Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
プロダクト開発におけるBusinessとEngineeringの融合 / Around the...
Search
yoshi@freee
January 15, 2021
Technology
0
450
プロダクト開発におけるBusinessとEngineeringの融合 / Around the Product vol2
https://around-the-product.connpass.com/event/199922/
の登壇記事
yoshi@freee
January 15, 2021
Tweet
Share
More Decks by yoshi@freee
See All by yoshi@freee
人事労務freeeのアクセシビリティへの取組み ~ アクセシビリティQAのススメ ~ / hr freee accessibility QA
ytyt
1
5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
プロファイルとAIエージェントによる効率的なデバッグ / Effective debugging with profiler and AI assistant
ymotongpoo
1
530
ヘンリー会社紹介資料(エンジニア向け) / company deck for engineer
henryofficial
0
420
re:Inventに行くまでにやっておきたいこと
nagisa53
0
720
DMMの検索システムをSolrからElasticCloudに移行した話
hmaa_ryo
0
230
webpack依存からの脱却!快適フロントエンド開発をViteで実現する #vuefes
bengo4com
4
3.7k
AWS DMS で SQL Server を移行してみた/aws-dms-sql-server-migration
emiki
0
260
CREが作る自己解決サイクルSlackワークフローに組み込んだAIによる社内ヘルプデスク改革 #cre_meetup
bengo4com
0
370
データとAIで明らかになる、私たちの課題 ~Snowflake MCP,Salesforce MCPに触れて~ / Data and AI Insights
kaonavi
0
120
SREのキャリアから経営に近づく - Enterprise Risk Managementを基に -
shonansurvivors
0
270
DSPy入門
tomehirata
4
500
「タコピーの原罪」から学ぶ間違った”支援” / the bad support of Takopii
piyonakajima
0
150
Amazon Athena で JSON・Parquet・Iceberg のデータを検索し、性能を比較してみた
shigeruoda
1
200
Featured
See All Featured
Navigating Team Friction
lara
190
15k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
3.1k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
75
5.1k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
2.9k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
34
8.9k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
431
66k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
3.7k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
186
22k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
640
Transcript
freee 株式会社 新プロダクト開発における大航海 BusinessとEngineeringの融合
2017年4月freeeに入社 関西支社の開発部署をゼロから立ち上げ エンジニア、エンジニアリングマネージャー プロダクトマネージャーなど開発全般を担当 プロジェクト管理freeeでは プロジェクトの立ち上げから現在まで 開発責任者 兼
開発側PMを担当 Yoshi Takeda 竹田 祥 西日本開発部 部長 新規プロダクト開発部 部長
2016年2月freeeに入社 Mid事業立ち上げ、セールスマネージャーを経て 2019/1~2020/6はMid向け営業部門を統括 2020年7月より会計freeeから離れ 新規SaaSプロダクトの事業立ち上げを統括 (プロジェクト管理freee、福利厚生freee) taiki Takamura
高村 大器 新プロダクト事業推進部 部長
アイデアやパッションやスキルがあればだれでも、 ビジネスを強くスマートに育てられるプラットフォーム スモールビジネスを、世界の主役に。
freeeはスモールビジネスのバックオフィスの 業務効率化を支援
None
これまでのバックオフィス向けのプロダクトとは違って スモールビジネスの「フロント業務(事業部門)」の効率化を支援 freeeにとっても未知の領域で不確実性の塊 ↓ BizとEngが一丸となって1からプロセスを作っていった freeeにとって新しいチャレンジ
今日お話すること 1 2 3 企画から開発までのフロー、BizとEngの融合ポイント PM的イチ推しプロセス Biz的イチ推しプロセス
企画から開発までのフロー BizとEngの融合ポイント
企 画 ロードマップ検討合宿 / 多角的なスコアリングで優先度付け ユーザーストーリーマッピング大会 企画プロト作成 企画プロトのレビュー
実ユーザにヒアリング&FB回収 (商談にも利用) プロダクトビジョン 利用状況やFB整理 提案・商談結果、FB整理 企画ブラッシュアップ &ロードマップFIX ロ ❙ ド マ ッ プ 策 定 機 能 企 画 PM UX Sales Success Eng PMM
開 発 リリ ❙ ス 前 リリ ❙ ス 後
仕様策定、UX Design モック、プロト作成 毎週のスプリントレビュー(デモ) / 実動作を見ながらレビュー 内容のレビュー 実ユーザにヒアリング&FB回収 開発 リリース リリース情報共有 ユーザへ案内、商談 反応をフィードバック 機能改善 PM UX Sales Success Eng PMM
PM的イチ推しプロセス
ロードマップ検討合宿 / 多角的なスコアリング ・全ファンクションが参加 ・半期単位のプロダクト、ビジ ネス戦略の方針を決定 それぞれのファンクションが抱え ているデータを持ち寄る
PM/UX - ビジョン、利用状況データ.. Eng - 開発スピード、品質指標.. Sales - 商談での仮説検証結果(※後述).. サクセス - オンボード時の顧客要望..
ロードマップ検討合宿 / 多角的なスコアリング ・Biz/Eng双方の視点から多角に スコアリング ・基本的にはこのスコアを実際の 優先度に反映
ユーザーストーリーマッピング大会 ・全ファンクションが参加 ・miro上で全員でUSMを実施 多角的な視点で創出する 価値の認識を合わせる Eng -
開発時のフォーカスポイントの 明確化、自信を持って作れる Biz - 開発内容への安心感、提案ス トーリー構築
Biz的イチ推しプロセス
bizで意識していること 商談はプロダクト開発の一部
点→線→面でのプロダクトフィードバック 点 顧客ベース 「X社で機能Aが不足で失注しました。なぜ必要かというとxxだ からです。」
点→線→面でのプロダクトフィードバック 点 顧客ベース 「X社で機能Aが不足で失注しました。なぜ必要かというとxxだ からです。」 線 提案ストーリーベース 「機能AとBがあればこういう提案ストーリーが描けて受注でき ます」
点→線→面でのプロダクトフィードバック 点 顧客ベース 「X社で機能Aが不足で失注しました。なぜ必要かというとxxだ からです。」 線 提案ストーリーベース 「機能AとBがあればこういう提案ストーリーが描けて受注でき ます」 面
マーケットベース 「この提案ストーリーが実現すれば、こういう属性の顧客まで広 げられます」
面のフィードバック例 ・商談の情報を整理して顧客属性の 分類に落とす ・属性ごとの課題やストーリーに落と す
具体的な取り組み例 • biz OKRへの組み込み • PM, 開発との定期的な接点(プロダクト愛) • アウトプット会(週1~2時間は商談活動に直結しないことをする) •
仮説に基づく商談データの蓄積
商談データの蓄積 ・受注/失注だけでなく、属性データや 課題の有無まで残す ・このデータを分析して、点→線→面 の仮説を立てる
まとめ
• BizとEngが融合する価値はやはり大きい ◦ 作る側の自信、売る側の安心感、創出される価値の精度 ◦ お互いの時間をかける価値がある • 大胆に融合する ◦
プロセスの最初から最後まで全ファンクションが関わる ◦ 商談はプロダクト開発の一部 まとめ
https://www.freee.co.jp/event/BizTechFrontier2021/