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akabeko
May 22, 2021
Technology
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見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine
akabeko
May 22, 2021
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Transcript
見積もりスキル 筋 養成ギプスとしての Redmine @akabekobeko redmine.tokyo 20
見積もり、 していますか? 見積もる人 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 2
見積もりは難しい 見積もり、 難しいですよね。 よくある悩みとしては 不確定要素が多い 期限だけは決まっている 未知で手本がない こんな感じでしょうか。 しかしもっと根深い課題があります。 それは
どうすれば上達するのか分からない! どんぶり勘定をやめたい。 確度の高い見積もりをしたい。 けれどそ のためのスキルはどう鍛えればよいのでしょうか? 本登壇ではその方法のひとつを提案します。 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 3
予定工数と作業時間 ス キ ル 筋力の向上で大切なのは適切な反復トレーニングです。 そのための 機能が Redmine には標準で用意されています。 Redmineの工数管理機能
| Redmine.JP Blog https://blog.redmine.jp/articles/time-tracking/ 予定工数 作業時間 これらを活用することで見積もりスキル 筋が鍛えられます! ! 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 4
予定工数 チケット作成の際に予定工数を入力しましょう。 しかしいきなりは難しいはず。 なので入力内容を限定します。 一日 = 8 時間、 N 日なら
N x 8 時間 半日 = 4 時間 下限 = 1 時間 これ以上の精度は不要と割り切りましょう。 バーベルの重さみたい なものだと理解してください。 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 5
作業時間 チケットに着手したら作業の切りがよいところ、 または一日の終りに 作業時間を記録してゆきます。 記録を習慣づけることが大切です。 こちらはできる限り正確な時間を入力しましょう。 作業時間は累積されます。 総計はそのまま予定工数の答え合わせ になります。 見積もりスキル養成ギプスとしての
Redmine 6
反復 予定工数の設定と作業時間の記録を繰り返す。 これは反復トレーニ ングです。 結果として見積もりスキル 筋が鍛えられます。 予定工数 = 見積もり 作業時間
= 実態 これらの一致と乖離を体感 実態から見積もり達成の阻害要因を把握できるようになる 阻害要因を解決するための方法を強く意識するようになる ただし筋力トレーニングがそうであるように負荷を適切に保つ必要 があります。 そうしないと壊れます。 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 7
適切な負荷 見積もりスキル 筋のトレーニング負荷はチケット粒度と相関します。 粒度が大きい = 予定工数が長すぎる 工数が長すぎ = 作業時間の記録が雑になりやすい 反復が難しい
= ス キ ル 筋力反映の機会が減る これを防ぐためには予定工数の上限を決めるとよいです。 最大でも数日にしましょう。 経験上、 一週間や一ヶ月に及ぶチケット は放置されがちです。 トレーニングでいう挫折の要因になります。 いきなりバーベル 100kg へ挑戦するのは無謀ですよね? 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 8
実践 トレーニング方法は理解した。 ではいつどこでやるのか? いますぐ 目の前のプロジェクト に対してやりましょう。 既にある程度の見積もりを経たチケットがあ るはず。 それらは格好の題材です。 予定工数を後から入力するのはい
ま さ ら い え な い 政治的な理由などにより厳しいか もしれません。 とはいえ作業時間だけでも記録しましょう。 これは実 態なので可能なはずです。 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 9
自主練 いきなり本番プロジェクトでやるのは怖い!のだとしたら 個人プロジェクトを用意して 雑務チケットでトレーニング するのがオススメ。 環境が用意できなければテキスト ファイルに 2021/5/22 ( 土)
昼食 1.0h => 0.5h こんな感じで記録するのもよいでしょう。 反復してゆけば立派な見 積もりスキル 筋トレーニングになります。 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 10
プロジェクトの現状把握にも有用 プロジェクトにロードマップを設定していると、 それに紐付けたチケ ット群の予定工数と作業時間の総計が自動算出されます。 個々のチケットで積み上げたものがプロジェクトの現状を浮かび上 がらせます。 この例だと現時点では安全圏ですね。 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 11
まとめ というわけで 予定工数を設定しましょう 作業時間を記録しましょう これらの一致と乖離を体感しましょう 乖離の解決方法を強く意識しましょう その反復がトレーニングとなります Redmine は養成ギプスとして有用です 見積もりスキル
筋をパ ン プ ア ッ プ モリモリ増強してゆきましょう! 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 12
ご清聴、 ありがとうございました! 見積もりスキル養成ギプスとしての Redmine 13