 ⇨サプリメンタル・ロギングを使用する表はExtractによって自動的にキャプチャされる ⇨表をTABLEパラメータとして追加する必要がない ※ Oracle Database 21c以上 39 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates OGG (http://ggtest:9001 dep01 as PDB@ORCL235) 6> list tables scott.* AUTO_CAPTURE "SCOTT"."BONUS" "SCOTT"."DEPT" "SCOTT"."EMP" "SCOTT"."FOO" "SCOTT"."GALAXIES" "SCOTT"."SALGRADE“ リスト基準に一致する6個の表が見つかりました。
40. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 【補足情報】データベース・ディクショナリの確認 • DBA_CAPTURE_PREPARED_TABLES (実行例) 40 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates sys@ORCL235> select * from dba_capture_prepared_tables; TABLE_OWNER TABLE_NAME SCN TIMESTAM SUPPLEME SUPPLEME SUPPLEME SUPPLEME PARTIAL_ -------------------- -------------------- ---------- -------- -------- -------- -------- -------- -------- SCOTT BONUS 3917218 24-07-19 NO NO NO NO DISABLED SCOTT DEPT 3917220 24-07-19 NO NO NO NO DISABLED SCOTT EMP 3917223 24-07-19 NO NO NO NO DISABLED SCOTT SALGRADE 3917226 24-07-19 NO NO NO NO DISABLED SCOTT GALAXIES 3976630 24-07-22 NO NO NO NO DISABLED SCOTT GALAXIES2 4566315 24-07-25 NO NO NO NO DISABLED SCOTT FOO 13780348 24-08-20 NO NO NO NO DISABLED
41. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 【補足情報】データベース・ディクショナリの確認 • DBA_OGG_AUTO_CAPTURED_TABLES (実行例) • USER_OGG_AUTO_CAPTURED_TABLES(実行例) 41 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates sys@ORCL235> select* from SYS.DBA_OGG_AUTO_CAPTURED_TABLES; OWNER NAME ALLOW_NOVALIDATE_PK -------------------- -------------------- -------------------------------- SCOTT DEPT NO SCOTT EMP NO SCOTT BONUS NO SCOTT SALGRADE NO SCOTT GALAXIES NO SCOTT FOO NO scott@PDBTK> select * from SYS.USER_OGG_AUTO_CAPTURED_TABLES; NAME ALLOW_NOVALIDATE_PK -------------------- -------------------------------- BONUS NO DEPT NO EMP NO FOO NO GALAXIES NO SALGRADE NO
42. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 データベースの設計・設定 ユニークなKeyの必要性と効果 • GoldenGate による論理的なレプリケーションではレコードがユニークである事が必須 ➡レコードがユニークであればレプリケーションが可能になる 留意点１：全てのカラム情報をREDOログに出力する必要がありSource側でREDOログ生成量が増加 • 論理的なキー列を指定する事は可能（colsオプション) 留意点２：適用先システムでは全件読込みの必要があり性能やリソースに大きく影響する 42 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Source / Target 環境において、ユニークなKeyを作成する事を推奨 サイジングにも影響する要素
43. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 データベースの設計・設定 統合キャプチャとプロセスの登録/再登録 • DBへのプロセス登録と再登録 (AdminClientからの操作) OGG> connect http://ホスト名:ポート DEPLOYMENT dep01 as ggadmin PASSWORD パスワード OGG> DBLOGIN USERIDALIAS PDB(エイリアス) OGG> REGISTER EXTRACT EXT01 OGG> REGISTER EXTRACT EXT01 DATABASE SHARE NONE • 再登録に関する注意点 Integrated Extract Is Mining through Old Archive Logs Even When Altering to BEGIN NOW (Doc ID 1610114.1) Extractプロセス登録時の注意 ～ Archive Log ファイルの削除ポリシーの変更 ⇨ 登録された Extract プロセスが処理を終えていないArchive Log ファイルは削除できないので領域管理に注意が必要 43 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
44. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 データベースの設計・設定 統合プロセスの監視や評価 / AWR • 統合プロセスのヘルスチェックツールの紹介 • Oracle GoldenGate Performance Data Gathering (Doc ID 1488668.1) • GoldenGate Integrated Capture and Integrated Replicat Healthcheck Script (Doc ID 1448324.1) • AWRから見る統合プロセス • Oracle GoldenGate Performance Data Gathering (Doc ID 1488668.1) • GoldenGate Integration with AWR (Doc ID 1596493.1) • Best Practices and Performance Tuning Recommendations for Oracle GoldenGate Integrated Replicat (Doc ID 1953623.1) ⇨ Integrated Replicat はGoldenGate 23ai から非推奨となりました (2024/05) 44 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
45. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 GoldenGate の設計・設定 ～ 基本的なパラメータ(サンプル) Oracle GoldenGate Best Practices: sample parameter files (Doc ID 1321696.1) – Internal 45 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Extract Replicat Distribution GLOBALS
46. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 MAP : SQLEXEC による ユーザ・イグジット 代表的なファンクションおよびSQLEXECについて • ルックアップ表を利用した値変換処理のサンプル • SQLEXECは便利だが、性能面には懸念もある事に注意 46 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 1 1月 2 2月 3 3月 4 4月 ソース表 •追加された表に対しては処理を行わない •ルックアップ表を使用した値変換 1月 Jan 2月 Feb 3月 Mar 4月 Apr 5月 May 6月 Jun 7月 Jul 8月 Aug 9月 Sep 10月 Oct 11月 Nov 12月 Dec ルックアップ表 1 Jan 2 Feb 3 Mar 4 Apr ターゲット表
47. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 GoldenGate の設計・設定 • Replicatプロセスのパラメータ設定抜粋 (サンプル) 47 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates -- scott.tab1 間でレプリケーション MAP scott.tab1, TARGET scott.tab1, -- ルックアップ表から洗い替え後のデータをピックアップする処理設定 SQLEXEC (ID LOOKUP, QUERY "SELECT NEW FROM SCOTT.MAPPING WHERE OLD = :CODE_IN_PARAM", PARAMS (CODE_IN_PARAM = COL2 )), -- ターゲット表にルックアップしたデータをマッピング -- 追加列はマッピングの対象にしない COLMAP (USEDEFAULTS, COL2 = @GETVAL(LOOKUP.NEW)); ※本スライドの情報は実績に基づくサンプルであり、全ての環境で動作保証するものではありません
48. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 トリガー/参照整合性制約の対応：トリガーへの対応 トリガーの有効化/無効化設定 • Replicatプロセスのパラメータファイルで、DBOPTIONパラメータのサブパラメータである NOSUPPRESSTRIGGERS / SUPPRESSTRIGGERSを指定することで、ターゲット側でのトリガー処理を制御することが可能 48 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates SUPRESSTRIGGERS (デフォルト) NOSUPRESSTRIGGERS 親表、子表ともに伝播することを想定 親表のみ伝播することを想定 (可能であればTarget Database 側でトリガーを無効化しても良い) [親表] [子表]
49. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 トリガー/参照整合性制約の対応：トリガーへの対応 特定のトリガーの有効化/無効化設定 - SQLEXECパラメータの使用 Oracle GoldenGate処理の範囲でストアド・プロシージャ、問合せまたはデータベース・コマンドを実行するパラメータ Oracle GoldenGateはデータベースと直接通信し、データベースによってサポートされている処理を実行する Replicatパラメータ・ファイル内でSQLEXEC文を記述し、DBMS_DDLパッケージのSET_TRIGGER_FIRING_PROPERTYプロシージャを実行すること で特定のトリガーの有効化/無効化を行う事が可能 SQLEXECパラメータを使用してSET_TRIGGER_FIRING_PROPERTYプロシージャを使用する場合、 GoldenGate用ユーザーに対して、ExtractおよびReplicatがクラシックおよび統合モードで動作するために必要な ほとんどの権限を含むdbms_goldengate_auth.grant_admin_privilegeパッケージに加え、 以下の権限を付与する必要がある。 DBMS_DDL 実行権限 ALTER ANY TRIGGER 権限 49 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate 23ai Parameters and Functions Reference Guide / SQLEXEC https://docs.oracle.com/en/middleware/goldengate/core/23/reference/sqlexec.html#GUID-34A0589B-1450-4BC9-A573-683895AAA1EC
50. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 トリガー/参照整合性制約の対応：トリガーへの対応 特定のトリガーの有効化/無効化設定 - SQLEXECパラメータの使用 Replicatパラメータ・ファイル内でSQLEXEC文を記述、DBMS_DDLパッケージのSET_TRIGGER_FIRING_PROPERTYプロシージャで 有効化したい特定のトリガーについてFALSEを指定する トリガーのスキーマ、トリガー名、TRUE(トリガー抑止)またはFALSE(トリガー有効)を指定する • Replicatプロセスパラメータファイル : SQLEXECを一度FALSEで実行すると、TRUEを設定した状態でReplicatプロセス再起動により再びコマンドが実行されるまで、USERが所有するトリガー MY_TRIGGERは動作しない GGのパラメータからでなく、DB側で実行し、特定のトリガーを有効化することも可能 • DB側でコマンドを実行する場合(Streamsのトリガー起動プロパティ制御と同様) : 50 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates exec DBMS_DDL.SET_TRIGGER_FIRING_PROPERTY('USER','MY_TRIGGER',FALSE); SQLEXEC "begin DBMS_DDL.SET_TRIGGER_FIRING_PROPERTY('USER','MY_TRIGGER',FALSE); end;"
51. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 イベント・マーカー・システム(またはイベント・マーカー・インフラストラクチャ) GoldenGateプロセスによって、(プロセスのデータソースに応じて)トランザクション・ログまたは証跡のイベント・レコードに基づいて定義済の アクションを実行できるイベント・マーカー・システムが提供される 以下は、マニュアルに紹介されているユースケース • 日次処理の起動 • 初期ロードから変更同期への移行の簡略化 • データ異常値が検出された場合の処理の停止 • 特定の注文番号のトレース • バッチ・プロセスの実行 • 結果となる操作を除くSQL文のみの伝播 • 長時間実行トランザクション開始前の他のトランザクションのコミット • データ検証のためのシェル・スクリプトの実行 https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/reference/table-map.html#GUID-C2356234-3780-48EE-9E7A-F21DC352638C__I2016744 51 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
52. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 イベント・マーカー -データ変換ユースケース① 想定ユースケース • 指定のSCNより大きなSCN番号のトランザクションが来た場合にプロセスをSTOPする 変換案/変換イメージ • FILTER、EVENTACTIONSを使用し実現する 例： 1.FILTERでSCN=100以降を適用させない 2.SCN＝100のトランザクションが来た場合に、EVENTACTIONでReplicatをSTOP パラメータ定義例 ※方法は複数あります MAP ggtest.test1, TARGET ggtest.test1, FILTER(@GETENV('ORATRANSACTI ON','SCN') < 10338480275290), EVENTACTIONS (STOP); トランザクション SCN A 90 B 100 C 110 Replicat STOP FILTERでSCN=100以 降を適用させないようにする 52 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
53. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 イベント・マーカー -データ変換ユースケース② 想定ユースケース • 指定のdate型カラムのデータが指定日付よりも大きい場合のみ伝播させる 変換案/変換イメージ • FILTER、EVENTACTIONSを使用し実現する 例： 1.@COMPUTEで日付の比較 2.FILTERで条件に合致するデータのみを伝播 パラメータ定義例 ※方法は複数あります MAP ggtest.date_filter, TARGET ggtest.date_filter, FILTER (@COMPUTE (@NUMSTR(@DATE('JUL', 'YYYY-MM-DD', CREATE_DATE)) > @NUMSTR(@DATE(' JUL', 'YYYY-MM-DD', '2018-09-12'))) > 0); id create_date 1 2018-09-13 2 2018-09-13 3 2018-09-12 id create_date 1 2018-09-13 2 2018-09-13 ‘2018-09-12’より日付が 大きい場合のみ伝播 53 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
54. GoldenGate 23ai 導入Tips – 設計・設定 他・特記事項 分散パスの拡張機能 - Trail File の暗号化・圧縮など 54 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/coredoc/distribute-add-distribution-path.html Source Trail File Service Manager Administration Server Distribution 分散パスの追加 – 暗号化/圧縮に関連する設定可能項目 「ソース・オプション」 「ターゲット・オプション」 「ターゲット・(拡張) オプション」 暗号化プロファイル 必要に応じて、ドロップダウン・リストから暗号化プロファイルを選 択可能 ターゲット暗号化アルゴリズム ターゲット・デプロイメントに証跡を送信するときに使用される暗 号化アルゴリズム。オプションには、AES128、AES192,および AES256が選択可能 暗号化の変更 暗号化アルゴリズムの変更を許可するには、このオプションを有 効化する ネットワーク圧縮の有効化 このオプションを有効にする場合は、圧縮しきい値を設定 圧縮しきい値 ネットワーク圧縮を有効にすると、オプションが表示されるので、 圧縮しきい値を指定する
55. GoldenGate 23ai 導入Tips 詳細なTips項目の紹介 環境確認 •Certification Matrix / サポートの理解 / 多彩な構成 / 異なるテクノロジー / 応用構成 サイジング •データベースに関する要素 / プロセス多重化の指針 / 補足事項 設定・設計 •既存データベースへの設定変更および確認 / GoldenGate の設定 初期ロード (インスタンス化) •初期データロードとは / 様々な初期データロード / Instantiation CSN を使った初期データロード / 他 運用監視と障害対応プロセス •運用監視と障害対応の基本的な流れ、マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 トラブルシューティング・障害事例 •迅速な状況の把握を意識した運用留意点 / トラブルに備える(応用編) 補足情報 •高可用性要件における構成 / 双方向連携 / DB以外のデータ・ソースへ連携 55 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 初期ロード (初期データロード) • 初期ロード概要 • Oracle – Oracle における 初期データロードの Best Practice (Instantiation CSN) • 他の選択肢 • flashback_scn を使用した expdp/impdp
56. GoldenGate 23ai 導入Tips - 初期ロード 初期データロード概要 GoldenGateによるレプリケーションを開始する前に 表データを同期させる作業で、計画停止が無い場合は 同時に差分更新連携も考慮する必要がある • GoldenGateの初期ロード機能 • Direct Load (⇨ MAではサポートされない) • File to Replicat • Direct Bulk Load • File to Database Utility (※主に異機種DB間を想定) • 初期 Extract (Oracle のみで expdp/impdp との連携) • Oracle – Oracle の場合はDBの機能を利用 • expdp/impdp • TTS • Restore＆Recovery • 他 (PDB Clone など) 56 1. 初期ロード前 2. 初期ロード後 3. GoldenGateによる同期 更新された データが対象 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates About Instantiating with Initial Load Extract (oracle.com) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
57. GoldenGate 23ai 導入Tips - 初期ロード 初期データロード概要 計画停止を伴う初期データロード 計画停止または、静的なロードを実施する時間が無い場合 57 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 計画停止が可能で、停止時間内で初期デー タが全てレプリケーション先にロードできる場合 はシンプルな初期データロードを推奨する 現行システム 移行先の新システム レプリケーションの元 (データの断面) ①トランザクションを キャプチャ ②キャプチャされる更新前の データを初期ロード ③トランザクションを 適用 要件に依存するが、トラザクションをキャプチャしつつ、 前日のバックアップなどで移行先のDBを構成する その後、キャプチャした処理を適用し、レプリカを生成 する 現行システム 移行先の新システム Instantiation from an Oracle Source Database Document ID 1276058.1
58. GoldenGate 23ai 導入Tips - 初期ロード 初期データロード <Best Practice> Oracle GoldenGate Best Practices: Instantiation from an Oracle Source Database (Doc ID 1276058.1) • Oracle Data Pump Integration for Table Instantiation ⇨ Oracle GoldenGate (OGG) version 12.2 and above. SQL>select table_name, scn from dba_capture_prepared_tables where table_owner = 'SCOTT’; TABLE_NAME SCN ----------------------- ---------- BONUS 3917218 DEPT 3917220 EMP 3917223 SALGRADE 3917226 GALAXIES 3976630 58 ADD TRANDATA された表が SCN を保持する expdp/impdpでこの情報も Target に渡され Replicatの設定により、適切に適用がSkipされる (Targetで確認⇨DBA_APPLY_INSTANTIATED_OBJECTS) ソースDBの伝播元オブジェクト(表)に ADD TRANDATA する サプリメンタル・ロギングに加え SCNの情報が保持される Data Pump による expdp/impdp で ターゲットDBへ 差分適用する Replicat のオプション設定(※)で重複処理を回避する ※ DBOPTIONS ENABLE_INSTANTIATION_FILTERING Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
59. GoldenGate 23ai 導入Tips - 初期ロード SCNレベルの断面を取得する初期ロード方式 expdpのFlashback_SCNオプション • Flashback Query により SCNレベルの一貫性のあるdmpを取得 • ソースDBのUndo表領域に影響 オンラインバックアップ/リストア/リカバリでクローンDBを作成し クローンDBから ExportすればソースDBへの直接的な負荷が回避可能 59 Capture Expdp + flashback_scn dmp Expdp Online backup Restore / recovery ①Capture開始 （SCN1111） Distribution Replicat ②dmp取得（SCN2222） ③Import ④Replicat起動 (SCN2222から適用) Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
60. GoldenGate 23ai 導入Tips - 初期ロード キー制約を使用した無停止初期ロード exp/imp or expdp/impdpを使用 (flashback_scnなし) • ソース側でExport前にGoldenGateのキャプチャ開始 • Replicatで重複更新を無視しながら追い付き処理を行う(handlecollisionsパラメータ) 60 Extract(Capture) 開始 exp実行 imp実行 Replicatの 追い付き処理 データ 同期状態 ソースDB ターゲットDB 005 003 004 005 ① 適 用 ② 適 用 ③ 適 用 ソース側更新発生タイミング ターゲット側 適用タイミング ターゲット適用済みの更新 が発生する 002 003 004 005 ① 更 新 ② 更 新 ③ 更 新 006 007 008 ④ 更 新 ⑤ 更 新 ⑥ 更 新 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
61. GoldenGate 23ai 導入Tips - 初期ロード 初期ロード応用編 業務稼働中の初期ロードが必要 クローンDBを構築するリソースがない 検証の結果、Flashback_SCNで全テーブルをexportするundo負荷が許容できない 全てのテーブルに主キーが付いていない。主キーが無い表がオンライン テーブル毎に初期ロード方式を変えることが可能 • 主キーがある表は通常の expdp と handlecollosionで初期ロード • 主キーがない表のみ expdp + flashback_scn オプションで初期ロード （参考）テーブル単位でSCN断面を指定する方法 • How to add new tables for OGG replication in the current running extract and replicat ? (DocID 1332674.1) • OGG How to Resync Tables / Schemas on Different SCN s in a Single Replicat (Doc ID 1339317.1) 61 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
62. GoldenGate 23ai 導入Tips 詳細なTips項目の紹介 環境確認 •Certification Matrix / サポートの理解 / 多彩な構成 / 異なるテクノロジー / 応用構成 サイジング •データベースに関する要素 / プロセス多重化の指針 / 補足事項 設定・設計 •既存データベースへの設定変更および確認 / GoldenGate の設定 初期ロード (インスタンス化) •初期データロードとは / 様々な初期データロード / Instantiation CSN を使った初期データロード / 他 運用監視と障害対応プロセス •運用監視と障害対応の基本的な流れ、マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 トラブルシューティング・障害事例 •迅速な状況の把握を意識した運用留意点 / トラブルに備える(応用編) 補足情報 •高可用性要件における構成 / 双方向連携 / DB以外のデータ・ソースへ連携 62 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 運用監視と障害対応プロセス • マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 • 全体管理 - クリティカル・ログ / DISCARD など • 各プロセス - 各種レポート • Trail File とパージタスク • パフォーマンス・メトリック・サービス
63. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャの構成と処理の流れ 63 Deployment Administration Service Extract Distribution Service Service Manager GoldenGate Software Source Target Trai File Distribution Service Trai File Deployment Service Manager GoldenGate Software Receiver Service Administration Service Replicat Receiver Service データレプリケーション マイクロサービス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
64. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャの構成と処理の流れ 64 Deployment Administration Service Extract Distribution Service Service Manager GoldenGate Software Source Target Trai File Distribution Service Trai File Deployment Service Manager GoldenGate Software Receiver Service Administration Service Replicat Receiver Service Goldengate の処理状態の確認は 管理サービス（Administration Service） : Extract , Replicat 分散サービス（Distribution Service）/レシーバ・サービス（Receiver Service） : 分散パス これらのプロセスのステータスを確認することが基本となります。 データレプリケーション マイクロサービス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
65. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャの運用監視 65 マイクロサービス・アーキテクチャの GoldenGate について、3 つの運用監視方法があります。 • GUI ベースのユーザ・インターフェース • 管理クライアント（Admin Client） • REST API この資料においては、GUI ベースのユーザ・インターフェースをベースにした状態監視と障害対応時 のプロセスをご紹介します。 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
66. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャの運用監視 66 サービス・マネージャ (Service Manager) マイクロサービスデプロイメントを使用開始する場合には、ServiceManager に接続します。 • http(https)://host:＜ServiceManagerポート＞ • デプロイメント作成時のユーザ名とパスワードを指定してログイン • サービス・マネージャの構成情報を確認するには $ServiceManager_HOME/etc/conf ディレクトリ構成ファイルを確認 $ pwd /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/srvm/etc/conf $ ls -trl 合計 8 drwxr-x--- 2 oracle oinstall 6 1月 10 13:32 ogg drwxr-x--- 2 oracle oinstall 6 1月 10 13:32 logging -rw-r----- 1 oracle oinstall 1703 1月 10 13:32 deploymentRegistry.dat -rw-r----- 1 oracle oinstall 2786 1月 10 13:32 deploymentConfiguration.dat $ cat deploymentConfiguration.dat : "serviceListeningPort": { "address": "0.0.0.0", "port": 17000 } ← ポート番号を確認可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
67. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャの運用監視 67 サービス・マネージャ (Service Manager) サービス・マネージャ に接続した後、各デプロイメントに接続可能 ※ なお、各デプロイメントにはサービス・マネージャを経由しなくても接続可能 例 : 管理サービスに接続する場合 http(https)://host:＜管理サービスポート＞ 作成時のユーザ名とパスワードを指定してログイン→管理サービスに接続 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
68. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 68 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [ホーム] • 管理している Extract と Replicat のステータス一覧が確認可能 • クリティカル・イベントを参照して詳細を確認可能 ※監視ポイント ステータスを確認 実行中：RUNNING/起動している状態 失敗 ：ABEND/停止している状態、異常停止の場合のステータス 停止済：STOPPED/停止している状態、正常停止の場合のステータス その他：上の３つのステータス以外のステータス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
69. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 69 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [Extract]/[Replicat] • Extract と Replicat のステータス詳細が確認可能。アクション操作が可能で、プロセスの起動/停止の制御が可能 • [ホーム] ではどのプロセスが停止しているのかは一覧化していない。管理サービス[Extract]/[Replicat] ではどのプロセスが停止しているか確認可能 ※監視ポイント プロセス名とそのプロセスの “ステータス” “ラグ” の確認 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
70. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 70 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [Extract]/[Replicat] → [プロセス名] • 以下の機能が各プロセスの詳細として確認可能 チェックポイント 統計 パラメータ キャッシュ・マネージャ レポート 統計診断 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
71. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 71 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [Extract]/[Replicat] → [プロセス名] → [チェックポイント] • AdminClient での INFO EXTRACT(REPLICAT) SHOWCH 実行結果相当の内容が確認可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
72. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 72 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [Extract]/[Replicat] → [プロセス名] → [統計] • 対象プロセスの処理経過の統計が確認可能 • AdminClient での STATS EXTRACT (REPLICAT) 実行結果相当の内容が確認可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
73. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 73 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [Extract]/[Replicat] → [プロセス名] → [パラメータ] • 対象プロセスの設定済みパラメータが確認可能 • AdminClient での VIEW PARAMS <プロセス名> 実行結果相当の内容が確認可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
74. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 74 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [Extract] → [プロセス名] → [キャッシュ・マネージャ] • AdminClient での SEND EXTRACT (REPLICAT) CACHEMGR 実行結果相当の内容が確認可能 • Replicat プロセスには存在しない項目 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
75. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 75 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [Extract]/[Replicat] → [プロセス名] → [レポート] • 各プロセスのレポートファイルと 破棄（discard） ファイルを参照可能 ※監視ポイント レポートファイルの内容、破棄ファイルの内容を確認 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
76. 運用監視と障害対応プロセス GoldenGate に関連するログ情報 レポートファイル • プロセス毎の情報が個別のファイルに出力される • Oracle Database でのトレースファイルに該当するファイル • プロセスの再起動時に新規にファイルが作成される • ファイル名にはプロセス名が含まれる • 既存のファイルはプロセス毎に最大11個まで出力される • <プロセス名>.rpt が最新で、順に <プロセス名>0.rpt, <プロセス名>1.rpt, .. <プロセス名>9.rpt • (例) プロセス名が CAP01 の場合、 CAP010.rpt CAP01.rpt CAP011.rpt CAP012.rpt CAP019.rpt New ・・・・・ Old 76 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
77. 運用監視と障害対応プロセス GoldenGate に関連するログ情報 discard ファイル (破棄ファイル) • 各プロセスでエラーが発生した際に失敗した処理の情報が出力される • 出力ディレクトリは DISCARDFILE パラメータで任意に指定 • ファイルの最大サイズ等はユーザ側で設定可能 – ローテーションされる 77 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
78. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 78 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [Extract] → [プロセス名] → [統合診断] • 各プロセスの診断情報を作成可能 • デフォルトでは作成されていません • Lag の時間経過や CPU 使用率の詳細な統計が確認可能 • Replicat プロセスには存在しない項目 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
79. 運用監視と障害対応プロセス Extract・Replicat ステータスの確認 79 管理サービス (Administration Service) 管理サービス [Extract] → [プロセス名] → [統合診断] • 各プロセスの診断情報を作成可能（デフォルトでは作成されていません） • デフォルトでは作成されていません • Lag の時間経過や CPU 使用率の詳細な統計が確認可能 • Replicat プロセスには存在しないメニュー 診断情報作成サンプル Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
80. 運用監視と障害対応プロセス 分散パス ステータスの確認 80 分散サービス (Distribution Service) 分散サービス [ホーム] • 管理している 分散パス、ターゲットで開始されるパス、データ・ストリーム のステータス一覧が確認可能 • ログ情報を参照して詳細を確認可能 ※監視ポイント ステータスの確認 実行中：RUNNING/起動している状態 失敗 ：ABEND/停止している状態、異常停止の場合のステータス 停止済：STOPPED/停止している状態、正常停止の場合のステータス その他：上の３つのステータス以外のステータス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
81. 運用監視と障害対応プロセス 分散パス ステータスの確認 81 分散サービス (Distribution Service) 分散サービス [分散パス] • 分散パス のステータス詳細が確認可能 • [ホーム] ではどのパスが停止しているのかは一覧化していない。管理サービス[分散パス] ではどのパスが停止しているか確認可能 ※監視ポイント 分散パス名とそのパスの “ステータス” “ラグ”の確認 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
82. 運用監視と障害対応プロセス 分散パス ステータスの確認 82 分散サービス (Distribution Service) 分散サービス [分散パス] → [パスの情報] • 分散パス のステータス詳細が確認可能 • で示されている箇所は設定値編集可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
83. 運用監視と障害対応プロセス 分散パス ステータスの確認 83 分散サービス (Distribution Service) 分散サービス [分散パス] → [パス統計] • 分散パス の処理統計が確認可能 • AdminClient での STATS DISTPATH 実行結果相当の内容が確認可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
84. 運用監視と障害対応プロセス トレイル・ファイルの監視管理 トレイル・ファイルの概要 84 管理サービス [トレイル] • トレイルファイルの詳細が確認可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
85. 運用監視と障害対応プロセス トレイル・ファイルの監視管理 トレイル・ファイルの自動アーカイブタスク設定 85 管理サービス [タスク] → [トレイルのアーカイブ] • トレイルファイルのアーカイブ設定（アーカイブ頻度等）が可能 • アーカイブされた trail の保存先 $deployment_home/var/lib/archive/[ファイルのサブディレクトリ] • アーカイブとは別の領域にファイルをコピーする動作。移動先のトレイルファイルは圧縮されるなどの操作は行われない Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
86. 運用監視と障害対応プロセス トレイル・ファイルの監視管理 トレイル・ファイルの自動パージタスク設定 86 管理サービス [タスク] → [トレイルのパージ] • トレイルファイルのパージ設定（パージスケジュールや保存ポリシー）が可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
87. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャの構成と処理の流れ 87 Deployment Administration Service Extract Distribution Service Service Manager GoldenGate Software Source Target Trai File Distribution Service Trai File Deployment Service Manager GoldenGate Software Receiver Service Administration Service Replicat Receiver Service データレプリケーションと比較して遭遇するケースは少ないが、マイクロサービスの問題である可能性もあり データレプリケーション マイクロサービス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
88. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 サービス・マネージャ (Service Manager) 88 デバッグ・ログ https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/coredoc/deploy-search-and-read-log-information-diagnosis- page.html 「診断」ページからのログ情報の検索および読取り https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/coredoc/deploy-manage-debug-log.html デバッグ・ログの管理 診断ログ情報に含まれる内容 • ExtractプロセスとReplicatプロセスのラグ情報 (レイテンシ値) • ハートビート履歴表からのハートビート表アクティビティ • Oracle GoldenGateのプロセス、トレイルおよびパスのステータス・メッセージ • Oracle GoldenGateのプロセス、トレイルおよびパスのエラー・メッセージ • デプロイメントおよびマイクロサービスのステータス • デプロイメントまたはマイクロサービスのエラー・メッセージ • ハートビート 診断ログ Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
89. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 管理サービス (Administration Service) 89 診断ログ(= ggserr.log) デバッグ・ログ エラー・ログの使用 https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/coredoc/using-error-log-1.html ※監視ポイント ggserr.log の出力内容の確認 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
90. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 分散サービス (Distribution Service) 90 診断ログ デバッグ・ログ 分散サービス診断ログから解析できた事例 • Goldengate Microservices 19c/21c Distribution Path Fails To Start With OGG-12064 'The Authorization Information For 'GET is missing, invalid or not properly formed (Doc ID 3048998.1) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
91. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 レシーバサービス (Receiver Service) 91 診断ログ デバッグ・ログ レシーバサービス診断ログから解析できた事例 • OGG-08525 Oracle GoldenGate Distribution Server The Network Connection Could Not Be Established (Doc ID 2761477.1) • Classic PUMP To OGG MA Receiver Server Abends With OGG-01232 Receive TCP params error: TCP/IP error 73 (Connection reset by peer), endpoint (Doc ID 2983100.1) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
92. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 パフォーマンス・メトリックサービス • CPU、メモリ、I/Oといった性能指標を稼働プロセス毎の統計として確認可能 • リアルタイム性のある情報を参照することが可能 • 過去の特定時点の情報を参照することはできない • パフォーマンス自動診断のような機能はない 92 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
93. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 パフォーマンス・メトリックサービス – Administrator Service 93 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
94. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 パフォーマンス・メトリックサービス - Extract 94 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
95. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 パフォーマンス・メトリックサービス - Replicat 95 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
96. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 パフォーマンス・メトリックサービス (Performance Metric Service) 96 診断ログ デバッグ・ログ パフォーマンス・メトリックサービス自体の診断ログとデバッグ・ログも確認可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
97. 運用監視と障害対応プロセス マイクロサービス ログ一覧 97 デプロイメント/サービス 名称 説明およびデフォルトのディレクトリなど GUIから参照可能 [srvm]サービス・マネージャ 診断ログ (ServiceManager.log) /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/srvm/var/log/ 〇 ServiceManager-debug.log /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/srvm/var/log/ 〇 [dep01] 管理サービス 診断ログ (ggserr.log) /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/log/ 〇 adminsrvr-debug.log /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/log/ 〇 [dep01] 抽出サービス extract.log /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/log/ EXTRACT レポート/破棄ファイル /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/lib/report/ 〇 [dep01] 適用サービス Replicat.log /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/log/ REPLICATレポート/破棄ファイル /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/lib/report/ 〇 [dep01] 分散サービス distsrvr.log /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/log/ 〇 [dep01] レシーバ・サービス recvsrvr.log /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/log 〇 [dep01] トレイル・ファイル 各プロセスのトレイルファイル /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/lib/data （ダウンロード可） ※ 構築した環境の情報(oggca.sh) サービス・マネージャの名称とディレクトリ: srvm : /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/srvm ユーザのデプロイメントの名称とディレクトリ: dep01: /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01 GoldenGate で問題が発生した場合に取得する情報 (Doc ID 1760634.1) や GoldenGate SRDCで取得依頼しているログは、GUI からほぼ参照可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
98. GoldenGate 23ai 導入Tips 詳細なTips項目の紹介 環境確認 •Certification Matrix / サポートの理解 / 多彩な構成 / 異なるテクノロジー / 応用構成 サイジング •データベースに関する要素 / プロセス多重化の指針 / 補足事項 設定・設計 •既存データベースへの設定変更および確認 / GoldenGate の設定 初期ロード (インスタンス化) •初期データロードとは / 様々な初期データロード / Instantiation CSN を使った初期データロード / 他 運用監視と障害対応プロセス •運用監視と障害対応の基本的な流れ、マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 トラブルシューティング・障害事例 •迅速な状況の把握を意識した運用留意点 / トラブルに備える(応用編) 補足情報 •高可用性要件における構成 / 双方向連携 / DB以外のデータ・ソースへ連携 98 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates トラブル・シュート • 状況の迅速な把握 • エラーの発生プロセス、時刻、処理内容の把握 • 確認すべきログ • 診断ログ(ggserr.log) • 各プロセスのレポートファイル • 各プロセスの破棄ファイル • Activity Log の収集 • SQL Trace • ヘルスチェック・スクリプト • AWR / Statspack • OS Watcher (AHF insight)
99. トラブルシューティング 迅速な状況の把握 データレプリケーション : エラーの発生プロセス、時刻、処理内容の把握 99 • どのプロセスでエラーが発生していたかの確認 管理サービスGUI • エラーの発生時刻や発生しているエラー内容の確認 • エラーの発生状況の詳細を確認 • エラーが発生した SQL 文の詳細を確認 ggserr.log レポートファイル discard ファイル 管理サービス:各プロセス GUI（p.68） 管理サービス:各プロセス – 診断ログ(p.89) 管理サービス:各プロセス – レポートファイル(p.75) 管理サービス:各プロセス – 破棄レポートファイル(p.101) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
100. トラブルシューティング 迅速な状況の把握 診断ログ(ggserr.log) • 各プロセスの情報が出力される • OracleDatabase でのアラートログに該 当するファイル • AdminClient からの実行コマンドも 出力される • ディレクトリは監視・管理の概要を参 照のこと /u01/app/oracle/product/goldengate/deploymen t/dep01/var/log • 最大値でローテーションされる $OGG_HOME/lib/utl/logging/ogg-ggserr.xml 最大サイズ10MB(default) ※ OGG_HOME : GoldenGate ソフトウェアインストー ルディレクトリ レポートファイル • プロセス毎の情報が個別のファイルに 出力される • OracleDatabase のトレースファイルに 該当するファイル • プロセスの再起動時に新規にファイル が作成される • ファイル名にはプロセス名が含まれる • 既存のファイルはプロセス毎に最大11 個まで出力される • ディレクトリは監視・管理の概要を参 照のこと 破棄ファイル • 各プロセスでエラーが発生した際に失 敗した処理の情報が出力される • ローテーションされない • ファイルの最大サイズ等はユーザ側で設 定可能 • 自動で設定されプロセスのレポート ファイルと同じディレクトリに出力 100 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
101. トラブルシューティング 迅速な状況の把握 DISCARD ファイル(破棄ファイル) • エラー発生時のトランザクションの情報を出力 • エラー発生時のデータの情報が確認可能 101 Current time: 2017-11-11 14:09:39 Discarded record from action ABEND on error 1 OCI Error ORA-00001: 一意制約(SCOTT.SYS_C008305)に反しています (status = 1). INSERT INTO “SCOTT"."TEST" ("C1","C2") VALUES (:a0,:a1) Aborting transaction on /home/gg1123/dirdat/bb beginning at seqno 0 rba 1320 error at seqno 0 rba 1320 Problem replicating SCOTT.TEST to SCOTT.TEST Mapping problem with insert record (target format)... * C1 = 2 C2 = 2017-11-11 13:26:09 * Process Abending : 2017-11-11 14:09:39 ターゲットでの DISCARD ファイルの出力例 各列の値 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
102. トラブルシューティング 迅速な状況の把握 DISCARD ファイル(破棄ファイル) - 設定時の注意点 • 最大サイズはデフォルト 50MB • MAXBYTES や MEGABYTES でサイズ変更可能 • Discard ファイルはサイズ最大値（MAXBYTES）を超えるとプロセスが ABEND するので注意が必要 • ファイルが存在する場合の対応は APPEND/PURGE で設定 • PURGE の場合、過去の情報が削除される点に注意が必要 102 REPLICAT REP01 USERID gguser, PASSWORD <password> ASSUMETARGETDEFS DISCARDFILE ./dirrpt/discard.dsc, APPEND, MEGABYTES 100 MAP SCOTT.TEST, TARGET SCOTT.TEST; DISCARD ファイルの設定例 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
103. トラブルシューティング 迅速な状況の把握 Activity Logging [oracle@ptvm28 log]$ pwd /u01/app/oracle/product/goldengate/deployment/dep01/var/log [oracle@ptvm28 log]$ ls -l drwxr-x--- 2 oracle oinstall 4096 8月 18 23:23 . drwxr-x--- 7 oracle oinstall 63 7月 18 21:38 .. -rw-r----- 1 oracle oinstall 8043 7月 24 22:58 ER-events.log -rw-r----- 1 oracle oinstall 177749 8月 20 23:42 adminsrvr.log -rw-r----- 1 oracle oinstall 8864 8月 13 21:51 distsrvr.log -rw-r----- 1 oracle oinstall 69168 7月 24 22:58 extract.log -rw-r----- 1 oracle oinstall 52081 7月 24 22:44 gglog-EXT01.dmp -rw-r----- 1 oracle oinstall 19208 7月 21 21:32 gglog-REP01.dmp -rw-r----- 1 oracle oinstall 11403 7月 21 21:32 gglog-REP01A00.dmp -rw-r----- 1 oracle oinstall 0 7月 21 21:32 gglog-REP01A01.dmp -rw-r----- 1 oracle oinstall 0 7月 21 21:32 gglog-REP01A02.dmp -rw-r----- 1 oracle oinstall 0 7月 21 21:32 gglog-REP01A03.dmp -rw-r----- 1 oracle oinstall 173825 8月 20 23:42 ggserr.log -rw-r----- 1 oracle oinstall 39296 8月 18 21:47 pmsrvr.log -rw-r----- 1 oracle oinstall 1760 8月 13 21:51 recvsrvr.log -rw-r----- 1 oracle oinstall 26216 7月 21 23:22 replicat.log -rw-r----- 1 oracle oinstall 4796367 8月 20 23:42 restapi.log -rw-r----- 1 oracle oinstall 10481944 8月 18 23:20 restapi.log.1 -rw-r----- 1 oracle oinstall 10481536 7月 24 22:59 restapi.log.2 -rw-r----- 1 oracle oinstall 10449965 7月 24 00:02 restapi.log.3 -rw-r----- 1 oracle oinstall 10482245 7月 19 02:08 restapi.log.4 Activity Logging (アクティビティロギング) とは GoldenGate のプロセスの動作の詳細をログに出力させます。 GoldenGate の各プロセスが出力するログに含まれない詳細な情報出力が可能なため、 障害調査に役立つ情報取得が可能です。 dmp ファイルは自動取得されています （プロセスが異常終了すると内部アクティビティログ動作により dmp ファイルが作成されます） Activity Log の取得については 下記 Note を参照のこと Doc ID 1204284.1 8. For tracing OGG processes (extract, replicat etc) under Micro services architecture, follow below guide lines 9. For tracing Micro service specific processes (Service manager) under Micro services architecture, use below xml content ※ 性能に対する影響に注意 103 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
104. トラブルシューティング 迅速な状況の把握 AWR / Statspack • Database のパフォーマンス確認 • Replicat 遅延時に Database 側の問題か GoldenGate 側の問題かの切り分け • AWR は Database が Enterprise Edition + Diagnostic Pack のオプションが必要 • Statspack は事前にインストールと設定が必要 参考情報 • Doc ID 1773633.1 AWR によるパフォーマンス診断(KDS:11536) • Doc ID 1709837.1 STATSPACKレポートとは何ですか？(KROWN:29953) 104 パフォーマンス・メトリックサービスの GUI から確認できるリアルタイム性のある性能情報はパフォーマンス劣化の 原因特定には使用し難い → AWR / Statspack での情報取得が有効 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
105. トラブルシューティング [補足情報] 迅速な状況の把握 - チェックポイントの理解 チェックポイントについて • GoldenGateは各プロセスで作成されるチェックポイント持つ • チェックポイントは、リカバリの目的でプロセスの状態を示す情報です。 対象 概要 解説 Extract データ・ソースの読取りチェックポイントとトレイルの 書込みチェックポイントで構成される 読取りチェックポイント詳細 開始チェックポイント プロセスの起動時にデータ・ソースに作成される最初のチェックポイント リカバリ・チェックポイント Extractによってまだ処理されていない最も古いトランザクションを含むレ コードのデータ・ソース内の位置 現在のチェックポイント Extractが読み取った最新レコードのデータ・ソース内の位置 Replicat トレイル内のReplicatチェックポイント 開始チェックポイント プロセスの起動時にトレイルファイルに作成される最初のチェックポイント 現在のチェックポイント Replicatが読み取った最新レコードのトレイル内の位置 内部チェックポイント SHOWCHオプションを使用したINFOコマンド 現在のチェックポイント・エントリだけでなく、レコード自体に関するメタデータ情報 も表示 GoldenGate チェックポイント表 GoldenGateによりサポートされるデータベース内に チェックポイント表が作成できる メイン・チェックポイント表と、自動的に作成される補助チェックポイント表 105 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
106. トラブルシューティング [補足情報] 迅速な状況の把握 - チェックポイントの理解 チェックポイントについて (管理サービス) Extract のチェックポイント Replicat のチェックポイント 106 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
107. トラブルシューティング [補足情報] 迅速な状況の把握 - チェックポイントの理解 チェックポイントについて Source Site (Server) Source Database Target Site (Server) Target Database checkpoint checkpoint もしくは checkpoint表 Extract プロセスの障害や、Extract プロセスが稼働する ノード障害が発生しても Trail File および checkpoint が 維持できていればプロセスもしくはノードの再起動により 抽出処理は透過的に継続できる ※ 注意 Extract 停止時間中は未処理の Archive Log が削除できないため 領域枯渇でDBが停止しないように十分注意すること おなじく、 Replicat プロセスの障害や、Replicat プロセスが稼働する ノード障害が発生しても Trail File および checkpoint (またはDB内に作成された、checkpint 表) が 維持できていればプロセスもしくはノードの再起動により 適用処理は透過的に継続できる 107 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
108. 障害事例 障害事例パターン 108 パターン１ • GoldenGate が接続しているソースデータベースが何らかの理由により停止してしまっているケース • ここではソースデータベースのトラブルシューティングは対象にしません • 統合 Capture , 統合 Replicat を前提 パターン 3 • Trail ファイル保管場所 OS 、ファイルシステム依存の問題により trail ファイル破損 • ターゲット側 trail ファイル保管場所のディスク書き出しが正常に行われず、ファイル破損したという前提 • 統合 Capture , 統合 Replicat を前提 パターン2 • Repliacat プロセスの適用動作が Oracle エラーにより停止してしまっているケース • 統合 Capture , 統合 Replicat を前提 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
109. 障害事例 パターン 1 • ソースデータベースの障害 109 Deployment Administration Service Extract Distribution Service Service Manager GoldenGate Software Source Target Trai File Distribution Service Trai File Deployment Service Manager GoldenGate Software Receiver Service Administration Service Replicat Receiver Service 障害対応時のポイント • 現状ステータス確認（Extract） • データベース復旧後、Extract プロセスを再度起動してみる Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
110. 障害事例 パターン 1 • 1．現状ステータス確認 110 1-1 ソース : 管理サービス画面にログイン ステータスをチェック → Extract プロセスに “失敗” を確認 ※ 前提 ソースデータベースは必須プロセスが停止してしまい、異常停止（shutdown abort） したものと仮定します 1-2 ソース: 管理サービス[Extract] ステータスをチェック → Extract プロセス CAPN1 に “異常終了” を確認 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
111. 障害事例 パターン 1 • 1．現状ステータス確認 111 1-3 ソース: 管理サービス[Extract] → [レポート] レポートファイルの内容をチェック → ORA-03113 エラーが発生して ABEND している 1-5 ソース: 管理サービス[DB接続] 管理サービス[DB接続]の画面において、ソースおよびターゲットデータベースへの接続設定を 行なうことができます ソースデータベースへの接続確認を行う場合、”アクション” の をクリックします ソースデータベース接続を試みると ORA-12514 エラーが出力されました ※ ここでは、データベース再起動にてデータベース側の事象が解消でき、正常に起動できる ものとします Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
112. 障害事例 パターン 1 • 2．ソースデータベース再起動後の対処 112 2-1 ソース: 管理サービス[DB接続] ソースデータベースへの接続確認を行うため、”アクション” の をクリックします DB接続ができたことを確認します 管理サービス[DB接続] → [データベース名] および の表示を確認 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
113. 障害事例 パターン 1 • 2．ソースデータベース再起動後の対処 113 2-2 ソース: 管理サービス[Extract] ステータスをチェック → Extract プロセス CAPN1 が “異常終了” のままであることを確認 2-3 ソース: 管理サービス[Extract] Extract の起動を行うため、”アクション” の をクリックします 2-4 ソース: 管理サービス[Extract] Extract が起動されますので、その後のステータスを確認、監視します Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
114. 障害事例 [補足情報] プロセス自動再起動設定 114 プロセス自動再起動について • 各プロセスの異常終了時、プロセス再起動を行うことにより問題が解消するケースがあります。 • 通常、プロセスのステータスを確認して手動でプロセスの起動を行う必要があります。 • プロセスの “ 管理対象オプション “ としてプロセス作成時、および作成後に任意で設定可能です。 プロセス作成時 : [管理対象オプション] 自動再起動 プロセス作成後 : 管理サービス[Extract] → [Extract 名] → [管理対象オプション] 自動再起動 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
115. 障害事例 パターン 2 • ターゲットデータベースの障害 115 Deployment Administration Service Extract Distribution Service Service Manager GoldenGate Software Source Target Trai File Distribution Service Trai File Deployment Service Manager GoldenGate Software Receiver Service Administration Service Replicat Receiver Service 障害対応時のポイント • 現状ステータス確認（Replicat） • ターゲットデータベースの状態確認 • データベース復旧後、Replicat プロセスを再度起動してみる Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
116. 障害事例 パターン 2 • 1．現状ステータス確認 116 1-1 ターゲット : 管理サービス画面にログイン ステータスをチェック → Replicat プロセスに “失敗” を確認 ※ 前提 UPDATE文の伝搬時に、ターゲットデータベース上で更新対象データが手動で DELETE され、 更新対象データが検索できない（ORA-01403）ケースを前提にします 1-2 ターゲット: 管理サービス[Replicat] ステータスをチェック → Replicat プロセス REPN1 に “異常終了” を確認 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
117. 障害事例 パターン 2 • 1．現状ステータス確認 117 1-3 ターゲット: 管理サービス[Replicat] → [レポート] レポートファイルの内容をチェック → ORA-01403 エラーが発生して ABEND している 2025-02-04 11:28:10 ERROR OGG-01296 SCOTT.TESTからO23TPDB1.SCOTT.TESTへ のマップ中にエラーが発生しました. =============================================================== ================= DBA_APPLY_ERRORS レコード番号:1。エラー:26,787 フラグ:0x0014、開始順序/rba:1/2,913、エラー順序/rba:1/2,913、 ローカルトランザクション:3.27.643、エラーメッセージ:ORA-26787: キー("C1") = (1)の行は表 SCOTT.TESTにありません ORA-01403: データが見つかりません Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
118. 障害事例 パターン 2 • 1．現状ステータス確認 118 1-4 ターゲット: 管理サービス[Replicat] → [レポート] 破棄ファイルの内容をチェック → ORA-01403 エラーが発生している対象のデータを確認 Discarded record from action ABEND on error 1403 No data found 順序番号1、RBA 2,913で始まる /home/oracle/app/oracle/goldengate/ma23t_nossl/deployment/var/lib/data/rtでトランザクションを中断してい ます。 error at seqno 1 rba 2913 SCOTT.TESTをO23TPDB1.SCOTT.TESTにレプリケート中に問題が発生しました。 Record not found unified updateレコードのマッピングの問題(ターゲット形式) SCN:2.17.751... * C1 = 1 000000: 31 |1 | C2 = TEST 000000: 54 45 53 54 |TEST | C1 = 1 000000: 31 |1 | C2 = UPDATE 000000: 55 50 44 41 54 45 |UPDATE | ※ ここでは、ターゲット表の TEST 表 C1 = 1, C2=TEST のデータを C1=1,C2=UPDATE に 更新しようとしています。 TEST 表 C1 = 1, C2=TEST のデータがターゲットデータべースに存在しないため、 ORA-01403 が発生しています。 データベース側の復旧として、 TEST 表 C1 = 1, C2=TEST のデータを改めて INSERT します。 なお、復旧が困難ケースにおいては、再度初期移行を実施いただく必要があることに ご留意ください。 Oracle GoldenGate ベスト・プラクティス : Oracle ソース・データベースからのインストレーション (Doc ID 2213416.1) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
119. 障害事例 パターン 2 119 • 2．ターゲットデータベースへの対処後 2-1 ターゲット: 管理サービス[Replicat] ステータスをチェック → Replicat プロセス REPN1 が “異常終了” のままであることを確認 2-2 ターゲット: 管理サービス[Replicat] Replicat の起動を行うため、”アクション” の をクリックします 2-3 ターゲット: 管理サービス[Replicat] Replicat が起動されますので、その後のステータスを確認します Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
120. 障害事例 パターン 2 120 • 2．ターゲットデータベースへの対処後 2-4 ターゲット: 管理サービス[Replicat] → [レポート] ORA-01403 が解消しているか、別のエラーが出力していないか確認、監視します Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
121. 障害事例 パターン 3 • ターゲット側 trail ファイルに障害 121 Deployment Administration Service Extract Distribution Service Service Manager GoldenGate Software Source Target Trai File Distribution Service Trai File Deployment Service Manager GoldenGate Software Receiver Service Administration Service Replicat Receiver Service 障害対応時のポイント • 現状ステータス確認 • Trail ファイル破損状況の確認 • 分散サービス : trail ファイル読み込み位置の調整 • Replicat : trail ファイル読み込み位置の調整 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
122. 障害事例 パターン 3 • 1．現状ステータス確認 122 1-1 ターゲット : 管理サービス画面にログイン ステータスをチェック → Repicat プロセスに “失敗” を確認 1-2 クリティカルイベントを確認 1-3 [Replicat] → [プロセス名] → [レポート] 2025-01-22 11:32:29 ERROR OGG-02171 データ・ソースからのLCRの読取り中にエラーが発生しました。ステータス 509、データ・ソース・タイプTrailDataSource。. ： 2025-01-22 11:32:29 ERROR OGG-02191 証跡ヘッダーの取得時に /home/oracle/app/oracle/goldengate/ma23t_nossl/deployment/var/lib/data/rt000000001、rba 2,917で互換性のないレコード102が見つかりました。. ※ このサンプルでは OS コマンド（linux : dd コマンド）で trail ファイルを破損させています。 破損時のエラー出力の状況は破損状況等に依存するため、実際の出力内容は上の限りでは ありません。 ※ このサンプルでは OS コマンド（linux : dd コマンド）で trail ファイルを破損させています。 破損時のエラー出力の状況は破損状況等に依存するため、実際の出力内容は上の限りではありません。 Trail ファイル rt000000001 の rba 2917 でレコードが破損しているものと推定できます。 この Trail ファイルの破損状況を確認するため、続いて logdump ツールを使用していきます。 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
123. 障害事例 パターン 3 • 2．Trail ファイル破損状況の確認 123 3-1 Logdump ツールを実行します。 [GG] logdump を使用した Trail ファイルの解析方法(KROWN:168258) (Doc ID 1770113.1) Logdump 26 >n ___________________________________________________________________ Hdr-Ind : E (x45) Partition : . (x0c) UndoFlag : . (x00) BeforeAfter: A (x41) RecLength : 21 (x0015) IO Time : 2025/01/21 18:55:31.956.533 IOType : 5 (x05) OrigNode : 255 (xff) TransInd : . (x03) FormatType : R (x52) SyskeyLen : 0 (x00) Incomplete : . (x00) AuditRBA : 69 AuditPos : 26685456 Continued : N (x00) RecCount : 1 (x01) Oracle RBA : 0x000045.0000cb98.0010 2025/01/21 18:55:31.956.533 Insert Len 21 RBA 2659 : SCOTT.TEST (TDR: 1) After Image: x0c G s 0000 0500 0000 0100 3301 0008 0000 0004 0074 6573 | ........3........tes 74 | t 0 (0x0000)5 (0x0005) C1 0000 0100 33 | ....3 1 (0x0001)8 (0x0008) C2 0000 0400 7465 7374 | ....test Logdump 27 >n (RBA 2,9175.50 transind or formattype invalid) 4701 0901 4800 2400 450c 0041 1d00 05ff bc42 7fdc | G...H.$.E..A.....B.. 6752 f302 1060 9800 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | gR...`.............. 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | .................... RBA 2659 の Insert のレコードは 正常に trail ファイルに出力されている RBA 2659 の 次のレコードが破損 対処の方針：ターゲット側の trail ファイルを新たに作成 Logdump ツールとは Trail ファイルを分析、整形表示するツールです。 GoldenGate で伝搬されたデータが実際にどのようなデータであったのかを視認する際に 有用です。 このパターンで例示しているような Trail ファイル破損が疑われる場合にも有効な分析を 実施することができます。 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
124. 障害事例 パターン 3 • 2．Trail ファイル破損状況の確認 124 Trail File Trail File Distribution Receiver lt000000001 lt000000002 rt000000000 rt000000001 エラー発生直前の 分散パス読み込み 位置 ① rt000000002 エラー発生直前の 分散パス書き込み 位置 対処の流れ • Trail ファイル rt000000001 に破損あり。分散パス読み込み位置=lt000000002 、分散パス書き込み位置=rt000000001 • ① 破損した trail ファイルを新たに再作成するため、過去に読み込んでいた位置にずらす → lt000000001（過去転送済みデータを再送するイメージ） • ② Replicat の読み込み位置を 1 つ増やし、rt000000002 から読み込み開始させる ② Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
125. 障害事例 パターン 3 • 3．分散サービス : trail ファイル読み込み位置の調整 125 3-1 ソース : 分散サービス画面にログイン [分散パス]を選択 3-2 “ アクション ” → をクリック → 分散パスを停止 3-3 “ アクション ” → をクリック → [再配置] を選択 3-4 “ ソース順序番号: “ に 1 、” ソース RBA のオフセット ” に 0 を指定 → 適用 3-5 [分散パス] “ アクション ” → をクリック → 分散パスを開始 分散パス再起動のアクションで、ターゲット側 trail ファイルが新たに作成 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
126. 障害事例 パターン 3 • 3．分散サービス : trail ファイル読み込み位置の調整 126 3-6 Trail ファイル rt000000002 が作成されていることを確認 $ pwd /home/oracle/app/oracle/goldengate/ma23t_nossl/deployment/var/lib/data $ ls -tlr 16 -rw-r----- 1 oracle oinstall 2256 1 13 17:03 rt000000000 -rw-r----- 1 oracle oinstall 3182 1 22 14:26 rt000000001 -rw-r----- 1 oracle oinstall 2656 1 22 14:28 rt000000002 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
127. 障害事例 パターン 3 • 4．Replicat : trail ファイル読み込み位置の調整 127 4-1 ターゲット : 管理サービス画面にログイン 4-2 [Replicat] “アクション”→ をクリック → [変更] を選択 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
128. 障害事例 パターン 3 • 4．Replicat : trail ファイル読み込み位置の調整 128 4-3 “開始” で [ログでの位置] を選択 4-4 “トランザクション・ログの順序番号” で 2 、 “ トランザクション・ログRBAオフセット ” で 0 → [発行] rt000000002 RBA 0 からの読み込みを Replicat に指示 4-5 [Replicat] “アクション”→ をクリック → Replicat 開始 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
129. GoldenGate 23ai 導入Tips 詳細なTips項目の紹介 環境確認 •Certification Matrix / サポートの理解 / 多彩な構成 / 異なるテクノロジー / 応用構成 サイジング •データベースに関する要素 / プロセス多重化の指針 / 補足事項 設定・設計 •既存データベースへの設定変更および確認 / GoldenGate の設定 初期ロード (インスタンス化) •初期データロードとは / 様々な初期データロード / Instantiation CSN を使った初期データロード / 他 監視・管理について •マイクロサービス・アーキテクチャにおける監視・管理 / OCI GoldenGate に関する要素 トラブルシュート •GoldenGate 共通のトラブルシュート / OCI GoldenGate におけるトラブルシュート 補足情報 •高可用性要件における構成 / 双方向連携 / DB以外のデータ・ソースへ連携 129 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 補足情報 • 高可用性構成について (XAG含む) • レコードの競合について • CDR / ACDR • Database 以外のデータ・ソース連携 • DAA (for Big Data) • Generic File Writer のサンプル
130. GoldenGate 23ai 導入Tips – 障害対応例 [補足情報] Bounded Recovery について Oracle Database のみ - デフォルトで有効化されている サポートとの連携必須 Extract の基本的な挙動 Extractが停止したときにオープンしているトランザクションがなかった場合 は、現在のExtract読取りチェックポイントからリカバリ (標準リカバリ) ログ内での開始位置の時刻がExtractの停止時刻と非常に近いオープ ンしていたトランザクションがある場合、Extractはその中で最も古いトラ ンザクションの開始位置からログを再度読み取ってリカバリ (標準リカバリ) Extractが長時間オープンしているトランザクションとみなすトランザクショ ンが1つ以上あった場合は、ExtractはBounded Recoveryを利用して リカバリ 130 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
131. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 高可用性構成について (XAG含む) Real Application Clustersを使用したGoldenGate Microservices Architectureの構成概要 https://docs.oracle.com/cd/G11854_01/haovw/ogg-microservices-premises1.html#GUID-55FA8876-984F-4E88-9157-CAF1550C261E PDB1 PDB2 PDB3 CDB$ROOT PDB1 PDB2 PDB3 CDB$ROOT 1 2 PDB3 Database Server 1 上で、RAC インスタンス-1 および GoldenGate のプロセスが稼働していたケースで、ノード障 害が発生した！ Application からの接続は RAC2に接続し、業務の継続が 可能だが、GoldenGate プロセスが透過的に処理を継続す る必要がある XAG (Grid Infrastructure Agent) による構成で引き継ぐ 131 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
132. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 高可用性構成について - Grid Infrastructure Agent (XAG) https://www.oracle.com/database/technologies/xag-agents-download.html Supported platforms: AIX, Linux, Solaris, Windows Supported applications: Oracle GoldenGate, Siebel, Apache, PeopleSoft, MySQL, JD Edwards, WebLogic Oracle E-Business Suite 132 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
133. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 高可用性構成について - Grid Infrastructure Agent (XAG) Grid Infrastructure のクラスタ・リソースとして GoldenGate のプロセスを登録・管理する事で障害発生時でも RACサービスに対し透過的な処理継続が可能になる (DBFSやACFSなどの共有可能なファイル・システムが必要となる) https://www.oracle.com/docs/tech/database/ogiba.pdf 133 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
134. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 レコードの競合について - Conflict Detection & Resolution 双方向同期 (CDRが必要なケース) 疑似・双方向同期 134 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates update … where key=‘P001’ update … where key=‘P001’ 同一データを各インスタンスで 同時に更新するケース (レコード競合解消が必須) update … where key=‘P001’ update … where key=‘P002’ 同一表で異なるレコード または 異なる表をそれぞれが更新 (レコード競合解消が不要) ※ただし、アプリケーションに依存 表A 表A 表B 表A 対象レコードが異なるケース 対象となる表が異なるケース
135. レコードの競合について - Conflict Detection & Resolution GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 135 update … ▲ ▲ ▲ where key=‘P001’ update … ◎ ◎ where key=‘P001’ 競合が発生 OGG 業務に沿った 処理方式を実装 CDRによる競合解決 ソース側でのキャプチャ時に、Before Image(変更前イメージ)とAfter Image(変更後イメージ)をTrailに格納し、Replicatでターゲット側に適用する 際に競合を解決 検知ルール 解決ルール 1)検知と解決のルールを定義設定 2)Trailデータの取り込み 3)ターゲットデータの状態確認 4)競合検知後のルール確認と適用 Before Image After Image ルール Insert処理時の競合(一意制約違反)を検知 Update処理時にBefore Imageとの違いを検知 Update処理時に対象が存在しないことを検知 Delete処理時にBefore Imageとの違いを検知 Delete処理時に対象が存在しないことを検知 OVERWRITE(上書き) IGNORE(スキップ) DISCARD(スキップ) USEMAX[EQ](値比較) USEMIN[EQ] (値比較) ターゲット列 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
136. レコードの競合について - Conflict Detection & Resolution レプリケーション中のデータ (レコード内容は同一性を維持) GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 136 Column Before update After update ID 1 1 NAME Essentials of Oracle GoldenGate Essentials of Oracle GoldenGate AUTOHR Taro Aoyama Taro Aoyama IN_STOCK 1000 1500 LAST_UPD_TS 24-JAN-15 04.41.40.900990 PM 24-JAN-15 05.41.40.900990 PM Column Before update After update ID 1 1 NAME Essentials of Oracle GoldenGate Essentials of Oracle GoldenGate AUTOHR Taro Aoyama Dr. Taro IN_STOCK 1000 800 LAST_UPD_TS 24-JAN-15 04.41.40.900990 PM 24-JAN-15 06.41.40.900990 PM 24-JAN-15 5:41 24-JAN-15 6:41 業務上の処理として • IN_STOCK カラムは正味の値とする • IN_STOCK 以外は最新データを保持する ルール Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
137. レコードの競合について - Conflict Detection & Resolution IN-STOCK は正味の値にする GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 137 Column Before update After update ID 1 1 NAME Essentials of Oracle GoldenGate Essentials of Oracle GoldenGate AUTOHR Taro Aoyama Dr. Taro IN_STOCK 1000 1500-200=1300 LAST_UPD_TS 24-JAN-15 04.41.40.900990 PM 24-JAN-15 06.41.40.900990 PM Column Before update After update ID 1 1 NAME Essentials of Oracle GoldenGate Essentials of Oracle GoldenGate AUTOHR Taro Aoyama Dr. Taro IN_STOCK 1000 800＋500=1300 LAST_UPD_TS 24-JAN-15 04.41.40.900990 PM 24-JAN-15 06.41.40.900990 PM 1000 1500 1000 800 +500 -200 -200 +500 ルールに従って • IN_STOCK カラムは正味の値とする • IN_STOCK 以外は最新データへ置き換える ルールに従って • IN_STOCK カラムは正味の値とする • IN_STOCK 以外は最新データなのでそのまま Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
138. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 レコードの競合について - Conflict Detection & Resolution Replicat パラメータのサンプル 138 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates replicat r_rep userid ogg_user, password ogg_user assumetargetdefs map sample.book, target sample.book, COMPARECOLS (ON UPDATE ALL), RESOLVECONFLICT ( UPDATEROWEXISTS, (delta_res_method, USEDELTA, COLS (IN_STOCK)), (max_res_method, USEMAX (LAST_UPD_TS), COLS (NAME, AUTHOR,LAST_UPD_TS)), (DEFAULT, IGNORE)); RESOLVECONFLICT 以降で、競合解決のルールを記述 COMPARECOLS Update競合を検知するために使用する列を指定。 このシナリオでは全ての列を比較する。要件に応じて列の 絞り込みやDelete競合の検知(ON DELETE)も可能 UPDATEROWEXISTS 行が存在するUpdate競合の解決ルール IN_STOCK列は正味の値を適用 NAME, AUTHOR, LAST_UPD_TSは、LAST_UPD_TS列の 値が大きい方（より最新のデータ）を適用 DEFAULT デフォルトの挙動（無視）
139. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Database 以外のデータ・ソース連携 GoldenGate for Distributed Applications and Analytics 23ai (GG4DAA) 139 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Source Target Trail File Trail File Service Manager Service Manager Administration Server Administration Server Distribution Receiver non-Oracle non-Oracle Target GoldenGate (for RDBMS) Trail File は共通
140. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Database 以外のデータ・ソース連携 - GG4DAA アダプタ統合オプション Oracle GoldenGate for Big Dataアーキテクチャに基づく主要 な２製品 • Oracle GoldenGate Javaアダプタ (Generic File Writer) 全体的なフレームワークで Oracle GoldenGate File Writerモ ジュールが組み込まれており、フラット・ファイル使用を目的。 (ファイル・ライター・ハンドラとも表記される) • Oracle GoldenGate for Big Data Oracle GoldenGateの証跡レコードから各種のビッグ・データ・ ターゲット(HDFS、HBase、Kafka、Flume、JDBC、 CassandraおよびMongoDBなど)に対応 これらのハンドラは、データを様々な形式(Avro、JSON、区切り テキスト、XMLなど)に変換可能 140 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Target Trail File non-Oracle GoldenGate (for RDBMS) JavaアダプタとOracle GoldenGate for Big Dataの理解 https://docs.oracle.com/cd/F47657_01/gbdin/understanding-java-adapter-and- oracle-goldengate-bigdata.html#GUID-CF8E208D-508C-4BEB-85F4-499AA3B581B1 Target
141. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Database 以外のデータ・ソース連携 - GG4DAA Generic File Writer プロパティ : gg.handler.name.format: delimitedtext (デフォルト) | json | json_row | xml | avro_row | avro_op | avro_row_ocf | avro_op_oc ParquetまたはORCイベント・ハンドラを使用する場合、選択した形式がavro_row_ocfま たはavro_op_ocfである必要があります。 141 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Target non-Oracle GoldenGate (for RDBMS) Trail File format 解説 delimitedtext 区切りテキスト json JSON json_row JSON出力モデリング行データ xml XML avro_row 行コンパクト形式のAvro avro_op 操作詳細形式のAvro avro_row_ocf Avroオブジェクト・コンテナ・ファイル(OCF)形式 avro_op_ocf Avro OCF形式でHDFSに書き込まれる詳細形式のAvro Target
142. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Database 以外のデータ・ソース連携 - GG4DAA Generic File Writer https://docs.oracle.com/en/middleware/goldengate/big-data/23/index.html 142 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates GoldenGate for DAA Target Replicat パラメータファイル ハンドラ用のプロパティファイルを指定 TARGETDB LIBFILE libggjava.so SET property= <parameter file directory>/<properties file name> 各ハンドラのプロパティ設定
143. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Flat File アダプタ簡易動作確認環境 検証環境のイメージ(オンプレミス) 143 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Extract 【Source】 Oracle 19c (CDB) 【Target】 GoldenGate Application Adapter Deployment_01 (for DB) Deployment_02 (for Big Data) Replicat Trail File : 本検証環境では、各デプロイメントから参照 可能なローカルディスクに配置 GoldenGate On-Premises GoldenGata 21c (for Oracle Database) GoldenGata for Big Data 21c (Generic File Writer) 本検証は GoldenGate for Big Data 21c で実施したものを サンプルとして掲載しています
144. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Flat File アダプタ簡易動作確認環境 144 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Source Target Service Manager Administration Server Distribution Receiver Extract (Capture) : Trail : Distribution Server/Receiver : Delivery (Replicat） Trail File デプロイメント(実行環境) 検証環境のイメージ(オンプレミス) 本検証は GoldenGate for Big Data 21c で実施したものを サンプルとして掲載しています
145. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Flat File アダプタ簡易動作確認環境 145 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ※ Service Manager(全体の管理) は for DBで作成 本検証は GoldenGate for Big Data 21c で実施したものを サンプルとして掲載しています
146. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Flat File アダプタ簡易動作確認環境 146 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ※ご注意 あくまでサンプルです 動作を保証するものではありません 本検証は GoldenGate for Big Data 21c で実施したものを サンプルとして掲載しています
147. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Flat File アダプタ簡易動作確認環境 147 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates REPLICAT Rep01J TARGETDB LIBFILE libggjava.so SET property=/u01/app/oracle/product/GG4BD/21.4.0/opt/AdapterExamples/templates/filewriter.properties --SOURCEDEFS ./dirdef/dbo.def --DDL INCLUDE ALL --GROUPTRANSOPS 1000 --MAXSQLSTATEMENTS 200 --MAPEXCLUDE dbo.excludetable MAP orclpdb.hr.employees, TARGET *.*; ※ご注意 あくまでサンプルです 動作を保証するものではありません 本検証は GoldenGate for Big Data 21c で実施したものを サンプルとして掲載しています
148. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Flat File アダプタ簡易動作確認環境 148 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates REPLICAT Rep01J TARGETDB LIBFILE libggjava.so SET property=/u01/app/oracle/product/GG4BD/21.4.0/opt/AdapterExamples/templates/filewriter.properties --SOURCEDEFS ./dirdef/dbo.def --DDL INCLUDE ALL --GROUPTRANSOPS 1000 --MAXSQLSTATEMENTS 200 --MAPEXCLUDE dbo.excludetable MAP orclpdb.hr.employees, TARGET *.*; ※ご注意 あくまでサンプルです 動作を保証するものではありません [Database の場合のサンプル] REPLICAT Rep01DB USERALIAS trg_pdb DOMAIN OracleGoldenGate MAP_PARALLELISM 3 MIN_APPLY_PARALLELISM 2 MAX_APPLY_PARALLELISM 10 SPLIT_TRANS_RECS 1000 DBOPTIONS ENABLE_INSTANTIATION_FILTERING MAP orclpdb.hr.employees, TARGET orclpdb21.hr.employees; GG 21c MA版 https://speakerdeck.com/oracle4engineer/goldengate-21c-jian-dan-detabesurepurikesiyongaido-microservice-architectureban 本検証は GoldenGate for Big Data 21c で実施したものを サンプルとして掲載しています
149. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Flat File アダプタ簡易動作確認環境 149 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates # Properties file for Replicat Rep01J # File Writer Handler Template gg.handlerlist=filewriter gg.handler.filewriter.type=filewriter gg.handler.filewriter.mode=op gg.handler.filewriter.pathMappingTemplate=./dirout gg.handler.filewriter.stateFileDirectory=./dirsta gg.handler.filewriter.fileNameMappingTemplate=${fullyQualifiedTableName}_${currentTimestamp}.json gg.handler.filewriter.inactivityRollInterval=10s gg.handler.filewriter.finalizeAction=none gg.handler.filewriter.format=json gg.handler.filewriter.format.metaColumnsTemplate=${objectname[table]},${optype[op_type]},${timestamp[op_ts]},${currenttimestamp[current _ts]},${position[pos]} gg.handler.filewriter.partitionByTable=true gg.handler.filewriter.rollOnShutdown=true gg.handler.filewriter.eventHandler=oci ※ご注意 あくまでサンプルです 動作を保証するものではありません 本検証は GoldenGate for Big Data 21c で実施したものを サンプルとして掲載しています
150. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 Flat File アダプタ簡易動作確認環境 150 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Extract 【Source】 【Target】 GoldenGate Application Adapter Deployment (for DB) Deployment (for Big Data) Replicat GoldenGate On-Premises SQL>update emp set sal=3600 where ename = 'SCOTT'; SCOTT.EMP_2022-12-08_17-12-08.020.json --- { "table":"SCOTT.EMP", "op_type":"U", "op_ts":"2022-12-08 17:32:02.000000", "current_ts":"2022-12-08 17:12:07.996000", "pos":"00000000020000002563", "before":{"EMPNO":7788,"SAL":3000.00}, "after":{"EMPNO":7788,"SAL":3600.00} } 操作モードで JSONフォーマットによる出力設定を実行 本検証は GoldenGate for Big Data 21c で実施したものを サンプルとして掲載しています
151. GoldenGate 23ai 導入Tips – 補足情報 連携のパターンについて補足 151 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 【Target】 GoldenGate for DAA Replicat Event Handler Streaming Object Storage Amazon Kinesis Azure Event Hub 一時的にファイルを生成 (自動的なパージ設定も可能) ストリーミング (※) ご注意 GoldenGate for DAA で提供できている データソースと、OCI GoldenGate で連携可能なデータソースには一部差異があります。
152. Agenda - GoldenGate 23ai 導入Tips Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 152 3 参考情報 MOS 参考情報 事例およびユースケース OCS 技術支援 2 導入Tips GoldenGate 23ai の 一部の新機能について 解説 1 はじめに 基礎的な技術情報と オンプレミス、OCI GGの 現状について
153. GoldenGate 23ai 導入Tips – 参考情報 MOS 参考情報 153 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Title MOS Doc ID Oracle GoldenGate -- Oracle RDBMS Server Recommended Patches 1557031.1 Latest Oracle GoldenGate For Oracle Database & Oracle Database Patch Recommendations 2193391.1 (aka Market Driven Support) Frequently Asked Questions (FAQ) for 11.2.0.1, 12.1.0.2 and 12.2.0.1 Database Releases 2728619.1 Release Schedule of Current Database Releases 742060.1 Cloud Premigration Advisor Tool (CPAT) Analyzes Databases for Suitability of Cloud Migration 2758371.1 How to Setup extract in-house to Process Customer's Archived Logs 1205843.1 Streams Pool Size Best Practices For Oracle GoldenGate And xStream 2998659.1 Integrated Extract Is Mining through Old Archive Logs Even When Altering to BEGIN NOW 1610114.1 Oracle GoldenGate Performance Data Gathering 1488668.1 GoldenGate Integrated Capture and Integrated Replicat Healthcheck Script 1448324.1 GoldenGate Integration with AWR 1596493.1 Best Practices and Performance Tuning Recommendations for Oracle GoldenGate Integrated Replicat 1953623.1 Integrated Replicat は非推奨 Instantiation from an Oracle Source Database 1276058.1 How to add new tables for OGG replication in the current running extract and replicat ? 1332674.1 OGG How to Resync Tables / Schemas on Different SCN s in a Single Replicat 1339317.1 Oracle GoldenGate Best Practices: Heartbeat Table for Monitoring Lag times 1299679.1 OGG Activity Logging Tracing 1204284.1 [GG] GoldenGate のアクティビティ・ロギングの設定方法について 1756375.1 Oracle GoldenGate Best Practices: sample parameter files 1321696.1 Internal
154. GoldenGate 23ai 導入Tips – 参考情報 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 154 Title URL 備考 GoldenGate 21c 簡単データベース・レプリケーションガイド https://speakerdeck.com/oracle4engineer/goldengate-21c-jian-dan- detabesurepurikesiyongaido-microservice-architectureban オンプレミス OCI GoldenGateによるBaseDBからADBへのデータ連携 https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/adb/adb401-oci-goldengate/ OCI GoldenGate OCI-GoldenGateの分散パスを利用してOracle Databaseのリージョン 間レプリケーションを実装する https://qiita.com/ykuma614/items/9a82986c1fe97182104d OCI GoldenGate Oracle GoldenGate 23ai for Oracle 簡易インストール https://qiita.com/TDM26587/items/64efd8f124fe745dd5f5 オンプレミス Title URL [Session01] Oracle GoldenGate 最新情報&最新事例 https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracle-goldengate-20240702-session01- oracle-goldengate [Session02] Oracle GoldenGate 23ai 新機能紹介とテクニカル Tips https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracle-goldengate-20240702-session02- oracle-goldengate-23ai-tips [Session03] コンサルタントが語るプロジェクトからの学び https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracle-goldengate-20240702-session03-ocs [Session04] Data Transforms & OCI Data Integration概要 https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracle-goldengate-20240702-session04- data-transforms-and-oci-di Oracle GoldenGate 最新情報＆テクニカルセミナー資料 (2024/07/02) 公開済み技術資料
155. GoldenGate 23ai – 参考情報 事例およびユースケース  本パートでは、Oracle GoldenGate テクノロジーを用いたユースケースと事例についてご紹介します。  公開されている事例からピックアップして掲載しておりますので、他にも多くの事例がございます。  本パートにおいては GoldenGate Stream Analytics に関する事例は掲載しておりません。 155 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
156. Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates #1 real-time Data Fabric platform 156 Applications Microservices Service Mesh Data Mesh Distributed Databases Analytics AI/ML Cloud DW’s Lake House Data Products IoT
157. Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Data Events Data High Availability • Oracle/non-Oracle DB • Low downtime migrations Transaction Replication • DML, DDL, Procedures etc. Change Data Capture • Oracle, non-Oracle DB, NoSQL etc. • CDC as a service mesh Data Pipelines Real-time Data Ingest • High fidelity change stream • Data Lakes/Warehouses Stream Integration • Prepare, filter, correlate, enrich • Data Streams via AsyncAPI CTL & Data Integration • Continuous data transformation and loading (aka: stream integration) Stream Analytics Analyze Data Streams • Time series analysis, machine learning, geo-spatial, ML/AI Observe, Alert and Deliver • Any data events, including IoT • Continuous Query Language (CQL) No-code Development • 20+ pre-built accelerators Governance Enterprise Grade Security • OAuth/SSO, IAM, RBAC • Certificates, mTLS 1.3, encryption… Data Verification • Automated conflict detection • Compare and repair features Metadata Catalog • Assets, lineage, policies 1,000’s of customers 84% of Fortune 100 #1 in real-time Data Fabric 157
158. 1000+ combinations of supported data platforms: 幅広い接続対象のサポートに基づく多くの組合せ 158 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates DB2/z Real-time Data Events Apps DBs NoSQL & IoT DBMS Cloud Big Data NoSQL Streams OCI Streaming OCI Data Lake House Stream Processing • ETL / CEP • Time Series • AI / ML • Geospatial
159. おさらい：主な GoldenGate Platform の ユースケース Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 159 Multi-active, high availability and cross-region Region A App Tier App Tier Region B App Tier On-prem Cloud Migrations/upgrades OCI hosted databases Analytic data feeds App Tier Analytics SaaS Apps On- prem Apps Data offloading / data hub App 1 App 2 App …n <real-time read only data store> Downstream Marts and Analytics Micro/Mini Services Audit History (of Tx’s) Stream analytics App Tier <application events> <transaction events> GoldenGate Stream Analytics DIY Stream Analytics OCI-native, fully-managed pipeline builder
160. 日本中央競馬会 様 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 160 東西データベース間のリアルタイムデータ連携を 短期間かつ低コストで実現 既存システムへの改修なしに、データ連携を含 めた新システム導入を実現 プロジェクト期間が当初検討段階より半分の 期間への短縮を実現 リアルタイムデータ連携により、鮮度の高い包 括的なデータ提供を実現 ©JRA
161. • スマートフォン用「JRAアプリ」リリースに向け、利用者に鮮度の高いリア ルタイムなデータ提供を実現するシステム基盤を、既存システムへの 影響なく新たに可能な限り短期間かつ低コストでの構築が必要に • Oracle GoldenGate を用いた東西データベース間での双方向リアル タイム連携の実現によって、アプリからは配置を意識せずどちらもマス ターとして更新することが可能に • 既存システムへの更新も、既存データベース側にトリガーを設定せず Oracle GoldenGate を用いることで新システム側にも即時伝搬・連 携されることで、新システム側のデータと合わせた包括的なリアルタイム データの提供を実現 • オラクル・コンサルティングのサポートにより、スムーズな導入に加えて製 品適用時の様々なノウハウを蓄積することが可能となり、今後の新シ ステム構築や更改時での Oracle GoldenGate 利活用にともなうプ ロジェクト期間の短縮やコスト削減が可能に • 検討段階で1年以上を見込んでいた期間を、Oracle GoldenGate の導入により6か月へと短縮、早期のサービスインへ貢献 日本中央競馬会 様 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 161 東西データベース間のリアルタイムデータ連携を 短期間かつ低コストで実現 ©JRA “JRA初の公式スマホアプリ『JRAアプリ』は、より便利に競馬 情報を お届けすることを目的としてリリースしました、多くのお客様とJRAとを つなぐ新しいツールです。 アプリをご利用されるお客様に対してリアルタイムに正確な情報を提 供することが必須の要件であり、そのインフラとなるDB構成について は、アプリという新たなプラットフォームにおいて、 既存の他システムと連携し、障害やアクセス負荷に対して高い可用 性を実現することはもちろん、セキュリティやシステム運用を含めた課 題を解決する必要がありました。 これらの課題に対し、『Oracle GoldenGate』を採用することで、既 存システムおよび東西間のリアルタイムのデータベース連携を実現し、 安定した性能で確実に対応できる環境を整備することができました。 また導入にあたっては豊富な機能とオラクル・コンサルティングの実装 ノウハウを活用させていただくことで、短期間で実装することができたこ とに大変感謝しております。” 日本中央競馬会お客様部アプリチーム
162. 東西データベース間のリアルタイムデータ連携を短期間かつ低コストで実現 システム概要 • スマートフォン用「JRAアプリ」リリースに向け、利用者に鮮度の高いリ アルタイムなデータ提供を実現するシステム基盤を、既存システムへ の影響なく新たに可能な限り短期間かつ低コストでの構築が必要 • 既存システムとの連携のため、東西2拠点のデータベース配置が必要 だったが、アプリからそれらを意識せずデータアクセスを行うため、データ ベース間でのリアルタイム連携によるアクティブーアクティブ構成を実現 導入効果 • Oracle GoldenGate を用いた東西データベース間での双方向リア ルタイム連携の実現によって、アプリからは配置を意識せずどちらもマ スターとして更新することが可能 • 既存システムへの更新も、既存データベース側にトリガーを設定せず Oracle GoldenGate を用いることで新システム側にも即時伝搬・ 連携されることで、新システム側のデータと合わせた包括的なリアルタ イムデータの提供を実現 • オラクル・コンサルティングのサポートにより、スムーズな導入に加えて 製品適用時の様々なノウハウを蓄積することが可能となり、今後の 新システム構築や更改時での Oracle GoldenGate 利活用にとも なうプロジェクト期間の短縮やコスト削減が可能 • 検討段階で1年以上を見込んでいた期間を、Oracle GoldenGate の導入により6か月へと短縮、早期のサービスインへ貢献 システム構成イメージ 利用サービス・製品 • Oracle GoldenGate 顧客事例：日本中央競馬会 様 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 162
163. 出前館 様 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 163 オラクルのハイブリッド・クラウド構成でサービス 需要の急拡大に対応する強力なシステム基盤を 実現 ハイブリッド・クラウド構成により、安定したサー ビス提供に不可欠な優れた性能、高可用性 を最適なコストで実現 オンプレミス/パブリック・クラウド間の 遅延のないデータ同期を実現 トランザクション処理性能を2倍以上に強化し、 ビジネスの機会を逃さないサービスを実現
164. • 新型コロナ禍以降、需要はこれまで以上に急拡大し、サービスを支え るシステム基盤への負荷も想定を超えて高まり、ユーザーや加盟店の ユーザビリティを損なわず、高いパフォーマンスで安定稼働が可能なシ ステム基盤の再構築が急務に • 現在の2倍以上のオーダーを処理できるシステムを目指し、更新系に オンプレミスのOracle Exadata、参照系にOracle Exadata Database Serviceを導入し、安定したサービス提供に不可欠な優 れた性能、高可用性を最適なコストで実現 • 従来システムで課題となっていた更新系と参照系のデータ同期には、 優れたコスト・パフォーマンスで大量の更新差分データをリアルタイムに レプリケーションできるOCI GoldenGateを採用 • 更新系データベースのバックアップおよびレプリケーションにはデータ保護 専用のエンジニアド・システムであるOracle Database Zero Data Loss Recovery Applianceを導入し、徹底的にデータロスを排除す る仕組みを構築 出前館 様 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 164 オラクルのハイブリッド・クラウド構成でサービス 需要の急拡大に対応する強力なシステム基盤を 実現 “お客様や加盟店にご不便をおかけしない処理性能と安定性を実 現することを最優先としシステムを更改しました。『Oracle Exadata』 のパフォーマンスには大いに期待しています。また、従来システムで課 題だった更新系/参照系間の遅延のないデータ同期も、『OCI GoldenGate』によって実現できていますし、参照系データベースを 『Oracle Exadata Database Service』でクラウド化し、ハイブリッド・ クラウド構成にしたことで、コストの最適化も図ることができました。ビ ジネス機会を損なわない安定性と可用性を確保でき、現在の当社 ビジネスの状況に合った投資ができた手応えがあります。" 株式会社出前館 執行役員 プロダクト本部 本部長 米山 輝一 氏
165. システム概要 • 新型コロナ禍以降、需要はこれまで以上に急拡大し、ユーザーや加 盟店のユーザビリティを損なわず、高いパフォーマンスで安定稼働が 可能なシステム基盤の再構築が急務に • サービスを支えるシステム基盤は、オーダーを受けてデリバリーするまで のトランザクションを処理する更新系データベースと、これを同期した 参照系データベースで構成 導入効果 • 更新系にオンプレミスのOracle Exadata、参照系にOracle Exadata Database Serviceを導入し、安定したサービス提供に不 可欠な優れた性能、高可用性を最適なコストで実現 • サービス負荷に応じた柔軟なリソース調整が可能に • 従来システムで課題となっていた更新系と参照系のデータ同期には、 優れたコスト・パフォーマンスで大量の更新差分データをリアルタイムに レプリケーションできるOCI GoldenGateを採用 • 更新系データベースのバックアップおよびレプリケーションにはデータ保 護専用のエンジニアド・システムであるOracle Database Zero Data Loss Recovery Applianceを導入し、徹底的にデータロスを排除す る仕組みを構築 • 従来18時間も必要だったフルバックアップ処理を大幅に短縮 オラクルのハイブリッド・クラウド構成でサービス需要の急拡大に対応する強力なシステム基盤を実現 システム構成イメージ 利用サービス・製品 • Oracle Exadata(更新系), Oracle Exadata Database Service(参照系) • OCI GoldenGate • Oracle Database Zero Data Loss Recovery Appliance • Oracle Consulting Service 顧客事例：出前館様 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 165 https://www.oracle.com/jp/news/announcement/demae-can-powers-service-infrastructure-with-oracle-2023-03-22/
166. Real-time connections streamline operations and analytics Business requirements 1. Enable real-time service requests for 15,000 stores and services contractors 2. Enable real-time analytics Technical challenges to overcome • Achieve sub-second query response against a 1 billion record table • High volume: 20,000 requests per second, ½ million API calls per day Oracle solution • Capture on-prem changed data, transform into Kafka, and send to Azure event hub for publishing to multiple Azure services • Non-disruptive to existing on premises Oracle-based retail system (IBM Tririga) Business results • Improved API response time from 5 seconds to 100 ms • APIs power a mobile app and Interactive Voice Response (IVR) system • External contractors can securely transact and view up-to-date data Multicloud operational and analytics data sharing solution Store Operations Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 137
167. Customer Example: American Airlines 167 Real-time (OCI → Azure) data integration for Fraud Detection • American Airlines is one of the world’s largest airlines • They have Oracle DBs running on OCI supporting various applications including AAdvantage Program (AA’s milage program). • AA runs anomaly and fraud detection ML algorithms on Azure. They need to send real-time data from Oracle DBs running on OCI to Azure Data Lake Storage for performing real-time fraud detection analysis • • AA uses OCI GoldenGate to capture change data from Oracle DBs running on OCI and GoldenGate for Big Data running on Azure to load into Azure Data Lake Storage in parquet format (leveraging Interconnect: FastConnect + ExpressRoute networking) OCI GoldenGate & GoldenGate for Big Data for MultiCloud Replication Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
168. Oracle Consulting Service(OCS) サービスメニュー紹介
169. 169 • OCSではお客様が安心してGoldenGate/OCI GoldenGateを導入できるよう、様々なご支援が可能です。 • ご支援の例として、下記のサービスメニューについてご紹介します。 ◆ OCI GoldenGateについて詳しくなく、OCI GoldenGateの引き合いがあっても諦めている状況の場合 ⇒ OCI GoldenGate Bootcamp ✓ 学んだ活用パターンや設計ノウハウを活かしてOCI GoldenGate導入の提案やデリバリが可能 ◆ クラウド環境とのデータ連携を早期に実現したい場合 ⇒ OCI GoldenGate導入スタートアップ・サービス ✓ OCI GoldenGateの環境を早期に作成できるため、実際に環境を動かしながら具体的な活用方法の検討が可能 ◆ OCI GoldenGate導入プロジェクトで早期に安全な導入を有識者とともに実現したい場合 ⇒ OCI GoldenGate データ移行支援サービス ✓ スキルトランスファーにより身に着けたスキルを次回以降の案件で活かすことが可能 OCSサービスメニューについて Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
170. 170 OCI GoldenGate Bootcamp Oracle Databaseのアップグレード/データ移行の際にOracle Cloud Infrastructure GoldenGate(OCIGG)を利用する ことで、停止時間を極小化することが可能です。ただし、 OCIGGは柔軟性が高い一方、製品機能/特徴を理解した上での設 計/実装が重要になります。本支援では、勉強会とハンズオンを通して、 OCIGGのアーキテクチャ、活用事例、移行設計やト ラブル対応のポイントをスキルトランスファーします。 日本オラクル株式会社 〒107-0061 東京都港区北青山 2-5-8 オラクル青山センター oracle.com/jp サービス費用参考価格: コンサル営業までお問い合わせください クラウド利用料金 及び 製品・サービスに関する詳細は、 弊社担当営業までご連絡ください 課題と解決策 OCIGGはシステム要件に合わせた柔軟な構成が可能である一方、 非常に多機能であるため、様々なサービス要件を考慮した設計が 必要になります。 OCIGGを利用したデータ移行のノウハウを、座学に加えCloud環境を利用し たハンズオンを交えることでOCIGGのアーキテクチャ、移行設計やトラブル対 応のポイントを効率よく習得されることをご支援させていただきます。 コンサルサービス概要 座学とハンズオンを通して、DBアップグレードに伴い、停止時間を 最小限化する施策やデータ連携用途として利用するための、OCIGGの 設計/運用ノウハウを学習します。 ✓ 概要編では、OCIGG概要および、プロジェクト難易度等をお伝え致します。 ✓ 設計編では、OCIGGを活用したより実践的な設計考慮点をお伝え致します。 ✓ 運用編では、OCIGG運用におけて想定されるトラブルやその対応方法、 パフォーマンスチューニングをお伝え致します。 概要編 設計編 運用編 座学 ハンズオン ハンズオン 環境準備 座学 ハンズオン Q&A • ソース用/ターゲット用各1つのDBを受講者単位でスキーマ分割して使用 • 各自でOCIGGを構築 オラクルの強み 導入実績が豊富で製品技術に精通したコンサルタントが、OCIGG導入 ノウハウを1ヶ月程度でスキルトランスファーします。 OCIGG Oracle Base Database Service Oracle Base Database Service 座学 ハンズオン Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
171. 171 OCI GoldenGate Bootcamp 前提条件 ✓ 勉強会およびハンズオンの参加者は最大10名までとします。 ✓ お客様にてハンズオンを実施するデータ移行元DB、データ移行先DBとして、2つのOracle Base Database Service環境のご用意が必要です。 ✓ ハンズオンで連携するデータは、弊社がサンプルとして準備したものを使用します。 ✓ ハンズオンの作業主体はお客様であり、オラクルコンサルはハンズオンの開催 およびファシリテートを行います。 ✓ Q&Aは勉強会・ハンズオンに関連する内容にのみ対応します。 ✓ 勉強会はデータベース移行時においてのOCIGG活用を想定したものであり、 双方向伝播を含むデータ連携運用ノウハウを含むものではありません。双方向伝播を含むデータ 連携についても、勉強会の対象にする場合は、別途ご相談ください。 勉強会資料サンプル セミナーアジェンダ • OCIGG Bootcamp は以下のアジェンダを想定しています。 第3回 設計/運用編 座学 • 運用方式 • 障害対応方式 • OCIGG詳細設計ポイント • データベース詳細設計 • OCIGG適用による現行システムへの影響 • OCIGG試験設計 • OCIGGの試験設計 ハンズオン • DB障害時の OCIGG同期再開 第2回 設計編 座学 • 初期データ移行方式 • 伝播方式 • 監視方式 ハンズオン • 3つの初期移行方 式 第1回 概要編 座学 • OCIGGの全体像と製品概要 • OCIGGの概要 • OCIGG PJの全体像 • OCIGG PJ事例 • OCIGGのアーキテクチャ • 制約・考慮事項の検討 • OCIGGデータ連携方式/システム構成策定 ハンズオン • 構築と動作確認 (単方向レプリケー ション) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
172. 172 OCI GoldenGate 導入スタートアップ・サービス Oracle Cloud Infrastructure GoldenGate(OCIGG)を活用することで、お客様のOracle Database上のデータをクラウ ド上のOracle Databaseへ連携することが可能です。本サービスでデータ連携環境を早期構築することにより、クラウド上のデー タベースをDR環境やクエリ・オフロード先の環境として活用できます。 オラクルの強み 導入実績が豊富で製品技術に精通したコンサルタントが、お客様の環境に応 じた方式を検討し、短期間でデータ連携環境を構築します。 日本オラクル株式会社 〒107-0061 東京都港区北青山 2-5-8 オラクル青山センター oracle.com/jp 課題と解決策 Cloud活用に向けてのデータの準備にお困りではないでしょうか？ • OCIGGでデータ・レプリケーションを構成することで、オンプレミスデータベー スのデータをCloud上のデータベースに連携ができます。 • データはほぼリアルタイム連携されるため、Cloud上のデータベースは、 DR環境やクエリ・オフロード先の環境として活用可能です。 コンサルサービス概要 ポイント • 連携元/連携先DBや、お客様に選定いただいたデータ連携対象表に対 しての制限事項や考慮事項を整理 • クラウドサービス利用による素早い基盤構築 • データ連携の動作確認 • OCIGGを使用したデータ連携方法のレクチャ • OCIGG活用ユースケースディスカッション(オプション) 環境ヒアリング OCIGG 基盤構築 データ 連携確認 レクチャ＆ ディスカッション 既存OnP DB の Cloud化 DB間データ連携 BaseDB ExaDB-D ADW ATP 既存 DB Cloud OnP データレプリケーション機能を用い、OnP DB のデータをCloud DBに連携 - 既存システムのトランザクションデータを元 とし、Cloud環境を開発/テストで活用 - 計画外停止によるデータが使えない時 間を排除 サービス費用参考価格: コンサル営業までお問い合わせください クラウド利用料金 及び 製品・サービスに関する詳細は、弊社担当営業まで ご連絡ください OCIGG Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
173. コンサル・サービス詳細 支援作業に関する情報 前提条件 ✓ 工数9人日を上限とし、3週間を目安とさせていだだきます ✓ OCIGGを使用するためのクラウドクレジット及びクラウド環境が用意されていることを前提とします ✓ 対象DBは連携元/連携先でそれぞれ1つとし、環境構築済みで あることを前提とします ✓ 対象DBはOCIGGからOracle*Net経由で接続できる前提とします ✓ 対象テーブルは10テーブルを上限とします ✓ 対象テーブルのデータサイズは合計100GBを上限とします ✓ データ伝播方向は片方向のみとします ✓ データ伝播時間改善のためのチューニングが必要な場合、工数や支援期間が異なりますので、 ご相談ください。 173 OCI GoldenGate 導入スタートアップ・サービス Oracle Cloud Infrastructure(OCI) Oracle Cloud Infrastructure GoldenGate (OCIGG) 貴社環境 (On-Premise) On-Premise Database 支援内容 Oracle お客様 連携対象テーブルの選定 副 主 OCIGG構成検討 主 副 OCIGG基盤セットアップ 主 副 OCIGGデータ連携セットアップ 主 副 データ初期移行 主 副 データ連携確認 主 副 ディスカッション 主 副 OCIGG Deployment Autonomous Data Warehouse Cloud(ADW) REST データ連携の実行及び 収集された各種監視データの 参照はコマンドライン、 ブラウザ経由、またはREST APIを使用して操作可能 データは、On-premise to Cloud, Cloud to Cloud, On-premise to On-premise等、 柔軟な構成で連携が可能 管理用通信 実データ通信 Deployment Console Command Line Access Cloud Shell REST API システム・アーキテクチャ ※OCIGGに関する詳細な構成については 弊社製品担当にご相談ください。 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
174. 174 OCI GoldenGate データ移行支援サービス Oracle Cloud Infrastructure GoldenGate (OCIGG)を利用してお客様のデータベースを別のデータベースに移行するサー ビスです。要件ヒアリングによりお客様の要件に寄り添ったデータ移行方式を提案し、オラクルコンサルティングサービスを活用する ことで効率良く短期間でのデータ移行をご支援します。 課題と解決策 OCIGGを活用することでデータベース移行時の課題として多く挙げられる3つの課題を解決 し、安全にデータベース移行を実現します。また、経験豊富なオラクルコンサルの活用で、製 品リスクを回避し、高品質で抜け漏れのない設計のご支援が可能であるため、プロジェクト 手戻りリスクの低減を期待できます。 オラクルの強み 導入実績が豊富で製品技術に精通したコンサルタントが、お客様の要件に応じた 方式を検討し、データベースの移行をご支援します。 コンサルサービス概要 ポイント • データ連携時におけるシステム要件を整理します。求められる要件における製品 の制約事項や考慮事項を確認し、対応策を検討します。 • データ連携システム要件に従い、OCIGGのシステム構成や初期データ移行方式 を検討します。 • OCIGGに関連するOSやデータベースの設計項目、各プロセスのパラメータ設計 項目をガイドします。 • 環境構築、サンプルテーブルへの伝播確認を支援します。 • 基盤試験のテスト項目をガイドし、テスト計画やテストシナリオの策定を支援しま す。 要件定義 方式設計 物理設計 環境構築 基盤試験 計画 日本オラクル株式会社 〒107-0061 東京都港区北青山 2-5-8 オラクル青山センター oracle.com/jp サービス費用参考価格: コンサル営業までお問い合わせください クラウド利用料金 及び 製品・サービスに関する詳細は、 弊社担当営業までご連絡ください Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
175. 175 OCI GoldenGate データ移行支援サービス システム・アーキテクチャ • On-Premiseのデータベース移行だけでなく、OCI上のデータベースへの移行にも Oracle Cloud Infrastructure GoldenGate(OCIGG)をご活用いただけます。 • OCIGGは、REDOログファイルから最新の変更ログをTrailファイル形式に抽出 (Capture)、TrailファイルからSQL文に変換して適用(Replicat)させる仕組みの ため、低レイテンシを維持できるアーキテクチャです。 OCI Japan DC OCI Japan DC Exadata Cloud Service 他社Cloud コンサル・サービス詳細 • 支援作業に関する情報 前提条件 ✓ 支援期間は、約3か月間を目安とさせていだだきます。 ✓ データ伝播方向は片方向を前提とします。 ✓ 設計書や手順書の作成、実機作業は貴社に実施いただきます。 ✓ 対象DBは連携元/連携先でそれぞれ1つとし、データベースは構築済みであるこ とを前提します。 ✓ 連携元と連携先の環境はOCIGGの機能で通信可能である前提とします。 ✓ 下記に該当する場合は、別途工数の調整が必要となります。 ➢ 双方向同期(Active-Active利用)や段階移行が想定される場合 ➢ 実機作業でコンサルタントの立会いが必要な場合 ➢ 基盤試験以降のフェーズでご支援が必要な場合 ➢ OCIやExaDB-D/Exadataの構築についてご支援が必要な場合 支援内容 Oracle お客様 データ連携要件策定/制約・考慮事項検討 主 副 連携対象テーブル精査 副 主 OCIGGシステム構成/初期データ移行方式策定 主 副 OCIGG物理設計 主 副 OCIGG環境構築 副 主 OCIGG基盤試験計画策定 主 副 Oracle Base Database Service Oracle Base Database Service Capture Trail Replicat OCIGG Capture Trail Replicat OCIGG Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates
176. Thank you
178. Our mission is to help people see data in new ways, discover insights, unlock endless possibilities.