Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
New Relicの推せるところ・推せないところ / newrelic good and bad
Search
TomoyaKitaura
April 23, 2025
Programming
0
55
New Relicの推せるところ・推せないところ / newrelic good and bad
KDDIグループ向けNew Relicユーザー会での登壇資料です。
TomoyaKitaura
April 23, 2025
Tweet
Share
More Decks by TomoyaKitaura
See All by TomoyaKitaura
サービスレベルを管理してアジャイルを加速しよう!! / slm-accelerate-agility
tomoyakitaura
1
220
「頑張る」を「楽しむ」に変換する技術
tomoyakitaura
17
10k
これからの設計で変わること pre:invent2024アップデート速報 / pre:invent2024 network update
tomoyakitaura
1
210
セキュリティ活動をちょっとずつやる戦略を実行した気づき / Incremental Security Initiatives
tomoyakitaura
0
170
社内共通コンテナレジストリを設立して、開発者体験向上を狙ってみた /Establishing container registry to improve DX
tomoyakitaura
2
200
LTワークショップ3日目 / LT Workshop Day 3
tomoyakitaura
0
170
LTワークショップ2日目 / LT Workshop Day 2
tomoyakitaura
0
160
LTワークショップ(1日目) / LT workshop day 1
tomoyakitaura
1
190
これまでの監視とクラウド時代の監視 / Monitoring the Past and the Cloud
tomoyakitaura
1
290
Other Decks in Programming
See All in Programming
Rails産でないDBを Railsに引っ越すHACK - Omotesando.rb #110
lnit
1
100
メモリリークが発生した時にpprofを使用して原因特定した話
zono33lhd
0
100
複雑なフォームを継続的に開発していくための技術選定・設計・実装 #tskaigi / #tskaigi2025
izumin5210
12
6.4k
當開發遇上包裝:AI 如何讓產品從想法變成商品
clonn
0
2.6k
【TSkaigi 2025】これは型破り?型安全? 真実はいつもひとつ!(じゃないかもしれない)TypeScript クイズ〜〜〜〜!!!!!
kimitashoichi
1
300
CRUD から CQRS へ ~ 分離が可能にする柔軟性
tkawae
0
230
💎 My RubyKaigi Effect in 2025: Top Ruby Companies 🌐
yasulab
PRO
1
130
TypeScript を活かしてデザインシステム MCP を作る / #tskaigi_after_night
izumin5210
4
480
Cloudflare Realtime と Workers でつくるサーバーレス WebRTC
nekoya3
0
230
External SecretsのさくらProvider初期実装を担当しています
logica0419
0
240
型付け力を強化するための Hoogle のすゝめ / Boosting Your Type Mastery with Hoogle
guvalif
1
230
テスト分析入門/Test Analysis Tutorial
goyoki
11
2.7k
Featured
See All Featured
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
430
65k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
49
8.1k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
29
1.7k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
123
52k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
Building Applications with DynamoDB
mza
95
6.4k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
71
4.8k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.1k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
The Language of Interfaces
destraynor
158
25k
Transcript
New Relicの推せるところ・推せないところ KDDIアジャイル開発センター株式会社 Tomoya Kitaura KDDIグループ向けNew Relicユーザーグループ会 2025/4/23
自己紹介 Tomoya Kitaura @kitta0108 KAG リードSRE ▪技術コミュニティ運営 - - JAWS-UG
コンテナ支部 - JAWS-UG SRE支部 - NRUG SRE支部 ▪好きなNew Relicのサービス - Distributed tracing 2 2
今日のゴール 3 ◾New Relicがどのような サービスなのか強み弱みを理解する。 ◾皆さんにとってNew Relicが 選定するツールの中に入る。
アジェンダ 4 ◾New Relicとは - オブザーバビリティの何がいいのか - システム監視の課題 ◾ここがいいんだよNew Relic
- 機能以外の話 - 推しの機能 ◾New Relicのちょっと悪いところ
New Relicとは 5 ◾New Relicとは New Relicは、よりよいソフトウェアの構築に 役立つオブザーバビリティプラットフォームです。 https://docs.newrelic.com/jp/docs/new-relic-solutions/get-started/intro-new-relic/
オブザーバビリティの何がいいのか 6 オブザーバビリティは僕達に何をもたらすのか?
オブザーバビリティとは 7 - 直訳すると可観測性 - システムを観測する能力そのもののこと - 省略系でo11yと表現されることが多い - o11y
Conferenceが開催されるなど業界注目度も 高い - observability 赤字箇所が11文字だから o11yらしい。 - この表記が嫌いな人もいるw
システム監視の課題 8 CloudFront ALB Fargate Aurora 5xxエラーをユー ザーに返し続け ているでー どこが問題なんだ?
システム監視の課題 9 問題ありません でした! 問題ありません でした! 問題ありません でした! 閃光のフロントエンジニア 鈴木
不死身のインフラエンジニア 田中 業火のバックエンドエンジニア 山田
オブザーバビリティ導入後のイメージ 10 Client Backend Infra Client ユーザー リクエスト ・どんなリクエストを渡さ れたか
・どんなレスポンスを返し たか ・関数の処理にどれくら い時間かかったか ・エラーが起きた具体的 な関数の場所はどこか ・どんなユーザーだった か ・どのようなレスポンスを 返したか ・Backendにどのような 要素を渡したか ・Backendからはどんな レスポンスが返ってきた か ・エラーが起きたそ の時インフラの状態 はどうだったか
オブザーバビリティ導入後の理想 11 閃光のフロントエンジニア 鈴木 不死身のインフラエンジニア 田中 業火のバックエンドエンジニア 山田 インフラでエラーが 起きてるな
インフラでエラーが 起きてるな インフラでエラーが 起きてるな
ここがいいんだよNew Relic(機能以外の話) 12 まずは機能以外の話から。 その1 User Groupめっちゃ盛り上がってる
ここがいいんだよNew Relic(機能以外の話) 13 ◾支部一覧 - NRUG - SRE支部 - ME支部
- 沖縄支部 - 名古屋支部
ここがいいんだよNew Relic(機能以外の話) 14 (宣伝)User Groupから本も出た
ここがいいんだよNew Relic(機能以外の話) 15 その2 SAさんのサポートめっちゃ助かるよの話
ここがいいんだよNew Relic(機能以外の話) 16 KDDIグループ全般を支えてくれる人たち - 有償PoC期間中は一定期間導入支援あり - 本契約後もSlackで問い合わせ対応 受け付けてくれる。大変助かる
ここがいいんだよNew Relic(機能以外の話) 17 その3 学習コンテンツ充実してるよの話
ここがいいんだよNew Relic(機能以外の話) 18 ◾動画講座 - New Relic University(NRU) - https://newrelic.com/jp/learn
◾腕試し - Full-Stack Observabilityテスト - https://learn.newrelic.com/full-stack-o bservability-exam-jp
ここがいいんだよNew Relic(機能以外の話) 19 その4 TrueUpモデル(料金体系)が 導入ハードルを下げてくれるよの話
ここがいいんだよNew Relic(機能以外の話) 20 ◾年間契約消費型 - 従量課金が良しとされるのは、 それが自らがコントロール可能な状態に限られる話。 - Debug Logを流し続けちゃった。
- 負荷テストでデータ転送切り忘れちゃった。 - こんなことで膨大な料金を請求されるのはいや じゃないだろうか。 https://newrelic.com/jp/blog/nerdlog/new-product-and-pricing
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 21 ここから機能の話 その1 IDEと統合して高速トラシュできるよの話
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 22 ◾New Relic CodeStream 1. APMを有効化且つCodeStreamをセットアップ。 2. APMのErrors
Inboxで該当のエラーを表示 3. Open IDEボタンが表示されるので、そのボタンを押下。 4. するとあら不思議、 使い慣れたIDEでスタックトレースの該当コードにジャン プできるではありませんか https://newrelic.com/jp/codestream
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 23 ◾New Relic CodeStream(エラー画面)
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 24 ◾New Relic CodeStream(IDE画面(Goland))
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 25 その2 Vulnerability Managementで Security活動もできるよの話 名前変わったらしい?
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 26 ◾Vulnerability Management 1. APMを有効化する。(要DataPlus契約) 2. するとあら不思議、 脆弱性管理できているじゃありませんか。
https://docs.newrelic.com/jp/docs/vulnerability-management/dev-workflow/
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 27 ◾Vulnerability Management(ダッシュボード画面)
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 28 ◾Vulnerability Management(検知項目一覧画面)
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 29 その3 なんといってもAPMサイキョー
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 30 ◾APM 1. APMを有効化する。 2. するとあら不思議、 システム内部の隅々までパフォーマンスが計測できて いるじゃありませんか。
https://docs.newrelic.com/jp/docs/apm/new-relic-apm/getting-started/introduction-apm/
ここがいいんだよNew Relic(機能の話) 31 ◾APM(トレース詳細画面)
New Relicのちょっと悪いところ 32 ◾アラート周りの設定が直感的に動かなくてちょっと辛い 閾値周りが思ったように動かない。 自力で解決しようとせずにサポートチケットを さっさと切るのがおすすめ。サポートは手厚め。 - ただNRQL(New Relic
Query Language)を使って、 New Relicに転送したデータはどこからでも 引っ張ってこれるのは⭕ ◾画面がちょっと重い いっぱいデータ読み取るからしょうがないよね。
さいごに 33 KDDIグループ全体にオブザーバビリティの知見が もっと広がっていけばイイなって思ってます! 導入戦略の企画や、 既存課題の解決にオブザーバビリティを 見据えてるなどあれば、 無償で壁打ちのお手伝いします (今期限定の活動です)