スタートアップの開発とクラウドサービス

おもにクラウドの話してます #2 https://omoni-cloud.connpass.com/event/320415/
の登壇資料です。

PdMとして、スタートアップのビジネス、プロダクトを成長させていく上で、
クラウドサービスを活用できたなと感じたポイントを共有します。

Transcript

1. スタートアップの開発とクラウドサービス by さんきょー おもくら#2
2. • さんきょー @t3qyo • PdMとたまにエンジニア • カープファン • 広島Uターンで水産業関連のスタートアップに 自己紹介 2
3. PdMとして、スタートアップのビジネス、プロダクトを成長させていく上で、 クラウドサービスを活用できたなと感じたポイントを共有します。 今日話すこと 3
4. • 0 -> 1 を少人数で爆速で作り上げる • 開発チーム内に閉じず、セールス・CSチームと一緒になってビジネスを作る • MVP（Minimal Viable Product）を作って仮説検証サイクルを回す スタートアップの開発とは 最小のコストで最大の学びを得続ける 4
5. スタートアップの開発とは リリース 5 学習 開発 このループをいかに早く回すか
6. • リリース • 開発 • 学習 スタートアップ開発におけるクラウドサービスの使い所 6
7. モバイル界隈の方はおわかりかと思いますが。 7 リリースプロセスの課題
8. 従来 8 リリースプロセスの課題 • 証明書が変わってる... • XCodeのバージョン違 う... • バージョンコードあげて なくてビルドからもう一 度やり直し • 環境変数が違う...
9. 従来 9 リリースプロセスの課題 • 証明書が変わってる... • XCodeのバージョン違 う... • バージョンコードあげて なくてビルドからもう一 度やり直し • 環境変数が違う... GitHub Actions で解決できます！
10. 10 GitHub Actionsでリリースプロセスの課題対策 ひとまずこうした
11. 11 ひとまずこうした • AndroidとiOSx2アプリの ビルド＆アップロードで計4回 ポチポチしないといけない • iOSのTestFlightにあがるのが 遅い😭 GitHub Actionsでリリースプロセスの課題対策
12. 12 さらにこうした GitHub Actionsでリリースプロセスの課題対策
13. 13 さらにこうした GitHub Actionsの Reusable workflowsを使って 既存のworkflowファイルを一括で流す workflowを構築 ワンクリックで4つのworkflowの実行が 可能に GitHub Actionsでリリースプロセスの課題対策
14. 14 さらにこうした Stagingは AppDistributionに一本化 TestFlightと比較すると比べると ・アップロード時間10分削減 ・一本化されてQAでの伝達コスト、待ち 時間削減 GitHub Actionsでリリースプロセスの課題対策
15. • リリース頻度をあげたいスタートアップで、リリース or デプロイ省力化は 最優先で進めるべき（他のことに集中する時間を増やす） • GitHub使ってるならGitHub Actionsが楽 ◦ PRのレビュー承認と組み合わせたり、タグ発行もトリガーにできる ◦ 最近はVariable、Secretsも環境ごとに設定できるようになりより便利😊 • Reusable workflowsを使って同じ処理を使い回し、 複数OSへのリリースなどは一本化する ◦ さらに並列化して実行時間も減らしていきたい💪 • モバイルアプリのStaging環境でのテストビルドのアップロードは Firebase App Distributionを使うと速い＆わかりやすい 15 リリースプロセスの課題対策の学び
16. • リリース • 開発 • 学習 スタートアップ開発におけるクラウドサービスの使い所 16
17. 17 開発の課題 取り急ぎ現場用に こんなツールがあると 嬉しいなぁ 割と地味に入り組んだロジック 書かないといけないし、 現場だからスマホで使えないと いけないし、 今そこに使えるリソースもな い...
18. 18 開発の課題 取り急ぎ現場用に こんなツールがあると 嬉しいなぁ 割と地味に入り組んだロジック 書かないといけないし、 現場だからスマホで使えないと いけないし、 今そこに使えるリソースもな い... で解決できるかも？
19. 19 AppSheetで開発の課題対策
20. 20 AppSheetで開発の課題対策 だいたい1日でこれぐ らいできる スマホ版用に作れば PC版はいい感じにして くれる😍
21. 21 AppSheetで開発の課題対策 ログが監視できるのも👍
22. • DBからSpreadSheetへのコピーはGoogle App Script(GAS)などを使って、すぐにで きるようにしておくと良い （業務シーンで出力データ後の加工にSpareadSheetを使うことが多くある。 セールス・CSも欲しがる） • Spread SheetとGASとAppSheetがあれば取り急ぎの業務アプリは作れる （ややとっつきにくいが、理解すれば単純なものはほぼ1日でできる） • AppSheet連携のAutomationはタイムアウトまでの時間が5分。 Google Workspaceを契約していればGAS実行のタイムアウトは30分なので、重た い処理を実行する際は、Automationを使わず、GASを単体で呼び出すのが良い • AppSheetで作って、本当に必要であればアプリに実装する。という道もあり。 22 開発の課題対策の学び
23. • リリース • 開発 • 学習 スタートアップ開発におけるクラウドサービスの使い所 23
24. 24 学習プロセスの課題 ◦◦のデータが欲しい んだけど 今障害対応でそれどころじゃない から、あとでやろう
25. 25 Metabaseで学習プロセスの課題を解決 自クラウドにホスティング Dockerでも動く
26. Metabaseで学習プロセスの課題を解決 SQLを書いて モデルになります
27. 27 Metabaseで学習プロセスの課題を解決 WHERE句 GROUP BY句 FROM句 モデルを選ぶ
28. 28 Metabaseで学習プロセスの課題を解決 select count(id) as new_user_count, date_format(created_at ,'%Y-%u weeks') as week from users group by week; ↑のようなSQLを書かなくても、 日付データは月単位、週単位、年単位などの GROUP BYを簡単にできる
29. 29 Metabaseで学習プロセスの課題を解決 COUNT、MAX、DISTINCT、STDEVなどの 集計関数も使える！ さらにカスタムエクスプレッションで COUNTIF() などもかける！
30. 30 Metabaseで学習プロセスの課題を解決 きれいなグラフが一瞬でできる
31. 31 Metabaseで学習プロセスの課題を解決 地図データにプロットして 可視化もできる
32. • ユーザログはMixpanel or Firebase Analyticsで分析 ◦ マーケと相性がいいのはFirebase Analytics • Metabaseはビジネス数値の可視化、共有に使える ◦ ただどちらかと言えばストックのデータ可視化が中心になる。 フローのデータはBigQueryなどに貯めていきたい💪 • （当たり前だが）Metabaseで参照するDBはレプリカを参照した方がいい • Metabaseはモデルを定義しておくと、セールス・CSでもデータを自由に加工する ことができる • 地図を埋めていけるの楽しい 32 学習プロセスの課題対策の学び
33. • リリースはGitHub Actionsを使って省力化しておく • 現場のツールなどは、開発時間がなければスプレッドシートとAppSheetで 作れるよ。スマホもPCも同時にリリースできちゃうよ • Metabase、Mixpanelなどの分析ツールは直ちに入れ、セールス・CSとプロ ダクトで同じダッシュボードを見れるようにする 33 スタートアップ開発のクラウドサービス使い所まとめ
34. ありがとうございました by さんきょー おもくら#2