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20250807 Applied Engineer Open House

20250807 Applied Engineer Open House

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Sakana AI PRO

August 11, 2025
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  1. ❖ 一関工業高専、東北大学大学院情報科学研究科修了 ❖ 小学生からプログラミング、国際大会 IOI日本代表 ❖ 2014年 Preferred Infrastructureへ入社 ◇ 同社発のPreferred

    Networksにてソフトウェア開発に従事 ❖ 28歳CTO、29歳取締役に就任し、深層学習技術のビジネス適用を主導 ❖ OSSの深層学習フレームワーク『 Chainer』やGPU対応数値計算ライブラリ 『CuPy』の開発。ファナックと製造業向け AI実装、三井物産と自動運転物流事 業会社T2、アマノと自律移動ロボット会社 Preferred Roboticsの設立、および取 締役に就任 ❖ 2024年 Sakana AIのApplied Team立ち上げの初期メンバー参画 ◇ エンジニア兼PMとして、組織とプロジェクトの立ち上げを担当 司会紹介: Ryosuke Okuta / 奥田 遼介
  2. 3 Schedule 18:00 - 18:10 オープニング 18:10 - 18:20 CEO David Ha

    / COO 伊藤 錬:メッセージ 18:20 - 18:40 中郷 孝祐:Sakana AI Applied Teamで働く魅力 18:40 - 18:50 加納 龍一:基盤モデル応用による防衛課題へのアプローチ ; 日米グローバルイノベーションチャレンジの事例 18:50 - 19:00 太田 浩行 / 栗城 光博:金融業界における AI Agent Engineering の挑戦 19:00 - 19:10 太田 真人: AIエージェント時代のクライアントワークの進め方 19:10 - 19:20 Artsem Zhyvalkouski: R&D x Bizのコラボレーション: 現状と今後の展望 19:20 - 19:30 Q&A 19:30 - 19:35 クロージング 20:00 - 22:00 懇親会(虎ノ門会場のみ)
  3. 自己紹介 • 中郷孝祐 @corochann • Preferred Networks 2016~ ◦ 製造業を中心にDeep

    Learningの応用研究 ◦ 汎用原子レベルシミュレータMatlantisの研究開発 組織立ち上げ・グローバル展開推進 ◦ PLaMo-100Bの事後学習 • Sakana AI 2025~ ◦ Applied teamに参画 ◦ チーム立ち上げ・金融Projectに携わる • Kaggle 2x Grandmaster (Competitions & Notebooks)
  4. CTO Llion Jones Co-invented “Transformer” CEO David Ha Head of

    Google Brain Tokyo COO Ren Ito CEO of Mercari Europe COO of Stability AI 会社紹介: Sakana AI
  5. “The core research focus of Sakana AI is in applying

    nature-inspired ideas, such as evolution and collective intelligence, to improve foundation models’ performance” 会社紹介: Sakana AI
  6. Sakana AIのR&D *1 arXiv:2408.08435 [cs.AI]. Main contributor to ADAS joined

    Sakana AI AI making AI Models Small MODEL Agentic Capabilities Reasoning MODEL efficient MODEL LLM-MCTS LLM^2 (DiscoPop) Monte Carlo Tree Search TAID Transformer^2 EMM/ CycleQD ADAS*1 Automated Design of Agentic Systems Evolutionary Model Merge Temporally Adaptive Interpolated Distillation Discovered Preference Optimization AI Scientist AI CUDA Engineer Agent used as Applications Agent Based Modeling (ABM) Workflow Automation Simulation verticals “Beyond Transformer” • ASAL (Automated Search for Artificial Life) • LAD (Diffusion model + LLM) • CTM (Continuous Thought Machines)
  7. 注力技術: 2025年はAIエージェント 2024 (LLM) Chatbot Minutes Summary Chat + RAG

    2026 Idea Generation M&A Proposals Risk Analysis 2025 (Agent) Workflow Automation Mortgage Loan Screening Automation
  8. Go To Market 1: Finance領域 • ドキュメントワークが多い • ドメイン知識・商慣習が重要 •

    事業効率化が必須 Talk #3 “金融業界における AI Agent Engineering の挑戦” で説明
  9. Go To Market 2: Defense領域 • 生成AIの登場により、技術的にできることが急変 国の安全保障のため、急速な AI変革への対応が求められる Talk

    #2 “基盤モデル応用による防 衛課題へのアプローチ ” で説明 → DIUと防衛装備庁共催のイベントにて Innovation Awardを受賞
  10. 組織 Corporate R&D Team Co-Founders Applied Team Ryosuke Okuta CTO

    Llion Jones CEO David Ha COO Ren Ito Researchers Project Manager / Product Manager Applied Research Engineer Software Engineer Cybersecurity Engineer Corporate Service
  11. R&D Team Co-Founders CTO Llion Jones CEO David Ha COO

    Ren Ito Researchers • 創造性のある、新規的な手法・モデルの研究開発を行う ◦ 自然界から発想を得るユニークなアプローチに強み ◦ 集合知の実現 • 論文執筆や学会参加を行い、生成 AI研究をリード 組織
  12. Corporate Co-Founders Applied Team Ryosuke Okuta CTO Llion Jones CEO

    David Ha COO Ren Ito Project Manager / Product Manager Applied Research Engineer Software Engineer Cybersecurity Engineer Corporate Service • 世界をリードする 生成AI技術を社会実装する • 産業価値を生み出すことがゴール • 日本の最重要課題に取り組む 組織
  13. Applied Research Engineerの役割 Corporate Co-Founders Applied Team Ryosuke Okuta CTO

    Llion Jones CEO David Ha COO Ren Ito Project Manager / Product Manager Applied Research Engineer Software Engineer Cybersecurity Engineer Corporate Service 生成AI/AI Agentsの応用研究・技術開発を担当 ・最先端のAI技術で革新的ソリューション提供 ・顧客/ドメイン知識を深く理解しバリュー創出 ・インパクトの大きいAI技術の研究開発
  14. Software Engineerの役割 Corporate Co-Founders Applied Team Ryosuke Okuta CTO Llion

    Jones CEO David Ha COO Ren Ito Project Manager / Product Manager Applied Research Engineer Software Engineer Cybersecurity Engineer Corporate Service アプリケーションを実装し End to Endで顧客に価値を届ける ・アプリケーションをFullstackで設計・開発 ・サービスの運用管理
  15. Cybersecurity Engineerの役割 Corporate Co-Founders Applied Team Ryosuke Okuta CTO Llion

    Jones CEO David Ha COO Ren Ito Project Manager / Product Manager Applied Research Engineer Software Engineer Cybersecurity Engineer Corporate Service あらゆる機微データを安心して扱えるよう セキュリティに関するあらゆる側面を担当 ・セキュリティリスク評価、脆弱性管理、  インシデント対応、データ保護などの  セキュリティコントロール
  16. Sakana AIの特徴 ~ 経験豊富なメンバーの 多様性 戦略/経営コンサル Biz Researcher Engineer 投資銀行

    海外MBAホルダー 銀行やAI StartupでPdM AI Startup メガベンチャー 大手IT企業/メーカー SIer/コンサル 銀行 GAFA出身 AI Startup 大学教授・助教 CEO, CTO, COO Goldman Sachs Google Research 外務省 / メルカリ
  17. 多様性のあるメンバーから学べるスキル Biz Researcher Engineer CEO, CTO, COO ・業界ドメイン知識 ・大規模プロジェクトの進め方 ・様々な思考フレームワーク

     資料化 ・LLM / AI Agent大好き  エンジニアの使いこなし方 ・アプリケーションのデプロイ  まで数人で ・プロジェクトマネジメントの  方法・ツール ・創造性のあるユニークな  発想・問題意識 ・最先端の研究動向の把握 ・世界的なコネクションから得られる最先端動向 ・長期的な方向性のアドバイス Talk #5 “R&D x Bizのコラボ レーション ” で説明 Talk #4 “AIエージェント時代の クライアントワークの進め方 ” で説明
  18. Sakana AIの特徴 ~ 経験豊富なメンバーの 多様性 Sakana AI Applied Teamは ✓

    スタートアップのスピード感を持ちながらも ✓ 経験豊富な専門家メンバーが集まっていて ✓ 大企業の信頼を獲得し事業を進めている組織 Startup Momentum x Grounded Professionalism
  19. エンジニア x ドメインエキスパート ドメインエキスパート メガバンク3年 投資銀行4年経験 Applied Research Engineer Kaggle

    Grandmaster 投資銀行10年経験 社内にドメイン知識豊富な専門家がいる エンジニアの成果物に対して逐次フィードバックし、毎日改善をかける体制
  20. 社員インタビュー なぜSakanaに? • 生成AIの社会実装により、ビジネス価 値を生むことに挑戦したい • Sakanaのユニークな技術に感動 合田 晴紀 社会人3年目 Applied

    Research Engineer 前職では画像処理アプリの開発 を行う。 8:50 チャットやメールのチェック、1日のタスク整理 9:00 もくもく実装 12:00 チームランチ 13:00 顧客会議 14:00 リサーチャーとコラボについてディスカッション 15:00 チーム内standup、疑問点など相談 15:30 実装・レビュー・知見の共有・自由研究など 19:30 やることを整理して帰宅 入社してよかったこと • 尊敬するエンジニア・リサーチャーの方とディス カッションできる機会が豊富! • 顧客のドメイン知識も、その道のプロの方が内部 にいるのでスムーズに学べる スケジュール例
  21. イベント イベント名 やること 頻度 Fish Lunch 社内全体ランダムランチ 毎週月・水曜日 Tech Talk

    R&Dチームからの研究共有 毎週木曜日 Applied Talk AppliedチームからProject共有 随時 新入社員歓迎ランチ・ディナー Appliedチームに新しく入ってくる方と の交流 ほぼ毎月 英会話レッスン Business英語/Research英語の勉強 毎週など(希望者のみ) ほかにもいろいろ、、、!
  22. FAQ Q. 毎日出社ですか? A. 出社とリモートのハイブリッドです。 Q. 英語力は必須ですか? A. Applied Teamの業務では現状必須ではないです。

     創業者や Researcherは英語話者が多いため、英語ができると色んな人と話せます。 Q. 金融や防衛などのドメイン知識や業務経験がなくても大丈夫ですか? A. 学ぶ意欲さえあれば、中にはいってから教えてくれる専門家がたくさんいます!
  23. 選考フロー (Applied Research Engineer / Software Engineer) CVとカバーレターの提出 書類選考 (Optional)

    カジュアル面談 Problem Setに取り組み、提出 気になった方まずは CV提出を! https://sakana.ai/careers/ 面接(複数回〜) オファー面談
  24. 学生インターンも募集中! 案件に直結せずとも、種まきとなる技術検証など様々です。 テーマ案一覧 • Deep Research Agent / Computer Use

    Agent • AI Agent Ecosystem • Agent Based Modeling • Test Time Scaling • Open-ended Discovery • Self-improving Agents • Task-specific Model Training etc…
  25. 自己紹介 • 加納 龍一 (かのう りゅういち ) ◦ Applied Research

    Engineer @ Sakana AI • 基礎研究と社会実装の両輪に興味 ◦ 研究 ▪ ICLR’22, ICLR’23, ICML’24, ICLR’25 ▪ 博士 (情報学) ◦ 社会実装 ▪ 前職(DeNA)における自社サービスAI活用 ▪ Kaggle Master
  26. 「新しい戦い方」 • 技術の進歩に伴い、防衛のスコープも新しくなってきている ◦ 従来は、陸・海・空において有人の航空機や艦船などを活用することが 主流で あった • 代表例は、 認知領域や無人機の活用など

    ◦ 情報戦を含むハイブリッド戦 ◦ 無人機等による非対称な攻撃等 ◦ …  これらも考えていきたい      https://www.cas.go.jp/jp/siryou/221216anzenhoshou/boueisenryaku_gaiyou.pdf
  27. Sakana AIの多様な研究開発 • オープンエンドな 着眼点創出 と実験 ◦ AI Scientist •

    小型デバイスで動作する 超小型モデル構築 技術 ◦ 小型日本語最高性能モデルTinySwallow-1.5Bの構築 • 公開モデルと進化計算を用いた 低コスト学習 ◦ 進化的モデルマージ • AIの集団を束ねる ためのフレームワーク開発 ◦ Shachi • … 多様な研究開発の応用可能性
  28. まとめ • Sakana AIと防衛事業 ◦ AIが中核となりうる、日本の最重要課題 ◦ 日本では希少な防衛×AI×スタートアップのポジション • 「新しい戦い方」と

    AI技術 ◦ 日米グローバルイノベーションチャレンジの事例を紹介 ◦ まだ挑戦を始めたばかりですが、大きな成果を出せるよう頑張っています
  29. 自己紹介 • 太田 浩行 / Hiroyuki Ota ◦ Applied Research

    Engineer @ Sakana AI • 関心:データとソフトウェア で問題解決 ◦ Data Engineer / EM @ FLYWHEEL ▪ DX ソリューションの開発・提供 ▪ ソフトウェア開発ための組織・仕組み作り ◦ Software Engineer @ Google ▪ Google マップやGoogle Playの開発。 ▪ 大量のデータを集めて整理、活用
  30. 伝えたいこと なぜわたし達は Sakana AI で 金融領域の AIに取り組んでいるのか? なぜわたし達は Sakana AI

    で 金融領域の AIに取り組んでいるのか? ⬇ なぜ あなたが Sakana AI で 金融領域の AIに取り組むべきなのか?
  31. なぜ金融業界? 金融業界の特徴 Sakana AI が取り組む理由 • 課題の複雑性と高い要求 ◦ 数字に求められる高い信頼性 ◦

    高度な定量的・定性的な分析 と判断 最先端技術 の必要性 • 社会経済へ のインパクト大きさ ◦ 銀行業務が加速すると経済も加速 投入可能な リソースの大きさ • 高い専門性 ◦ 金融工学、規制・会計基準、業界動 向の知識 事業の軸の一つ としてコミット
  32. 金融業界の特徴 Sakana AI が取り組む理由 • 取り組む課題の 複雑性 ◦ 求められる高い信頼性 ◦

    高度な定量的・定性的な分析 と判断 最先端技術 の必要性 • インパクト の大きさ ◦ 金額的インパクト ◦ 経済全体への影響 投入可能な リソースの大きさ • 高度なドメイン知識 ◦ 金融工学、規制、業界動向 の知識 事業の軸の一つ としてコミット なぜ金融業界? 最も難しい頭脳労働を行う AI
  33. 金融業界の特徴 Sakana AI が取り組む理由 • 取り組む課題の 複雑性 ◦ 求められる高い信頼性 ◦

    高度な定量的・定性的な分析 と判断 最先端技術 の必要性 • インパクト の大きさ ◦ 金額的インパクト ◦ 経済全体への影響 投入可能な リソースの大きさ • 高度なドメイン知識 ◦ 金融工学、規制、業界動向 の知識 事業の軸の一つ としてコミット なぜ金融業界?
  34. 信頼性への挑戦 取り組み3:プロジェクト推進 「100%の信頼性」の真意は?どうしたらAIを導入できる • 「AI が生成するものをすべて確認できない」 ◦ ⇒ 自身があるものは正解率を担保し、AI が自信がないところのみ

    を ユー ザーが確認できる ◦ Precision 重視 & 不明点の人間による調査のサポート • 「人間と同じぐらい正確であってほしい」 ◦ ⇒ 人間と比較 して、正答率が変わらないようにする ◦ 相対的に信頼率が100% ドメイン専門家 + 技術者の 素早いコラボレーションが必要
  35. 自己紹介 栗城 光博 • 2025/06- Sakana AI ◦ Software Engineer

    • 2014-2025 三井住友信託銀行 ◦ AI・金融横断データを活用した案件推進 ◦ 生成AIを活用した新規アプリ構築 • ITストラテジスト正会員 Kaggle Competitions Expert
  36. Sakana AI の Software Engineer (SWE) とは ビジネスへの インパクト創出 Project

    Manager と Applied Research Engineer と協働して、業務のあり方を変 えるような大きなインパクト創出ができるプロダクト開発や基盤整備を推進 Software Engineer Project Manager Applied Research Engineer Applied Team
  37. 注力分野は AI エージェント • Sakana AI の “AI Scientist” は、End-to-End で論文を執筆、査読プロセス通過

    • 実際のプロジェクトにおいても、 AI エージェントのユースケースに取り組み中
  38. AI × セキュリティを意識したプロダクト開発 • AI エージェントは仕事のありかたを大きく変革させる 一方で、潜在的なセキュリティ上の懸念も存在 ◦ AI エージェントへの直接

    /間接的攻撃(ポイズニング)  → 一部の些細な脆弱性が後続パイプラインに伝播 ◦ 情報漏洩やシステムの不正 /権限外操作( ↔ End to End での自律性) • AI のトレーサビリティや異常の検知・ブロックといった対策をも今後重要 • ex. エージェントに対する間接的な悪意ある攻撃 おすすめの旅行先は? web検索 汚染された情報 汚染された回答
  39. Biz × ARE × SWE の連携による高速な開発と検証 プロダクト開発では、 SWE も案件の技術検証段階から入り、 Business

    と一緒に開 発・社会実装の方向性を探りながら開発 先端技術 アイデア 構 築 プロト タイプ フィード バック ラーニング 技術の社会実装 既に10個 近く 立ち上げ検証
  40. AI 駆動開発の積極利用 • Claude Code (Max plan) の配布など、 AI を積極的に活用

    • CI/CDへの組み込みや、 IaC での活用など、実験も含めて取り組み中 コードレビュー コーディング支援
  41. 自己紹介 太田真人 @ottamm_190 • Applied Research Engineer として5月入社 AIエージェントによる業務改革に興味 •

    前職の電通総研で製造業向けにアルゴリズム開発 • 人工知能学会の企画セミナー委員 • 7月に書籍を出版
  42. (一般的な) AIエージェント案件の今 案件パターン 重要な視点 🎯 新たな挑戦 🚀 質問応答 社内知識の把握 過去QAの検索

    知識と記憶の管理 曖昧な質問の意図把握 コンプラ・リスク評価 数百ページに及ぶ規則の理解 専門家の思考理解 規則の依存関係に従う情報探索 専門家の判断基準との整合 プロセスオートメーション 複雑なプロセスのE2Eで理解 既存システムとの整合性 経験から自己進化 GUI操作の効率化と安全性 立案・報告書の作成 社外知識の探索 データ分析と創造 シナリオの創造 インサイトの発掘
  43. よくあるプロジェクトの進め方 ステップ 取り組み事項 案件発掘 何をすべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理 顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出

    検証スコープ決定 インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す
  44. ステップ 取り組み事項 案件組成 何をすべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理 顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出 検証スコープ決定

    インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す AIエージェントに関するプロジェクトの今 😅案件が良くも悪くも長期化へ • LLMの性能が良く、精度改善からテスト環境の検証まで進みやすい • バリューがあるか不明確なプロジェクトで時間を浪費しないこと • 専門職業務か、オペレーション業務の「拡張」か「自動化」を追求
  45. ステップ 取り組み事項 案件発掘 何をすべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理 顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出 検証スコープ決定

    インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す AIエージェントに関するプロジェクトの今 😅業務整理が今までより大変 • AIの入出力付近の整理だけでは済まない • 業務の全体像を理解し、どこまでのプロセスを自動化するか把握する
  46. ステップ 取り組み事項 案件発掘 何をすべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理 顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出 検証スコープ決定

    インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す AIエージェントに関するプロジェクトの今 😄早期に顧客との利用イメージの認識合わせが可能に! • プロトタイプ作成がコーディングエージェントで高速化 • 顧客と理想のイメージのすり合わせが早く、認識のずれを減らせる
  47. ステップ 取り組み事項 案件発掘 何をすべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理 顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出 検証スコープ決定

    インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す AIエージェントに関するプロジェクトの今 😅エージェントに必要な情報やシステムを用意できない • 社内政治と向き合う必要がある • アクセス容易なデータだけで取り組むと他社と差別化は難しい
  48. ステップ 取り組み事項 案件発掘 何をすべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理 顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出 検証スコープ決定

    インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す AIエージェントに関するプロジェクトの今 😅熱意のあるドメインエキスパートを参画させよう • エージェントの出力はドキュメント(Officeなど)が多い • エージェントの思考と振る舞いはエキスパートを目指す必要がある • プロンプトエンジニアリングや性能評価に専門家が必ず必要になる
  49. Sakana AIのプロジェクト体制(例) Software Engineer Cybersecurity Engineer Project Manager Applied Research

    Engineer • 案件組成ニーズ担当 • ビジネスバリュー算出 • プロジェクト推進 • 顧客連絡 • 資料作成 • セキュリティチェック • システム基盤開発 • プロダクト化の検討 • 案件組成シーズ担当 • アルゴリズム開発 • 評価方法の策定 • デモ作成 • 性能改善 一つのプロジェクトに人数をしっかり割いて取り組む
  50. Sakana AIのプロジェクト進め方 Software Engineer Cybersecurity Engineer Project Manager Applied Research

    Engineer ビジネスバリューのある案件創出に向けてじっくり議論。 焦らない! Project Manager DX部 事業部 DX部 セキュリティ・IT部 評価方法、データ選定、将来の業務像などの会議 データアクセス方法、セキュリティなどの会議
  51. Sakana AIのプロジェクト進め方:案件組成 ステップ 取り組み事項 案件発掘 何をすべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理

    顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出 検証スコープ決定 インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す • 豊富なネットワークを活用したトップ営業力から案件組成 • Sakana AIとやる意義のあるテーマ選び • 事業の根幹となるコア業務を攻める • 事業ドメインを絞り、長期パートナーシップ契約で深く入り込む
  52. Sakana AIのプロジェクト進め方:現状の業務整理 ステップ 取り組み事項 案件発掘 何をすべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理

    顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出 検証スコープ決定 インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す 業務経験者を採用しているため • 業務の解像度が高く、おおよその業務プロセスがすぐ仕上がる • 顧客会議での顧客の細かい言葉のニュアンスを理解できる コンサル出身がProject Managerにいるため • Applied Research Engineerが資料を作ることは少ない
  53. Sakana AIのプロジェクト進め方:検証スコープ決定 ステップ 取り組み事項 案件発掘 何をするべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理

    顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出 検証スコープ決定 インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す 業務経験者を採用しているため • どのタスクが難しいかの言語化が自社完結しやすい • 必要なデータが何かも察しがつく • 事業の中核テーマを取り組むため、データアクセスにも正面から挑む
  54. Sakana AIのプロジェクト進め方:開発・評価 ステップ 取り組み事項 案件発掘 何をするべきかアイディエーション シーズとニーズ双方の視点で複数回、議論を続ける 現状の業務整理 業務の目的、利用するシステムなど業務のペインポイントを理解する 理想の業務整理

    顧客と共通のビジョンを持ち、ビジネスバリューの算出 検証スコープ決定 インプットとアウトプットを定め、難易度を設ける 評価方針決定 AIの出力の評価方法、業務負荷の削減効果の評価方法を決定 開発 AIシステムの開発、評価システムも同時に開発 評価 顧客の専門的な評価をもらい、精度改善を繰り返す Applied Research Engineer • 自発的に研究のアイデアを試したり、評価アプリをすぐ作る • とりあえず試行錯誤の回数も多く、早い 業務経験者を採用しているため • プロンプトに魂を注ぐのが上手い • 評価に関しても自社でできることが多い
  55. Sakana AIのプロジェクト進め方:開発・評価 Project Manager/ Domain Expert Applied Research Engineer 社内フィードバックが多く、

    AIエージェントの改善サイクルが高速化 エンジニアもドメイン知識の勉強が進む 業務経験からフィードバック 人工データの作成 プロンプト改善 アルゴリズム開発 プロンプト改善 評価の自動化 AIエージェント
  56. まとめ Sakana AIは金融や防衛に深く入り込み課題に取り組む 三位一体となって取り組む Software Engineer Cybersecurity Engineer Project Manager

    Applied Research Engineer プロジェクト推進/業務知識に強み ソフトウェア/セキュリティに強み AI領域に強み ✖
  57. 自己紹介 • Artem / アルチョム @artem_aruchomu • MC Digital (合併により現MCD3)

    2021~ ◦ 三菱商事のAI子会社 ◦ 自治体・医療・電力などの業界で (生成)AI導入をリード • Sakana AI from May 2025~ ◦ Applied Research Engineer • Kaggle Competitions Grandmaster ◦ NLP系、Transformer系好き ❤ • 趣味 ◦ 言語勉強、ギター、三線、演歌を聴くこと
  58. AGENDA 01 02 03 04 Why This Matters How We

    Work Together What Makes Sakana Unique More To Come
  59. オープンな交流 交流の場 内容 頻度 Fish Lunch 社内全体ランダムランチ 毎週月・水曜日 Tech Talk

    R&Dチームからの研究共有 毎週木曜日 Applied Talk AppliedチームからProject共有 随時 Paper Reading Group 興味ある論文を読んで感想を発表 毎週月曜日 Research Interview AppliedチームからResearch Leadに研究や動 向についてインタビュー 随時 Paper Review R&Dチームから論文レビュアーを募集 随時
  60. What Makes Sakana Unique vs Any Other Startup • 最先端の技術を実案件で活かせる

    • 世界トップレベルの研究者とビジネスのドメインエキスパートが中間 に vs Big Tech Labs • 素早い意思決定と実験の自由度 • ミッションへの一体感・オーナーシップ
  61. More To Come • More research in Finance / Defense

    domains • More wins in national and worldwide competitions • Deeper product integration Stay tuned!!
  62. まとめ • Sakana AIにおけるR&D x Bizのコラボレーション ◦ Bottom-upなコラボレーションが重視され、研究成果の応用とビジネスニーズに 応じたR&Dの両立を目指しています •

    Join us! ◦ Frontier AIに強い情熱を持っている方 ◦ 最先端の研究を社会にインパクトある形で届けたい方 ◦ オープンで自律的なチームで働きたい方
  63. Sakana AI「事業開発本部」を立ち上げ :AI技術のビジネス展開に着手 第一回 4月8日開催 AI Agent勉強会 過去の記事 最先端のAI技術をビジネスへ: Sakana AI、Applied Teamメンバーインタビュー

    Career Opportunities 過去開催の勉強会 プレゼンテーション資料 第二回 7月8日開催  オープンエンドな探索と知識発見 勉強会