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心に灯を、過去に感謝を、未来に花束を。
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March 15, 2025
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心に灯を、過去に感謝を、未来に花束を。
2025/03/15 スクラムフェス神奈川のキーノートで講演した内容です。
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March 15, 2025
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Transcript
心に灯を、 過去に 感謝を、
未来に花束を。 森一樹@viva_tweet_x
あなたは、何者になりたいですか? あなたは、何をする人ですか?
何者かにならねば、と思い詰めていませんか 心の奥底から「これがやりたい」 というものはありますか ないことに焦りを感じていませんか
私も、そういうものは何もなかった この話は、わたしが私になるまでの物語 あなたと同じ「ひとり」の等身大の人間とし て、周りのみんなに灯してもらった心の火を 、あなたに渡しにきました。
今日の話は、 誰にも話してこなかった、 見せてこなかった、 見せたくなかった場所。 外から見えている私とは かけ離れているわたしの話。
私は、何者だろう
神奈川 2 年目のキーノートスピーカー
None
森一樹 @viva_tweet_x ふりかえりエバンジェリスト チームファシリテーター アジャイルコーチ
ふりかえりエバンジェリストとして活動中。講演・書籍執筆など実施 単著・ふりかえり実践会シリーズ 査読・レビューしたもの 共著もしくはコラム執筆したもの
多くの無償でコンテンツを提供。国内のふりかえり文化の定着に注力 ふりかえりカタログ / Retrospective Catalog Speaker Deck 累計
17 万view ふりかえりカタログ(コミュニティ版) Miro 月間 5,000 view 累計 10 万view 累計2,000 部 第4 刷 台湾版も! 累計3,000 枚 頒布 累計46 時間分, 3 万再生 5 年連続開催 参加者700 名 7 年間, 登録者 2,000 人 講演 400 回以上 無償有償 含む
わたしは、何者になりたかったんだろう?
入社前に遡る
『日本のIT をかっこよく したい』 という想いを持って入社した
わたしは何者かになりたかったのかもしれない
思えば、競争と選択を 避けて歩んできた人生だった
採用面接 生まれて初めて、 自分の人生がかかる競争に入り込んだ瞬間
日本のIT をかっこよくしたい という虚構 から始まった わたしに信念はなかった
入社してからのわたしは、 迷走してばかりだった
石橋さん 「 プロフェッショナルたれ 」 当時:株式会社野村総合研究所 上級専門職 現:エーザイ株式会社 情報システム部部長 石橋 琢磨さん
プロフェッショナルであろうとするわたしと 現実とのギャップ
炎上プロジェクトの中での 社会人としての 青春
彼らが認めてくれる私になろうとした 彼らの支えになる私になろうとした
業務の プロフェッショナル としての私
アジャイルとの出会い
None
新井さん 「 私は恩送りするんです」 当時:株式会社ヴァル研究所 現:株式会社レッドジャーニー 取締役COO 新井 剛さん(@araratakeshi )
知らない世界が開けた気がした 同じ 世界をどうやったら 見れるだろうか
江端 さん 「常に目的に立ち戻れ」 「雑談も戦略的に行え」 株式会社Odd- e Japan 代表取締役CEO
江端 一将さん(@ebacky )
試験 の受講資格すら なし。 自分の培ってきたすべてが 否定されたかのように思えた瞬間
自分のふがいなさへの 悔し涙 自分を見つめなおす ふりかえり。 悔しさを胸に、実践し続ければ いつか分かるだろうか?
業務のプロフェッショナルの私 ↓ アジャイルプラクティスを実践している私
森實 さん 「会社を辞める気になれば なんでもできる」 当時:株式会社野村総合研究所 上級専門職 現:株式会社レッドジャーニー
森實繁樹さん(@samuraiRed )
None
「発表してみなよ」 「わたしなんかで いいんですか?」 「大丈夫だよ」
devlove-kansai.doorkeeper.jp 大きなSIer の中で「アジ ャイル開発で飯を食う」 までの歩み 2017-09-22 (金)19:30 - 21:30 終了後の
まとめ、スライド、ブログなど( 随時更新) スライド [DevLOVE 関西] 大きなSIer の中 で「アジャイルな開発で飯を食う」まで の歩み スクラムの取り組みと「全員同 席」の真価 // Speaker Deck 大きなSIer の 中で「アジャイル開発で飯を食う」まで の歩み 「うちは◯◯だから、△△ができ ない」というのは規模に関わらずどのよ うな現場でも多かれ少なかれ、聞く言葉 です。 その中でもよく聞く言葉の1 つに 「うちは大きなSIer だから、アジャ…
None
業務のプロフェッショナルの私 ↓ アジャイルプラクティスを実践している私 ↓ アジャイルプラクティスを発信する役割 の私
与えてくれた役割を 自分なりに果たそうとする、 役に立とうとするところから始まった
ふりかえりとの出会いは、 最悪だった
部屋に缶詰めで、ひたすら詰められ続ける 作ったアクションは報告されただけで使われない
何も変わらない 何も救われない
アジャイル との出会いが、 わたしの ふりかえりを変えた
kiro さん 「忙しいからこそ立ち止ま るんだぞ」 株式会社アトラクタ Founder 兼 CEO 原田騎郎さん(@haradakiro
)
ryuzee さん 「一番の問題は何?」 株式会社アトラクタ Founder 兼 CTO 吉羽龍太郎さん(@ryuzee
)
天野勝さん 「振り返り」じゃなくて 「ふりかえり」なんです 株式会社永和システムマネジメント 天野 勝さん(@amapyon )
スクラムイベントすべてに対して 本気だった。 スプリントレトロスペクティブも 本気で取り組んだ。
None
ふりかえりをふりかえった 1 回60 分のふりかえりのために 90 分かけて準備をし 90 分かけてふりかえった
辛く苦しいふりかえり が、 短く楽しいふりかえりへと変わった
小田中 さん 「ふりかえり私も大好きな んですよ!!」 当時:株式会社ナビタイムジャパン 現:株式会社カケハシ
小田中育生さん(dora_e_m )
Netadashi Meetup の懇親会中、 ずっと二人で語り合った
初めて、同士に出会った わたしの「ふりかえり」が肯定された気がして、 ふりかえりがちょっとずつ好きになっていった
業務のプロフェッショナルの私 ↓ アジャイルプラクティスを実践している私 ↓ アジャイルプラクティスを発信する役割 の私 ↓ ふりかえりが好きで発信もする私
コミュニティとの出会いは、 緊張の連続だった
None
神々の集まり 天上人 に声をかけるのも恐れ多い
森實 さん が 司会やってる!!
高柳さん 「 おでんが書ければ ファシリテーションは できるんです」
当時:ダイアログファシリテーター 現:株式会社豆蔵 高柳謙さん(@DiscoveryCoach )
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稲山さん プロジェクトマネージャ 保護者会のボス 技術同人誌書いてる人 当時:株式会社エクサ 室長 故
稲山文孝さん(@inayamafumitaka )
XP 祭り懇親会にて 「イベントどうだった?」 「こんな同人誌買いまして」 「それ著者私!ありがとー」 「!!私もガルパン好きで‥ 」
偶然の出会いが 連鎖していく
None
森實「話して貰う けどいいよねー?」 森「アッハイ」 稲山「黄色い服これねー」 森「ハイ」 高柳「私が話振るから安心してね」 森「ハイ」
※ 写真はイベント当日に撮ってもらいました
RSGT2018 で正式に1メンバーに
「わたしも一緒に混ぜてもらっていいですか?」 「いいよー」 「やろうやろう」「おいで」
初めて、コミュニティの中に入り込んだ 「 外から見る側」 から「自分で作る側」へ
業務のプロフェッショナルの私 ↓ アジャイルプラクティスを実践している私 ↓ アジャイルプラクティスを発信する役割 の私 ↓
ふりかえりが好きで発信もする私 ↓ プロジェクトマネージャ保護者会の私
あなたは何をする人ですか?
わたしは何者なんだろう? 思い浮かんだのは、ふりかえりではなかった
本来のわたしではない私。 様々な仮面を被った。
日本の IT をかっこよくする アジャイルプラクティスの伝道師 ふりかえりを発信する人 ふりかえりが好きな人 ファシリテーター
スクラムマスター アジャイルコーチ
仮面を被りすぎて、 本来の自分が何かがわからなくなって、 心が 壊れそうになった
心の奥底に浮かんだのは、 わたしがこれまで仕事で関わってきた人たち 彼らを笑顔にしたい、 同じ苦しみを味わう人を減らしたい。 よい組織を創り、よいチームを作り、 悲しみを減らし、幸せ溢れる未来へ
わたしがどうしたいか、よりも、 他者の幸福を。 そのために、私があるべき姿を定義した。
チームファシリテーター というプロフェッショナル を 私に課した
仕事をチームファシリテーターとして取り始めた。 それでも、私の手の内には、 いつだって ふりかえりがあったことに気づいた。
業務のプロフェッショナルの私 アジャイルプラクティスを実践している私 アジャイルプラクティスを発信する役割 の私 ↓ ふりかえりが好きで発信もする私 ↓ プロジェクトマネージャ保護者会の私
↓ ( 黄色い服を着た) チームファシリテーターの私
稲山さん 「森ちゃんが書くとしたら 何の本?」 「ふりかえりなら」 「じゃ書こうか。 折れば本だよ」
word を使って文章をひたすら書きなぐってみた
None
None
わたしのふりかえりの表紙もない無骨な本。 お金を出してまで買ってくれる人がいる 。 困っている誰かがいる、助けられる誰かがいる。
ふりかえりと 組織を支える本を 書き 続けた
ふりかえりの話をすると、ふりかえりの相談を受ける それをふりかえり、私の血肉にし、話をする 本を書くと、読者からまた相談を受ける そうしてふりかえりの知識が増えていく
KANE さん 「一緒にふりかえりの Podcast やりましょうよ」 当時:株式会社うるる 現:株式会社野村総合研究所 金山貴泰 KANE さん(@higuyume
)
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毎回1 時間収録 46 エピソード 3 万再生
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わたしの本に票を入れてくれた人が8 人もいる アジャイルレトロスペクティブズにも負けてない
岩切 さん 「企画書書いて、 森さんの本、出そうよ」 株式会社翔泳社 取締役 岩切晃子さん(@kohsei )
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稲山さんのブログより
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ふりかえりが心の底から好きなわけではなかった ふりかえりの話が求められたから、 ふりかえりのことを発信し続けた
周囲のニーズに応えるために、 ふりかえりのことを好きな私 という仮面を被った
いつからか、ふりかえりは私の体の一部になっていた 「好きであるべき」とかぶっていた仮面は、 いつしか私の顔に置き換わった 本当に、心の底から、 ふりかえりのことが好きになっていた私がいた
業務のプロフェッショナルの私 アジャイルプラクティスを実践している私 アジャイルプラクティスを発信する役割 の私 ↓ ふりかえりが好きで発信もする私 ↓ プロジェクトマネージャ保護者会の私
↓ ( 黄色い服を着た) チームファシリテーターの私 ↓ 黄色い ふりかえりエバンジェリストの私
仕事の私 アジャイルコーチ 、プロダクトマネージャ チームファシリテーター 外の私 ふりかえりエバンジェリスト
チームファシリテーター
わたしの内面にダイブする
滅私 自己犠牲 周囲への貢献
滅私 自己犠牲 周囲への貢献
Final Fantasy XI の白魔導士 中学~高校時代 4800 時間を過ごした 一人では雑魚敵にも勝てない
でもパーティの欠かせない柱 味方に強化魔法をかけて、 回復魔法をかける
昔から自分が先頭に立って何かを するのは苦手だった 。 わたしひとりでは何もできない。 でも、誰かのために役に立ちたい 。 わたしの原点はここだった。
今では、わたしも色んなことができるようになった わたしひとりでも色々なものに打ち勝てるだろう。 でも、心の底からやりたいのは 誰かの役に立つこと。 誰かの助けになること。 誰かを支えること。 それが、私。
何者かにならねば、と思い詰めていた 心の奥底から「これがやりたい」 というものはなかった ないことに焦りを感じていた
わたしには、そういうものは何もなかった でも、いまは、私は。 この話は、わたしが私になったまでの物語
いつだって、私の背中を押してくれた人たちがいた。
森實 さん 「発表してみようよ」
稲山さん 「折れば本だよ」
岩切 さん 「森さんの本、出そうよ」
いつだって、私の背中を押してくれた人たちがいた。 だから、私は誰かの背中を押し続ける。
いつだって、私を応援してくれた人がいた。
None
いつだって、私を応援してくれた人がいた。 だから、私はいつだって誰かを応援する。
いつだって、ガイドとなってくれた人がいた。
石橋さん プロフェッショナルというあり方
新井さん 恩送りというあり方
高柳さん ファシリテーターという あり方
kiro さん メンターというあり方
ryuzee さん アジャイルコーチという あり方
天野勝さん 「ふりかえり」というあり方
いつだって、ガイドとなってくれた人がいた。 だから、私はみんなのガイドとなりたい。
いつだって、声をかけてくれた仲間がいた。
小田中 さん ふりかえりを共に愛する、 同士として。 そして、心のライバルとして
KANE さん ふりかえりを発信する友として、 そして仕事のパートナーとして
and YOU
いつだって、声をかけてくれた仲間がいた。 だから、孤独を感じる人に、寄りそいたい。
いつだって、私の言葉に力をもらった、 と言ってくれる 人たちがいた 。
えーちゃんさん
aki.m さん
いつだって、私の言葉に力をもらった、 と言ってくれる人たちがいた 。 だから、私は、あなたたちの言葉にも 力をもらったと伝え続ける。
いつだって、私の存在を肯定してくれる 人たちがいた 。
長谷川 さん 「森さんがいることが 最高の福利厚生ですね」
萩平 さん 「森さんの1on1 で、 人生で一番成長できました」
いつだって、私の存在を肯定してくれる 人たちがいた 。 だから、私もあなたたちの存在を肯定し続ける。
わたしは、これらの声を受け止めようとしてきた。 応えようとしてきた。 応えられる私に なろうとしてきた
迷うこともあった。今だって迷う。 最初は偽物で、仮面だった 想いも、 思い続け行動し続けて、 私の本心へ と変わった。
あなたが、不安を抱えているのなら あなたが、何者かになりたいのなら 最後にあなたに伝えたい3つのこと
① 周囲があなたに向けてくれた正の言葉を素直に受け取ろう。 自分が何者なのかは自分の内から湧き出すものだけではない。 周囲からの見え方で分かってくることもある。
今日、私の講演を聞きにくれたあなた 何かのきっかけで このスライドを見ようとしたあなた あなた にとってはちっぽけな一歩だったかもしれない。 でも、周囲から見たら大きな一歩に見えることだってある。 私はあなたに見てくれて、聞いてくれて、嬉しかった。
② これまでの自分の人生の旅路を肯定しよう。 過去は変えられないが、未来は変えられる。 過去に想いを馳せて、自分を形作ってきたものを自覚し、 未来への旅路をわくわくするものに変えていこう。
今日見つけたものが何であれ、チームの全員が、その時点で わかっていたことやスキルおよび能力、利用可能なリソースを 余すことなく使って、置かれた状況下でベストを尽くした、 ということを疑ってはならない Norm Kerth 他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる Elic Berne
③ 相手のダメな部分を見るよりも、 相手の素敵なところを尊敬しよう。 相手と比べて届かない部分を見るよりも、
自分が持っているものに目を向けよう。 あなたの中にも、輝くものが、絶対にある。
あなたの手の内には、 心の中には、 何がありますか?
あらためて、問う。 私は、何者だろう。
業務のプロフェッショナルの私 アジャイルプラクティスを実践している私 アジャイルプラクティスを発信する役割 の私 ふりかえりが好きで発信もする私 プロジェクトマネージャ保護者会の私 (
黄色い服を着た) チームファシリテーターの私 黄色い ふりかえりエバンジェリストの私 (現職では)SaaS 代理店のマネージャの私 Miro エバンジェリストの私
どれも私。全部わたしだった。 内面から出たものも、作ってきたものも。 過去をふりかえれば、 選択肢に無数の道はあったかもしれない。 でも、私はこの道を歩んできた。 全部が繋がって、今の私がある 。
None
みんなから見えている姿も、 それも私。 私の意図とは違っても、期待に添うように、 そうなっていくであろう 未来の姿もあるかもしれない。 私には、それがたまらなく嬉しくて、
楽しみなんです。
私は、何者だろう。
私は みんなに強化魔法をかける人。 ふりかえりが大好きなエバンジェリスト。 色んな人からバトンを受け取って ここにいます。 日本に喜び溢れる職場を増やすために、
みんなの背中をそっと押します。 今日は、みんなへバトンを渡しにきました。
これからの人生、 まだまだ楽しいことが待っています。 今日も明日も、その先も。 一緒に学び、楽しんでいきましょう。
本スライドに記載させていただいたすべての人へ 感謝いたします。 ページ数の都合上載せられず心苦しいですが、 私にこれまで関わってくれたすべての人たちに 感謝いたします。 また、本スライド・発表を見ていただいたすべての人たちに 感謝いたします。 ※ 本当はあと50 人くらいに感謝を伝えたかった…
心に灯を、 過去に 感謝を、
未来に花束を。