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スクラムちゃうがなと言われてもやってみぃひん? / Challenge to Scrum 3

radiocat
June 27, 2020

スクラムちゃうがなと言われてもやってみぃひん? / Challenge to Scrum 3

2020.6.27 Scrum Fest Osaka 2020 @ Online

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June 27, 2020
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Transcript

  1. ©2020 RAKUS Co., Ltd. ©2020 RAKUS Co., Ltd. スクラムちゃうがなと 言われても

    やってみぃひん? 2020.6.27 / Scrum Fest Osaka 2020 @ Online RAKUS Co., Ltd. / Masamichi Otsuka / @radiocatz
  2. ©2020 RAKUS Co., Ltd. About me Masamichi Otsuka / radiocat

    Twitter : @radiocatz 好きなもの:ねこ/野球/ビール/ Vim 所属:株式会社 ラクス 配配メール開発課 Engineering Manager 無免許スクラムマスター https://www.hai2mail.jp/ https://www.curumeru.jp/ https://rakus.connpass.com/ Blog : http://radiocat.hatenablog.com/ Qiita : https://qiita.com/radiocat GitHub : https://github.com/radiocat
  3. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 始めかたや正しいやりかたがわからない ❏ 誰がPOをやる? ❏ 誰がスクラムマスターをやる? ❏

    スクラムイベントのやりかたは? ❏ チーム外の関係者をどこまで巻き込む?
  4. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 次々とわいてくる疑問 ❏ スクラム導入って何から始めれば良いのか… ❏ 朝会が15分で終わらないんですけど… ❏

    ふりかえりやっても意見が出なくて… ❏ ビジネス側がスクラムを理解していなくて…
  5. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 本日のテーマ ❏ 現状を変えたくてスクラムをやろうとする ❏ ちゃんとスクラムできなさそうだと気づく ❏

    スクラムやっても変わらなそうだと感じる ❏ スクラムできなくなって詰む ❏ やってみたらスクラムできるように なるんちゃうかな?
  6. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 私たちの場合 1. 1週間単位の計画をたてる 2. ふりかえりを導入 3.

    スプリント制度導入(反復開発) 4. サブチーム体制へ移行
  7. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 重要事項を優先する(第三の習慣) ❏ 緊急・重要マトリクス ❏ 必須:重要かつ緊急 ❏

    効果性:重要だが緊急でない ❏ 錯覚:緊急だが重要でない ❏ 浪費:緊急でも重要でもない 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 https://www.amazon.co.jp/dp/4863940246 緊急 重要 緊急でない 重要 緊急 重要でない 緊急でない 重要でない 緊急度 重要度
  8. ©2020 RAKUS Co., Ltd. カイゼンの源は「ふりかえり」 ❏ まずは、1週間の計画を立て、その計画に基づいて活動 ❏ 1週間後にふりかえりを行い、 そこでの改善のアイデアを次の計画に

    反映するということを繰り返していけば、 次第にもっと長い期間でPDCAを 回せるようになる これだけ!KPT http://www.subarusya.jp/book/b167190.html
  9. ©2020 RAKUS Co., Ltd. ふりかえりを導入 ❏ 『アジャイルレトロスペクティブズ』を参考にチームの進 め方を決める ❏ 随時アップデートしながらふり

    かえりを定着化 ↓チームのふりかえりテンプレート アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き https://www.amazon.co.jp/dp/B01IGW59NQ/
  10. ©2020 RAKUS Co., Ltd. スケジュール維持の課題 ❖ 1週間単位の計画 ➢ 熟練者とマネジメントの負荷増大 ➢

    タスクの依存関係の考慮漏れが防ぎきれない ❖ 1週間後のふりかえり ➢ タイムリーな相談・対策をしたい
  11. ©2020 RAKUS Co., Ltd. スケジュールマネジメントの基本 ❏ 制約スラック(作業同士の依存関係による無駄)を 削減する ❏ 見積もりの予測可能性を上げる

    ❏ プロジェクトバッファの消費を可視化し 改善する エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング https://gihyo.jp/book/2018/978-4-7741-9605-3
  12. ©2020 RAKUS Co., Ltd. スプリント制度導入(反復開発) ❏ バックログとスプリント計画の導入 ❏ 朝会をデイリースクラム制へ ❏

    カンバンのアップデート 「始めるのをやめて、終わらせることを始める」ことを始めた開発チームの話 / Rakus Meetup Osaka 2020-02-05 https://speakerdeck.com/kyoshimoto/rakus-meetup-osaka-2020-02-05
  13. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 未解決の課題 ❖ 開発チームの半数が所属1年以下の若手社員 ➢ 熟練者の負荷が減っていない ❖

    EMとPO合わせて10人の組織 ➢ コミュニケーションの負荷が高い ➢ 組織全体の状況把握や調整の負荷も高い
  14. ©2020 RAKUS Co., Ltd. チーム状況に応じたフォーメーションをとる ❖ 時間・経験・場所の分断による6つの問題 ➢ 同期、オーバーヘッド、やり方、内容分量、 異常検知、No

    Why 例)雁行陣開発 雁行陣:先導をつとめるリード役を配置 チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで https://teamjourney.link/
  15. ©2020 RAKUS Co., Ltd. スクラムの3・5・3 3つの役割 ❏ プロダクト オーナー ❏

    スクラムマスター ❏ 開発チーム 3つの作成物 ❏ プロダクト バックログ ❏ スプリント バックログ ❏ インクリメント 5つのイベント ❏ スプリント ❏ スプリント計画 ❏ デイリースクラム ❏ スプリントレビュー ❏ レトロスペクティブ
  16. ©2020 RAKUS Co., Ltd. スクラムちゃう2・2・2 3つの役割 ❏ プロダクト オーナー ❏

    スクラムマスター ❏ 開発チーム 3つの作成物 ❏ プロダクト バックログ ❏ スプリント バックログ ❏ インクリメント 5つのイベント ❏ スプリント ❏ スプリント計画 ❏ デイリースクラム ❏ スプリントレビュー ❏ レトロスペクティブ プロジェクト管理的な 役割が中心 ビジネス側不在 従来型プロセスの スケジュールを分解して作 成しているだけ
  17. ©2020 RAKUS Co., Ltd. なぜ仕事のやり方を変えたいのかを理解する “アジャイルの旅を成功させる第一歩は、 そもそもなぜ仕事のやり方を変えたいのかを 理解することだ。” 自分たちの北極星を見つける 1.

    意義のあるものにする 2. 自分のものにする みんなでアジャイル ――変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119090/
  18. ©2020 RAKUS Co., Ltd. Whyからはじめる ❏ 全てはゴールデンサークルと「何 のために」という質問から始まる ❏ 人はWhatではなくWhyに

    動かされる サイモン シネック | TEDxPuget Sound 優れたリーダーはどうやって行動を促すか https://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action?language=ja Why How What ゴールデンサークル
  19. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 中小企業が抱える課題 ❏ 限られた経営資源 ❏ 特に人材面で大企業と格差 ❏

    規制やルールのしがらみ ❏ 企業間連携は拡大 ❏ 理想と現実とのバランスの中で闘っている ※私たち自身もこの中に身を置いている 2020年版「中小企業白書」全文 https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2020/PDF/2020_pdf_mokujityuu.htm
  20. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 段階的にチームを成長させる 形成期 混乱期 統一期 機能期 散会期

    パフォーマンス 時間 チーム ビルディング パフォーマンス アップ 変革 再ビルディング Tuckman's stages of group development https://en.wikipedia.org/wiki/Tuckman%27s_stages_of_group_development Dennis Learning Center Founding Director bwtuckmanBruce W. Tuckman, Ph.D (1938-2016) https://dennislearningcenter.osu.edu/about- dlc/founding-director/ タックマンモデル
  21. ©2020 RAKUS Co., Ltd. ロードマップ 1. アウトプットの安定化 2. リリース速度アップ 3.

    プロダクトのアウトカム強化 4. チームのスケールアップ 5. 取り組みのモデル化 チーム ビルディング パフォーマンス アップ 変革 再ビルディング
  22. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 段階的に進める ❏ まずは1段階目の目標に集中 ❏ アウトプット安定化を実現し 第1ステージをクリア

    ❏ 次はリリース速度アップ! 「カンバンでチームのアウトプットは安定するのか?」に取り組んだ 1年のふりかえり【はいくる通信 第6話】 https://tech-blog.rakus.co.jp/entry/20200403/haikuru-communication/scrum/management
  23. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 顧客から始めるのがアジャイル “アジャイルの原則の1つ目は、いちばん重要かつ難しい。 そして、ほとんどの場合見落とされている。” アジャイルの3つの原則 1. 顧客から始める

    2. 早期から頻繁にコラボレーションする 3. 不確実性を計画する みんなでアジャイル ――変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119090/
  24. ©2020 RAKUS Co., Ltd. (再掲) スクラムちゃう2・2・2 3つの役割 ❏ プロダクト オーナー

    ❏ スクラムマスター ❏ 開発チーム 3つの作成物 ❏ プロダクト バックログ ❏ スプリント バックログ ❏ インクリメント 5つのイベント ❏ スプリント ❏ スプリント計画 ❏ デイリースクラム ❏ スプリントレビュー ❏ レトロスペクティブ プロジェクト管理的な 役割が中心 ビジネス側不在 従来型プロセスの スケジュールを分解して作 成しているだけ
  25. ©2020 RAKUS Co., Ltd. ロードマップの見直し 1. アウトプットの安定化 2. プロダクトのアウトカム強化 3.

    リリース速度アップ 4. チームのスケールアップ 5. 取り組みのモデル化 ステージ2と3 を 入れ替え
  26. ©2020 RAKUS Co., Ltd. これからの取組み(進行中) ❏ 顧客価値の再定義 ❏ スプリントレビュー強化 ❏

    ユーザーヒアリング導入 ❏ ユーザーストーリー導入 ❏ ドッグフーティングの実践
  27. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 「スクラムちゃうがな」から 原則にむきなおる ❏ 決めたことを実践するだけではダメ ❏ 自分たちで決めて、

    自分たちでアップデートする ❏ 変化に適応するのもアジャイル ❏ そのために原則がある
  28. ©2020 RAKUS Co., Ltd. スクラムは原則にもとづいた教科書 ❏ 教科書が全てではない ❏ でも大切 ❏

    できる、できないに関わらず 頭に入れておくのが教科書 スクラムガイド https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf
  29. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 私たちの場合 ❏ やってみることでカイゼンが進んだ ❏ 自分たちのロードマップが作れた ❏

    顧客から始めることに気づいた ❏ スクラムの基礎の残りに取り組む目標が できた
  30. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 経験から学ぶ 思い つながり エンジョイメント ストレッチ リフレ

    クション ❖ リフレクション ➢ 進行形の内省 ❖ エンジョイメント ➢ 意味の発見 ❖ ストレッチ ➢ 足場づくり ❖ 思い&つながり ➢ 3つの力を高める原動力 職場が生きる 人が育つ 「経験学習」入門 https://www.diamond.co.jp/book/9784478017296.html 経験から学ぶ力のモデル
  31. ©2020 RAKUS Co., Ltd. 経験から学ぶチームでスクラムに近づく 意欲 信頼 ありたい姿 アジャイル の

    原則 カイゼン 文化 経験から学ぶチームのモデル ❖ リフレクション ➢ カイゼン文化 ❖ エンジョイメント ➢ ありたい姿 ❖ ストレッチ ➢ アジャイルの原則 ❖ 思い&つながり ➢ 意欲&信頼
  32. ©2020 RAKUS Co., Ltd. Credits ❖ Beautiful Free Images &

    Pictures | Unsplash / https://unsplash.com/ ❖ Portraits by くろださくらこ ❖ Sound effect by 効果音ラボ / https://soundeffect-lab.info/ ❖ Cat’s voice by HTS Voice "NIT ATR503 M001" Copyright (c) 2003-2012 Nagoya Insitute of Technology https://note.cman.jp/other/voice/