MITRE ATT&CKをLLMやRAGを用いて利活用する方法とその具体的なPoCとしてのdisarmBotの紹介スライドです。JSAC 2025 https://jsac.jpcert.or.jp/ にて発表を行いました。国際会議のためスライドは英語で記述しております。また、ソースコードはOSSとして公開しています。
github:https://github.com/ultra-supara/disarmBot
デモ動画(YouTube):https://www.youtube.com/watch?v=Ee-JfL17L40
都合のため動画をカットして編集しております。フル尺だと8分以上あります。
disarmBotは、Discord上に導入できるOSSのBotです。ユーザがコマンドを入力することで複数のLLMエージェント(GPT-4)が自動的に立ち上がり、応答します。また、DISARM(Disinformation Analysis and Response Measures)TTP Frameworksに基づいており、DISARMは「理論」にあたるMITRE ATT&CKに基づいています。つまり、理論から公助に向けたLLMによる実践的CTI利活用のための施策です。複数の異なる戦術を学習したLLMエージェントが協力し、attacker、defender、user、skeptics、OSINT specialist、Solution architectが互いに強調しながらフレームワークに基づいた戦術的・技術的な対話を行います。対話を通じてエージェント同士の議論を通じた情報の深堀りを行います。disarmBotは、これらの条件を満たし、ユーザーが多様な意見に触れることができる情報環境を提供します。これにより、ユーザーは自ら考え、情報を消化するクリティカルな能力を高めることができます。