World IA Day Tokyo 2019( https://www.worldiaday.org/events/tokyo/2019 )での登壇資料です。
ある対象に対する人間の理解の仕方とコンピュータの理解の仕方には相違があります。この理解の仕方の相違をセマンティックギャップと呼びます。1979年にTrygve Reenskaug博士が提唱したModel-View-Controllerは、人間とコンピュータとの間にあるセマンティックギャップを埋めるためのものでした。
この資料では、Model-View-Controllerにおけるモデルの定義「モデルは知識の表象です(Models represent knowledge)」という言葉をキーにして、人間とコンピュータはどのような理解の仕方の相違(セマンティックギャップ)があり、モデルの存在がそのギャップをどのように隠蔽しているかについて説明します。