Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
最後に勝つ負け方を知っておく
Search
Takashi Matsuyuki
June 07, 2024
Technology
1
440
最後に勝つ負け方を知っておく
EMゆるミートアップ#7資料
Takashi Matsuyuki
June 07, 2024
Tweet
Share
More Decks by Takashi Matsuyuki
See All by Takashi Matsuyuki
新規事業立ち上げ、グロースで きちんと”デリバリー”も"ディスカバリー"も し続けられるアジャイル組織の作り方
applepine1125
2
1.9k
評価者を孤独にしない
applepine1125
15
5.8k
"OKR"と"野望"で、 メンバーと組織をアラインメントする
applepine1125
5
1k
君たちはどうユーザーと向き合うか
applepine1125
0
400
Self-Organizing Product Development Team: Empowered Output Cycle and Collaborative Culture
applepine1125
0
1k
オーナーシップを持ち自己組織化するチームに必要な Engineering Program Managerという役割
applepine1125
2
2k
Settlement simulation testing to ensure correct settlement processing
applepine1125
2
3k
goはwireでDIする
applepine1125
0
310
learning-cleanarchitecture-in-go
applepine1125
0
180
Other Decks in Technology
See All in Technology
SSH公開鍵認証による接続 / Connecting with SSH Public Key Authentication
kaityo256
PRO
2
250
コンソールで学ぶ!AWS CodePipelineの機能とオプション
umekou
3
130
入社後SREチームのミッションや課題の整理をした話
morix1500
1
200
数百台のオンプレミスのサーバーをEKSに移行した話
yukiteraoka
0
770
GitHub MCP Serverを使って Pull Requestを作る、レビューする
hiyokose
2
500
チームビルディング「脅威モデリング」ワークショップ
koheiyoshikawa
0
180
Amazon Q Developer 他⽣成AIと⽐較してみた
takano0131
1
140
PostgreSQL Unconference #52 pg_tde
nori_shinoda
1
250
日本MySQLユーザ会ができるまで / making MyNA
tmtms
1
410
ペアプログラミングにQAが加わった!職能を超えたモブプログラミングの事例と学び
tonionagauzzi
1
150
Go の analysis パッケージで自作するリファクタリングツール
kworkdev
PRO
1
630
やさしいMCP入門
minorun365
PRO
130
71k
Featured
See All Featured
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.3k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
177
52k
Statistics for Hackers
jakevdp
798
220k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.4k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
75
9.3k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
7
620
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
99
5.4k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
35
3.2k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
135
33k
Transcript
2024/06/07 EMゆるミートアップ #7 松雪 俊 最後に勝つ負け方を知っておく
自己紹介 2 松雪 俊(マツユキ タカシ) @applepine1125 2020年9月に入社 エンジニア -> Devのマネージャ
BASE BANK Division(「BASE」の金融決済領域)の開発組織全体を見たり 新規プロダクトの開発リードしたり色々やってます
テーマ EMのセルフマネジメント ↓ セルフマネジメントしなきゃなーと思うときって? ↓ しんどいとき ELASTIC LEADERSHIPでいうところのサバイバルモードのとき 3
自分なりのしんどいときの乗り越え方 しんどいとき=防衛戦のときは選択と集中を第一に 選択と集中は”負け”ではない 4
実体験 自分の役割 エンジニアリング組織のEM of EMs。採用やピープルマネジメントがメインの責務。 開発チームへは間接的に関与。 状況 新規プロダクト立ち上げ。リソースは少ない。 スケジュール調整も考えたがそのドメインに一番詳しいメンバーが残り数ヶ月で退職してしまうため、1stリリースしきりたい。 どうする????
5
スカウトなど能動的な採用活動を完全に止めて自分もガッツリ開発に入った。 一般的に、マネージャーが採用優先度下げるのは中長期的には悪手。 思い切ったが、今振り返ってもそのときはこれがベストだったと思っている・・・ フォーカスできたからこそ、他メンバーにその後バトンタッチしていくためのインプットやドキュメント作成もやれた。 結果、また自分が一気に採用にフルコミットでき、色々立て直して今それなりに軌道に乗り始めている。 逆にあそこで選択と集中できてなかったら、全部中途半端で終わって自分自身も潰れていたと思う。 6 こう乗り越えた
こころがけたこと - やばそうなとき早めに取捨選択を考え始める - 当たり前だけど意外とむずかしいよね・・・ - 選択と集中の理由をメンバーにも伝える - マネージャーの意思決定はインパクト大きい。不安、不信感をチーム内に蔓延させないように情報共有 非常時こそ”安心”が大事
- 落ち着いたら一旦捨てたタスクのリカバリもちゃんとやる - 割れ窓をちゃんと塞ぐ。その姿勢を見せる - 心から必要だと思う仕事を選択する - 誰かからの依頼起点だったとしても、防衛戦を抜け出すために選択と集中をするときはその仕事に全力で納得しに行く 逆に納得できてないと心理的なストレスが更に高まる 7
最近読んだ本で答え合わせができた 疲労の段階 第一段階: 一晩眠れば疲れが取れる ↓ 第二段階: イライラし不安になりやすくなる ↓ 第三段階: 心身に病気の症状が現れる
8 自衛隊メンタル教官が教える 折れないリーダーの仕事 / 下園 壮太 https://pub.jmam.co.jp/book/b360720.html
最近読んだ本で答え合わせができた 疲労の第二段階になった時点で、戦略上は負け戦。 なんとか第二段階から回復できるまで生き延びる。 それが、リーダーに与えられた使命。 あのときの選択が正しかったのかずっと考えてたけど↑がすごく刺さった。 中長期的に成果を出すために短期的に何かを諦めることを恐れない。 それを負けと捉えない。 ちょっと圧のあるタイトルだけどいい本なのでみなさんもぜひ。 9 自衛隊メンタル教官が教える
折れないリーダーの仕事 / 下園 壮太 https://pub.jmam.co.jp/book/b360720.html
最後に勝つための負け方を知っておく ↓ 最後に勝つための ”選択と集中”のしかたを知っておく 10
タイトル元ネタ 11 最後に勝つ負け方を知っておけ。 / アントニオ猪木 https://www.seishun.co.jp/book/23404/ 借金、強敵、造反、離婚と比較すると自分の悩みが小さく見えてきますね・・・ ちなみにプロレスは興味ないです