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開発生産性向上! 育成を「改善」と捉えるエンジニア育成戦略

shoota
December 19, 2024

開発生産性向上! 育成を「改善」と捉えるエンジニア育成戦略

開発生産性 Developer Productivity Engineering 登壇資料

挑戦するエンジニアを育てる!育成プロジェクトから振り返る、教える側・教わる側の心得
https://developer-productivity-engineering.connpass.com/event/338757/

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December 19, 2024
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Transcript

  1. © Findy Inc. 2 @shoota Web / iOS / Androidなどさまざまな開発に従事

    フロントエンドリード、スクラムマスター、エンジニア リングマネージャーを経験後、Findy Team+に魅⼒を感 じ、2023年1⽉よりジョイン フルリモート in ⻘森 熊野 修太 [くまの しゅうた] ファインディ株式会社 プロダクト開発部 Team+開発 / フロントエンドリード
  2. © Findy Inc. ❏ 話すこと ❏ 育成の捉え⽅ ❏ うまく進めるためにやったこと ❏

    話さないこと ❏ フロントエンド育成のためのスキル‧Tips Findyのエンジニア爆速成⻑の事例 2024年夏 をベースに考え⽅を整理していきます 4 今⽇のおはなし ブログも是⾮読んでください https://tech.findy.co.jp/entry/2024/10/07/070000
  3. © Findy Inc. 5 敬遠されがちな現場での育成 ❏ 育成成果を他者評価しにくい ❏ 実際に成⻑できたのかできていないのか ❏

    教え⽅の問題か、教わる側の問題か ❏ そもそも成⻑とはなにを指していたのか ❏ ⼿数や時間がかかる ❏ 現状の理解度を把握する ❏ 1対1のコミュニケーション ❏ ⾃分の仕事に⼿が回しにくくなる ❏ 「伝える作業」は可視化されにくい ❏ ⾃⾛と伴⾛を繰り返しつづけて疲弊していく ❏ 難易度の⾼い開発は教える側が巻き取る
  4. © Findy Inc. 8 育成ではなく改善と考える ❏ 育成成果を他者評価しにくい ❏ 実際に成⻑できたのかできていないのか ❏

    教え⽅の問題か、教わる側の問題か ❏ そもそも成⻑とはなにを指していたのか ❏ ⼿数や時間がかかる ❏ 現状の理解度を把握する ❏ 1対1のコミュニケーション ❏ ⾃分の仕事に⼿が回しにくくなる ❏ 「伝える作業」は可視化されにくい ❏ ⾃⾛と伴⾛を繰り返しつづけて疲弊していく ❏ 難易度の⾼いものは教える側が巻き取る 適切なゴール設定 知識の⽂書化と⾃⼰学習 ⾃⼰パフォーマンスの定量と観測 リファクタリング ドキュメンテーション 難しい課題への挑戦
  5. © Findy Inc. 9 適切なゴール設定 ❏ 技術的な広さと深さの選定 ❏ 状況に合わせてフロントエンドもかけるようになりたい ❏

    バックエンド‧フロントエンド別け隔てなく両輪で活動したい ❏ フロントエンドを主軸としたい ❏ プロジェクトゴール ❏ メンティーが⽬指すゴールはどのレベルか? ❏ EMの期待するゴールはどのレベルか? ❏ どのくらいの育成期間をとるか? リファクタリング フロントエンドを⾃⾛できるレベル / 3ヶ⽉
  6. © Findy Inc. 11 ❏ 技術知識のインストール ❏ 基本はリファレンスを渡す ❏ 最も正しい説明かつ⾃分で書く⼿間がない

    ❏ 特定知識を⾝につけるよりもドキュメントを読む⼒のほうが⼤事 ❏ 誤読しやすいものや前提知識が多く必要なものは⼝頭で補⾜する ❏ React / ES / Nodeなどの前提が必要な場合 ❏ ドメイン特有の⾔い回し、表現 ❏ 歴史的経緯 知識の⽂書化と⾃⼰学習 ドキュメンテーション
  7. © Findy Inc. 12 ⾃⼰パフォーマンスの定量と観測 難しい課題への挑戦 ❏ ⾃分の仕事に⼿が回しにくくなる ❏ 「伝える作業」は可視化されにくい

    ❏ ⾃⾛と伴⾛を繰り返しつづけて疲弊していく ❏ 難易度の⾼いものは教える側が巻き取る 開発⽣産性‧安定性を向上させたいから なぜなら 育成ではなく改善と考える
  8. © Findy Inc. 13 ⾃⼰パフォーマンスの定量と観測 難しい課題への挑戦 コントロールできるのでは? 1. ⾃⼰パフォーマンスを表す定量指標を決める 2.

    定量指標のボーダーラインを決める 3. マネージャーと合意する 「パフォーマンスも成果、育成も成果」 ❏ ⾃分の仕事に⼿が回しにくくなる ❏ 「伝える作業」は可視化されにくい ❏ ⾃⾛と伴⾛を繰り返しつづけて疲弊していく ❏ 難易度の⾼いものは教える側が巻き取る
  9. © Findy Inc. 14 ⾃⼰パフォーマンスの定量と観測 難しい課題への挑戦 1. ⾃⼰パフォーマンスを表す定量指標を決める : 平均PR作成数

    2. 定量指標のボーダーラインを決める : 4.0 PR /day 3. マネージャーと合意する 平均PR作成数 [/day] : 5.6 → 4.0 4.0 / 5.6 = 0.714 → 29%ダウン 最低でも 20% くらいは育成に投資できるだろう
  10. © Findy Inc. 15 まとめ ❏ ゴール設定を技術リードとエンジニアリングマネージャーの両者で合意してから開始した。 ❏ インプットのベースはドキュメントやリファレンスにする。 ❏

    メンターが理解度を測るための場所として ❏ メンティーが⾃⼰の理解度を測るための場所として ❏ 読む⼒がいちばん⼤事 ❏ メンターのパフォーマンスの保証ラインを定量的に設定し、これを指標にサポートの厚みを可変にする ことで⼿元の進捗と投資のバランスを取った。 育成は開発改善と考えれば楽勝です