Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Google Cloud Next 2025 Recap アプリケーション開発を加速する機能ア...

Google Cloud Next 2025 Recap アプリケーション開発を加速する機能アップデート / Application development-related features of Google Cloud

Google Cloud Next 2025 Recap in ZOZOのイベントで登壇した際に使用した資料です。
Gemini COde Assistの動画は、下記URLよりご覧いただけます。
https://youtu.be/WjFJr5mLxsY?t=664

Avatar for turbofish

turbofish

May 12, 2025
Tweet

Other Decks in Technology

Transcript

  1. © ZOZO, Inc. 株式会社ZOZO データ・AIシステム本部 MA部 MA基盤ブロック バックエンドエンジニア 富永 良子

    主にGoogle CloudとGoを使い、マーケティング配信を 行う基盤システムを開発している。 Google Cloud Next ‘25では偶然立ち寄った開発者ブー スでGo開発チームと話す機会があり、ざっくばらんな 話が聞けてホクホクしている。 2
  2. © ZOZO, Inc. 5 Cloud Runとは Cloud Runは、Google社のスケーラブルなインフラストラクチャを享受できる、 フルマネージドなコンテナ実行環境。 •

    シンプルで自動化された開発体験 • 高性能なオンデマンドランタイム ◦ ハイパースケーラブル ▪ 10秒で1万インスタンスまでオートスケール ▪ 不要の際にはインスタンス数ゼロまでスケールダウン • 従量課金制 • セキュリティ、様々なワークロードへの対応、コスト効率などの点で、エンタープライズでの活用 にも適している
  3. © ZOZO, Inc. 6 Cloud Runの新機能ハイライト • Cloud FunctionsをCloud Runに統合(Cloud

    Run Functions) • Cloud Storageボリュームマウント • Cloud Run GPUsがGA • Identity-Aware Proxy (IAP) の組み込み ◦ LBなしで直接Cloud Runへアクセスできるようになる • 常時稼働型のCloud Run Worker Pools(まもなく提供予定) ◦ プル型のワークロードに最適 • マルチリージョンでのデプロイ、フェイルオーバーサポートによる可用性向上 ◦ 今後、(readiness probeに基づく)クロスリージョンフェイルオーバー 機能も提供予定 • VPC egressで確保する必要があるIPアドレスが半分に
  4. © ZOZO, Inc. 9 Cloud Runの新機能ハイライト • Cloud FunctionsをCloud Runに統合(Cloud

    Run Functions) • Cloud Storageボリュームマウント • Cloud Run GPUsがGA • Identity-Aware Proxy (IAP) の組み込み ◦ LBなしで直接Cloud Runへアクセスできるようになる • 常時稼働型のCloud Run Worker Pools(まもなく提供予定) ◦ プル型のワークロードに最適 • マルチリージョンでのデプロイ、フェイルオーバーサポートによる可用性向上 ◦ 今後、(readiness probeに基づく)クロスリージョンフェイルオーバー 機能も提供予定 • VPC egressで確保する必要があるIPアドレスが半分に
  5. © ZOZO, Inc. 11 メール配信基盤システムでのプル型ワークロード    メール配信    配信用データ作成    配信用データ作成    配信用データ作成    配信リクエスト

    取得 プッシュ型 プル型 詳しくは、テックブログ「ZOZOTOWNのマーケティングメール配信を支える技術」を ご参照ください。
  6. © ZOZO, Inc. 14 Gemini Code Assistのアップデート Gemini Code Assistとは

    • Google Cloudが提供するAIコーディングアシスタント • コード生成、レビュー、ドキュメント作成をサポート • Geminiの使用状況のダッシュボードを作成し、社内での利用状況を把握できる Gemini Code Assistの進化 • Gemini Code Assist AgentsとToolsの登場 • モデルのアップグレード (Gemini 2.0) • IDEなどとの連携強化 ◦ VSCode、CursorなどのIDEとの統合 ◦ GitHub、Googleドキュメント、Atlassian、Sentryなどのサードパーティツールを統合 • マルチモーダル対応 ◦ コードだけでなく設計書、API仕様書からも文脈を理解 ◦ コードレビューだけでなく、「設計意図」にも踏み込んだ提案が可能
  7. © ZOZO, Inc. 17 Gemini Code Assistのプラン 無料 • Gemini

    Code Assist for Individuals ◦ コード補完とチャットリクエスト対応 有料 • Gemini Code Assist Standard ◦ Individualsの機能 ◦ +生成AIの補償、Google Cloudサービスとの統合、生産性指標の提供など • Gemini Code Assist Enterprise ◦ Standardの機能 ◦ +Google Cloudサービスとのより高度な統合、セキュリティとプライバシーの強化 (プライベートリポジトリのコードベースや非公開の仕様書などを安全に保管・解析)
  8. © ZOZO, Inc. 19 まとめ Cloud Run • より幅広いワークロードに対応 •

    より効率的かつセキュアになって、アプリケーション開発がより高速に • Geminiとの統合による開発サポートも注目 Gemini Code Assist • IDE上で全ての作業が完結するようになり、開発者は作業時のフロー状態を保ちやすく なる • 個人向けの無料プラン開始 • エンタープライズ活用を後押しするセキュリティと社内の機密データを安全に反映した 開発支援機能を持つGemini Code Assist Enterpriseが登場