Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

怖くない!はじめてのClaude Code

怖くない!はじめてのClaude Code

More Decks by Shinya Masadome(東京AI祭)

Other Decks in Technology

Transcript

  1. We Are Hiring! Vision AIエージェントで、あったらいいなをデザインする。 Services 福利厚生 AIエージェントの受託開発(Agentic Workflow) •

    AIを用いた開発組織の組成支援 • AIツール使い放題(今の所上限金額なし!副業も個人利用もOK!) •
  2. 目次 Claude Codeとは • なぜこんな流行っているのか • とっつきづらいと感じる理由 • 本当にとっつきづらいのか •

    とりあえず60点を目指そう • 次は80点を目指そう • その先は? • まとめ •
  3. なぜこんな流行っているのか 開発者にとって理想的な動きをしてくれる現状では唯一無二のツール コーディングエージェントとして作り込まれている プロンプトからタスクリストを生成 コンテキストを明示的に与えなくても必要なファイルに辿 り着く ファイル編集の精度 - 失敗が少ない、複数ファイル同時編 集

    コンテキスト長の節約 - マルチエージェントの協調 独自のポジショニングと戦略 Anthropicは、コーディング特化のモデルにフルベット 他社モデルとの調整が不要(Sonnet/Opus専用) CLI型によりUIの制約から解放 Opus4の問題解決能力 コーディングにおいては現状最高性能 細かい開発体験の良さ 追いメッセージができる コンテキスト長の残量表示 コマンドの許可リストが自動で育つ 定額で使える Proプランの$20、MAXプランの$100、$200 価格破壊レベルの衝撃 従量課金では取りづらかった戦い方が可能に(並列ぶん回 し)
  4. とっつきづらいと感じる理由 Terminal操作って何か嫌だし・・・Cursorで十分満足しているし・・・ CLI型ツールへの心理的抵抗 Terminal操作苦手 - うまく操作できないんだよなぁ・・・ たくさんのコマンド - 多すぎて覚えられないよ・・・ 機能が多すぎて使いこなせるか不安

    Memory, MCP, GitHub Worktree - 使いこなすハードル高そう・・・ 学習コストへの懸念 新しいツールを覚える時間がない - 日々の業務に追われて新技術を学ぶ余裕がな い 既存ツールで十分だと感じる - ChatGPT、Cursor、GitHub Copilotで満足して いる
  5. 本当にとっつきづらいのか シンプルに捉え直すと実はそんなに難しくない CLI型ツールへの心理的抵抗 機能が多すぎて使いこなせるか不安 学習コストへの懸念 最初は改行のみ覚えればOK → コマンドもよく使うのは片手で数える程 → 慣れたエディタから開けば、CursorやGitHub

    Copilotと同じような体験になる → 最初から色々手を出す必要はありません、 MCPも並列開発も慣れてからでOK → 目的地に早く(無事に)着くのがゴールのはず、 最も性能のいい車に乗ろう ※「初手Cursor推し」は正解か...? →
  6. CursorとClaude Code in VSCodeの比較 見た目も操作感もあまり変わらない Cursor Claude Code in VSCode

    差分ビューをエディタ上で確認可能 • エディタ上の選択範囲も検知してくれる • ファイルツリーからドラッグ&ドロップで与えることも可能 •
  7. とりあえず60点を目指そう まずはこの5つ(最短10分)だけでOK、十分Claude Codeの良さを体感できる 1. インストール docsが一番わかりやすい https://docs.anthropic.com/ja/docs/claude-code/setup Proプラン$20から始めてみる 2. VS

    CodeからClaude Codeを起動 拡張機能が自動インストールされてエディタから使いやすく なる →エディタ上での選択範囲の検知(⌥ + ⌘ + K で明示的に 渡せる) →差分ビュー表示 3. 改行だけ覚える ^ + J で改行 どうしても Shift + Enter で改行したい場合: /terminal-setup 4. /init の実行 プロジェクトを分析して CLAUDE.md というファイルを自動 生成 コーディング規約や技術スタックをコードベースから自動 生成してくれる( .cursor/rules や.clinerules なども参照) 都度行うのも有効らしい(新規で頻繁に変わる場合など) 「日本語で話して」などは、~/.claude/CLAUDE.md に 5. 定期的な /clear 現在のセッションをクリアできる コンテキストウィンドウの枯渇でLLMの性能が落ちるのを 防ぐ Auto Compaction前に切り替える
  8. 次は80点を目指そう① ここまでできたら中級者 便利キーをもう少し覚える ^ + A ・・・行頭に移動 ^ + B

    ・・・1文字前に戻る(AとBセットで覚える) ^ + E ・・・行末に移動 ^ + F ・・・1文字後に戻る(EとFセットで覚える) ^ + W ・・・1単語削除 ^ + U ・・・行頭まで削除 esc ・・・入力を全文削除、エージェントの一時停止 esc x 2 ・・・以前のメッセージを選択して戻れる 拡張思考モードの活用 プロンプト内に含めるだけでClaude Codeの性能が上がる think , think hard , think harder , ultrathink がある 慎重に行きたい場合はとりあえず ultrathink を含める Plan Modeの活用 Shift + Tab - 実装計画を作ってくれる 計画フェーズと実装フェーズを分離する
  9. 次は80点を目指そう② ここまでできたら中級者 カスタムスラッシュコマンド よくやらせる指示を定型化する /addIssue - GitHubのIssueを作成する /addDevLog - 実装ログの追加

    /commit - コミット 作成方法: ~/.claude/commands/~~~~~.md (グローバル) Claude Code自身に作ってもらう AllowList / DenyListの整備 許可不要コマンドの登録 - 利便性の向上 実行不可コマンドの登録 - ガードレールを敷く ファイル制限 - .env など 設定例: Allow: "Bash(ls:*)", "Bash(rg:*)", "Bash(gh issue create:*)" Deny: "Read(.env.*)", "Bash(npx prisma db push)"
  10. その先は? AIが最大性能を出すための環境整備 / 人間のボトルネックを取り払う DevContainerの使用 claude --dangerously-skip-permissions 承認が不要な完全自走モード Git Worktree

    による並列開発 コンペ形式の並列開発 LLMガチャを短時間で回しまくる MCPの活用 私の観測範囲だと、Playwright、Context 7あたりが人気 そう TDD テストを仕様書として使用 レビューの負荷軽減 Claude Code Actions GitHub上での実装〜レビューまで全サイクルを完結させる Claude Code SDKを使えば独自のフローも組める その他 音声入力 通知音
  11. 出典・参考資料 本発表で使用した/参考にした情報源(既にいい資料がたくさんあります) Anthropic公式サイト — Anthropic - Claude Code Claude Code

    docs — Claude Code docs Claude Code Best Practices — Anthropic Engineering Blog How we built our multi-agent research system — Anthropic Engineering Blog Claude Code のすすめ — Speaker Deck - schroneko Claude Code どこまでも/ Claude Code Everywhere — Speaker Deck - nwiizo Claude Code 中級者ガイド — Zenn - medicalforce How I Use Claude Code — spiess.dev How to use Claude Code — htdocs.dev Claude Code雑談会―実際に使ってみた感想や個人的な使い方のコツなど — YouTube Live - StudyCo Claude Code実践・ベストプラクティス|フルスタックTodoアプリをAIと開発! — YouTube Live - StudyCo