Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
評価者を孤独にしない
Search
Takashi Matsuyuki
March 01, 2024
Technology
15
5.6k
評価者を孤独にしない
EMゆるミートアップ vol.6 〜LT会〜 登壇資料
Takashi Matsuyuki
March 01, 2024
Tweet
Share
More Decks by Takashi Matsuyuki
See All by Takashi Matsuyuki
新規事業立ち上げ、グロースで きちんと”デリバリー”も"ディスカバリー"も し続けられるアジャイル組織の作り方
applepine1125
2
1.5k
最後に勝つ負け方を知っておく
applepine1125
1
390
"OKR"と"野望"で、 メンバーと組織をアラインメントする
applepine1125
5
940
君たちはどうユーザーと向き合うか
applepine1125
0
370
Self-Organizing Product Development Team: Empowered Output Cycle and Collaborative Culture
applepine1125
0
890
オーナーシップを持ち自己組織化するチームに必要な Engineering Program Managerという役割
applepine1125
2
1.9k
Settlement simulation testing to ensure correct settlement processing
applepine1125
2
2.9k
goはwireでDIする
applepine1125
0
290
learning-cleanarchitecture-in-go
applepine1125
0
150
Other Decks in Technology
See All in Technology
マルチプロダクトな開発組織で 「開発生産性」に向き合うために試みたこと / Improving Multi-Product Dev Productivity
sugamasao
1
310
開発生産性を上げながらビジネスも30倍成長させてきたチームの姿
kamina_zzz
2
1.7k
The Rise of LLMOps
asei
7
1.7k
FlutterアプリにおけるSLI/SLOを用いたユーザー体験の可視化と計測基盤構築
ostk0069
0
100
飲食店データの分析事例とそれを支えるデータ基盤
kimujun
0
160
CDCL による厳密解法を採用した MILP ソルバー
imai448
3
140
Flutterによる 効率的なAndroid・iOS・Webアプリケーション開発の事例
recruitengineers
PRO
0
120
なぜ今 AI Agent なのか _近藤憲児
kenjikondobai
4
1.4k
Lambdaと地方とコミュニティ
miu_crescent
2
370
EventHub Startup CTO of the year 2024 ピッチ資料
eventhub
0
120
アジャイルチームがらしさを発揮するための目標づくり / Making the goal and enabling the team
kakehashi
3
140
Zennのパフォーマンスモニタリングでやっていること
ryosukeigarashi
0
150
Featured
See All Featured
Six Lessons from altMBA
skipperchong
27
3.5k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
54
9.1k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
93
16k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
27
4.3k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
25
5k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
10
720
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
459
33k
A better future with KSS
kneath
238
17k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
405
65k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.1k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
655
59k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
65
4.4k
Transcript
2024/03/01 EMゆるミートアップ vol.6 〜LT会〜 松雪 俊 評価者を孤独にしない
自己紹介 2 松雪 俊(マツユキ タカシ) @applepine1125 2020年9月に入社 エンジニア -> Devのマネージャ
BASE BANK Division(「BASE」の金融決済領域)の開発組織全体を見たり 新規プロダクトの開発リードしたり色々やってます
© 2012-2024 BASE, Inc. 3 BASEグループのミッション 個⼈‧スモールチーム等のショップ向け ショップオーナー向けにネットショップ作成サービス「BASE」、スタートアップ向けにオンライン決済サービス「PAY.JP」、 マーチャント向けに⾦融サービスを提供しています。 決済⽀援
‧ ショップ作成⽀援 誰でもかんたんにストアフロント型の ネットショップを無料で作れる ネットショップ作成サービス スタートアップ等の加盟店向け 決済⽀援 Webサービスにクレジットカード決済を かんたんに導⼊できる開発者向けの オンライン決済サービス マーチャント向け マーチャント向け⾦融サービス マーチャント向けに ⾦融サービスを提供するチーム 主な提供サービス
© 2012-2024 BASE, Inc. 4 BASE BANKのミッション BASE BANKは、マーチャント向けに⾦融サービスを提供しているチームです。 個⼈やスモールチーム、スタートアップのキャッシュフローにおける課題の解決に取り組んでいます。
「銀行をかんたんにし、全ての人が挑戦できる世の中に」
© 2012-2024 BASE, Inc. 5 BASE BANKのミッション BASE BANKチームが作るプロダクトは、グループの次の10年の成⻑ドライバーとして”プロフィットセンター”を担い、 BASE事業
および PAY.JP事業の付加価値(テイクレート)向上を⽬指します。 BASEグループの”プロフィットセンター”として、付加価値を向上 ① 提供”顧客”拡⼤ BASEグループにおけるBASE BANKの位置付け BASE BANKが⽣み出す付加価値拡⼤の⽅針 提供”価値”拡⼤ • 既存プロダクト改善 • 新規プロダクト開発 • 「PAY.JP」への提供 • 今後のM&A‧提携先への提供 ②
こないだこういうテーマでも話したのでぜひ! 6 https://speakerdeck.com/applepine1125/okr-to-ye-wang-de-menbatozu-zhi-woarainmentosuru
突然ですが 評価、楽しいですか? 7
楽しい人 → イイネ! つらい人 → ワカル 8
評価のしんどさ - フィードバック(以下FB)そのものの難しさ - 伝え方 - 率直かつ最大限伝え、次に繋がるようなアドバイスやサポートもできているか? - メンバーの志向性などによって伝え方をアレンジすべきか? -
内容の正しさ - メンバーの成果を解像度高くキャッチアップできていたか? - メンバーの成果と事業としての方向性が事前にアラインできていたか? - FBの心理的ハードル - 評価、査定の根拠となる妥当な評価ができているか不安 - お金が関わると人によっては一気に心理的ハードルが高まる - FBのしかたへのFB不足 - 上手く伝えられたか、相手の反応によっては判断しづらい 9
評価のしんどさ 10 - まれによくある板挟み - 評価内容に上位のマネージャーも責任を負っているはずなのに、直接伝える責任や負荷はすべて メンバーを直接見ているマネージャーに - 特に慣れてないと上手くFBできずにメンバーからの突き上げが発生したり、辞めたり。 そのときに上位のマネージャーからのサポートもあまりなく板挟みに。孤独!
manager of managers manager of members member 突き上げ サポート不足
マネージャーの仕事の「感情労働」化 11 “ 今日のマネジャーに期待されている「部下のメンタル問題への 対応増」や「メンバーの心身のコンディションのケア」は、 もはや「配慮」というレベルを超えて、一歩踏み込んだ、 “繊細さ”や“細やかさ”が求められる「ケア」にまで拡大して きている “ マネジャーの仕事の変化を「感情労働」の観点から考える 筒井健太郎
https://www.works-i.com/column/hataraku-ronten/detail032.html 評価やそれに伴うFBの場合、受け取り手へのサポートやケアが より強く求められる
負荷の悪循環、マネージャーとしての無力感 ただでさえマネージャー(特にミドル層)に求められることが増えてきている マネージャーの成果は長期戦でFBサイクルが長い メンバーとのコミュニケーション、特に評価、査定に関する心理的負担は非常に大きい オープンにコミュニケーションをとってFBを求めにくい内容なので抱え込んでしまう・・・ 12 色々悩む FB不足 負担増加(特に心理的) 改善のサイクルが上手く回らない
無力感・・・
どう打開する? 13 縦と横のつながりを増やす 月並みなことをちゃんとやるのが結局大事 縦横それぞれでやれること、やりづらいことがあるので補い合う manager of managers manager of
members member 縦のサポート 横のつながり
どう打開する? 14 縦と横のつながりを増やす - 一緒に評価作ったなら上位のマネージャーもできるかぎり一緒に伝えようぜ (上下のアラインを示しつつ伝えるハードルを下げる) - 評価ライン的に、同じレイヤーのマネージャーがFBの場に出るのは難しいことがあるので、 おなじ評価ラインの上位マネージャーが伝え方のFBをきちんと行う(FBのFB) manager
of managers manager of members member 縦のサポート
manager of managers manager of members member どう打開する? 15 縦と横のつながりを増やす
- 同じ/近いレイヤーのマネージャー間で率直に悩みを共有し合ったり意見交換しあう場を作る(仲間を作る) - 上下の密な連携も大事だけど、近い視座でがんばる仲間がいたほうがもっと心強い - 評価の悩み自体は職能関係なくみんな持ってるが、悩みの種類は職能によって特性があるかも 職能を越えて共有し合うことでマネージャーとしての視座も上がる(マネージャー自ら越境する) 横のつながり
おわりに 評価者を孤独にしない ↓ 組織構造上のチームだけがチームじゃない 仲間を増やして乗り越えていこう 16
おわりに 時間的に話せなかったこともたくさんあるので このあとぜひ話しましょう!! 17
採用超強化中! BASE BANKチームでは絶賛エンジニア採用中! - 既存プロダクトの成長、新規プロダクトの立ち上げなどガンガン事業のグロースフェーズ - 職能横断なスモールチームで、スピーディに意思決定し仮説検証のサイクルを回せる - 事業、組織拡大のためにチームをリードし組織や文化を作っていきたい人絶賛募集中! 紹介資料もアップデートしてわかりやすくなったのでぜひ御覧ください!
気軽にお話しましょう! 18 BASE株式会社 BASE BANKチーム紹介資料 @applepine1125