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CCoE が提供する Google Cloud 環境と CSPM の取組み

CCoE が提供する Google Cloud 環境と CSPM の取組み

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  1. 自己紹介 多田 友昭(Tada Tomoaki) KINTO テクノロジーズ株式会社 Osaka Tech Lab(2022.07〜) プラットフォームG

    CCoEチーム CCoE 実践者コミュニティ関西 オーガナイザ 経歴 • メーカSE@東京:情報収集衛星の画像処理システム開発 • セキュリティベンチャー@大阪:自社MSP・SIEMツール開発など • SIer@大阪:認証基盤開発、クラウド、CCoE、サービス企画など
  2. 2. CCoE を取巻く環境 セキュリティの考え方 グループセキュリティポリシー • GISS(Global Information Security Standard)

    • 全14章、数百項目のコントロールから構成 • 記載は抽象度高め • CSPM、CWPP、CIEM等のコントロールあり アセスメント実施 • 設計時・SaaS導入時/年1回 • セキュリティグループが中心に実施 • クラウドインフラに関しては、CCoE がアセスメント対応 設計・構築は、インフラチーム • 各システム・アプリは、プロダクト開発部門対応
  3. 3. 「統制」活動内容 Google Cloud プロジェクト(セキュリティプリセット) コンセプト 開発グループがクラウド環境を自由に利活用できる 最低限望ましくない利用を制限 (予防的ガードレール) ✓

    Organization policy ✓ プロジェクト提供時に CIS や GISS をベースに設定 ✓ プリセットできないものは、発見的ガードレールとして CSPM で確認 →Sysdig Secure を採用
  4. 3. 「統制」活動内容 Google Cloud プロジェクト(セキュリティプリセット) 予防的ガードレール(最低限望ましくない利用を制限) ✓ Organization Policy •

    ロケーション制限 • サービス制限 • パブリックアクセス制限 • デフォルトネットワーク制限 • 監査ログからプリンシパル除外制限 • など ✓ プロジェクト提供時 (CCoE で事前設定) • CIS 2. Logging and Monitoring • 監査ログ取得及びログ基盤連携 • CSPM 有効化 • など
  5. 3. 「統制」活動内容 CSPM なぜ Sysdig を採用したのか? • マルチクラウド対応 ( AWS,

    Azure, Google Cloud ) • CIS 等のセキュリティベース + Regoによるカスタムルール(将来機能) • Falco によるリアルタイムな脅威検知 • UI/UX がシンプル • CWPP、CIEMもいずれ使いたい • コスト Google Cloud SCCは、Premiumが高価+Org単位での有効化必須 (検証時) 2023.2頃からプロジェクト単位で有効化可能
  6. 3. 「統制」活動内容 CSPM 運用 リアルタイム脅威検知 (Falco) CSPM(1回/日) リアルタイム脅威検知 アラート CSPM

    アラート のカイゼン作業 開発G セキュリティチャンピオン CCoE 運用 脅威検知 アラート確認 アラート内容詳細確認 アラート発生時は開発Gが率先してカイゼン実施。 10分以内に対応完了
  7. 3. 「統制」活動内容 CSPM 運用 (理想) リアルタイム脅威検知 (Falco) CSPM(1回/日) リアルタイム脅威検知 アラート

    CSPM アラート のカイゼン作業 開発G CCoE 運用 脅威検知 アラート確認 運用 アラート発生時は開発Gが率先してカイゼン実施。 10分以内に対応完了 理想
  8. リアルタイム脅威検知 (Falco) CSPM(1回/日) リアルタイム脅威検知 アラート CSPM アラート のカイゼン作業 開発G CCoE

    脅威検知 アラート確認 CSPMカイゼン方法 カイゼンドキュメント 執筆 カイゼンドキュメント 参照 レポート提供+アラート連絡・ カイゼン依頼 CSPMレポート取得 (API) 3. 「統制」活動内容 CSPM 運用 (現実)
  9. 3. 「統制」活動内容 CSPM 運用 (現実) CCoE チーム が CSPM と開発

    G のハブとして機能 →定期的なカイゼン • CSPM レポート取得と提供/カイゼン依頼 ✓ Sysdig API 経由でアラート取得/レポート作成し開発Gに提供、カイゼン依頼 ✓ カイゼン方法も合わせて提供 • CSPM カイゼンド方法の提供 ✓ risk, Remediation, Reference 記載 ✓ Sysdig も提供しているが・・・ ✓ 今後は、スクリプト提供も視野
  10. 良かった点 ✓ (現実) 運用に関して、やりたい機能は満足 ✓ サポート が迅速・丁寧 ✓ Risk Acceptance

    ダッシュボード有用 今後期待する点 (CSPM) ✓ CSPM スキャン API の提供(任意のタイミングでスキャンしたい) ✓ レポートのリッチ化 ✓ Remediation ページのカスタマイズ ✓ Accept Risk の API 化 3. 「統制」活動内容 Sysdig (CSPM) 運用してみた感想
  11. 4. まとめ • CCoE の「統制」活動として セキュリティプリセット環境の 提供と CSPM 運用を実施 •

    CSPM 運用のツールとして、Sysdig を選択 • CWPP, CIEM も実施予定なので、こちらの機能も使いたい