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イオンがKubernetesを採用してどうなった/What happened when A...

Tocyuki
December 11, 2023

イオンがKubernetesを採用してどうなった/What happened when AEON adopted Kubernetes

Cloud Native Days Tokyo 2023発表資料
https://cloudnativedays.jp/cndt2023/talks/2078

Tocyuki

December 11, 2023
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Transcript

  1. 2023 8 CTO SRE 2022 5 CTO SRE 様々な事業会社でインフラエンジニア‧SREとしてキャリアを重ねる。 CloudNative

    Days Tokyoは2022年以来1年ぶりの登壇。昨年はAWSネタ で登壇し、今年はAzureネタ(?)で登壇するチャレンジャー。 Azure、Kubernetes(マジで)何もわからん。 SIer2社を経た後、事業会社でインフラ/運⽤部⾨責任者やプロダクトマ ネージャーを経験した後、現職でSREチームの⽴ち上げ業務に挑戦中。 CloudNative Days Tokyoは2019年以来4年ぶりの登壇。本業は猫の下僕。 @Tocyuki @hikkie13
  2. Kubernetes • 学習コスト • 有識者の不⾜ • 運⽤で直⾯する課題 o 定期的なアップグレード o

    リソースやスケール設定 o モニタリング/オブザーバビリティ 組織的課題 技術的課題 • 組織体制、プロセス、フローは利点を 活かせるようになっているのか? • 銀の弾丸だと思っている謎の勢⼒ o 瞬間⾵速に耐える o 無限のスケーラビリティ
  3. • そもそもmanifest fileが構成管理されていないのだが? • kubectlによる温かみのあるリリース作業。もちろんExcel⼿順書もあった。 • latestタグ • requests/limits設定 •

    OOM Killed多発 → 開発チーム「再起動するんで⼤丈夫っス」 ⼀⽅で... • 定期的アップグレードはちゃんとやっている(偉い) • マネージドサービスの選択により、運⽤負荷をある程度軽減できている
  4. Container Build Container Security Test Linter Check Diff k8s manifest

    Diff k8s manifest deploy Check after deploy Developer 課題: • deployは内部的にはkubectl applyなので、リソース削除には対応できていない • クラスタ全体としては宣⾔型になっていない。 • 既存のものから引っ張り出したmanifest fileなのでtemplate化できていない
  5. • 学習コスト • 有識者の不⾜ • 運⽤で直⾯する課題 o 定期的なアップグレード o リソースやスケール設定

    o モニタリング/オブザーバビリティ 組織的課題 技術的課題 • 組織体制、プロセス、フローは利点 を活かせるようになっているのか? • 銀の弾丸だと思っている謎の勢⼒ o 瞬間⾵速に耐える o 無限のスケーラビリティ
  6. Kubernetes • 対象コンポーネント/リソースの多さ • 刻⼀刻と変わる状況 o Podのノード移動、スケールアウト/スケールイン • 障害発⽣時の調査の難しさ •

    アプリケーション/インフラリソースの監視と組み合わせて観たい • クラスタの状況やPod全体の状況を俯瞰的に観たい
  7. New Relic オブザーバビリティの向上、組織⽂化変⾰の⼀端に寄与 • 分散トレーシングにより、mobile〜backend application〜infrastructureまで⼀気通貫 でトレース可能に。 o 障害調査の短縮化 o

    アプリケーションの可視化 • 運⽤のオーナシップを開発チームに意識させるトリガーに o 定点観測会の実施やトレーニング開催など働きかけは必要
  8. Platform Engineering • 弊社のSREチームはPlatformerとしての側⾯も持ち合わせている • Terraform as a Serviceのような形でセルフサービス化を推進 •

    開発チームのTerraform習熟度などにもかなりの差があり課題がある • より開発者が使いやすいPlatformの提供が求められている • 開発チームへ貢献し、信頼を醸成しながらPlatform構築と活⽤を推進していきたい • 引き続き⾜元の⾃動化、効率化を推進しながらゴールデンパスの整理と拡充を実施 • Internal Developer Portalを作成し改善のサイクルを回す
  9. Platform Engineering Internal Developer Portal Software catalog API catalog Dashboard

    Knowledge Observerbillity Internal Developer Portal Other System Service Platform Developer Platform Operation Platform 要求 提供 開発者 Platform Platform Team 修正‧改善 要望 ※構想段階のため具体的なアーキテクチャや利⽤サービスは今後要検討
  10. 結局どうなった?② • 当たり前だが、Kubernetesは銀の弾丸ではない • 現状Kubernetes導⼊による恩恵よりも課題の⽅が多い状況 • しかしKubernetesをはじめとしたCloud Native技術の導⼊や取り組みはゆっくりだが 確実に組織へ変⾰をもたらしている •

    素晴らしい技術を扱えるようになりたいというモチベーションは⼤事 • 弊社も道半ばだが、Cloud Nativeな技術スタックを中⼼に添え、よりレベルの⾼いSRE やPlatform Engineeringへのチャレンジをしていきたい