Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
LT会発表資料
Search
ゆういち
December 05, 2024
Technology
0
23
LT会発表資料
2024年秋のハッカソンに参加した直後のLT会発表内容の資料です
初めてで苦戦しながら扱ったNext.jsの事を中心に語らせていただきました
ゆういち
December 05, 2024
Tweet
Share
Other Decks in Technology
See All in Technology
Snowflake Intelligenceという名のAI Agentが切り開くデータ活用の未来とその実現に必要なこと@SnowVillage『Data Management #1 Summit 2025 Recap!!』
ryo_suzuki
1
160
Rethinking Incident Response: Context-Aware AI in Practice
rrreeeyyy
2
940
AWS CDK 入門ガイド これだけは知っておきたいヒント集
anank
5
750
AI エージェントと考え直すデータ基盤
na0
20
7.9k
AWS 怖い話 WAF編 @fillz_noh #AWSStartup #AWSStartup_Kansai
fillznoh
0
130
TLSから見るSREの未来
atpons
2
310
60以上のプロダクトを持つ組織における開発者体験向上への取り組み - チームAPIとBackstageで構築する組織の可視化基盤 - / sre next 2025 Efforts to Improve Developer Experience in an Organization with Over 60 Products
vtryo
3
1.9k
第64回コンピュータビジョン勉強会「The PanAf-FGBG Dataset: Understanding the Impact of Backgrounds in Wildlife Behaviour Recognition」
x_ttyszk
0
240
三視点LLMによる複数観点レビュー
mhlyc
0
230
united airlines ™®️ USA Contact Numbers: Complete 2025 Support Guide
flyunitedhelp
1
470
セキュアな社内Dify運用と外部連携の両立 ~AIによるAPIリスク評価~
zozotech
PRO
0
120
[SRE NEXT] ARR150億円_エンジニア140名_27チーム_17プロダクトから始めるSLO.pdf
satos
5
3k
Featured
See All Featured
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.4k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.5k
BBQ
matthewcrist
89
9.7k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.7k
Code Review Best Practice
trishagee
69
19k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
26k
Fireside Chat
paigeccino
37
3.5k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
35
2.4k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
34
5.9k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
299
21k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
271
21k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
367
19k
Transcript
ハッカソン秋の陣を 終えて ゆういち@42期
本日の構成 ①開発の背景 ②実際に苦労した部分と ③感想
アプリの主要な機能の各画面でデータベースとの連携によって 表示内容のデータが提供されるようになっています 今回の開発ではフロントエンドにNext.js、 バックエンドにFastAPIを利用することにしました (その他の技術は割愛しております) さらにNext.jsをサーバーとしても活用することにして、 ルーティングやSSRでの生成などもチャレンジしてみることになりました 今回はフロントエンドで参加した自分目線でのお話です ①開発の背景
②実際に苦労した部分とその感想 ここから実際に苦労した部分を お話いたします 1. API設計において の データの構造と 種類の定義 2. レイアウトの
大枠の調整 3. サーバーサイドと クライアントサイドでの 挙動の違い
1. API設計においてのデー タの構造と種類の定義 扱うデータの種類が今までより多かったので、 構造の定義と精査に時間がかかりました これに関してはAPI一覧としてエンドポイントと値を しっかりまとめて作成していただいた事と、 途中からFastAPIにてSwagger UIを利用した確認が できたことが非常にありがたかったです
2. レイアウトの大枠の調整 なるべく1画面に収めるレイアウトを目指しました その為のレスポンシブの境界を定義するのも、 その各サイズで表示が乱れないかを確認するのも大変でした 今回はそれなりにまとまったと思うのですが、時間がかかりました レスポンシブデザインの基本は、 横方向だけ境界を定めてそれぞれの対応サイズで コンテンツを横に並べる個数を決めておく というやりかたが鉄則みたいですので、
次回以降チャレンジします
Next.jsの関数やコンポーネントは サーバーサイドとクライアントサイドの 両方で定義できるのですが、 細かいところが違うことがちらほらと あって躓きました 今回はFastAPIへのリクエストを送るのは Next.jsのAPIからということにして 実装していました 3. サーバーサイドと
クライアントサイドでの 挙動の違い
- cookie - cookieにFastAPIが発行したJWTを保存して運用していたので、 next-apiにてcookieを取り出してFastAPIに送るリクエストに セットする必要があるのは共通なのですが、 クライアントサイドで実行される関数からNext-apiに リクエストを送る場合とで、 サーバーサイドで実行される関数からNext-apiにリクエストを送る場合と、 前者はcookieが届くのに後者はcookieが届かないということが
起こっていました サーバーサイドで実行される関数はサーバーにhttp通信を 行うことによって実行されているようなので、 そのリクエストにcookieがセットされていました そのサーバーからfetchを行うのだから、 cookieなどは引き継がれないようです これは手動でセットすることで対応しました
cookie
- 画像ファイルとformData - ここでは2つ問題がありました 1- next-apiの/ エンドポイントではなぜかformDataを 受け取ると解析エラーになる これは結構悩んだのですが、他のエンドポイントで 同じコードで試すとうまくいきました
した
2- formDataが受け取れない代替案として実施した、 bodyに直接画像ファイルを割り当てる方法 問題になったのは、画像ファイルの名前が 抜け落ちてしまっていたことです それによって拡張子がなくなった状態の デフォルトネームが割り当てられていました ファイルに名前と拡張子を割り当てることで 解決したのですが、 1の問題が解決した後はformDataに含めて
画像ファイルを受け取る形に戻しました
同じ関数を違う場所から呼び出そうとした場合に、 呼び出し元と呼び出される側を意識する必要がある 原則として、サーバーサイドのほうが制約が多いようで、 サーバーサイドからクライアントサイドの関数を 呼び出すことはできないようです エラーを回避するだけなら、 呼び出す関数をサーバーサイド用に定義すれば済むのですが、 それらを踏まえた設計は難しいなと感じました 一朝一夕に身につくものではなさそうなのでいろいろ経験を積 みつつ、しっかり考え続けることが大切だと思いました
③感想 大変でしたが、いい学びになりました ルーティングができるからといって全てのページにエン ドポイントを思考停止で割り当てていたのは反省でした CSRも絡めて同じページで実装する方がいいページも 多かったように思いました チームの方からもよい刺激をもらえて、 貴重な開発経験ができました
Thank You!