Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
HakoniwaDesign
Search
Takashi Mori
March 19, 2024
Technology
1
75
HakoniwaDesign
この資料では、箱庭の全体設計情報を整理しています。
- アーキテクチャ
- 箱庭アセット
- アーキテクチャ詳細
- ネットワーク構成とインフラストラクチャ
Takashi Mori
March 19, 2024
Tweet
Share
More Decks by Takashi Mori
See All by Takashi Mori
HakoniwaPythonAsset
tmori
2
76
HakoniwaUnityAsset
tmori
1
36
HakoniwaOverview
tmori
1
220
HakoniwaUnity
tmori
1
100
HakoniwaUnityAR
tmori
1
32
HakoniwaTutorialUnity
tmori
1
40
HakoniwaPdu
tmori
1
54
複数ロボットシミュレーション環境・箱庭 STAMP/STPAでの活用
tmori
1
180
Mastering Drone Simulation with Hakoniwa: Step-by-Step Guide
tmori
2
2.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
いま現場PMのあなたが、 経営と向き合うPMになるために 必要なこと、腹をくくること
hiro93n
9
7.7k
デジタルアイデンティティ技術 認可・ID連携・認証 応用 / 20250114-OIDF-J-EduWG-TechSWG
oidfj
2
680
Oracle Base Database Service 技術詳細
oracle4engineer
PRO
6
54k
JuliaTokaiとJuliaLangJaの紹介 for NGK2025S
antimon2
1
120
Evolving Architecture
rainerhahnekamp
3
250
「隙間家具OSS」に至る道/Fujiwara Tech Conference 2025
fujiwara3
7
6.5k
AWS re:Invent 2024 re:Cap Taipei (for Developer): New Launches that facilitate Developer Workflow and Continuous Innovation
dwchiang
0
170
CDKのコードレビューを楽にするパッケージcdk-mentorを作ってみた/cdk-mentor
tomoki10
0
210
2024AWSで個人的にアツかったアップデート
nagisa53
1
110
生成AIのビジネス活用
seosoft
0
110
Amazon Route 53, 待ちに待った TLSAレコードのサポート開始
kenichinakamura
0
170
【JAWS-UG大阪 reInvent reCap LT大会 サンバが始まったら強制終了】“1分”で初めてのソロ参戦reInventを数字で振り返りながら反省する
ttelltte
0
140
Featured
See All Featured
Scaling GitHub
holman
459
140k
Designing for Performance
lara
604
68k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.7k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
41
7.2k
Facilitating Awesome Meetings
lara
51
6.2k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
50
2.9k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
28
4.5k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
170
14k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
27
1.5k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
343
39k
Done Done
chrislema
182
16k
Transcript
箱庭(Hakoniwa) Design 合同会社箱庭ラボ 森崇
はじめに • この資料では、箱庭の全体設計情報を整理しています。 • アーキテクチャ • 箱庭アセット • アーキテクチャ詳細 •
ネットワーク構成とインフラストラクチャ 2
アーキテクチャ • 箱庭アーキテクチャの概要 • 箱庭アーキテクチャの説明 3
箱庭アーキテクチャの概要 4
箱庭アーキテクチャの説明 • 箱庭の中核をなす機能(箱庭コア機能)は、⾮常にシンプルで、以下の4 つに集約されます。 • スケジューリング(Scheduling) • 同期・通信(Synchronization & Communication)
• 時間管理(Time Management) • アセット管理(Asset Management) • 箱庭コア機能の利⽤者は「箱庭アセット」であり、箱庭のAPIを呼び出して箱 庭の機能を呼び出しする構成です。 5
箱庭アセット(1/2) • 箱庭アセット定義 • 『箱庭のAPIを利⽤して作成された再利⽤可能なアプリケーション』 • 箱庭アセットの分類︓ • 被制御対象 •
ロボット、ドローン、信号機、踏切、電⾞、⾞などなど • 制御プログラム • 被制御対象を制御するためのプログラムであり、様々な⾔語で開発されたプログラム (Python, C/C++, Rust, Ruby, Elixir,..) • シミュレータ • 被制御対象向けのシミュレータ(Unity, Unreal Engine, Gazebo, PyBullet など) • 制御プログラム向けのシミュレータ(マイコンシミュレータAthrillなど) 6
箱庭アセット(2/3) • シミュレーション⾃動化機能 • 箱庭のAPIには、シミュレーションを実⾏、停⽌、リセットする機能があります。 • これらの機能を利⽤する、以下のような⾃動化機能が実現できます。 • ロボットの強化学習(アクション→評価→再実⾏を繰り返す) •
物理シミュレーションを含めた全体結合テスト⾃動実⾏(CI/CD環境として) • ビジュアライズ機能 • 箱庭アセットとして、Unity等を利⽤すれば被制御対象であるロボット等を容易に可視 化できます。また、制御プログラムとの間の通信データは、箱庭の通信データ(PDU) を参照することで、データの流れを可視化できます。 • さらに、そのデータをROS2のデータとしても可視化できるようになります。 7
箱庭アセット(3/3) • さらなる応⽤機能 • 箱庭の上では、様々な制御プログラムを利⽤できますので、 • 箱庭アセットの可能性はとても広いと考えています。 • 特に、Pythonはその応⽤範囲は広く、AIとの連携が期待できます。 •
例えば、Python上でAIエージェントを作成して、 • 箱庭APIを使ってシミュレーション連携させるようなことも容易に実現できます。 8
アーキテクチャ詳細 9 • 箱庭アーキテクチャの詳細レベルのビューは下図のとおりです。
ネットワーク構成とインフラストラクチャ • ネットワークの基本構成 • インフラストラクチャの基本構成 • 構成パターン • 構成適⽤例 •
Windows WSL2の構成例 10
ネットワークの基本構成 11
インフラストラクチャの基本構成 • ネットワークの基本構成図にある Computer は、以下の3パターンあります。 • Personal Computer • Docker
Container • Embedded Device(Raspberry PI や mROS 2 サポート対応機器など) • また、OSのパターンとしては、以下があります。 • Windows/WSL2 • MacOS(Intel) • MacOS(AppleSilicon) • Ubuntu 12
構成パターン • 箱庭では、さまざまな構成でのシミュレーションを可能にします。 • ただ、物理シミュレータとしてUnityを利⽤する場合は、Unityと箱庭との構成可能なパターンに制約があります。 • 以下、構成可能なパターンと、Unityと箱庭との間の通信⽅式(制御向け通信とPDU通信)をマトリクスで⽰します。 13
Windows WSL2の構成例 14 https://github.com/toppers/hakoniwa-document/blob/main/architecture/examples/README-win.md
ネイティブ向けの構成例(Mac/Linux/Windows) 15