Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
全部AI、全員Cursor、ドキュメント駆動開発 〜DevinやGeminiも添えて〜
Search
Masaya Hayashi
July 14, 2025
Technology
12
6.9k
全部AI、全員Cursor、ドキュメント駆動開発 〜DevinやGeminiも添えて〜
https://findy.connpass.com/event/359453/
各社の事例から学ぶ!AIコーディングエージェント活用の現在地
Masaya Hayashi
July 14, 2025
Tweet
Share
More Decks by Masaya Hayashi
See All by Masaya Hayashi
Kiroをチームで運用してわかった、AI codingを地に足つけて回すコツ
rinchsan
0
130
QAEが生成AIと越える、ソフトウェア開発の境界線
rinchsan
0
1.6k
VPoEキャリア(へ|から)のマイルストーン 〜先週の質問への回答を添えて〜
rinchsan
1
270
Four Keysだけじゃ足りなくない? 〜俺たちだけのFour Keysを探して〜
rinchsan
5
7k
「スニダン」開発組織の構造に込めた意図 ~組織作りはパッションや政治ではない!~
rinchsan
4
1.2k
節約は技術!削減は芸術!何より必要なものは覚悟!
rinchsan
6
7k
QAエンジニアってスクラムで何をすればいいの?
rinchsan
2
2.8k
CTOって何をすればいいの?
rinchsan
0
720
AWS月額利用料を$137,000→$87,000に削減して信頼性に投資した話
rinchsan
8
4.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
2025-12-18_AI駆動開発推進プロジェクト運営について / AIDD-Promotion project management
yayoi_dd
0
150
半年で、AIゼロ知識から AI中心開発組織の変革担当に至るまで
rfdnxbro
0
120
AgentCoreとStrandsで社内d払いナレッジボットを作った話
motojimayu
1
710
AI with TiDD
shiraji
1
240
「もしもデータ基盤開発で『強くてニューゲーム』ができたなら今の僕はどんなデータ基盤を作っただろう」
aeonpeople
0
200
まだ間に合う! Agentic AI on AWSの現在地をやさしく一挙おさらい
minorun365
17
2.3k
20251203_AIxIoTビジネス共創ラボ_第4回勉強会_BP山崎.pdf
iotcomjpadmin
0
120
2025年 開発生産「可能」性向上報告 サイロ解消からチームが能動性を獲得するまで/ 20251216 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
2
210
S3を正しく理解するための内部構造の読解
nrinetcom
PRO
3
240
[2025-12-12]あの日僕が見た胡蝶の夢 〜人の夢は終わらねェ AIによるパフォーマンスチューニングのすゝめ〜
tosite
0
120
AI時代の新規LLMプロダクト開発: Findy Insightsを3ヶ月で立ち上げた舞台裏と振り返り
dakuon
0
410
Snowflake導入から1年、LayerXのデータ活用の現在 / One Year into Snowflake: How LayerX Uses Data Today
civitaspo
0
2.1k
Featured
See All Featured
Facilitating Awesome Meetings
lara
57
6.7k
Bridging the Design Gap: How Collaborative Modelling removes blockers to flow between stakeholders and teams @FastFlow conf
baasie
0
400
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
Designing Powerful Visuals for Engaging Learning
tmiket
0
180
Measuring Dark Social's Impact On Conversion and Attribution
stephenakadiri
0
91
Agile Actions for Facilitating Distributed Teams - ADO2019
mkilby
0
91
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
16k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
Leading Effective Engineering Teams in the AI Era
addyosmani
9
1.4k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Leadership Guide Workshop - DevTernity 2021
reverentgeek
0
160
The Illustrated Guide to Node.js - THAT Conference 2024
reverentgeek
0
210
Transcript
2025/07/14 各社の事例から学ぶ!AIコーディングエージェント活用の現在地 全部AI、全員Cursor、ドキュメント駆動開発 〜DevinやGeminiも添えて〜 @rinchsan
目次 バリューストリームと職能横断 1 AI時代の職能横断 2 AI時代の職能横断チーム 3 開発民主化プロジェクト 4
VP of Technology @SODA inc. ◦ 2020年10月にWebエンジニアとして入社 ◦ VPoE(2022/01) →
CTO(2023/10) → VPoT(2025/04) ⇧⇧⇧ Backend Engineer @CyberAgent ◦ 2019年新卒入社 バックエンドエンジニア ◦ Go / AWSでサービス開発 Masaya Hayashi - @rinchsan @rinchsan
ぜひ読んでください https://zenn.dev/team_soda/articles/20250419152136
鑑定付き 利用者数 No.1 スニーカー・トレカ フリマアプリ
SNKRDUNK とは 「SNKRDUNK (スニーカーダンク)」は、スニーカーやアパレルを中⼼とするファッショ ン領域やトレーディングカード‧フィギュアなどを中⼼に、個⼈間での売買を簡単に⾏える 国内最⼤級のファッション‧コレクティブルマーケットプレイスです。 サービス開始:2018年7⽉ 利⽤料:無料 ※取引が成⽴すると、⼿数料および配送料がかかります 対応OS:Android、iOS
※Webブラウザからも利⽤可能 6 スニーカーダンク 取扱商品 フットウェア スニーカー、シューズ、パンプスなど トレカ‧ホビー トレカ、フィギュア、ゲームなど アパレル Tシャツ、アウター、キャップなど ファッション⼩物 時計、バッグ、アクセサリーなど 取引の過程で、運営がすべての商品を確認し、正規品を保証する「真贋鑑定」をおこなって おり、お客さまに安⼼‧安全な取引環境を提供しています。
600万⼈を突破 ※ ※2023年12月Google Analytics実績 業績推移 MAU(⽉間利⽤者数)推移 7
業績推移 FY2022 FY2023 FY2024 年間約100億円ペースで 連続成⻑ GMV(流通取引総額)推移 8
エンジニア積極採用中です! https://recruit.soda-inc.jp/engineer
SODAでのAI導入事情
スニダンの開発にマッチするAIツールを模索中 巨大で複雑なコードベースでもうまくLLMを動かすために試行錯誤 ※ タイトルに全員Cursorと書いてしまいましたが、あんまりCursorは出てこないLTになっちゃいました・・・
スニダンの開発にマッチするAIツールを模索中 巨大で複雑なコードベースでもうまくLLMを動かすために試行錯誤 ※ タイトルに全員Cursorと書いてしまいましたが、あんまりCursorは出てこないLTになっちゃいました・・・ Cursorはエンジニアや PdMのほぼ全員が利用 中。検証期間が長いのも あり、スニダンの開発で も活躍してくれている。 GitHub
Copilotは今は 使っていません。
スニダンの開発にマッチするAIツールを模索中 巨大で複雑なコードベースでもうまくLLMを動かすために試行錯誤 ※ タイトルに全員Cursorと書いてしまいましたが、あんまりCursorは出てこないLTになっちゃいました・・・ Devinは一部のエンジ ニアで検証中。 MachineなどDevinが 提供する機能が優秀で スニダンの開発にマッ チしている印象
スニダンの開発にマッチするAIツールを模索中 巨大で複雑なコードベースでもうまくLLMを動かすために試行錯誤 ※ タイトルに全員Cursorと書いてしまいましたが、あんまりCursorは出てこないLTになっちゃいました・・・ Claude Codeは一部のエン ジニアで検証を始めたばか りで、うまくいってるとこ ろもあれば、まだスニダン の開発では一部うまく動か
せていない状況。
スニダンの開発にマッチするAIツールを模索中 巨大で複雑なコードベースでもうまくLLMを動かすために試行錯誤 ※ タイトルに全員Cursorと書いてしまいましたが、あんまりCursorは出てこないLTになっちゃいました・・・ Google Workspaceで開 放されており社員全員が 使える。エンジニアや PdM以外の人をAI駆動開 発に巻き込むのに便利。
開発民主化プロジェクト でも活躍中。
目次 バリューストリームと職能横断 1 AI時代の職能横断 2 AI時代の職能横断チーム 3 開発民主化プロジェクト 4
バリューストリームと職能横断 1
AI時代でも変わらないこと
“You build it, you run it.” 作ったら運用しろ Werner Vogels, CTO
of Amazon.com (2006) https://queue.acm.org/detail.cfm?id=1142065
“驚くべき開発ツールを持 ち、設計、開発、テスト、 デプロイ、運用、サポート といったフルソフトウェア ライフサイクルへの責任を 持つ開発チームだ。” フルサイクルなチーム 引用:Netflixにおけるフルサイクル開発者―開発したものが運用する https://techblog.cartaholdings.co.jp/entry/2019/02/04/171325
“Create cross-functional teams that include representatives from each functional area
of the software delivery process” デリバリープロセスの 関係者全員を含む 職能横断チームを作れ DevOps Capabilities にも Generative organizational culture (創造的な組織文化) https://dora.dev/devops-capabilities/cultural/generative-organizational-culture/
バリューストリーム全体に関わる 職能横断なチームをつくる AI時代でも変わらないこと
バリューストリーム全体に関わる職能横断なチームをつくる 引用:https://techblog.cartaholdings.co.jp/entry/2019/02/04/171325 アイデア 顧客 バリューストリーム PdM デザイナー エンジニア アナリスト マーケ
・・・
目次 バリューストリームと職能横断 1 AI時代の職能横断 2 AI時代の職能横断チーム 3 開発民主化プロジェクト 4
AI時代の職能横断 2
職能横断はとてもむずかしい
役割の横断はもちろん、技術領域の横断もとてもむずかしい PdM エンジニア CS
役割の横断はもちろん、技術領域の横断もとてもむずかしい PdM エンジニア CS 登壇者はGoやAWSな どバックエンド領域の 技術畑出身で、モバイ ルのことは全然わかり ません。
AI時代で変わったこと
LLMの力を借りて 職能を横断しやすく AI時代で変わったこと
“これを繰り返すことで、最 近では\\ ならすと1日 1PRくらい出せてる(か も) //な状態になりまし た💪” PdMがCursorで1日1PR https://zenn.dev/team_soda/articles/f6bd38e4a94583 ※
最近はもっと出してる気がする。
目次 バリューストリームと職能横断 1 AI時代の職能横断 2 AI時代の職能横断チーム 3 開発民主化プロジェクト 4
AI時代の職能横断チーム 3
職能横断チームをつくるのもむずかしい
職能横断チームをつくるのもむずかしい Goエンジニア PdM Flutterエンジニア 他チームの Flutterエンジ ニアと相談 他チームの モバイル実装を ヘルプ
設計・実装周り よくわからない このAdmin改善は ちょっと優先度 下げよう モバイル周りの 実装わからない それぞれ別の仕事をしていることも多く、一緒に動きづらいことも CS 😢
AI時代で変わったこと
職能を横断しやすくなり 一緒に動きやすく AI時代で変わったこと
目次 バリューストリームと職能横断 1 AI時代の職能横断 2 AI時代の職能横断チーム 3 開発民主化プロジェクト 4
開発民主化プロジェクト 4
Flutterエンジニア Goエンジニア 他チームの Flutterエンジ ニアと相談 他チームの モバイル実装を ヘルプ モバイル周りの 実装わからない
設計・実装周り よくわからない 職能横断チームをつくるのもむずかしい PdM Adminツール等の改善はどうしても開発優先度が下がりがち CS 😢 このAdmin改善は ちょっと優先度 下げよう
LLMの力を借りて 職能を横断しやすく AI時代で変わったこと
開発の民主化! 今までバックログの底に眠りがちだった改善タスクが進み出す CS Geminiで PRDを作成 Slackで Devinに依頼 エンジニア エンジニア がレビュー
Devin
プロンプトのポイント • PRDなどの用語に馴染みがない前提 • 削除などを含む要望の場合は注意 • 対象画面や機能、関連URL、スク リーンショットなどを提供 • 「背景→課題→ゴール→利用者→機
能概要」の順にヒアリング • 受け入れ基準のレビュー依頼 • 情報の不足は仮定で埋めず質問 GeminiでPRD作成Gemをつくる GeminiでだれでもPRDをつくれるように
プロンプトのポイント • PRDなどの用語に馴染みがない前提 • 削除などを含む要望の場合は注意 • 対象画面や機能、関連URL、スク リーンショットなどを提供 • 「背景→課題→ゴール→利用者→機
能概要」の順にヒアリング • 受け入れ基準のレビュー依頼 • 情報の不足は仮定で埋めず質問 GeminiでPRD作成Gemをつくる CursorやDevinを使う と、既存コードの情報 と一緒に考えることが 出来るので、既存実装 やエッジケースの考慮 が容易になりそう。 GeminiでだれでもPRDをつくれるように
PRD作成用Gemを起動し、AIと対話し、PRDをつくる 後の工程でAIに渡しやすいよう、GitHub Issueに
SlackからDevinちゃんにIssueをアサイン PRDを200行くらいにすると高品質なアウトプットを一発で出せる印象
SlackからDevinちゃんにIssueをアサイン PRDを200行くらいにすると高品質なアウトプットを一発で出せる印象 今後の課題はより大きな 変更もこのフローで実現 すること。大きなPRDを AIが解釈可能なサイズに 分割するフローが確立で きれば・・・?
Devinちゃんが適切な変更対象を調査し、実装し、PRを作成 DevinちゃんがCIをPASSする状態でPRを作成し、開発環境にデプロイ
みんながPRDを書ける みんながAIに開発を依頼できる 優先度下がりがちな改善も! AI時代で変わったこと
まとめ
バリューストリーム全体に関わる 職能横断なチームをつくる AI時代でも変わらないこと
AI時代でも変わらないこと 引用:https://techblog.cartaholdings.co.jp/entry/2019/02/04/171325 アイデア 顧客 バリューストリーム PdM デザイナー エンジニア アナリスト マーケ
・・・
LLMの力を借りて 職能を横断しやすく AI時代で変わったこと
AI時代で変わったこと 引用:https://techblog.cartaholdings.co.jp/entry/2019/02/04/171325 アイデア 顧客 バリューストリーム PdM CS わたしたちも 他のステップを 担当できる!
2025/07/14 各社の事例から学ぶ!AIコーディングエージェント活用の現在地 全部AI、全員Cursor、ドキュメント駆動開発 〜DevinやGeminiも添えて〜 @rinchsan