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「勝てるデザイン組織 -スタートアップと大手事業会社デザイナーたちによる立ち上げ奮闘記-」のS...

Shippio
March 04, 2024

「勝てるデザイン組織 -スタートアップと大手事業会社デザイナーたちによる立ち上げ奮闘記-」のShippio登壇資料

実施日時:2024年2月21日(水)
共催企業:日本TCS - Design Studio
Shippio登壇者:吉岡 亨

Shippio

March 04, 2024
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Transcript

  1. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. わたし
 Toru

    Yoshioka
 @toofu__
 
 • 株式会社Shippio プロダクトデザインマネージャー 
 • もともとはWeb系の広告会社でWebディレクター、
 インフォメーションアーキテクトといった役割をやっていました 
 • デザインシステムの整備とかも 

  2. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. 海を越えて
 ものが届くことは、


    あたりまえじゃない
 島国である日本の産業を支える “あたりまえ”は、
 圧倒的に複雑で、属人的な業務に支えられ続けている 
 海を越え手元に届く “あたりまえ”

  3. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. フォワーディング
 輸出入にまつわる各種業務の遂行


    集荷・出入庫、船積、運送、通関、保管、配達 
 クラウドサービス
 貿易業務の共有・可視化・効率化
 フォワーディングはShippioでも/他社でもOK

  4. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. 旅行代理店
 交通機関や宿泊先、各種チケットの手配


    クラウドサービス
 旅程やチケットの共有、チャットによる打ち合わせ
 どの旅行代理店の旅行でも利用できる 

  5. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. 従来の貿易の仕事
 大量の書類を紙で管理

    
 多くの関係者とメール・電話でやりとり 
 クラウドサービス上で 
 管理・コミュニケーション 
 Shippioを使うと...

  6. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. Shippio で感じてもらえている価値(一例)


    貿易オペレーション
 業務時間削減
 付随する各種コストの削減 
 情報集約による業務の 属人化の防止
 有事の際の納品遅延リ スクの防止
 イラスト: unDraw

  7. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. なんとなく自分なりに翻訳
 会社全体(またはプロジェクト)の中で


    デザイン組織が必要不可欠になっている
 「デザイン組織が勝っている」

  8. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. それってどんな状態?
 事業

    を前に進めるためのプロセスの中に 
 ちゃんとプロダクトデザインが組み込まれている状態 

  9. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. それってどんな状態?
 事業

    を前に進めるためのプロセスの中に 
 ちゃんとプロダクトデザインが組み込まれている状態 
 みたいになるかもしれない 
 このデザイン
 本当に
 よかったの?
 デザインに
 かけられる時間
 そんなにないよ
 そうなってないと 

  10. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. 前提:Shippio のデザイン組織について


    • デザインにも色々あると思いますが、いわゆる自社プロダクトの 
 Webプロダクトデザイン専任チーム
 • 基本的には Product Manager とコンビを組んで、特定の
 Business Objective の達成に向けて活動する
 • 数名(会社自体の規模が100人未満)
 「Shippio プロダクトデザインチーム」とかで検索するとたぶんでます

  11. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. ざっくりとした責任範囲
 WHAT

    に責任を持つのが Product Designer とされています
 WHAT
 Product Designer
 HOW
 Engineer
 WHY
 Product Manager
 Business Objective
 Customer Outcome
 User Story
 Solution
 User Outcome
 Spec
 System Design
 Implementation

  12. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. 成果を意識する
 Shippio

    は自社事業を営んでいる会社なので、納品して顧客に検収されたらOKとい うわけではなく、プロダクトを使って価値を感じてもらえてもらえて、
 はじめてお金になる
 もっと言うと、プロダクト開発もあくまで事業を進める手段のひとつにすぎない 
 企画もデザインも「それが顧客に価値を提供できたのか」という 「成果」の観点で振り返る必要がある

  13. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. Shippio のプロダクト開発は仮説検証をベースとしています

    
 顧客は業務においてこういった課題を抱えている 
 という事実

  14. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. Shippio のプロダクト開発は仮説検証をベースとしています

    
 
 
 顧客は業務においてこういった課題を抱えている 
 という事実
 という仮説
 その課題をShippioのプロダクトで解決できれば、顧客からいただける対価が増えそう 

  15. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. Shippio のプロダクト開発は仮説検証をベースとしています

    
 顧客は業務においてこういった課題を抱えている 
 という事実
 という仮説
 という仮説
 プロダクトがこう使われていれば、 Shippioがその課題を解決したと言えそう 
 その課題をShippioのプロダクトで解決できれば、顧客からいただける対価が増えそう 

  16. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. Shippio のプロダクト開発は仮説検証をベースとしています

    
 顧客は業務においてこういった課題を抱えている 
 こういうふうに使ってもらうために、プロダクトにこういう変更を入れよう 
 という事実
 という仮説
 という仮説
 だから
 というSolution
 プロダクトがこう使われていれば、 Shippioがその課題を解決したと言えそう 
 その課題をShippioのプロダクトで解決できれば、顧客からいただける対価が増えそう 

  17. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. Shippio のプロダクト開発は仮説検証をベースとしています

    
 顧客は業務においてこういった課題を抱えている 
 こういうふうに使ってもらうために、プロダクトにこういう変更を入れよう 
 という事実
 という仮説
 という仮説
 だから
 というSolution
 プロダクトがこう使われていれば、 Shippioがその課題を解決したと言えそう 
 その課題をShippioのプロダクトで解決できれば、顧客からいただける対価が増えそう 
 検証
 検証

  18. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. 仮説検証のプロセスも成果をベースに考える
 顧客は業務においてこういった課題を抱えている

    
 こういうふうに使ってもらうために、プロダクトにこういう変更を入れよう 
 という事実
 という仮説
 という仮説
 だから
 というSolution
 User Outcome
 Customer Outcome
 Business Objective
 その課題をShippioのプロダクトで解決できれば、顧客からいただける対価が増えそう 
 検証
 検証
 プロダクトがこう使われていれば、 Shippioがその課題を解決したと言えそう 

  19. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. デザイナーは User

    Outcome に責任を持ちます
 WHAT
 Product Designer
 HOW
 Engineer
 WHY
 Product Manager
 User Story
 Spec
 System Design
 Implementation
 Business Objective
 Customer Outcome
 Solution
 User Outcome

  20. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. デザイナーは User

    Outcome に責任を持ちます
 Business Objective に向かっていくための仮説検証の起点となる(はず) 
 WHAT
 Product Designer
 HOW
 Engineer
 WHY
 Product Manager
 User Story
 Spec
 System Design
 Implementation
 Business Objective
 Customer Outcome
 Solution
 User Outcome
 検証

  21. Copyright © 2024 Shippio, Inc. All Rights Reserved. まとめ
 •

    自社事業のスタートアップなので、成果を出すことで事業を
 前に進める必要がある
 • (開発プロセスだけではなく)事業を前に進めるプロセスに
 プロダクトデザインを組み込んでいきたい
 • そのために、User Outcome(良く使ってもらえているのか)を
 定義してデザインしていく