Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
【2023】SWR vs TanStack Query
Search
ytaisei
September 25, 2023
Technology
1
2.1k
【2023】SWR vs TanStack Query
We Are JavaScripters! @42ndにて登壇した際の資料。
2023年度におけるSWRとTanStack Queryの比較を行いました。
ytaisei
September 25, 2023
Tweet
Share
More Decks by ytaisei
See All by ytaisei
TanStack Routerを新規プロダクトで1年間運用してみた結果
ytaisei
1
130
Reactを段階的に覗いてみる
ytaisei
3
1.5k
Reactのトランジションを覗いてみる
ytaisei
1
2.1k
Deep Dive Into React 〜React Fiber Architectureについて〜
ytaisei
1
210
React19で状態管理はどう変わるか
ytaisei
2
160
TanStackで効率的なルーティングとデータ取得を実現
ytaisei
9
1.9k
TanStack Routerで型安全かつ効率的なルーティングを実現
ytaisei
4
1.8k
BunがCommonJSをサポートする理由
ytaisei
2
370
TanStack Router SPA開発の選択肢になるか(+TanStack Query)
ytaisei
2
1.5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
家族の思い出を形にする 〜 1秒動画の生成を支えるインフラアーキテクチャ
ojima_h
1
320
オブザーバビリティプラットフォーム開発におけるオブザーバビリティとの向き合い / Hatena Engineer Seminar #34 オブザーバビリティの実現と運用編
arthur1
0
340
Claude Codeが働くAI中心の業務システム構築の挑戦―AIエージェント中心の働き方を目指して
os1ma
9
1.5k
LIFF CLIとngrokを使ったLIFF/LINEミニアプリのお手軽実機確認
diggymo
0
230
恐怖!テストコードなき夜
tsukuboshi
2
110
Foundation Model × VisionKit で実現するローカル OCR
sansantech
PRO
0
290
GMOペパボのデータ基盤とデータ活用の現在地 / Current State of GMO Pepabo's Data Infrastructure and Data Utilization
zaimy
3
190
「育てる」サーバーレス 〜チーム開発研修で学んだ、小さく始めて大きく拡張するAWS設計〜
yu_kod
1
250
マルチプロダクト×マルチテナントを支えるモジュラモノリスを中心としたアソビューのアーキテクチャ
disc99
0
280
20250807_Kiroと私の反省会
riz3f7
0
130
ロールが細分化された組織でSREと協働するインフラエンジニアは何をするか? / SRE Lounge #18
kossykinto
0
140
AI人生苦節10年で会得したAIがやること_人間がやること.pdf
shibuiwilliam
1
270
Featured
See All Featured
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1370
200k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.7k
Code Review Best Practice
trishagee
69
19k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
790
Docker and Python
trallard
45
3.5k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
3.9k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.4k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
351
21k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.7k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.5k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
173
14k
Transcript
早稲田大学4年 安井大晟 【2023】 SWR vs TanStack Query
01 自己紹介 Table of contents 04 キャッシュの比較 02 interfaceの比較 05
03 機能面の比較 まとめ
自己紹介 01
2019年:早稲田大学教育学部入学(元教員志望) 2021年:42Tokyo入学 2022年:エンジニアを目指し休学 2023年:フロントエンドでキャリアをスタート 安井大晟(たいせー)
interfaceの比較 02
TanStack Query SWR
TanStack Query SWR • キャッシュ識別のためのkey • データ取得のための非同期関数
機能面の比較 03
TanStack Query
SWR
SWR 扱える非同期の状態が圧倒的に違う
とはいえ数が多いことの辛さもある...
メジャーバージョンアップでの破壊的変更
onSuccess系オプションの廃止😩 注意)useMutationは廃止されない
staleTimeが関係している 前提:staleTimeをInfinityに設定した場合 1. useQueryでデータを取得 → キャッシュに保存 2. 再度useQueryが呼ばれるが、キャッシュが存在するのでデータを返却 3. キャッシュがfreshなのでqueryFnが呼ばれない
4. 結果的にonSuccess系オプションが発火しない
staleTimeが関係している 前提:staleTimeをInfinityに設定した場合 1. useQueryでデータを取得 → キャッシュに保存 2. 再度useQueryが呼ばれるが、キャッシュが存在するのでデータを返却 3. キャッシュがfreshなのでqueryFnが呼ばれない
4. 結果的にonSuccess系オプションが発火しない キャッシュがfreshの時と、そうでない時で 結果に差分が生まれてしまう。 例)onSuccessで setStateやデータ変換をしていた場合は ...
useQueryでonSuccess系のオプション使っ てるコードよく見る😢
TanStack Queryの豊富な機能は大きなメリットだが、メ ジャーバージョンアップでの破壊的変更に 追従していく覚悟は必要
キャッシュの比較 04
TanStack Queryのキャッシュ管理 • staleTime ◦ キャッシュをstale(古くなったとみなす) 状態にするまでの期間 ◦ デフォルト:0 •
cacheTime ◦ キャッシュをガベージコレクション(メモリ領域の開放)するまでの 時間 ◦ デフォルト:5分
TanStack Queryのキャッシュ管理 • staleTime ◦ キャッシュをstale(古くなったとみなす) 状態にするまでの期間 ◦ デフォルト:0 •
cacheTime ◦ キャッシュをガベージコレクション(メモリ領域の開放)するまでの 時間 ◦ デフォルト:5分 キャッシュの生存期間を厳密に指定できる (SWRには無い)
まとめ 05
SWR vs TanStack Query SWR • 必要最小限の状態を提供 • シンプルな設計 TanStack
Query • 豊富な非同期の状態を処理ができる • キャッシュの管理も柔軟
補足:SWR2.0からMutation HooksとDev Toolが 追加されている!
SWR vs TanStack Query 「とりあえずGlobal State管理(Redux)からサーバの状態を剥がしたい」 「アプリケーション設計がマッチしていてシンプルに非同期の状態を扱いたい」 SWRが良さそう 「より厳密なキャッシュ管理や複雑な非同期の状態を扱いたい」 TanStack
Queryが良さそう
THANKS! ご清聴ありがとうございました!