Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
至高のCI/CDパイプラインを実現する5つの約束 #jawsdays / The fiv...
Search
Tori Hara
PRO
February 23, 2019
Technology
26
27k
至高のCI/CDパイプラインを実現する5つの約束 #jawsdays / The five principles to spark joy in your pipelines
Presented virtually at JAWS DAYS 2019.
Tori Hara
PRO
February 23, 2019
Tweet
Share
More Decks by Tori Hara
See All by Tori Hara
カミナシでの技術的負債返済プロジェクトとその決断 / Beyond tech debts at Kaminashi
toricls
PRO
47
23k
アプリケーション開発者は Amazon ECS あるいは Kubernetes をどこまで知るべきか #AWSDevDay / You build it, you run it
toricls
PRO
56
19k
永続複数ブランチ運用は『単一のコードベース』と言えるのか / What are your justifications for the multi-branches?
toricls
PRO
17
6.2k
緩やかに死んでいくシステム / You won't be in the team forever
toricls
PRO
23
15k
技術的負債とステークホルダと説明責任と / The Debt
toricls
PRO
76
36k
Securing your Amazon ECS applications: Best practices
toricls
PRO
0
860
第2回 AWS Fargate かんたんデプロイ選手権 #AWSDevDay / The Easiest Deployment Championship 2020 - Find your winner for AWS Fargate!
toricls
PRO
18
23k
独りよがりのプラットフォーム / For Whom that Platform Runs
toricls
PRO
98
34k
Containers + EC2 Spot: 特性と実装パターンに学ぶ低コスト & 高可用アーキテクチャ / Practical Guide for Amazon EC2 Spot with Containers
toricls
PRO
13
5.3k
Other Decks in Technology
See All in Technology
JNation 2025 - Quarkus for Spring Developers
edeandrea
PRO
0
100
スプリントゴールで価値を駆動しよう
takufujii
3
1.6k
OTel meets Wasm: プラグイン機構としてのWebAssemblyから見る次世代のObservability
lycorptech_jp
PRO
1
290
継続戦闘能⼒
sansantech
PRO
0
220
コードの考古学 〜労務システムから発掘した成長の糧〜
kenta_smarthr
0
910
Oracle Database オプティマイザ・ヒントの活用
oracle4engineer
PRO
1
140
NW運用の工夫と発明
recuraki
1
700
Bill One 開発エンジニア 紹介資料
sansan33
PRO
4
12k
iOS/Androidで無限循環Carousel表現を考えてみる
fumiyasac0921
0
130
ソフトウェアは捨てやすく作ろう/Let's make software easy to discard
sanogemaru
10
5.7k
Machine Intelligence for Vision, Language, and Actions
keio_smilab
PRO
0
480
“⾞が通れるほど⼤きな”セキュリティーホールを抑えながらログインしたい
taiseiue
0
150
Featured
See All Featured
A Tale of Four Properties
chriscoyier
159
23k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
180
53k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
6
650
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
52
2.8k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
3.8k
The Invisible Side of Design
smashingmag
299
50k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
368
19k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
49
8k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
76
5.8k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
3.9k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
Transcript
twitter.com/toricls ⾄⾼のCI/CDパイプラインを実現する5つの約束 Yasuhiro Hara Feb. 23, 2019 #jd2019_d
twitter.com/toricls Yasuhiro Hara / Specialist Solutions Architect, Containers Amazon Web
Services Japan ❤ AWS Fargate & AWS Lambda toricls
twitter.com/toricls ▶ CI/CD パイプラインの必要性 ▶ 具体的な実装テクニック ▶ ツールやサービスの紹介 話さないこと
twitter.com/toricls 最⾼のパイプラインを⼿に⼊れるための マインドセットとは? 本⽇の話題
twitter.com/toricls 1. パイプラインファースト
twitter.com/toricls 1. パイプラインファースト ▶ プロジェクトの初期、まずアプリケーション開発に着⼿しがち ▶ 少⼈数なチームであればあるほどそうなりがち ▶ アプリケーション開発から着⼿するとCI/CD整備が後回しになりがち ▶
プロジェクトで⼀番最初に作るべきはパイプライン ▶ 理想は⼀発⽬のデプロイからパイプラインを通す ▶ パイプライン作る → rails new → デプロイ → アプリケーション開発に着⼿
twitter.com/toricls 1. パイプラインファースト ▶ 最初からパイプラインを持つことはプロジェクトへの投資 ▶ 開発そのものの加速を考えれば圧倒的な低リスク投資 ▶ 最初からちゃんとしたパイプラインである必要はない ▶
ローカルにて⼿で実⾏するコマンドはスクリプトにまとめる ▶ スクリプトを普段の開発だけでなくパイプラインからも利⽤する ▶ 整えるのは後からで良い
twitter.com/toricls 2. ⾃動化されたパイプラインの維持
twitter.com/toricls 2. ⾃動化されたパイプラインの維持 ▶ ビジネス要求の変化とともにアプリケーションやシステムは変化を求められる ▶ 油断するとすぐに⾃動化できないアプリケーションが出来上がる ▶ ⾃動化が難しくなる変更を避ける ▶
ビジネス要求への対応⽅法が本当にそれしかないのか3回くらい考える ▶ 他の実装⽅法がないか10回くらい考える ▶ 「オペレーションの⾃動化が難しいものは開発しない」くらいの気合いが必要
twitter.com/toricls 2. ⾃動化されたパイプラインの維持 ▶ 常にパイプラインをシンプルに保つ ▶ アプリケーション都合の複雑性をパイプラインやインフラに押し込まない ▶ より柔軟性が⾼いアプリケーションで複雑性を吸収する⽅が良いことも ▶
e.g. データベースマイグレーション ▶ アプリケーションを新旧どちらのスキーマでも動く形で実装 ▶ 先にアプリケーションをデプロイし、その後スキーマ変更をデプロイ ▶ データベーススキーマに後⽅互換性のない変更を加えない
twitter.com/toricls 3. 柔軟なパイプラインの維持
twitter.com/toricls 3. 柔軟なパイプラインの維持 ▶ プロジェクトの進みに合わせてパイプラインも変化が必要となる ▶ 継続的な変化を柔軟に受け⼊れられるよう、パイプラインを常にシンプルに保つ ▶ パイプラインへの要求変化に柔軟に対応できる状態を維持する ▶
ビジネス要求の変化 ▶ ポリシーの変更 ▶ デプロイ対象アプリケーションの変化 ▶ システムを構成するコンポーネントの変化、etc.
twitter.com/toricls 3. 柔軟なパイプラインの維持 ▶ パイプラインそのものをコード化し、リポジトリで管理する ▶ Iterative な変更をパイプラインに加えることへの⼼理的障壁を取り除く ▶ Iterative
な改善が必要なのはアプリケーションだけではない
twitter.com/toricls 4. パイプライン UX の継続的改善
twitter.com/toricls 4. パイプライン UX の継続的改善 ▶ パイプラインはチームメンバーに対して提供される「サービス」 ▶ 何が実⾏されたのか、なぜ処理が落ちたのかを他のメンバーが分かるように ▶
パイプライン全体の処理時間の維持・短縮に継続的に取り組む ▶ 何を⾔っているか分からない、時間のかかるパイプラインを使いたい⼈はいない ▶ ただし、時間短縮のための過度な作り込みは避ける ▶ 黒魔術になりがち & パイプラインの安定性を損ねがち ▶ 不安定なパイプラインを使いたい⼈はいない
twitter.com/toricls 5. パイプラインが唯⼀のリリース⼿段
twitter.com/toricls 5. パイプラインが唯⼀のリリース⼿段 ▶ パイプラインを通さないデプロイは禁忌 ▶ うまくビルド・テストが通らない、なんかデプロイこけるは常に起き得る ▶ 「とりあえず今回は急ぎだから⼿作業でやっちゃうか」を断固避ける ▶
「とりあえず⼿作業」は楽。慣れてしまうとこれがパイプライン崩壊の始まりに ▶ パイプラインを通さないデプロイが許される例外の境界 ▶ ビジネスが危機的状況にある場合、という感覚を持つ
twitter.com/toricls まとめ
twitter.com/toricls ⾄⾼のCI/CDパイプラインを実現する5つの約束 ▶ パイプラインファースト ▶ ⾃動化されたパイプラインの維持 ▶ 柔軟なパイプラインの維持 ▶ パイプライン
UX の継続的改善 ▶ パイプラインが唯⼀のリリース⼿段
twitter.com/toricls λ おしまい