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事業をデータエンジニアリングする / data-engineering-for-business

pei0804
April 08, 2025
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事業をデータエンジニアリングする / data-engineering-for-business

イベントページ
https://supporterz-seminar.connpass.com/event/347922/

データエンジニアの本質的な役割とは、単なるデータ基盤の構築
にとどまらず、「事業そのものをデータでエンジニアリングすること」にある
と考えています。
本発表では、事業開発会社でのデータ基盤構築から、データチームの立ち上げ、
そして、現在進行形でデータドリブン経営へと変革を進める事業会社における、
実践的なデータエンジニアの取り組みと成長の軌跡をお話しします。
フェーズごとに変化する事業課題に対して、データエンジニアが
どのように価値を創出し、組織の進化を支えてきたのか。
具体的な事例を通じて、データエンジニアリングの本質に迫ります。

pei0804

April 08, 2025
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Transcript

  1. 先駆的アイデアから一般常識へ 2016年、Stitch Fix社が提唱した「Engineers Shouldn't Write ETL」。 それまで当然視されていた「データサイエンティストが考え、エンジニアが実装す る」という分断された役割から、「データサイエンティストが 自らデータ加工を行い、エンジニアは土台となる仕組みを提供する」 という協業モデルへの転換を促したのです。

    当時は革新的だったこの考え方も、現在では便利なツールやクラウドの 普及により、多くの企業で標準的な手法となっています。 わずか数年で先進的な取り組みが当たり前になる。これこそがデータエンジニアリ ングの進化スピードを物語る象徴的な例といえるでしょう。
  2. データ活用の真の難題 • データ品質の問題 ◦ データ実務者の57%が直面する最大の課題(2022年の41%から増加) • ステークホルダーのデータリテラシー不足 ◦ 約50%の実務者が課題として挙げる人的要素 •

    データオーナーシップの曖昧さ ◦ 約50%が挙げる「誰がこのデータに責任を持つのか」という組織的問題 技術的課題(データ変換の構築など)は解決されつつあるが、 人・組織・文化に関連する課題が拡大している
  3. データ成熟度の4段階 • Data-exploring ◦ データ収集はしているが活用できておらず、意思決定は直感に頼る段階。 • Data-informed ◦ データの価値を認識し始め、分析ツールやデータスタックへの投資が始まる段階。 •

    Data-driven ◦ データが意思決定の中心となり、組織全体でデータ活用が浸透する段階。 • Data-transformed ◦ データが組織のDNAとなり、すべての活動がデータに基づいて最適化される段階。
  4. データ成熟度の4段階 • Data-exploring ◦ データ収集はしているが活用できておらず、意思決定は直感に頼る段階。 • Data-informed ◦ データの価値を認識し始め、分析ツールやデータスタックへの投資が始まる段階。 •

    Data-driven ◦ データが意思決定の中心となり、組織全体でデータ活用が浸透する段階。 • Data-transformed ◦ データが組織のDNAとなり、すべての活動がデータに基づいて最適化される段階。 CARTA MARKETING FIRMはここだと思う。
  5. データ成熟度の4段階 • Data-exploring ◦ データ収集はしているが活用できておらず、意思決定は直感に頼る段階。 • Data-informed ◦ データの価値を認識し始め、分析ツールやデータスタックへの投資が始まる段階。 •

    Data-driven ◦ データが意思決定の中心となり、組織全体でデータ活用が浸透する段階。 • Data-transformed ◦ データが組織のDNAとなり、すべての活動がデータに基づいて最適化される段階。 ここを目指している。
  6. データ成熟度の4段階 • Data-exploring ◦ データ収集はしているが活用できておらず、意思決定は直感に頼る段階。 • Data-informed ◦ データの価値を認識し始め、分析ツールやデータスタックへの投資が始まる段階。 •

    Data-driven ◦ データが意思決定の中心となり、組織全体でデータ活用が浸透する段階。 • Data-transformed ◦ データが組織のDNAとなり、すべての活動がデータに基づいて最適化される段階。 これが実現できてる世界見たくないですか?