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リーンスタートアップのリーンな品質の話

Techouse
November 17, 2023

 リーンスタートアップのリーンな品質の話

2023/11/17 Ques#21 でのご挨拶に代えての発表

【おわび】
当初、当スライドでは Gerald M. Weinberg による “品質は誰かにとっての価値である” の原書における表記を “Quality is value to some person who matters” として記載しておりましたが、これは筆者の記憶違いであり、正しくは “Quality is value to some person” でした。

“who matters” は後年になって Michael Bolton と James Back により付記されたものです。(出典: https://www.a1qa.com/blog/interview-with-michael-bolton-part-1/ )

資料の内容を訂正し、お詫び申し上げます。

Techouse

November 17, 2023
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Transcript

  1. リーンスタートアップのリーンな品質の話
    第21回Ques
    2023.11.17
    Techouse 山崎良祐 ( @nappa )

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  2. ©Techouse All Rights
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    P2
    今日も生み出そう。
    世界にまだない価値を。
    明日も伸び続けよう。
    世界をより良くするために

    みなさん
    こんばんは

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  3. ©Techouse All Rights
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    P3
    今日も生み出そう。
    世界にまだない価値を。
    明日も伸び続けよう。
    世界をより良くするために

    本日はようこそ
    お越しくださいました

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  4. ©Techouse All Rights
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    P4
    今日も生み出そう。
    世界にまだない価値を。
    明日も伸び続けよう。
    世界をより良くするために

    わたくしどもは
    Techouse
    と申します

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  5. ©Techouse All Rights
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    P5
    今日も生み出そう。
    世界にまだない価値を。
    明日も伸び続けよう。
    世界をより良くするために

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  6. ©Techouse All Rights
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    P6
    2012年1月10日
    創業

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  7. ©Techouse All Rights
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    P7
    わたくしは
    2020年3月1日
    入社

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  8. ©Techouse All Rights
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    P8
    「どベンチャー」
    だった弊社

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  9. ©Techouse All Rights
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    P9
    現在の主力事業
    事業概要
    人事労務等の社内ワークフローの効率化・ペーパレス化を実現する、
    セミオーダー型DXクラウドシステム
    人材採用のためのサイト制作・集客・管理を
    オールインワンで効率化する、フルオーダー型DXクラウドシステム
    工場・製造業の領域に特化した、
    求人数No.1の人材プラットフォーム
    クラウドサービス事業
    人材プラットフォーム事業
    Rails とともに
    創業11年
    さまざまなプロダクトを
    ご提供しております

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  10. ©Techouse All Rights
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    P10
    開発者2名で
    プロダクトを
    作りはじめた
    2020年6月

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  11. ©Techouse All Rights
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    P11
    そして
    2020年暮れに
    本格的にQAを開始

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  12. ©Techouse All Rights
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    P12
    今は
    エンジニア40名
    うちQA5名

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  13. ©Techouse All Rights
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    P13
    まだまだでは
    ございますが

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  14. ©Techouse All Rights
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    P14
    だいぶちゃんとした
    会社に
    なってきたと思います

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  15. ©Techouse All Rights
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    P15
    ヒューマンクレストさん
    ありがとうございます

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  16. ©Techouse All Rights
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    P16
    本題

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  17. ©Techouse All Rights
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    P17
    Q: どベンチャー時代
    どうやってQAを
    していたのですか

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  18. ©Techouse All Rights
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    P18
    A: えー(汗)

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  19. ©Techouse All Rights
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    P19
    A: えー…(汗)

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  20. ©Techouse All Rights
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    P20
    A: えー……(汗)

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  21. ©Techouse All Rights
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    P21
    A: えーー……(汗)

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  22. ©Techouse All Rights
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    P22
    スタートアップにおける
    QAの方法論

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  23. ©Techouse All Rights
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    P23
    リーン・スタートアップ
    無駄のない起業プロセスでイノベーションを生みだす
    エリック・リース著
    井口耕二訳
    2012年 日経BP社

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  24. ©Techouse All Rights
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    P24
    シリコンバレーは無数のベンチャーが生まれているが大企業にまで発展で
    きるのは、ほんのわずかであり、1000社に3社とも言われている。この極
    めて低い成功率を引き上げることはシリコンバレーにおいても長年の課題
    であり、さまざまな起業の方法論が考案されてきた。リーンスタートアップ
    はそうした方法論を取り入れつつ、マネジメント論として体系化した理論の
    1つである。
    コストをそれほどかけずに最低限の製品や、最低限のサービス、最低限の
    機能を持った試作品を短期間で作り、顧客に提供することで顧客の反応を
    観察する。その観察結果を分析し、製品、サービスが市場に受け入れられる
    か否か判断し(市場価値が無ければ撤退も考慮)、試作品やサービスに改善
    を施し、機能などを追加して再び顧客に提供する。このサイクルを繰り返す
    ことで、起業や新規事業の成功率が飛躍的に高まると言われている。
    (Wikipedia 「リーン・スタートアップ」より)

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  25. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P25
    シリコンバレーは無数のベンチャーが生まれているが大企業にまで発展で
    きるのは、ほんのわずかであり、1000社に3社とも言われている。この極
    めて低い成功率を引き上げることはシリコンバレーにおいても長年の課題
    であり、さまざまな起業の方法論が考案されてきた。リーンスタートアップ
    はそうした方法論を取り入れつつ、マネジメント論として体系化した理論の
    1つである。
    コストをそれほどかけずに最低限の製品や、最低限のサービス、最低限の
    機能を持った試作品を短期間で作り、顧客に提供することで顧客の反応を
    観察する。その観察結果を分析し、製品、サービスが市場に受け入れられる
    か否か判断し(市場価値が無ければ撤退も考慮)、試作品やサービスに改善
    を施し、機能などを追加して再び顧客に提供する。このサイクルを繰り返す
    ことで、起業や新規事業の成功率が飛躍的に高まると言われている。
    (Wikipedia 「リーン・スタートアップ」より)
    品質の話は?

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  26. ©Techouse All Rights
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    P26
    リーンスタートアップ

    リーンな品質の真実

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  27. ©Techouse All Rights
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    P27
    品質は誰かにとっての価値である。
    〜 G.M.ワインバーグ
    大野徇郎訳「ワインバーグのシステム思考法 ソフトウェア文化を創る〈1〉」より

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  28. ©Techouse All Rights
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    P28
    品質は誰かにとっての価値である。
    〜 G.M.ワインバーグ
    大野徇郎訳「ワインバーグのシステム思考法 ソフトウェア文化を創る〈1〉」より
    有名ですよね?

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  29. ©Techouse All Rights
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    P29
    quality is value to some person
    〜 Gerald M. Weinberg
    (Quality Software Management: Systems Thinking)

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  30. ©Techouse All Rights
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    P30
    quality is value to some person who matters
    〜 James Back & Michael Bolton
    (出典: https://www.a1qa.com/blog/interview-with-michael-bolton-part-1/ )
    よりリファインされた定義:

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  31. ©Techouse All Rights
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    P31
    品質は、それを気にかける誰かにとっての価値である。
    〜 James Back & Michael Bolton
    山崎良祐+GPT-4 訳

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  32. ©Techouse All Rights
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    P32
    品質は、それを気にかける誰かにとっての価値である。
    〜 G.M.ワインバーグ
    山崎良祐+GPT-4 訳
    気にかける人が
    居ないと価値もない

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  33. ©Techouse All Rights
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    P33
    品質は、それを気にかける誰かにとっての価値である。
    〜 G.M.ワインバーグ
    山崎良祐+GPT-4 訳
    気にかけるだけの
    値打ちがある何かを
    まず作らなきゃ

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  34. ©Techouse All Rights
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    P34
    真実1

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  35. ©Techouse All Rights
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    P35
    「いらんもんは、いらん」
    真実1

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  36. ©Techouse All Rights
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    P36
    プロダクトの
    品質に時間をどれだけ使っても
    売れないものは売れない
    真実1

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  37. ©Techouse All Rights
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    P37
    真実2

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  38. ©Techouse All Rights
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    P38
    真実2
    価値あるプロダクトであれば
    アーリーアダプターとなる
    お客さんは使ってくださる

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  39. ©Techouse All Rights
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    P39
    偉大なる先達
    https://mjkfromfareast.hatenablog.com/entry/2021/10/17/144051

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  40. ©Techouse All Rights
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    P40
    偉大なる先達
    https://tokyo.secret.jp/macs/for_jobs.html

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  41. ©Techouse All Rights
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    P41
    偉大なる先達
    https://trinituner.com/v4/forums/viewtopic.php?t=317475

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  42. ©Techouse All Rights
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    P42
    真実3

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  43. ©Techouse All Rights
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    P43
    真実3
    「いるもの」を見つけないと死ぬ

    日々、仕様を変えてデモ

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  44. ©Techouse All Rights
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    P44
    真実3
    「いるもの」を見つけないと死ぬ

    日々、仕様を変えてデモ

    デモでもわからん

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  45. ©Techouse All Rights
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    P45
    真実3
    「いるもの」を見つけないと死ぬ

    日々、仕様を変えてデモ

    デモでもわからん

    使ってもらおう

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  46. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P46
    真実3
    「いるもの」を見つけないと死ぬ

    日々、仕様を変えてデモ

    デモでもわからん

    使ってもらおう
    実際に使ってもらって
    得たフィードバックは
    デモのそれとは
    比べものにならないくらい有益

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  47. ©Techouse All Rights
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    P47
    真実4
    ゆえに最低現の品質は必要

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  48. ©Techouse All Rights
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    P48
    真実4
    ゆえに最低現の品質は必要
    しかし、その最低現の品質は
    誰かが決めてくれるわけではない

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  49. ©Techouse All Rights
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    P49
    真実4
    ゆえに最低現の品質は必要
    しかし、その最低現の品質は
    誰かが決めてくれるわけではない
    (顧客にも、作る側にも、わからない)

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  50. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P50
    真実4
    ゆえに最低現の品質は必要
    しかし、その最低現の品質は
    誰かが決めてくれるわけではない
    (顧客にも、作る側にも、わからない)
    さりとて
    品質要件を定義して
    合意している
    場合ではない

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  51. ©Techouse All Rights
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    P51
    そんな局面での
    品質との向き合い方
    (わたしの場合)

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  52. ©Techouse All Rights
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    P52
    静的コード解析ツールの導入
    コードフォーマッタの導入
    後から入れると
    つらい系は
    入れておく

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  53. ©Techouse All Rights
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    P53
    静的脆弱性解析ツールの導入
    「最低現の品質」に
    セキュリティを含める

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  54. ©Techouse All Rights
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    P54
    テスト自動化
    リリースプロセス自動化
    テスト自動化は道半ば
    なれど
    リリースは完全自動化して
    リリース時の
    致命的不具合は
    自動ロールバック

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  55. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P55
    例外通知ツールを入れる
    明らかな不具合は
    すぐ直して
    すぐリリースできるように
    しておく

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  56. ©Techouse All Rights
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    P56
    サーバ監視は
    24x365 で自動化
    明らかな不具合は
    すぐ直して
    すぐリリースできるように
    しておく2

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  57. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P57
    ここまであれば
    不毛すぎるレベルの
    手戻りは防げる

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  58. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P58
    あとは開発者自身で
    ユーザの気持ちになりきって
    スモークテスト

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  59. ©Techouse All Rights
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    P59
    そして問題が
    見つかり次第
    1秒でも早く直す

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  60. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P60
    誰も気にしない
    ところは直さない

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  61. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P61
    品質は、それを気にかける誰かにとっての価値である。
    〜 James Back & Michael Bolton
    山崎良祐+GPT-4 訳

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  62. ©Techouse All Rights
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    P62
    品質は、それを気にかける誰かにとっての価値である。
    〜 James Back & Michael Bolton
    山崎良祐+GPT-4 訳
    自分 アーリーアダプター
    としての顧客
    いちおうなんとかなっていたのかな…

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  63. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P63
    サバイブしましたが、
    どうしたらよかったのかは
    今でも考える悩み

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  64. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P64
    さて、ここまでは昔の話

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  65. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P65
    もはや
    「どベンチャー」
    ではない我々です

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  66. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P66
    開発者みんなで
    【ソフトウェアテストの練習帳】
    やってみる

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  67. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P67
    カバレッジ計測ツールを導入し、CIのパイプラインに組み込み
    https://www.youtube.com/watch?v=54sOl5qQMK0

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  68. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P68
    E2Eテスト (Autify) 導入・整備中

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  69. ©Techouse All Rights
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    P69
    まだまだでは
    ございますが

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  70. ©Techouse All Rights
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    P70
    だいぶちゃんとした
    会社に
    なってきたと思います
    (当社比)

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  71. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P71
    1日も早く
    諸先輩方のような
    立派な職場にすべく
    がんばっております

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  72. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P72
    使ってもらえる
    プロダクトが
    どんどん出来ています

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  73. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P73
    お客様も
    どんどん増えています
    品質は重要課題です

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  74. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P74
    QAエンジニア募集中

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  75. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P75
    今日も生み出そう。
    世界にまだない価値を。
    明日も伸び続けよう。
    世界をより良くするために

    ぜひ
    いっしょに
    やりましょう

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  76. ©Techouse All Rights
    Reserved
    P76
    「お詫び」
    当初、当スライドでは
    Gerald M. Weinberg による “品質は誰かにとっての価値である” の原書での表記を
    “Quality is value to some person who matters” として記載しておりましたが、
    これは筆者である私の記憶違いであり、本来は “Quality is value to some person” でした。
    “who matters” は後年になって
    Michael Bolton と James Back により付記されたものです。
    (出典: https://www.a1qa.com/blog/interview-with-michael-bolton-part-1/ )
    資料の内容を訂正し、お詫び申し上げます。

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