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TVer iOSチームの共通認識の作り方 - Findy Job LT iOSアプリ開発の裏側...

TVer iOSチームの共通認識の作り方 - Findy Job LT iOSアプリ開発の裏側 開発組織が向き合う課題とこれから

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TVer Inc.

May 20, 2025
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  1. ©2025 TVer INC.     TVer iOSチームの共通認識の作り方 2025.05.21 小森 英明

    株式会社TVer フロントエンド部 iOSエンジニア Findy Job LT
  2. ©2025 TVer INC. リアーキテクチャ進行中 • SwiftUI • TCA(swift-composable-architecture) • Swift

    Package Managerを活用したマルチモジュール • Atomic Designの導入 • Design Systemの導入 • Unit Test/Snap Shot Test/UI Test/E2E Test
  3. ©2025 TVer INC. リアーキテクチャ進行中 Home画面/機能
 ※あくまでもイメージ 
 Episode画面/機能 
 Series画面/機能

    
 旧コード = LegacyAppFeature
 Home モジュール
 …
 ✨
 切り出されたモジュールの中で 新しいアーキテクチャで実装。 一時的に1つのアプリの中に新し いコードと古いコードが混在し た状態でリリース。 旧コード = LegacyAppFeature
 
 Home画面/機能
 Episode画面/機能 
 Series画面/機能 
 Home モジュール
 ✨
 リリース後、新しいモジュール での動作確認が完了次第古い コードを削除していく。詳細な 進め方は後述。 旧コード = LegacyAppFeature
 Episode画面/機能 
 Series画面/機能 
 Episode モジュール 
 Home モジュール
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 これを繰り返していくこと で、新しいモジュールに入れ 替えていく。 …
 …
 Episode モジュール 
 Home モジュール
 Series モジュール 
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 …
 最終的には1つの塊がモジュー ルに分割され、アプリ全体の リアーキテクチャが完了 マルチモジュール構成 + モジュールごとのアップデート
  4. ©2025 TVer INC. UI設計レビュー TVerアプリはDesignSystemを導入し ています。 基本的にはFigmaのView階層を意識 して作る方針です。 設計する上でFigmaの示す階層とは 異なる定義で進める場合の連携や

    共通デザインコンポーネントを使用 する際に、どのように作るかあるい は利用する上での拡張性についてこ のタイミングで擦り合わせを行いま す。
  5. ©2025 TVer INC. Test設計レビュー 事前にどのようなTestで品質を担 保するか取り決めを行います。 Unit Testはもちろんのこと、開発 する機能によっては動作確認のパ ターンを手厚くして手動テストの

    ボリュームを多めにするのか ときには機能開発後に段階的にE2E テストを導入するのかなど考慮で きるように洗い出し、スケジュー ルの確度を高めます。
  6. ©2025 TVer INC. ADR (Architectural Decision Records) 特殊なコンテキストや例外的な判 断をした場合は判断/選択した理 由を残します。

    将来のメンバーがどのような経緯 で判断したのかを追いやすくす る、 そして誰でも過去の意思決定の参 照を効率よくできるようにするの が目的です。
  7. ©2025 TVer INC. より一層スピードと品質の両立を追求していくために • 開発スピードの向上 • 開発生産性の向上 • ソフトウェア品質の向上

    この3軸を定量評価できるようにして、継続的な改善サイクルの確立を目指します。 課題抽出 目標値設定 施策検討 効果測定 評価/改善 サイクルを設けて継続的に実施