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Amazon ElastiCacheのコスト最適化を考える/Elasticache Cost ...

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January 26, 2026

Amazon ElastiCacheのコスト最適化を考える/Elasticache Cost Optimization

概要

Amazon ElastiCacheに対して、延長サポートを回避しつつ、ValkeyやReserved InstanceやSavings Plansを使ってコスト最適する方法。

イベント

https://connpass.com/event/375856/

解説ブログ

https://dev.classmethod.jp/articles/elasticache-cost-optimization-valkey-savings-plans/

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January 26, 2026
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Transcript

  1. ⾃⼰紹介 2 • 名前 : George Yoshida • ロール :

    ソリューションアーキテクト • 元AWSリセールのビリングシステムのデータエンジニア • Japan AWS Top Engineers ◦ 2024 Database ◦ 2025 AI/ML Data Engineer • 会社ブログ : https://dev.classmethod.jp/author/quiver/
  2. 本⽇のテーマ : 2026年1⽉版ElastiCacheのコスト最適化 5 1. ElastiCache Redis 4/5を2026年2⽉以降も使い続けると、延 ⻑サポート料⾦が発⽣ 2.

    ElastiCacheはRedisだけでなくValkeyというはやくて安い選 択肢もある 3. ⻑期契約のコスト最適化はReserved Instanceだけでなく Savings Plansという選択肢もある 4. Database Savings PlansはServerlessと相性が良い
  3. アジェンダ 6 1. Amazon ElastiCacheとは 2. Valkeyという選択肢 3. ⻑期利⽤を⽀えるAmazon RDS延⻑サポート

    4. 延⻑サポートとの向き合い⽅ 5. ⻑期契約(RI/SP)による利⽤費の割引 6. まとめ
  4. Amazon ElastiCacheの構成 10 • 2016年に登場したクラスターモードはシャード分割可能 • 2023年末にサーバーレス型登場 構成タイプ / モード

    ノードベース サーバーレス 非クラスターモード 利用可能 ― クラスターモード 利用可能 利用可能
  5. Valkeyとは? 12 • 2024年に登場したRedis互換のLinux Foundations後援のOSS • Redis 7.2をフォーク • ElastiCacheは

    7.1 まで Redis OSS、7.2 から Valkey で提供 ※ https://www.youtube.com/watch?v=iUw1d4bUNJk
  6. 現状維持 25 • EOS間近のサービスを静かにクローズしたい場合 • メリット ◦ 何もしなくていい ◦ お⾦で問題を先送りできる

    • デメリット ◦ 延⻑サポート費⽤が発⽣ ◦ 3年間後には対応が必要 ◦ 請求額が増えていることに気づかないケースも、、、
  7. メジャーアップグレードする 26 • v6 系以上にアップグレード • メリット ◦ Extended Support料⾦を回避

    ◦ 新機能やパフォーマンス改善の恩恵 • デメリット ◦ アプリケーション互換性確認が必要 ◦ 直接的な価値に転換しにくいことにコストをかける(予算 確保の難しいさ)
  8. メジャーアップグレードする(Valkey化) 28 • メリット ◦ Extended Support料⾦を回避 ▪ Valkey化でさらに20%引き ◦

    新機能やパフォーマンス改善の恩恵 ▪ Valkey • スループット : 最⼤230%向上 • レイテンシー : 最⼤70%低減 • メモリ使⽤量 : 最⼤41.4%削減
  9. • ElastiCacheの⻑期契約には2つの選択肢 31 • Reserved Instance(RI) ◦ 割引率が⾼いが硬直的 • Database

    Savings Plans(SP) ※re:Invent 2025で新登場 ◦ 割引率が低いがデータベース系サービス全般に柔軟に適⽤ ◦ 割引率の⾼いものから適⽤される ▪ Aurora Serverless v2(35%)、ElastiCache Serverless(30%)等が割引率上位
  10. RIとSPの違い 32 項目 Reserved Instance(通称RI) Savings Plan(通称SP) 適用対象 DBエンジン、インスタンスタイプ、 リージョンなど細かい

    データベースサービス群全体 割引率 高い 低い 購入計画 精緻な事前調査必要 分析レポートからざっくりかえる サーバーレス 非対象 対象 期間 1年、または、3年 1年 対象インスタンス 汎用的 T系や第6世代以前は対象外 ※ 単純化しています
  11. • Database Savings Plansの対象サービス 33 • Aurora and RDS •

    Aurora Serverless v2 • Aurora DSQL • DynamoDB • ElastiCache for Valkey • Amazon DocumentDB • Neptune • Keyspaces • Timestream • DMS
  12. • ElastiCacheの割引ルール 34 • エンジンをRedis OSSからValkeyに変更 : -20% • RI化

    : -32%(1年契約) • SP化 : -20%(ノードベース)/-30%(サーバーレス)
  13. オンデマンドとRIとSPの割引率⽐較:サーバーレス編 38 構成タイプ / モード Redis OSS Valkey オンデマンド 100

    80 RI 対象外 対象外 SP 対象外 56.0 • オンデマンド利⽤費を100とした場合
  14. RI‧SP購⼊時の指標 40 • 全体コスト ◦ RI/SP購⼊前後の総額の削減を最優先 ◦ AWS の購⼊分析はここにフォーカスしてアグレッシブに勧める •

    カバレッジ ◦ 利⽤量のうちSP/RIでカバーされている割合 ◦ カバレッジ低下 = 新しいワークロードが増加の兆候 • 利⽤率 ◦ コミットメントの消費状況 ◦ 100%でない時期があっても、全体コストが削減されていればOK
  15. ノードベースユーザー向け 45 • ElastiCache Redis v4/v5 を使っている場合 ◦ 今すぐメジャーアップグレード •

    Redis OSS系を使っている場合 ◦ RIを使っている場合、切れたタイミングでValkey化 & RI/SP継続 ◦ RIを使っていない場合、Valkey化 & RI/SP導⼊ • 古いインスタンスタイプを使っている場合 ◦ 性能改善や将来のSP購⼊を⾒越して、第7世代(cache.r7g等)以降へ移⾏ • サーバーレス化のハードル ◦ ElastiCache Serverlessはノード単位ではなく、クラスター単位でサーバー レス化されているため、クラスターの作り直しを伴う
  16. 本⽇のテーマ : 2026年1⽉版ElastiCacheのコスト最適化 47 1. ElastiCache Redis 4/5を2026年2⽉以降も使い続けると、延 ⻑サポート料⾦が発⽣ 2.

    ElastiCacheはRedisだけでなくValkeyというはやくて安い選 択肢もある 3. ⻑期契約のコスト最適化はReserved Instanceだけでなく Savings Plansという選択肢もある 4. Database Savings PlansはServerlessと相性が良い
  17. 49 • re:Invent 2025で発表された データベースに特化した柔軟な 料⾦モデル • サーバーレスで最⼤35%、プロ ビジョンド型で20%の割引 •

    9つの主要DBサービスをカバー • RIに⽐べて圧倒的な柔軟性に優 れる DAT326 : Deep dive into AWS Database Savings Plans https://www.youtube.com/watch?v=5tT38P-gWA0
  18. DAT458 : Better, faster, cheaper: How Valkey is revolutionizing caching

    50 • Redis OSSをフォークした Valkey • メモリ使⽤量を最⼤40%削減 • マルチスレッドアーキテクチャ により最⼤230%のスケール https://www.youtube.com/watch?v=iUw1d4bUNJk