Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
生成AIとお絵描き対決! ~テーマ:AWSシステム構成図~/genaiarchitecture...
Search
Sponsored
·
SiteGround - Reliable hosting with speed, security, and support you can count on.
→
tyumugiko
September 12, 2025
Programming
250
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
生成AIとお絵描き対決! ~テーマ:AWSシステム構成図~/genaiarchitecture-20250912
tyumugiko
September 12, 2025
More Decks by tyumugiko
See All by tyumugiko
GraphRAGのKnowledge Graphを 直接!見る/View-GraphRAG's-KnowledgeGraph-directly!
tyumugi1113
0
110
Tokenomicsを知る日/A-Day-to-Learn-About-Tokenomics
tyumugi1113
0
46
AWSのコスト見積もりを簡単にしたいツールを作った件/Created -a-tool-to-AWS-cost-estimation
tyumugi1113
0
75
エンジニアが好きそうな、おススメ小説3選!/Engineer-Osusume-Novel-3
tyumugi1113
0
49
「AWS CDK入門」の前日譚/Prequelto-Introduction-To-AWSCDK
tyumugi1113
0
260
Other Decks in Programming
See All in Programming
源内ハンズオン概要編
hideg
0
240
ハーネス設計入門 〜プロンプト、コンテキストの次〜
kinopeee
52
33k
[DroidKaigi 26] How We Moved from Android Studio to Slack
thisaay
0
160
週末にAI-DLCを本気で回したら$1,600溶けた
hbashimizu
0
120
「つくるAI」だけではバグは見つからない ~テストに必要な「見つけるAI」を分離させる戦略~
mfunaki
0
230
XHTMLが残したもの
yosuke_furukawa
PRO
1
370
片田舎のおっさん、 Swift Buildのダイアモンド問題解決の不具合修正PRを出すが、解決方法がキャッシュをしないようにすることであり、ビルド時間が伸びると言われてマージされないので高速化もする/swiftbuild
yimajo
0
340
DynamoDBの基礎を振り返りながらベクトル検索機能を理解する
musan
3
260
Go 1.27からのGODEBUG / Go 1.27 リリースパーティ #go127party
mazrean
0
280
Claude Codeを組織的に動かして月400PRを実現した話
happy_ryo
0
250
Kiroで創り、AgentCoreで繋ぐ!AWSで実践する「AI-DLC」から「AIエージェント統合」までの最新地図
licux
1
180
AIの中の人になってみる
htkym
0
150
Featured
See All Featured
Tell your own story through comics
letsgokoyo
1
1.1k
The Invisible Side of Design
smashingmag
301
52k
The innovator’s Mindset - Leading Through an Era of Exponential Change - McGill University 2025
jdejongh
PRO
1
320
Gemini Prompt Engineering: Practical Techniques for Tangible AI Outcomes
mfonobong
2
510
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4.6k
B2B Lead Gen: Tactics, Traps & Triumph
marketingsoph
0
230
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
128
18k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3.3k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
31
10k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
6.3k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.8k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
1.5k
Transcript
生成AIとお絵描き対決! ~テーマ:AWSシステム構成図~ 株式会社テクノプロジェクト 第3バリューデリバリー部 中林 風真 ↓ てぷにゃん
2 自己紹介 株式会社テクノプロジェクト 3DL AWSチーム 中林 風真 – Nakabayashi, Fuma
好きな AWS サービス AWS Cloud Development Kit (AWS CDK) 経歴 • 2021年 4月 新卒入社 • 2023年 4月 AWS に関する業務に従事 AWS Step Functions
3 皆さん、、、 絵 書いてますか? 作:中林
4 絵、かいてますか? エンジニアにとっての絵とは 参考:https://norahsakal.com/blog/mcp-vs-api-model-context-protocol-explained/ クラス図 シーケンス図 アクティビティ図 フローチャート
5 絵、かいてますか? AWSシステム構成図 AWSエンジニアにとっての絵とは より良い構成図はより良いシステムを生み出す • システムの全体像把握 • サービス間の連携を一目で把握 •
ドキュメントとしての必要性 • 障害・保守対応 • 障害範囲の特定、原因調査の迅速化 • 影響範囲の調査
6 ところで、、、、生成AIの劇的な進化すごくね? 生成AIによるAWS環境の構築 用件を伝える 構成を考える IaCで構築する すべて生成AIでできる。 ※品質の問題はある
7 ところで、、、、生成AIの劇的な進化すごくね? 生成AIにAWSシステム構成図を書かせてみる! なにか忘れてないか? 用件を伝える 構成を考える IaCで構築する すべて生成AIでできる。 AWSシステム構成図は?
8 生成AIにAWSシステム構成を書かせてみる システム名:静的ウェブサイトと問い合わせフォーム 概要: • 企業や個人のポートフォリオサイトなど、更新頻度の低い静的なコンテンツを公開し、訪問者からの問い合 わせを受け付けるシンプルなウェブサイト • ユーザーがID/パスワードを使用してウェブサイトにログインできる機能を提供する。 •
セキュリティも確保する。サイトのアクセス状況を把握し、簡易的な分析ができることも要件とする。 • システム全体に対するセキュリティ脅威を継続的に監視し、異常を検知できることも要件とする。 • また、ウェブサイトのコンテンツやコードはバージョン管理され、変更が自動的にデプロイされる開発ワークフ ローが構築されていることも要件とする。 よくある要件をもとに構成を行う • 各要件を満たしているか(50点) + 構成図として相応しいものになっているか(50点) = 100点満点で評価を行う。 • 採点は、Gemini 2.5 Proを用いて上記の観点のもと行う
9 生成AIにAWSシステム構成を書かせてみる 1. 中林 • AWS歴 4年、AWS Certified Solutions Architect
– Professional 2. マルチモーダルな生成AI • Gemini 2.5 Flash Image(Nano Banana)← newモデル • 画像生成 + テキスト 3. 画像生成に特価した生成AI • Imagen 4 Fast • 画像生成特化 4. 生成AI + MCP サーバー • Gemini 2.5 Pro • AWS Diagram MCP サーバー 選手入場
10 生成AIにAWSシステム構成を書かせてみる ①中林の構成図
11 生成AIにAWSシステム構成を書かせてみる ①中林の構成図 CDNで配信 静的なコンテンツ を配置 問い合わせをメールで 管理者に通知 監視の通知 CI/CD関連
セキュリティ関連 アプリケーション保護 ログの分析 ユーザー認証 論評: • 極めて完成度が高く、モダンなベストプラク ティスを反映した、大変優れたAWS構成 図です。 • 残る改善点として挙げられるのは、CI/CD パイプラインからのデプロイ先を示す矢印が ない点のみです。 • この一点を追記することで、ほぼ完璧な構 成図と言えるでしょう。 名前解決 要件:50点, 構成図:45点 =95点
12 生成AIによるシステム構成図の作図 ②マルチモーダルな生成AI(Gemini 2.5 Flash Image(Nano Banana))
13 生成AIによるシステム構成図の作図 ②マルチモーダルな生成AI(Gemini 2.5 Flash Image(Nano Banana)) 論評: • コンセプトは面白いものの、図としての品質に深刻な
課題がある構成図です。 • 要件の大部分は満たされていますが、セキュリティ面で 重要な要素が欠けています。 • サービス名の大量の誤記、一貫性のないレイアウト、 不明瞭な連携線といった多くの欠陥があります。 • この図は、まるで性能の低い生成AIが作り出したよう な、不正確で未完成な印象を受けます。 要件:40点, 構成図:25点 =65点
14 生成AIによるシステム構成図の作図 ③画像生成に特価した生成AI(Imagen 4 Fast)
15 生成AIによるシステム構成図の作図 ③画像生成に特価した生成AI(Imagen 4 Fast) 論評: • 静的サイトホスティングの「概念図」としては成立してい ますが、指定された要件を満たす「構成図」としては全 く成立していません。
• システムの全体像を把握するには、情報が圧倒的に 不足しています。これは、要件を満たしていないことの 裏返しでもあり、この図だけではどのようなシステムなの か全く伝わりません。 要件:5点, 構成図:20点 =25点
16 生成AIによるシステム構成図の作図 ④生成AI + MCP サーバー(Gemini 2.5 Pro + AWS
Diagram MCP サーバー) MCP とは • AI(モデル)と外部ツール(コンテキスト)を連携させるための「共通の会話ルール(プ ロトコル)」のこと。「Model Context Protocol」の略。 User Cline(client) Gemini Python MCP graphviz AWS Diagram MCP Server とは • AWSの構成図の作図を行うことができるMCP • 用いることで、AIは「このツールを、このように使えば図が描ける」と理解できるようになる。 • AWSが提供しているMCPであるため技術的にも信用できる。 Image
17 生成AIによるシステム構成図の作図 ④生成AI + MCP サーバー(Gemini 2.5 Pro + AWS
Diagram MCP サーバー)
18 生成AIによるシステム構成図の作図 ④生成AI + MCP サーバー(Gemini 2.5 Pro + AWS
Diagram MCP サーバー) 論評: • 構造化と見やすさの点では優れていますが、セキュリ ティに関する設計と表現に看過できない誤りがある構 成図です。 • しかし、セキュリティの要であるWAFの適用範囲が狭い という設計上の欠陥が存在する。 • 「Frontend」「Backend」「Security & Monitoring」「CI/CD」のように、システムが機能単 位で明確にブロック分けされています。これは非常に見 やすく、複雑な構成を理解する上で大変優れています。 要件:40点, 構成図:30点 =70点
19 結果発表!! 勝者: 中林!!! 順位 対象 合計点 評価 1位 ①中林
構成図 95点 要件を完璧に満たし、モダンな構成も反映さ れた極めて完成度の高い図。 2位 ④生成AI + MCP サーバー 70点 構造化は非常に優れているが、セキュリティ 設計と表現に致命的な誤りがある。 3位 ②マルチモーダルな生成AI 65点 WAFの欠落と大量の誤記により図としての品 質が低い。 4位 ③画像生成に特価した生成AI 25点 システム要件を全く満たしておらず、構成図 として成立していない。
20 まとめ • AWS構成図の作図スキルにおいて、人間のほうが優れている • AWSの最新のアップデートの反映ができない • 図に文字を入れるのは非常に困難 • 何を伝えたいのか「意図が伝わる図」という観点を生成AIが持っていない
• 一方で、生成AIは強力なパートナーになり得る可能性を秘めているとも感じる • 初心者のたたき台作成の役割は現時点でも十分 • シンプルな構成であれば、この構成図で十分な場合もある。 • ただし、品質の保証は必ず行う必要がある
21 結論 適材適所でAIを使いこなそう! • AIに的確な指示を出し、アウトプットを評価し、自らの知識で昇華させる能力が必要 • 全部AIは無理なので、賢くつくあっていきましょう。
22 Thank you!
23 生成AIによるシステム構成図の作図 補足: ④生成AI + MCP サーバー(Gemini 2.5 Pro +
AWS Diagram MCP サーバー) 画像の入力をもとに、Draw.ioのXMLファイル形式に変換してもらう。 これをもとにユーザーが修正を行うことで、より汎用的にすることもできる。